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tayutau kohaku
デザイン事務所の先輩✕後輩のBLです。
お仕事の描写がかなりキッチリしている立派なお仕事BLです。打ち合わせしている場面がとってもリアルです。背景の描写がすごく丁寧で、細部までこだわって設定がなされています。
登場人物のお家の間取り紹介のある漫画が好きなんですけど、この作品の巻末に収録されている間取りは群を抜いていて、わぁすごーい! とリアルに感動のため息が出ました。
ただ、あまり萌えはしなかったです。私の感性の問題かもしれないですが、わぁかわいい! とか微笑ましい〜とか、ここのやり取り一生見てられる〜とか、心に刺さるとか琴線に触れるとかいう部分がなくて、さらっと読み終わってしまいました。
すごく濃厚なシーンもなく、派手なやり取りもなく、
話は淡々と進みますが、ノンケの先輩中野さんと後輩の的井くんが
お互い惹かれ合う様子が丁寧に描かれていて、とても好きな作品です❤️
何より、中野さんと的井くん、2人のキャラが良いです。
どんどん引き込まれて、気がついたら全話読んでいました。
的井くんは、恋愛なんてくだらない、不要なら捨てる冷めた人。
その的井くんに対して、職場の先輩の中野さんが冷めてる的井くんの懐にじわじわと入り込んでいく。
もともと優しい中野さんにとっては、ほっておけない後輩だったのに、自然に翻弄されていく。
的井くんは最近から中野さんには素直で、、、自分がゲイであること、恋愛も初めてであることなど全てかくさず、そしてなによりかわいい。最初の冷めた感じとのギャップも良い。
中野さんも男女問わず包み込む優しさがあって、とても魅力的。
2人がどんどん好きになって、近づいていく姿が自然で、すーっと入ってきて、
とても良かった。何度も読んでいます。
途中、別の短編が入りますが、こちらも優しい雰囲気に包みまれていて、すきでした。
とにかく2人のキャラが好きですし、絵も好きで、もっと続きを見届けたいです。
素敵な作品です‼️
新刊が出たので続刊を読む前の読み返し+読んだ後の二視点でのレビューをしたいと思います
実は、こちら最初読んだ時はサラーっと読んだままの記憶でした
すごくスッキリしていて暑苦しくない、だけれどちゃんとキャラの雰囲気は掴める…「平熱感」のある作品だった印象です
平熱感なので良い所としては掻き乱されずにスッと馴染む良さがあると同時に、反面心を大きく動かされたか?というと返答の前に少し一拍置いてしまうような感覚もありました
具体的には受けの的井くんにとって「なぜ中野さんだけが違ったのか?」という所への明確なアンサーが自分の中で見つけ切らなかった所にあります
好意を持つのに必ずしも明確な理由は必要とする事もナンセンスだとは思っているのですが、この的井くんの場合は別でした
本人自身が「恋愛を不要」と感じていたという始まりがあったからこそ、その変化の裏付けは欲しかったな、、、って思ったんですよね
特に冒頭登場する元セフレの水谷くん、、、彼を拒んだ理由が「彼自身」ではなく「関係性」への感情だったように思えるからこそ、的井くんの中での水谷くんと中野さんの違いは知りたかったな…って思ってました(水谷くん、お試しすら許されない程の特段嫌なヤツに見えなかったんですよね。。。)
番外編含めた続刊を読んだ上で改めてこの1巻に感じる「平熱感」はまた違った温度を感じさせてくれました
ここからは続編と番外編を読んだ上での感想ですが、内容に関しては触れない中でのレビューのします
違った温度…これを上手く説明できるか?が難しい所なのですが…
「平熱感」という印象は変わりません
だけど、大人の平熱だと思っていた基準値が実は子供の平熱だったんだ!という温度の上昇を感じられた感覚です
※子供の平熱は大人の平熱より高いと言われてる、という前提を元にしてます
その温度が上がった分「人肌の温もり」が伝わって来る1巻に感じられました(*˘︶˘*)
1巻を読んだ時点で終わらずに、番外編含めた続刊を読めた事ですごくこのシリーズを読んで良かった!!!って思える作品になりました!!
実は購入当初にレビューがまとめられず評価のみしていた作品です
続きを読んだ今なら「シリーズの始まり」としての評価も込みで「神」評価したかも知れないな、と思いました
そんな気持ちも伝われば、、、!と思い1巻からのレビューをしてみました
デザイン会社を舞台にした、面倒見のよい職場のノンケセンパイ×恋が面倒な今どき男子のお話。
最初、受けの勤務態度がわりとひどくてびっくりしました。
が、そこで出番は面倒見よい攻め。
教育係的なポジションでもあり、次第に受けの心を攫っていきます。
そしてある日、ゲイだと告白しキスまでしてしまい、、、
告白までの一連の流れが、とても自然でした。
それから告白したあとのぎこちない受けの態度もまた恋愛関係において、攻めのことを好きなんだなあ! としみじみ感じいる描写があって、なんだかよかったです。
評価が高いのも頷ける作品です。
またタイトルの「たゆたう」も「琥珀」も、見事に受けそのものを表していて、エモしでいいですよね。
センスのかたまりのような1巻。
こちらがデビュー作なんて、、、(しばし放心)
すごいの一言に尽きます。
そして、今後はどんなお話を描いていくのだろうと気になる所存です。
また後半に収録されていたお話もまたエモしな作品で、エモっ…てなりたいときに丸々全部読みたくなる1冊でした。(雑な説明ですみません。ぜひ読んでみてください。読めばおそらくこの表現が伝わるはず!!ですッッ!!)
新刊+番外編が出ていたので少し長さのある作品がまとめて読めるかな?と思い1巻から購入しました
今の時点では2巻は読んでいません
すごく1巻は作品に漂う空気感が心地よく伝わって来て読み易かったです
元々はこの1巻で完結予定だったのでしょうか?
表題作は「これから」を感じさせた所で終わっていました
始まりも割とスルッと始まった感じで、終わりもサラっとしていた所も読み易さに感じた所かもしれません
続刊を出たタイミングで続きがあって良かったなって思える始まりの巻に感じました
物語の主役は受けの的井君ですが、気になるのは攻めの中野さんです
すごくフラットな男性でとても好感しかないキャラでした
中野さん以外にも的井君が勤めだしたワントーンの人達もみんなすごく良い雰囲気でいいですね
物語としてはサラッとはしてますが雑ではなくって、2人を囲む世界がしっかり「そこにある」という主張はちゃんと感じる作品に感じました
誇張し過ぎないリアルさ、みたいな感じなのでしょうか?
すごく不思議な読み心地ですが居心地は悪くなくて、先にも書きましたが寧ろ心地よかったです
早速続刊を読んでみたいと思います
表題作他、1編が収録されたこちら。
ずっと気になっていて、最近2巻が発売されたこともあり
手に取ってみました。
セフレとの体の付き合いのみ、相手に気持ちが生まれてくると
切り捨ててきた主人公・的井(受け)。
そんな彼が職場で出会ったのは、先輩デザイナー・中野(攻め)。
先輩として親切に、時に厳しく接してくれる中野に次第に惹かれていってー
と続くお話です。
正直なところ、どうも、最初はこの受けの的井というキャラとその心情変化に共感しきれない、というか、好感度が低くなってしまって;
序盤のセフレ・水谷に対する態度が…!
一大決心して想いを告げた水谷が本当に気の毒になってしまったんですよね。。
「お前には、この気持ちわからないよ」と告げて去っていった水谷の気持ちに
共感してしまい、的井くんへの好感度が最初からダダ下がりだったのです。
ただ、そんなクールすぎる男子・的井が恋をして変わっていくその変化、
「恋ってどうやってするの?」と攻めに縋る様子はグッとくるものがありました。
水谷くんが見たらきっとビックリだよ…!
そしてノンケの攻め・中野が的井を恋愛対象として好きになる…という過程は、
ちょっと唐突というか、もう少しじっくりその心情変化を見たかった気も。
とはいえ、初めての”お付き合い”に不安を抱える的井に対し
「不安があんなら今吐き出せ 全部俺が潰してやる」と真っ直ぐ伝えてくる中野の
真摯さ・誠実さと男前っぷりには心撃ち抜かれる…!
格好良すぎます、先輩。
タレ目黒髪なビジュも相まって、最高に好みの攻めでした。
新刊の方では、二人の関係がまた何か変化するのでしょうか。
甘い二人のイチャイチャも見られたら嬉しい☺︎
新刊も読んでみようと思います。
好きな雰囲気な作品です。
BL初心者の方や、ゆったり読みたいときに。良作品だと思います。
表題作ともう一つ収録されています。
2作目の方も良かったし、こちらの方が私は好みでした。
両作品とも、攻めの包容力。受けの不器用なところがかわいらしく描かれていました。
どちらの作品も良かったので、一冊丸ごと深堀して書いてほしかったかな。
あっさり終わって、それはそれでよかったけど、もったいなくも感じました。
この先生初読みなので、次回も期待したいです。
画面はとてもシンプルな構成で、センスの良さを感じる。
ストーリーの湿度も快適。ボタニカル系のさりげないいい匂いが漂っていそうなイメージ。作中のファッションやグッズもかわいい。読んでいて疲れない良作。
ラブシーンは少なく描写がライトなので、過激系が苦手な人もBL自体が苦手な人も受け入れやすいはず。その反面、濃厚なのが好きな人が物足りなさを感じるか?というと、キャラの心理描写が丁寧なので、感情移入もバッチリできる。
ストーリーの舞台となる職場のデザイン事務所の雰囲気も「あるある!」と感じられるもので、リアリティあってよかった。
二組のカプの話が収録されてます。
一組目は表題作でもある、年上男前ノンケ(中野)×恋愛初心者ゲイ(的井)。
的井は誰かに恋愛感情を抱いたことがない。セフレの男に「付き合わない?」と告白されても、そんな面倒な関係ないいいや、みたいな。
そんなエッチする時以外の接触や密着が嫌な的井が、同じベッドで中野の隣で一緒に眠ることができたことに安心しつつも疑問を持ち、中野が気になっていくストーリー。
もう恋愛初心者の的井の言動行動が可愛すぎて!
二人の話の続きが気になります。
二組目はめちゃくちゃ大好きなシチュでした。
人タラシ×健気一途。誰彼構わず思わせぶりな言動をする攻めに、不安になる受けのカプです。
「俺を放置しすぎだから別れる!」別れる別れる詐欺をするのが可愛い!
受けだけを愛してると攻めは言うけど、普段の態度から受けは信じることが出来ない。そんな受けに、攻めが「なら受けが言う通り、一週間だけ別れようか。距離を置こう」というストーリー。
めちゃくちゃ興奮しました。
とても優しくて暖かい気持ちになる素敵なお話でした。誰かを好きになるのって理由があるようなないような、突然だったりしますよね。好きになってその人も好きになってくれて、なんて…奇跡だなあとしみじみ思いました。中野さんが俺は意識してるとか好きとか先に言ってくれるのが的井くんを不安にさせない大人さで素敵だった。
なんか変なすれ違いとかいざこざとかもなくただただ幸せなお話だった!そこがいい!めちゃくちゃ読んでよかったです!えちはないんだけどなんかそれもよかったです。こんな読んだ後幸せになれるお話もそうない。大好きです。