BARBARITIES IV

BARBARITIES

BARBARITIES IV
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神121
  • 萌×218
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
20
得点
691
評価数
145
平均
4.8 / 5
神率
83.4%
著者
鈴木ツタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
BARBARITIES
発売日
電子発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784799755631

あらすじ

昔々、どこか遠い異国の物語。
無実の罪で囚われたジョエルの身代わりになったアダム。
サイモンの昏い野望がロラインを飲み込む時、それぞれの思惑が動き出す。
陰謀と政治。恋と罠。
動乱の中、二人の運命が交差する。
アダムとジョエルの恋物語、ついに終幕。

表題作BARBARITIES IV

ジル,元奴隷の従者
フレデル公(ルイス),タンセ次期国王

同時収録作品BARBARITIES IV

アダム・エリック・カニング子爵,司法卿の警護,色男
モンタギュー・ジョエル・リトラー,司法卿,堅物

その他の収録作品

  • and more/あとがき

レビュー投稿数20

4巻通しての感想です

わー、もう完結から2年も経っているんですね。早い。完結まではめっちゃ遅かったけど…(笑)

【ロライン国の司法の要であるモンタギュー卿ことジョエルを護衛するため、隣国テハナよりやってきたカニング子爵ことアダム。博愛主義者の奔放なアダムだったが、ジョエルに恋をしたことでその運命が大きく変わる…】

まぁストーリーの詳しいことは本編にお任せするとして。

架空の世界の架空の国の架空の…いわゆるファンタジーです。魔法や妖魔は出てきませんが、中世風のきらびやかな世界ですね。話の筋は教会やら政治やら絡んで少々複雑。登場人物も多いです。でも各々にキャラが立っていて、どのキャラも愛しく感じられるのは本当にすごい。お話として楽しく読める。

中でも主人公の1人であるアダム。彼がもう一人の主人公、ジョエルに恋をするのですが、最後まで読むとその変わり身の凄さに驚きます。恋とはこんなにも人を変えてしまうのかと…。いや、元々は情熱的で一途な人なのかもしれませんね。出自や美貌によって周りの扱いからああなっちゃってたのかも。とにかく楽天的で、欲望に忠実なアダムが面白くて仕方ありません(笑)不憫でもあるけど、そこがこのお話のミソなのだから仕方がない(笑)

ジョエルはBLには珍しく(?)なかなか堕ちない堅物です。友人であることを望んでいるときには可哀想にもなりました。自分に恋している相手に友情を持つことは、お互いにツラいものなんですね…。すごく同情してしまったり。しかし、それでも絆されていくのがBLです(笑)最後はすんごく可愛くラブラブになっています。デレたジョエルはとても良い!良いものが見れた!!

他には大国タンセの次期国王ルイスと元奴隷のジルの関係がアダルトで、進展のない主人公たちに変わってズッコバッコとやってくれてはいるんですが、まぁそこはエロという色を添えるためのキャラということで、そこまでの入れ込みを私は感じませんでした。

それよりも、ロラインの若年王クリスとルイスの義弟ルカが、なんとかくっついてほしい世界線を望んでおります…。好きなんです、王や王位継承権を持つ者同士のハードルの高い恋が…!ええやんね?ルカをロラインとの交渉の材料にしても、幸せであることには変わりないんやからねえ?ねえ!?とルイスに顔面から迫っていきたい勢い。私のロライン史の中ではそうなる予定。

また鈴木先生のBLを読みたいです!

0

風呂敷

こちらのシリーズ、とっても面白く読みましたが、読んだ上で悪役が小物すぎたな…と思ったり。あとがきを見るに先生も小さな出来事と書いているし、そう思ってもよさそうである。

4巻ここにきて、ジルの変態っぷりが名残惜しい気持ちになってしまいます。ジルはアダム以上の変態だと思うんですよね…性欲で人生狂ってるか…性欲だけってわけでもないんでしょうけど。
ルイスは堂々と聖灯祭に参加してましたけど、サイモンと組んでたことはお咎めなしなのかな?ルカが人質に取られていたからってことで丸く収まったという解釈でいいのか。

そして、最初で最後のメインCPの濡場ですよ!!!アダムが長髪じゃない!!!!!!長髪美人好きとしては髪が…髪がぁ…と思いながら読む羽目に。いやね、短くても十二分に美しい男なんだけど、長髪を振り乱しながら致す攻めが好きで、例の窓で一戦あるかと思いきやページが!終わる!なぜなのか!!!

そんなわけで先生…続編は如何でしょうか。ちょうど畳めていない風呂敷もあることだし…

1

穏やかな雰囲気は失われず

 焦らしに焦らしてこの4巻が最終巻。サイモンの悪行もきちんと裁かれ、勧善懲悪ですっきりできる展開でもありました。彼と一緒に沈んでしまったレオネルはとても気の毒でしたが。この時代は白黒はっきり決着をつけられますから仕方ないですね。アダムとジョエルの関係については、アダムを失いかけたことによりジョエルの積極性が一気に強まり、今までの焦れったいやりとりが嘘のように甘く濃いシーンをたくさん見れました。アダムの実母がなかなか癖が強く、今後は彼女とも一悶着ありそうですが、そこは読者の想像の余地に任されましたね。美麗な絵で純愛を楽しませてもらいました。

1

ジルとルイスで続編希望

ジルとルイスの話がもっと見たかったです。

0

終わってしまう。。

どこか中世の雰囲気を漂わせる趣深い漫画。楽しみに読んできたこのシリーズもこれで最終巻です。悲しい。。

堅物、それ以上に自分の恋心に気づいてすらいなかったジョエル。
今までモテすぎて恋の苦労などしたことがなかったアダムが、どんなときも諦めずに攻め続け、待ち続け、人としての信頼を得る以上にジョエルの愛も手に入れる、誰もがその瞬間を待っていたはずです。

美しく身分も高いアダム、何不自由ないはずだけれど、攻め様というよりはワンコ。ジョエルのちょっとした優しさにすぐ泣いてしまう。
待てが出来るアダム、には笑ってしまいました。

色々あったけどとにかく幸せそうな二人が見られて大満足。
夜着で待っていたジョエルに、アダムよろしくピギューン!?となりました。色っぽい。

終わるのは寂しいけど、よいシリーズでした♪

2

これから読まれる方が羨ましいです!!!(ネタバレあり)

連休中に全巻読み返したので改めてレビューをば。

宗教や政治がガッツリ絡むお話ですので、普段歴史モノを嗜まれない方にはハードルが高いですよね。
逆にそういうジャンルに抵抗が無い方、ただただBがLするだけでなくしっかりした設定の物語自体も楽しみたいという方にはほんと~におすすめです。
架空の宗教を生み出すところからお話を作るのって難しいと思うのですが、本作はあくまで極小国のお国騒動としているからか、モンタギュー卿を取り巻く事件についてはちょうどよく片が付いたと思います。風呂敷が大きい分畳み切れてない部分もあるけれど、ストーリー自体は程よく難しすぎず、いい塩梅だなと。
黒幕のサイモンが浅慮で幼稚なところも、3巻の時点ではおいおい大丈夫かという気がしないでも無かったですが……騒動の終わり方はむしろ潔くてストレス無く読めました。むしろ歴史の闇に葬られたサイモンとレオネルに最後の最後で萌えさせられるとは……。

ジョエルとアダムについては絶対助かると思っていたので心配していませんでしたが、ジルがどうなったかは不安だったのでルイスと無事に再会できてよかった。でもこの二人はそもそも身分違いであるし、関係性は不毛でちょっと切ないんですよね……そこもまた良いのですが、彼らなりの幸せを実感できる日が来て欲しいな。

そもそも自分の場合、ジョエルのもさっとした外見で「受」というのが好みだったので軽い気持ちで一巻に手を出したのですが、命を狙われていても国と民のために尽力する高潔さや優しさに心打たれ、クソ真面目堅物で色恋には疎い面も大変好みであり、俺がアダムか?というレベルで心底惚れてしまい……
以降ずっと、アダム頼む、ジョエルを幸せにしてくれーーーッ!という一心で追い続けておりました。
待ちに待った結ばれるシーンでは、まさかジョエルの方からはっきりと言葉にして告白して誘うとは……!と事が始まる前からスタンディングオベーション。散々焦らされて「待て」ができるようになってしまったアダムもめちゃくちゃ愛おしく……取り組み中に真面目モード発動するジョエルは大変可愛らしく……意外にも積極的なところはすこぶるえっちで……ウ~~~~本当にありがとうございました……(成仏)いややっぱりラブラブになってからのアダムをジョエルをもっと見たい。お願いします。

読み応えのあるストーリーも美麗な作画もBL的な萌えの面についても大満足!かつ、個人的に性癖に刺さりまくったので神評価で。
いやほんと、まだ読んでない人が羨ましい(くっつくまで6年待たなくていいので)

3

ついに完結

ついに…!ついに、やりよったぞ…!!
2015年から待ち望んでたみんなー!!!
この巻で、ついにヤるよー!!!
俗物な言い方してごめんねー!!
感動するから!見て!!
1〜3巻までのすべてをここに集約してます!!!
1〜3巻まで読み返せば「ああ、このセリフ…ああ…神よ…っ!」ってなります!!
こんなに美しい起承転結があるだろうか!いや、ない!すごい!

ただ、頭を殴られたような強さは感じなかったので萌という結果に。
長かったんだ…ここまで、単純に…。ドラマみたいで面白かったんですけどね。

2

「ヒゲ!?」と思っていた時代が私にもありました。

もともとBE×BOY本誌を買っていて『BARBARITIES』をチラッと見かけることもあったんですが、主人公におヒゲがあり、しかも受けになりそうな雰囲気…ということに抵抗を感じ、毎回読まずにいました。
でも最終巻が出て、ちるちるさんで評価が高いもんだから、「えーそんなにいいの?」と半信半疑で読んでみたんです。
そしたらまぁどっぷりハマってしまいました。
世界観もしっかりしていて、登場人物がみんな魅力的!
そして何より見た目に抵抗があったはずのジョエルがかわいい!なに!なんなの!すき!
1巻では完全にアダムに振り回されていたジョエルが、最終巻ではアダムを翻弄している(無自覚)!
はぁーっ最高なんですけど!
くっつくまで長かったんですが、これリアルタイムで追っかけてた姐さん方は6年間もヤキモキさせられたって事ですか?え、修行?修行かなんか?
もっと2人のイチャイチャ(出し入れを伴う)が見たいので、番外編、続編を熱烈希望ですー!

9

アダム強い!流石!

4巻発売で初めから一気に読みました
このページ、ルイスのとこがメインみたいになってるけど、それは良いんだろうか

あちらこちらに散りばめられた情報が全部(あ、そういえばあんとき!)って繋がるようになってて緻密に練られた細部に何度も感心した

ジョエルの覚悟はあの経験を経なければ崩れることはなかった
ジョエルと添えるのはアダムくらいの冗談級に生き物として強い人だけだな
アダムでなければその経験はそのようにはならなかったと思うもの
歌になって芝居になって、そんな風に忘れられないつらい過去にならなくて良かった良かった

ジョエルの好みをポールによって実装されていくアダム、きっと何年後でも麗しいんだろうな
ジョエル、アダムの見た目相当好きそうだもの

タンセの彼らもなんか良いじゃん、ルイスがルカのこと可愛いってジルのこと誰にもやりたくないって、隠さず見せられるんなら定期的にロラインに滞在すると良いのにな

リストがオリヴィエのこと子供扱いしてあしらっているのもなんか良い
憧れてるみたいだけど、子供は子供として見られる大人なの安心する

5

大満足の完結巻でした!

途中間が空きましたがようやくの完結巻!
お話のまとめ方も絵の上手さもさすがです!
ジョエルとアダムの恋の行方が気になりつつも、陰謀に巻き込まれお互いを護る為に命を懸けハラハラドキドキ、とうとう結ばれた二人に拍手喝采でした。
アダムを好きだと認めたジョエルの腹の据え方たるや!
男前でキュンキュンし、アダム良かったねぇと胸が熱くなりました!
ふたりの初夜はそれはもう素晴らしく、至福の時でした…

ルイスとジルの複雑な関係性も不毛ながらすごく好きです。
お互いが憎み合っているとわかっていながら求め合うことに肯定と否定を繰り返し続けていることに、ルイスもジルも時間がかかってもいいからどうか少しずつでも開放され、喜びを見出してほしいと願わずにいられません。

それにしてもアダムの出自には驚きました。
よくグレなかったね…いや、グレたのか…
ジョエルを護る為に剣を携え椅子で眠るアダムがとてもカッコよかった✨
ジョエルはアダムの長髪を好んでましたが、短髪も良かったなぁ〜♥
完結なのが残念です。
小さな国のお話とのことでしたが、この後のみんなの物語がまだまだ読みたい!

5

続編待ってます!

めっっっちゃ楽しかった!
最高!大好き!!情報多くて萌え死ぬ!!!

どこがって書き出したら止まらなそうだしせっかくなら前情報なしで読んでわぁーってなってほしい。

表紙のⅣが追いやられてるのめっちゃ笑った~

5

ようやく結ばれましたね

思えば、第1巻を読んだのは随分と前の事。
ジョエルのガードが固すぎて、この二人、BL的なラブに、果たしてたどり着けるのだろうかと思っていましたが、
ついに最終巻という事で、
ようやく、、
ようやく、結ばれましたね。
ジョエルが可愛いやら、男前で、実に眼福でした。
作画コストがべらぼうに高そうな中世風コスチュームや、家具調度、お庭のお花、等々、映画でも西洋時代劇大好きなので、隅々まで楽しませていただきました。
ツタ先生、お疲れさまでした。

5

この麗しきBarbarities!

もっと、もっと続くのかと思っていて、何なら少し油断していた。何となく前巻の終わりを記憶してはいるが、何なら最初から一気読みするべし!と、自分に課して、ここは丁寧に読み返す事にした。そうそう、恋に関しては百戦錬磨のアダムが、どうしても堕とせない難攻不落の聖人君子、モンタギューことジョエルを相手に悪戦苦闘する傍ら、王位継承権奪還を企む先王の弟、サイモンの暗躍。という、架空の王国を舞台にした、史実(っぽい)ファンタジーロマンス!でした。序盤では余裕シャクシャクでジョエルを口説きにかかってたアダムは、ちょっ早で、ジョエルに愛を乞うワンコになったかと思えば、突然諦めたかのようにツンケンして。そんなのやっぱり無理で、ジョエルの虜。ただの恋するワンコになる。ジョエルはイマイチ恋が分からないので。その天然さから来るツンデレっぷりで、アダムの気持ちを煽り、アップダウンさせてばかり。でも。いつしか。アダムはジョエルをただ可愛がる相手では無く、彼の聡明さや、国を想う気持ちごと愛していて。ジョエルもまた、アダムの勇敢さや美しさもろとも愛してしまう事となる。この2人だけを取り巻く世界なら。とっても分かりやすくて単純なロマンスだったとも思う。
全てのキャラクターが饒舌過ぎて。ちょっぴり分かり難いのだ。よほど集中して読まなければ、見過ごしてしまいそうにもなる。そして、一見めでたし!で終わっているものの、作者もあとがきに書いている様に、回収されていない「その後」もあって。今一つ食い足りない感もあるのだ。ここで終わって欲しくなかったなぁ、という心残りがやっぱりある。
アダムとジョエルのイチャイチャはもう少し見ていたいし。
ジルとタンセの次期国王となるルイスのその後。というか、危うくサイモンの手の内に転がされそうになったルイスの即位は大丈夫なのか。タンセ国の政情もまた、揺れ動きそうな気もする。
ルカと幼ないクリス陛下の恋の行方もまた気になる。今のところ、真摯に愛情を見せるクリスだが、ルカが成長すれば、もしかしてルカは攻めに転じるかも。どちらに転んでも、モンタギュー卿には今日にでも男同士で婚姻出来る法律を制定して欲しいもの。

王の実弟で陛下の叔父であったサイモンと、彼の乳兄弟で近衛兵隊長のレオネルは、死んで尚処刑され。サイモンは王族の系譜からも抹消される。そう、この事件が、物語が、まるで初めから無かったかの様に。それが実際の史実にあったかの様に物哀しい。

ラスト周辺には、アダムの出自がもっと明らかになり。この物語自体が喜劇の様であったかの様に締め括られる。うーん。狐につままれた様な気がしないでもない。テハナの女王、恐るべし。

そして、アダムの忠実な従者であり、彼の恋を応援していたポールには今更ながら笑わせて貰った。脇役にしては、彼は存在感あり過ぎ。いい人過ぎる。アダムと共にある為に家族を呼び寄せたというからには、家族総出でアダム贔屓のご家族の様子も見たかったなぁ。

クリス陛下が王として。政治を全うすべき時期が来るまでの枢機卿とモンタギュー卿は二輪で支えてくれる安定した国の未来。平民にも教育を与えるというモンタギュー卿の夢の実現とか。アダム達に協力していた旅芸人に扮したリストと、彼を慕っているであろう美しいオリヴィエとの話も気になってしまう。誰もがカップルになる必要は勿論無いんだけど、この2人は怪しい。是非ともオリヴィエの恋が成就して欲しいと願ってしまう。等など。読み返す度に想いを新たに馳せてしまうんだろう。

ジョエルの希望でアダムはまた美しい髪を伸ばすみたいだけど、短い髪のアダムも素敵。
表紙の変遷も素敵。重そうな着衣のジョエルが軽やかになって。アダムとの間の距離が縮まって行く、2人の心の間の距離みたい。
時代感を取り混ぜた衣装も素敵だった。ああ、本当に終わってしまったのが惜しい。
いつかどこかで。新章を期待します。

0

終わってしまった…

巻数が進む度に自分の中で評価があがった「BARBARITIES」ですが、Ⅲ巻のレビューで「Ⅳ巻で終わらなくても良いし、なんならⅤ巻まで読みたい気持ちです」と書いていたんです。

でもやはりⅣ巻で終わりという事で…(TT)、Ⅰ巻から再読して一気読みしました。

久しぶりに読むとまた違った視点で楽しめて、何でⅠ巻の評価を萌にしたのかと後悔しました。なんだろう1冊で2冊くらい読んだ様な濃さでした。

脇役まで魅力的で特にジョエルの屋敷の家事長のフランクや、アダムの従者のポールの主人を思うばかりのやり取りが凄く面白いのです。

更に今回はジルとルイスの強い結びつきにも萌えまくりました。ルイスが酔った時のジルに甘える様子が最高に滾ります。

サイモン有利に進むと思いきや、アダムの危機にジョエル等が現れてサイモンを追い詰めて行くシーンには興奮しました。
そして、意外にも中盤までにサイモンの事が終わったのにビックリしました。
事件が解決して両想いになって身体を繋げて、すぐにメデタシメデタシで終わらないところがこのお話の面白さだったと思いました。

決してジョエルのルックスは好みじゃないのに、可愛くて色っぽく見えるマジックに掛かってしまいました。
アダムの出自は想像した通りでしたが、彼の母親は想像の遥か上を行く異常さでした。

アダムの父親と母親の件をあれだけ膨らませてたのに、あそこで終わってしまったのは残念でした。
でもこれで丁度良いのかなとも思います。

3

最後までアダムが大好きなままでした!

アダムの顔の良さに1巻から打ちのめされていた私は、最後までアダムにやられっぱなしでした。美形は正義。
歴史物は苦手でよくわからないなぁとなりがちな私ですが、ふんわりとでも楽しませてくれるのが鈴木ツタ先生の構成力。最後まで置き去りにされることなく楽しめました。

4巻では短髪アダムがものすごく刺さりました。
あとメインCPのエロ。ご褒美です、ありがとうございます。2人の温度差があるようでなくて、ある感じ(笑)のエッチが大好きです。
じれじれが長めでストーリー重視ですが4巻通してかなり満足できるお話でした。おすすめです。

4

全4巻読了してのレビュー

BARBARITYを1巻読み終えて調べた。野蛮人?残酷非道な振る舞い?
この題名はどうして付けられたのか私は分かっていません。そこで中世の物語風
だからかな、なんて思いながら読んでいました。確かに読中何度かシェイクスピア劇場を思い出しました。

作者は全3巻のつもりで描いていたが、盛り上がって4巻分になってしまったというあとがきを見ましたが、この4冊は丁度起承転結になっており読み進めるワクワク感が損なわれず最後の大団円を迎えます。

サブカップルの「ジル」x「ルイス」のカップルシーンを全編から覗いても十分楽しめる筋書きの良さですが、このカップルの様子を定期的に挟む事でBLとして問題ない連載となったので、配役や設定の妙技も素晴らしい。

4

美しいは正義。

私をbl沼に沈めた罪深き作品。
blは長らく食わず嫌いをしていたのに、BARBARITIESをチラ見して続きを欲してしまったがために、電子書籍に手を出してしまい、沼にどっぷり。
アダムが美しい。とにかく美しい。アダムが神。
完結した感慨も深いですが、まだ何年か待つことになったとしてももっと続いて欲しかった気もします。
広がっていた風呂敷が、広げた勢いで描ききられていたら。もっと長編になっていたとしても、アダムだけじゃなく作品全体が神だと言いきれたかなとは思います。
よし、電子が出て深夜の内にスマホでⅣ読み終えただけだから、家族のいない内にパソコンのでかい画面でⅠから通して堪能するぞー。

5

ジョエルの魅力

3巻目は待ちに待ってた、んだけど。
本作は完結巻。多分こうなるんだろうな…とかあって、その通りになってたりして。
だから感動はそれほど。ゴメン。

まあ、アレもコレもまとまって、こうなってこうなるよね、はわかってしまっている。
前巻で私はすでにサイモンに失望している。サイモンの質が下がったから、抗争も質が下がっている。
それに。
どんな危機があろうとジョエルは助かりアダムも助かり2人は結ばれるだろうというBL的展望があるから…もう安心して読んでいるわけで。

さて。そのアダムxジョエルはどうかというと。
こちらは期待以上!
アダムはこれまでの軽い男、節操なし男、のイメージを脱ぎ捨て。
本命に触れるのにビビり、手を出しかね、の「恋する男」そのもの!
手練れのアダムとまっさらのジョエル。好き放題なのでは?なのに、アダムの抑えられない胸の鼓動が聞こえてくるよう。

コレね、私が歴史嫌いなせいで作品の魅力の全部が味わえてない気がする。
そこが自分でも残念なんだけど、ストーリー展開は特に目新しくないという意味で萌。
絵柄は、ジョエルが昔のジミー・ペイジに似ていて好き。
総合「萌」で。

2

色気のある顔は絶品です

政権・国政・内乱 そこを楽しむのか アダムのトンキチを楽しむのか はたまた 小さな恋や そこかしこに転がる嫉妬や屈辱 執着を……って

ふんだんに盛り込まれすぎてて どこを楽しめばいいのか毎度悩んできましたが やっぱりジルとルイスでした

脇カプのハズなのに このふたりの関係性からなのか ド本命の二人よりこっちが気になって
この主従だからこその愛の伝え方が もうね もうさ ふたりのおかわりが欲しい!

正直 アダムは大好きなんだけど モンタギュー卿がツレなさすぎて ちょっとイラってなってたんすわ だからこそデレた時の破壊力はスゴいんだろうな ってところではあったんだけど


いつもながら 超個人的で誠に申し訳ないんですが
最後の最後まで 贅沢に潤沢で大盤振る舞いなご馳走をてんこ盛りにしていただき飽食状態ではあるものの どこか中途半端で物足りなく感じてしまう部分が多々あって

いやッ! アダムの暴走と欲情した顔は大変美味しゅうございましたッ!

ございましたなんだけど デレの破壊力が物足りなかったな というか 
んーー? どうにもこの 脱いでも被っても音楽室の肖像画みたいな髪型に萌えられなかった ってのが敗因だったりするのかな? 顔と身体のバランスも…

みんな上手くおさまったのはほんとよかったんだけど


ほんとにごめんなさい【メリーチェッカ】みたいな ふたりの気持ちが手にとるようにわかるお話しの方が あたしにはむいてるみたいです

でも ツタさん大好きなので これからも喰いぎみで追っかけます
ごちそうさまでした (*-ω人)

4

待ちに待った最終巻

表紙のジョエルがキュートで可愛い。髭があっても。美形軟派風の年下攻め(金髪ロングヘア)×頭が良くて頑なな年上受け(黒髪チリチリヘア)の架空の中世ヨーロッパ風世界観の物語、大団円にて終了です。

満身創痍でジョエルを守るために体を張ったアダムが男前でカッコよかった!こんなにカッコいい人だったんだ。難攻不落に見えたジョエルもついにアダムの愛に絆されて落ちましたよ。もう落ちないかもと思ったので4巻まで焦らされた初夜が本当に良かったです。幸せそうで、ねちっこくて。

前半はシリアス展開でしたが、平和になってからはアダムの従者の恋のアシストがハンパなくて笑えました。寝屋でのジョエルが緊張から言葉数が多くなって可愛かったです。おじさん受けっぽいのも結構気にしてる様子でした。アダムは大満足で幸せ噛みしめているんだけどね。

亀の歩みのカップルだったけど最終巻でガッツリ結ばれて読者の私も大満足です。衣装もとても素敵ななんちゃって中世ストーリー、最後まで楽しかったです。最初から読み直したい。

8

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う