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dannasama to amayaka komori romantan
大正(風)浪漫+子育てと言った感じのお話になります。
で、こちら、シンデレラストーリーでもあるんですけど、びっくりするくらい王道なんですよね。
や、小中先生と言うと、突如痛い展開がブッ込まれたり、キャラの行動が読者の予想の斜め上みたいな王道からは若干ズレてる印象だから。
たまにこういう超王道が来ると逆にびっくりしちゃうんですよ。
ちなみにこちら、前述通りびっくりするほど王道なんですけど、甘酸っぱくてキュンキュンしたり、ちょっぴり切なかったり、時にしんみりとしたりとで、めちゃくちゃ面白いです。
いやだって、二人のやりとりとか萌えすぎて「うひゃひゃ」ってなっちゃいましたもん。
こう言う王道ストーリーこそ、作者さんの実力がハッキリ出るんだなぁと驚いてます。
ついでに、わりと失礼な感想ばかり書いてる気がしますが、(一応)めちゃくちゃ誉めてます。
内容です。
両親と妹を失い、苦労しながら幼い弟を一人で育てる龍郎。
華族が女性の子守りを募集しているのを知り、女装して雇って貰う事を思いつきますがー・・・と言うものです。
で、弟と共に帝都まで出てきたものの、おのぼりさんである龍郎は慣れない都会で困っていたところを親切な紳士に助けられる。
なんとその紳士が、実は雇い主である政隆で・・・と言う流れ。
と、こちら、このあらすじでお分かりいただけると思うんですけど、本当に王道のシンデレラストーリーなんですよね。
や、最初こそ主人公である龍郎の境遇が不憫すぎたり、子守り女中として入った屋敷では子供が虐げられてたりとなかなか辛い展開なんですよ。
龍郎が一人で全て背負って立ち向かいって感じで。
が、あわやの危機に、颯爽と現れるスパダリ攻め・政隆。
龍郎と子供達を救い出すー。
何だろうな。
展開としては完全に予想通りに進むんですよね。
でもそれが、読者が「こう来て欲しい」とまさに期待するもので、いちいち嬉しくて仕方ないんですよ。
まさに様式美と言うか。
や、だってさ、意地悪ぐらいじゃすまない女中が成敗され、可哀想なチビッ子が救い出され、頑張り屋の主人公の苦労が報われる。
その上、偶然知り合った印象的な紳士が実は雇い主!的な。
えーと、ちゃんとここからハラハラドキドキの展開もありと、ストーリーとしてもしっかり面白くて、とにかく王道の萌えを堪能出来る作品なんですよ。
こう、みんな大好き黄金パターンと言うか。
まさに正統派作品と言うか。
ちなみにこちら、二人の恋愛部分もめちゃくちゃ素敵でした。
攻めをスパダリと書いたんですけど、スパダリはスパダリでも男くさいタイプと言うんですかね。
主人公である龍郎がしっかりものの頑張り屋、でもたまに抜けてるって感じなんですけど、政隆が龍郎を構い倒して甘やかす的なシーンの数々に萌えちゃって萌えちゃって。
や、自動車に初めて乗る龍郎に対して、「自動車は左足から乗るのが作法なんだ。気を付けろよ」みたいな。
「はい」と真に受けてる龍郎が可愛いすぎて、これは政隆じゃなくてもからかって遊びたくなるわ!と。
えーと、この二人のやりとり、わりとこんな感じが多いんですけど、印象としてめちゃくちゃ甘いしあたたかいんですよね。
タイトルが「甘やか子守り浪漫譚」なんですけど、まさにそれ!って感じで。
これね、実は攻めがパーフェクトな人物ではないところが素敵だと思うんですよ。
彼は意外と苦労性で、繊細でもある言うか。
そのせいで、甥であるチビッ子としっくり行かなかった。とても大切に思ってるのに。
だからこそ、受けの存在によって、家族があるべき形におさまって行くのにえもいわれぬ喜びを感じると言うか。
みんな良かったねえと。これは受けに惚れちゃうねえと。
ついでに、受けがしっかりものと書いたんですけど、それが二人の初エッチでもいかんなく発揮されるのにも萌えちゃって。
こう、自分より人を優先しちゃう主人公に対してですね、無理をさせたくないと躊躇する政隆。
それに対して、龍郎の答えが格好良すぎるんだけど!
彼は政隆の言う通りわりと大胆だし、何より潔いですよね。
エロ時に男らしい受け、めちゃくちゃ好き。
エッチ時の「旦那さま」呼びもめちゃくちゃ好きー!
最後になっちゃいましたが、主役達をくっちゃう勢いのチビッ子二人も大変可愛いかったです。
成長したこの二人でのスピンオフが読みたい。
今回は幼くして家督を継いだ冷血伯爵と
性別を偽って子守の職につく青年のお話です。
亡くなった妹のふりをして攻様の甥の子守となった受様が
攻様と甥の関係を改善し、攻様の大切な人となるまで。
受様の父は母が三人目を身籠った頃
それまでの仕事を辞めて新しい商売を始めます。
借金を抱えてのスタートでしたが
父は聡明で世俗の事に通じていたため
家族の誰もが心配していませんでしたが
母が弟を産んで間もなく亡くなった上
父も次の春に突然倒れて帰らぬ人となり
子供3人に借金だけが残されてしまいます。
受様は借金返済と姉弟を養うために
学校を辞めて昼夜を問わずに働きますが
さらに1年後に妹が病没してしまうのです。
受様はさらにがむしゃらに働きますが
なかなかうまくいきません。
そんな時、
帝都の華族が子守を探していると知り
死んだ妹のふりをして採用されるのです。
受様は罪悪感を抱えつつも
妹の着物をきた受様に「ねえちゃ!」と
嬉しそうに飛びつく弟の為にもと
覚悟を決めて帝都へと出発します。
しかしながら初めての帝都で
受様が道を尋ねても誰も相手にしてくれません。
受様兄弟の帝都生活は初っ端から前途多難!?
両親の確執から家族愛に恵まれなかった攻様と
弟を育てるために性別を偽る受様の
シンデレラストーリーになります。
帝都でお上りさん状態だった受様は
あわやの事故に巻き込まれそうになったところを
親切な紳士に助けられます。
この親切な紳士が受様を雇ってくれた伯爵で
今回の攻様になるのですが
攻様の家庭の複雑な事情の為に
受様は攻様が雇い主だと知らず
攻様も受様が甥の子守りと知らないままに
お話が進むので
色々な意味でいつ、どうバレるのか、
ワクワク&ドキドキ、読み進めました (^-^)
漁色家だった父の死で弟の母を虐めぬいた正妻、
そんな母を見て女嫌いになった攻様、
病のために兄に息子を託した攻様の異母弟、
後見人の立場を利用して借金を穴埋めしている叔父、
そして父の死で伯父に引き取られた攻様の甥。
攻様は世間で言われる冷たい男ではありませんが
良かれと思っての心使いも
攻様をよく知らない相手には全く伝わらないので
ちょっと空回っていた感じです。
そこに登場したのが
自分にできる精一杯で弟を攻様の甥を守ろうとする
健気で逞しい受様なのですよ♪
これで攻様が惚れないはずがない~ ヾ(≧▽≦)ノ
受様が攻様の心の傷を癒して甥との仲を改善し
徐々に見えてきたある人物の画策を
攻様ががっつり阻んで
受様兄弟が攻様の大切な家族になるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました。
イイ大人な攻様が甘いものに目がなかったり
受様を揶揄って楽しんでいるシーンが
とっても萌ツボで良かったです。
小中さんのキャラクターへの愛を感じたんですよね。
『本当の大正時代だと、それ以降が暗い時代になってしまうので』という様な事があとがきにありまして、作中人物をも大切にしていくんだなぁ、と激しく好感を持っちゃいました。
恋愛と言うよりは、家族愛に近いもののお話なのだと思います。
主要登場人物の4人すべてが両親を亡くしています。
子ども組(龍郎と凛太、珠希)は周りの大人にも恵まれない。
大人の政隆は『屋敷の離れに妾を住まわせる父』と、父亡き後『その妾と子どもに折檻をする母』を諫められないまま、少年~青年期を送っている。
この4人、不憫なんですよ、眞に。
こういう言い方もなんですけれども、捨て子がね、集まっていたわり合いながら暮らしている様なイメージでした。
『やっと見つけたひだまり』的な。
だからこそ大団円にホッとするわけで。
もう、Loveが少なくとも満足です。
唯一の心配は政隆の甘党ぶり。
このままだと体を壊すんじゃなかろうか……そんな匂いがします。
小中大豆先生の作品が大好きなので迷わず購入です。
こんなに短期間に何冊も出しているのに、ひとつひとつの作品が違っていて面白いのは流石でした。
今回はファンタジー要素が無く、なんちゃって大正時代風のお話になっていました。
受けの龍郎と弟の凛太の境遇は悲しいものがありましたが、二人の逞しく生きる姿が眩しくもありました。
珠希が住んでいた隠居屋の女中問題、珠希と伯父である政隆の交流や、伯爵家を巡る後継者問題からの誘拐未遂事件など、話題がてんこ盛りでとても面白かったんです。
でも、肝心の政隆と龍郎の恋愛面が最後にちょこっとあるだけでした。政隆の気持ちはきっとそうなのだろうと想像は出来ましたが、萌が極端に少なかったので萌2にさせて頂きました。
大正浪漫風の時代設定と子育てというストーリーですごく良かったです。
BLというよりは家族愛の小説として読んでいました。
前半2/3は恋愛要素はほぼありませんが、それでも龍郎と子ども達とのかかわりが微笑ましくて続きが気になって仕方なかったです!後半は政隆との関係が進んで、読後はすごく幸せで満たされます。
ただ、BL小説は男性同士であるがゆえの葛藤が醍醐味だと思って読んでいるのでそれが少しでも描かれていたらもっと嬉しかったかなとは思います。
とはいえ読んで良かったと思いますし、また癒やされたい時に読み返すような気がします。
お気に入り作家さんのお一人、小中さんの新刊は題名から幸せな予感しかせず、ワクワクしながら読みました。
苦労人の受け君が攻めさんと出会って幸せになる王道ストーリーですが、王道好きとしては予想通りの展開に、安心して楽しむことができました。
最初は龍朗の境遇がツラくて、弟が虐められた時や女中にいびられる描写では胸が痛くて堪らなかったです。でも、いつも前向きで頑張り、時には女装までして弟や珠希(旦那様の甥っ子)を守る姿に、きっと神様がご褒美をくれる…と。
そして旦那様と出会い、少しずつ幸せになっていく様子に萌えつつ、ホッコリしました。
この龍朗が好みド真ん中の受けで、いざとなったらカッコイイ強さに惚れ惚れしました。もちろん旦那様の方も不器用なのに愛情いっぱいに龍朗を愛し、甥っ子たちを可愛がるところに好感が持てて、何の文句もありません。
途中、最悪な人物が2人程登場してイヤな気持ちになりますが、龍朗と旦那様が見事に撃退してくれるので、スッキリ感を味わえました。
そして、弟君と甥っ子の仲良しぶりにも癒されながら、将来カップルになるんじゃ…!?と想像してニヤケつつ、スピンオフを期待したり…。
今回電子を購入したのですが、電子限定のおまけでは、皆でお墓参りに行った様子が書かれています。旦那様の優しさと愛情がたくさん詰まってて、最後まで幸せな気分を存分に堪能できました。
旦那様呼びいいですね。
前半は龍郎と凜太と珠希が不憫で。
それでも龍郎の賢さに感心しました。
自分の居場所を作って状況を少しでも良くして機会をうかがって。
これは現実でも参考になります。
そしてなんとかイトの悪事がバレて3人も本宅に助けられ。
龍郎と凜太と珠希の仲の良さや大事に思うところに、いじらしくてうるっときますね。
特に龍郎が凛太や珠希をギュッと抱きしめるところとか。
龍郎と政隆との出会いや再会に乙女心がくすぐられます。
政隆の辛い育ち…。珠希とも打ち解け懐かれ家族になっていくところは、とても微笑ましかったです。
もう一波乱あるかな?と思ってたら、そこまで辛かったり切なくなくてホッとしました。
ラブの方も政隆の優しさや思いやりが伝わり、じっくり少しずつ 少しずつ進んで。
BLというか、青年の立身出世もの?シンデレラもの?子育てじんわりほのぼの?色んな要素が入っていてあたたかいお話でした。
先生買い。お子様方が可愛かったですが、めっちゃ盛り上がったところが無かったかなと思ったので萌にしました。本編250P弱+あとがき。お子様がお好きな方や、きりっとしたタイプの受けが好きな方でしたらよいのでは。
両親や妹を亡くし、小さい弟を抱え困っていた龍郎。帝都で子守りを探しているという情報を得て、亡くなった妹になりすまして子守りに採用してもらい・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
凛太(受け弟、5歳)、珠希(攻め甥)、イト、チヨ(奉公先の女中)、佐枝、光江(攻め宅の家令、女中)、繁盛(攻め叔父)ぐらい。珠希と凛太が可愛い!
++攻め受けについて
攻めは嫉妬に狂った母親がトラウマとなって、今一つ女性に対して欲望を抱けない方。気の毒に思っていた弟の忘れ形見である甥っこを大事に思っていて、受けさんや凛太のおかげで懐いてもらえた後は、可愛がっていて良い叔父様!という感じです。お仕事はできるようで三つ揃えスーツが良く似合う強面な方ですが、甘味も好きらしくてギャップ萌えを感じる方もおられるかも。
受けは長子として幼い弟を守るべく一生懸命考え、一生懸命働く、きりっとした方。凛太と珠希が仲良くなれて二人楽しそうに一緒にいるので受けもとても嬉しかったと思います。ちびーず二人がセーラー服姿な挿絵がカラーとモノクロの2枚入っているのですが、めちゃ可愛い・・・
攻め受けともキャラに対してあまり入れ込むポイントがなく、恋愛話も今一つ盛りあがれなかったんですよね。お話としてはふんふんと楽しく読んではいたんですけど、お子様関係でどうなるかと心配したり可愛いと思った部分が多かったのかも。個人的には意地悪女中からちび二人を守る受けという構図が印象的だったお話でした。
作家買いです。
小中作品としては、おとなしめで雰囲気が初期作品に似てるなと思いました。
ほのぼの恋愛譚みたいな感じ。
最初は、ハラハラするし、登場人物に苛立ちが隠せませんが、峠を越えれば政隆と龍郎が惹かれあっていくのを享受していれば良いです。
あと、子どもたちの行先もモヤモヤして見ていればいいです。
この先、あの子たちはどうなってしまうんだろう…と見守っていたくなります。
恋愛ものですが、ほぼ一目惚れに近く、強烈な恋愛模様は何もないのでそこだけ物足りなかったなと思います。
大正ロマン風なところは、こういう世界にのんびり浸かっていたいなという温泉のような心地よさがあって、良かったです。
ゆっくり小説を読みたいときに、オススメです!
「甘やか」を謳ってる割には、三分の一くらいまで旦那様は登場しないわ、ただの女中に過ぎないのに勘違いした下卑たごうつくババァがのさばってて子供達を虐げてるわで(幼い子供達がひっそりと息を潜めている様子が不憫だった)どーなってるの??と思いましたが……。
ようやく攻めが「旦那様」と登場してからはタイトル通りって感じでした。
縁あって出会った四人が「家族」になっていく様子、特に子供達が子供らしさを取り戻してはしゃいだりする姿が良かったなーと。
二人の恋愛模様にはあまりキュキューンとすることもなく、このまま終わってしまうのか‥‥と思ってたら、攻めがめちゃくちゃ我慢強くて、気持ち通じ合って即合体!に持ち込まないんですね。
かなり気長に時間をかけて待ちの姿勢を保ち続けているところが、萌えポイントでした。
お話は、王道だと思います。
子育て、旦那様、甘め、スパダリといったルチルらしい要素が多めで、読んでると小中作品ということを忘れてしまう時がありました。
ただ、女中イトのえげつなさ、攻め母の狂気っぷり、もし誘拐が成功してたら二人とも死んでたみたいな描写に、胸塞がれたりゾワっとさせられる箇所もあり、やっぱり小中さんって容赦ないなって思いました。