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sonokuchibiru ni yoru no tsuyu
無邪気な子ども心も言葉で伝える術を持たず暴力的に襲ってしまうのが痛い…精神的に子どもだったからと言っても痛い痛い…そこから拗れて拗れて大人になって再会してやり返されるわけですが、本当にどうしようもなくて、心が痛い痛い…切なさもしんどくて辛いんだけど、最後まで読ませて、あぁ…ってなるのがすごいところ!
そして、修正はチラチラ見える蛍修正だった(電子シーモア)昔は緩かったのかな。 花音は巨大白なまこだったり傾向が読めません。
いじめられっ子×いじめっ子の下剋上CPたまらなく好きです…!
琢紀は好きな子をいじめて悦ぶドSかと思いきや、ちゃんと理由があったんですね…
誤解とすれ違いから2人の関係がこじれていくのが辛いけどめちゃくちゃ面白かったです。
首筋に気づかれないようにキスするシーンや病院での告白はせつなすぎて泣きました。
恭一もやっぱり気付いてないだけで最初から琢紀のこと好きだったんですかねぇ…
それか憎さ転じて愛情へと変わっていったのか…
続きが気になって次々とページをめくる手を止められずあっという間に読んでしまったので、もう少し恭一目線のお話も読んでみたかったです。
すごい、復讐ものとしてちゃんとしてる!というのが中盤までの感想でした。昔苛められていたとか、邪険に扱われたとかで、大人になってから復讐を企むという導入の作品はいくつか読んできましたが、最初は優しい顔をして付け込み、相手を惚れさせてから手酷く振るというような展開が多く、この作品のように最初から敵意剥き出しで犯す、というやり方は珍しいのではないかと思います。学生時代の苦い思い出。ちょっとした心のすれ違いが、最悪の別れ方に繋がってしまって。琢紀のしたことは許されることではないけれど、当時の彼の複雑な気持ちには十分同情の余地がありました。
鈍感で弱々しかった恭一は、あれから憎しみで豹変してしまい、心底琢紀を恨んでかつての彼と同じ行動をやり返す。最初の何回かは本当に恭一から憎しみの感情しか読み取れず、変に甘さを感じさせることがないよう徹底されていて良かったです。いくら琢紀にも同情の余地があるとはいえ、それは恭一の知りえなかったことであって、彼には突然強引に犯されたという事実しかないのだから、これくらい恨んで当然だったと思います。心情が変化していくのも、あくまで琢紀目線。あの頃も今も、どうしようもなく恭一を好きなのだというモノローグが切なくて。胃潰瘍になるほどやつれて、ようやく気持ちを告げた琢紀。そこで恭一も初めて彼の本音を知るんですよね。長く苦しかった道のりだったけれど、一度の過ちを昇華させるには必要な期間だったんだなぁと。最後に恭一も琢紀を愛おしい、可愛いと感じているところを読めて嬉しかったです。
『答えて姐さん』の【お題スレ】に「バス運転手が主人公ってなんか萌える」という主旨の書き込みをしたら教えていただいた作品。
電子書籍で読了。たぶんもう紙の本の新品は入手出来ないのではないかと思います。
たくさんレビューがありますけれど、結構「痛い」という感想が多くて「そんなに痛いのかぁ……どういう方面で痛いのかな。痛いのには耐性があるけれど、二人のどちらかが無神経だから、もう片方が痛くなる、っていうのはちょっとなぁ」と思いつつ、恐る恐る読んだのですが。
いやー、ピュアじゃないですか!
本当に沢山レビューがありますので詳しい内容には触れませんが、美しい回想シーンが描かれてから、地獄のように責めさいなまれる現実の辛さが更に際だって、ラストのカタルシスが半端ない!
その割に本編の終わり方がさらっとしているのも好みです(同時収録の『新しい夜』と、あとがき4コママンガでちゃんと甘々をやってくださっていますが)。
しかし、電車ではなくバスの運転手っ激しく萌えるなぁ。
私が良く使って馴染んでいるからかもしれませんが、バスの方がちょっとだけスマートじゃないからなんじゃないかと思う……
学生のころ、皆のリーダー的存在だった和田に犯された若江が、
大きくなって平凡になった和田を、今度は逆に犯してあの頃の屈辱を晴らす話です。
あんなに優しくて気弱そうな若江をここまで鬼畜ドSに変えてしまったのは、何者でもない、和田自身なのです。
攻めが昔掘られてたとか、攻めの受け描写がある作品が好きなので私的にはヒットでした。
学生時代は和田×若江ですが、成長してからは若江×和田です。リバにはなりません。
凌辱モノなので、いろいろキツい描写もありますが
そういうのが好きな人にはおすすめです。私は結構好きなので良かったですw
バスの中で無理やり…ってシチュが萌えました。
キツいと言っても暴力はないです。ただ受けの精神的な衰弱がすごい。
どんどん弱っていく様子が見られます。ストレスで攻めを殺しそうになるし、血吐いて倒れるしでいろいろ痛々しい。
そこからハッピーエンドになるまでが救いなんですけど、過程がつらい。
でもこの受けの和田さん、「やめてください」とか「お願いします」とか懇願するのに、最後まで頑なにあのときのことは謝らなかった…。気丈だった。
それは若江のことが好きで、その気持ちに嘘をつきたくないからって知ったときはちょっと泣きました。
最後の4コマがほのぼのしてて最高。
こういうのがずっと続いてほしいなと思います。和田はもちろんなのですが、若江も若江でこの15年間ずっと苦しかっただろうし…。
幸せになってくれて本当に良かったです。
ちるちるのhttp://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/blnews/no/13448/
「きみは、俺の分身 執着共依存BL漫画」で紹介されていたので読んでみました。
執着大好き、共依存大好きなので・・・
しかし、うーーーーむ、これは私にはキツかったです・・・。予想以上に。
レイプというのも事前で理解していたつもりだった。
しかし、ここまで何度も何度も執拗に、というのは知らなかった・・・。
復讐だったら一回でいいのに、その後も何度も何度も続く=執着という構図もわかるし、15年間という年月の末の拗らせ&歪みは判るんだけど、これ自分だったら冗談じゃないよな・・・と思ってしまいました。
今まで、BLの登場人物に自分を重ねることは一度もなかったのに・・・・
男女関係なく、人間としてこの扱いは酷いと思ってしまった自分。
受けは陵辱されながら、15年前の気持ちに気づいて今の気持ちも自覚する過程が描かれているんだけど、攻めが受けに対してどう思っているのか分かりづらくて、心折れそうでした。
攻めも過去に触れた時の戸惑い顔とか、少し揺れ動いた顔が描かれているんだけど、あれでは自分的には足りない。
陵辱しながらも、もうちょっと愛の欠片が表面化していないと私はダメなんだなという自分の好みがわかりました。
そして攻めの表情で、一度も自分がぐっと心持っていかれるところがなかったのが致命的でした。書き下ろしですら・・・。
いや、言ってることは可愛いんですよ。受けの笑顔が欲しいみたいな事言ってて。
でも、攻めの表情に対して一度も萌えなかったのが残念です。
BL界隈では「陵辱モノ」って一つのジャンルになっているものの(それもすごい話ですが)、私はあまり得意ではなく、それでも最後は収まるところに収まってメデタシメデタシ♡…となるから読める、と常々思っています。
ところがこの作品は、後半まで後ろ暗くてガチで根深い陵辱+復讐モノで、ハラハラ感がハンパなかったです。そのぶん、カタルシスとも言えるクライマックスの展開が優しくて穏やかで、心底ホッとしました。好きなジャンルではないのに不思議と読後感の良い作品だなーと思います。
CDが聴きたくて原作に挑戦してみましたが、陵辱だ復讐だと言いつつすぐお互いに絆されちゃって甘々な雰囲気になるような中途半端なお話ではなく、しっかりとしたドラマになっていて読み応えがありました。
評価は「萌x2」というところですが、残念ながら苦手なタイプの絵なので★マイナス1です。
深井結己さんの作品はほろ苦いストーリーが多いのですが、この話はわりと甘い方だと思います。
15年前のあることがきっかけで、二人はお互いに裏切られたと感じ相手を恨んじゃってます。というのも10代の頃は、それが恋だとは気付かなかったからなんですね。若江の方は子供の頃とずいぶん人格が変わりましたね。あんなに素直で可愛かったのに。それくらい、過去の裏切りが心の傷になってるのかなぁ。
遠回りしたけど、15年越しの想いが通じ合ってホッとしました。
「さようなら、と君は手を振った」を読んでから
深井結己さんが好きになりました。
どこかのブログに
「深井さんの作品と言えば、トラウマになるけど、おすすめの作品」
っと書いてあって、
それ以来ずっと気になってたこの作品…
こりゃ〜トラウマになるわ(笑)
昔傷つけてしまった(なんてもんじゃない)友達との再会から始まるこのお話。
ざっくり言うと、
その友人が彼に復讐を始めるんですが、
これが…結構エグくて読んでるこっちがトラウマになりそう…。
なので、あまり病み攻め?がきつい方にはおすすめ出来ないです。
絵もそうですが、
心理描写が上手いので、
読んでるこっちも結構疲弊します。
でもそれが大丈夫な方には是非読んで欲しいです。
なんで彼が昔彼を傷つけてしまったのか…
やった事は勿論許せるものではないけれど、
子供だからこその好きな相手への純粋なまっすぐな気持ち。
だからこその自分だけではどうしていいか解らなかった残酷さ。
大人だったらまだ他の引出しがあっただろうに…
でも大人でも、その彼が持つ純粋も残酷な気持ちは解るし、持ってます。
人を好きになれば誰でも。
そして大人になってからも消えない
傷つけてしまった理由の悲しみと後悔、動揺と葛藤、
同じ経験をした事はないので、
解るなんて簡単に言っちゃいけないけど、
こっちもそれなりにはよく解るし、感じるから、
なんとも言えない…せつないの一言では片付けられない
なんとも言えない気持ちになりました。
(本当、深井さんは心理描写が上手いから、押し潰されます)
病院でのシーン、泣きそうになりました。
好きになってごめん…って。
好きになり過ぎた、
コントロール出来なかった、
誰にも相談なんて出来なかったろうし、
やった事は勿論許せない、一生苦しめられてもしょうがない事をやってしまったと言えるけど、
本当、あの一瞬にすべてがこめられてて、
やっと彼が昔傷つけた彼に自分を見せる。
そしたらもぅ、走馬灯のように
その前の1シーン1シーンを思い出して、泣けてきました。
その後は、もうちょっと1、2話足して欲しかったなっていうのはありましたけど、
ちょっと簡単?って気もしてしまいましたが、
でもちゃんと次にいけたので救われます。
人によっては納得しないかもですけど、
私はこれがないと立ち直れません。
この後の2人ってどうなったんだろ…
一筋縄ではいかないとは思いますが、
幸せになって欲しいです。
深井さんの作品は重いイメージが強く、
精神的に追い詰められるのが多いイメージがあるのですが、
最後まっすぐ見つめられて、想いを伝えられるシーンとかって、
光が射してくるような…もぅ読んでるこっちは何も言えないって感じが好きです。
初めて深井さんの作品の試し読みで
たまたまそのシーンを見たのが読み始めたきっかけだったのですが、
あの一瞬の表情、それだけで「何も言えません!」って位、
綺麗で、泣きそうになりました。
今回のもそう。
表紙だけだとどこかのエロ漫画に見えますが、
(私だけかな…)
内容は全然違います。
おすすめの作品です。
大好きな作家さんでした。
深井さんを初めて読んだのはレディコミで、今までその手の漫画で心に残る話など読んだ事なかったのですが(目的がエロのみなので仕方ないのですけれど)初めてそういう作品を読んで衝撃を受けたのを覚えています。
で、BLも描かれ始めて、初めてのコミックスはアイルランド紛争の話など切り口が斬新だなあと更に感心致しました。
で、続けてBLを買ったのですが、段々エロだけの話になってしまい、がっかりしたのが何年前だったか。
それから離れてしまったのですが、最近、またちょっと読む様になりました。
昔のエロだけの話ではなくなり、BL初期の雰囲気に戻ってこられた感じで嬉しいです。
これもその一つ。
昔、無理矢理犯した相手と再会して、色々復讐(?)される話なのですが、あらすじで受ける印象ほど、ハードではなかったです。
バスの運転手さんで車内であれこれとか、矢張りマニアックだなあとは思いました。
好きな話かと云われるとそこまで好みではないのは少々残念ですが、心理描写など矢張り上手い作家さんですねえ。
ああ、そうか。私は眼鏡攻めが苦手なので、多分そういう理由程度で好みじゃないのだと思います。
しっかりしたお話が好みの方には、おすすめです。
これからも、エロメインよりもお話で読ませる作家さんでいて欲しいなあと切に祈っております。
BL業界の作風の流れを思うと、がっつりエロメインだったのは編集部オーダーだったかもですね。
いや、それはそれでありなんですが。
あ、ドラマCDになっているのですね。それは知らなかったです。
誰もが知っている 名作 です。
真っ暗な話。
復讐と言う名の執着愛。
お互い 怨みながらも愛してる。
犯すことを止めたいのに 顔を見ると止められない。
攻めのジレンマが痛いほど伝わります。
昔の心のキズを埋めるかのようにワザと酷く乱暴してしまう。
受けも解っているから抵抗しない。
自分がつけた大きな心のキズ。
受けが入院している時 攻めが見舞いにくる。
このシーンで やっと二人が対等で向かい合えたのではないでしょうか。
これぞ! 名作です。
切なく辛い想い出と、再会後の復讐。
重苦しく展開していく憎しみと執着とすれちがう愛の物語です。
軽く読めるお話ではないのですが、何度も何度も読み返してしまう。心に響くお話です。
若江を強姦してしまった琢紀は15年後、若江に偶然再会して復讐に強姦されるようになる。
琢紀が勤務するバスの中で繰り返される乱暴なセックスと、効果的に差し込まれる15年前の回想。
酷いことをされているのに、ただ痛くてつらかったセックスから快感を感じ始めて、さらには若江への想いを強めてしまう琢紀がつらすぎて切なかった。
そして、復讐をする若江も、怒りと執着の奥で琢紀への歪んだ愛を秘めていたんですよね・・・。
階段でのシーンは、本当によかった。すれ違い続けたふたりの想いが重なった瞬間。
つい泣いてしまいます。
かきおろしの「新しい夜」は、本編が重苦しかっただけに、ものすごく甘く感じられました。本当に本当によかった!!ここまで含めての本編ですっ!
そしてあとがきの4コマがとても好きですwwバスマニア琢紀ww
好きでごめん
この一言にやられました(*ノД`*)・゚・。
若さ故の暴走、若さゆえの不器用さ、若さゆえの
それが月日を経た二人が再開し、違う形でまた二人の歯車は動き出す。
ずっと裏切られ、ひどい目に合わされたと思っていた攻。
けれど、受もまた裏切られ、酷いめに合わされたと思っていた。
スレ違いの原因は数あれど、それを乗り越えてのハッピーエンドは
それだけに良かったです。
なんというか、最後にはなベタ甘具合がまたw
レイプ×レイプ
今回復讐ものということでのレイプ。
苦手なかたは要注意なのですが
個人的には、この鬼畜攻。。。良かったです
エロかった―(ノ)'ω`(ヾ)―!
若かりし頃には逆の攻守でのレイプからはじまり、今回は同じ目にあわあせてやんよ!
な逆襲プレイ。
はじめは苦しくて、痛みばかりだったものが回数を重ねるほどに悦楽にかわり
封印しようとしていた幼い恋を思い出す
復讐のためにと冷たく抱く攻のことを想い泣き
このぬくもりが・・と透察する受がとても切なく
その切なさが今回の見どころでした。
小説ではわりとのめり込めるタイプなのですが、漫画でここまでのめり込める作品てそう多くない。そんなふうに思いました。
深井さくひん素晴らしいです
ドラマCDを先に聴いていたので
迷っていたものの表紙が、とても素敵なので読んでみた。
けど、思っていたより、好みの絵じゃなくて残念だったかな……(苦笑)
ドラマCDは、緊迫感や恐さを強く感じたけど
原作コミックだと、作者の意図なのか
キャラクターの表情が見えるからなのか切なさや感じました。
「トラウマ」や「強姦」という、シリアスな内容ですが
どんどん読み進めていけるし、あと味も悪くないです。
ただ、自分で買っておきながら言うのもおかしいけど
CDまたは、原作のどちらかで十分なお話だったと思いました。
慣れっこになってて鼻ほじりながらでも読めてしまうBLのレイプシーンなんですが、これは良かったなァ。
特別に残酷だとか特別にエロいとか、そういうわけではないんです。
そこに至るまでのストーリーの積み上げ方がとにかく上手い。主役の二人はかつてのいじめっこといじめられっこの関係で、逆転による復讐なんですよね。犯した相手に犯される。いじめた相手に犯される。素晴らしいです。萌えます。
で、そこから少しずつ過去が明らかになっていくんですが、二人は単純ないじっこといじめられっこじゃなかったんですよね。ストーリーの進ませ方と過去情報の出し方のバランスが秀逸だと思いました。
学生時代には一匹狼のカリスマでかっこ良かった男が、今は愛想笑いを繰り返しながらバス運転手の地位に必死でしがみつく大人になっているというのも良かったです。バス運転手をディスってるわけじゃなく、成長してリアルな社会と向き合うことによって生まれた悲哀が愛おしくてさ。私は後者のほうが好きですしね。学生時代の一匹狼より、頭を下げて我慢して真面目に働く社会人のほうが素敵なのですよ。
でも、かつてのお互いを知ってる主役二人は、それをシンプルに捉えることができないんですね。会わなかった期間が長くて、会えば簡単に当時に引き戻され、記憶とのギャップに感情が引きずられてしまう。おそらく攻めのほうは、受けが強くて傲慢な人間のままでいて欲しかったし、そんな相手に復讐したかったんだろうなと思います。
ラストは甘いです。
きついお話なのに、読後感はいい。
先にCDを聞いてたのでなんとなくお話はわかっていたのですが、コミックスの方がわかりやすい印象を持ちました。
もちろん音には音の良さがあって、絵には絵の良さがあって、ってことなんですが。
学生時代にあることをきっかけに若江を強姦してしまった和田。
大人になってバスの運転手となった和田は偶然若江と再会を果たす。
若江は過去によって歪められてしまい、和田に同じことをして復讐するのだが…。
この作家さん特有の暗さというかちょっと病んだ感じの漂う物語。
最初は復讐に駆られる若江の方が病んでいるようにも見えたんだけれど、途中で和田の方が非常に危うい状態に陥っているようにも見えてきて。
発端は学生時代の強姦。
それが何に起因するものなのか。
それを本人が理解していなかったのか、知らないふりを続けてきたのか。
それでもまた芽生える気持ちがあったのか。
ラストの謝罪のシーンがやっぱり好きです。
そういうふうに幕引きしようと思うんだな、この人は。
そこから何かを始めようというのではなく。
それは相手に心底恨まれていると思っているからかもしれないけれど。
ただ「許してやる」というその一言で解き放ったのだろう。
あ、あと。
あとがきの4コマがかわいすぎました。
バスの運転手になりたかったくらいだから、ホントこれは有り得ますよね!
よく考えて書いてるな、と思うんですが、暗いし、重たいし、気軽に読める癒しをBLに求めているわたしには向いていませんでした。残念。
悪くないけど、好きじゃない。
そんな感想です。
中学時代同級生だった 琢紀と恭一 この二人の不器用さがイイvv 互いに 自分の感情がコントロールできなくなるほど 相手のことが好きっvvって・・・ また それに気づくのが互いに遅い!! この もどかしさが 切なさにかわるんですよ!! 中学時代 琢紀は恭一に 現在は恭一が琢紀に!! 互いの感情を押し付け合い(愛)vv これって やっぱり リバありのカテゴリーになる 作品なのかな!? 微妙ですが・・・
いや~それにしても 恭一の変りようが素敵!! 子供の頃と大人になってからとのギャップあるのがイイvv 中学時代はあんなに受けっぽいタイプなのに 冷たい目つきの攻め顔!!になるって・・ 大人になって互いに 攻・受 逆転タイプに育つって おもしろいですvv
どんなに作中 ギスギス ピリピリした話でも 最後は ハッピーエンドvv こうでなくては!! でも 最後の描きおろし『新しい夜』があってこそ!!なので 単行本で読めて本当に良かったvv 最後のラブラブが読めないとねぇ!! 私的にはちょっと不発になっちゃうので・・・ でも この先の二人を考えると リバありもアリvv 勝手に妄想してしっかり楽しませていただきましたvv
過去に起こした過ちはやり直すことができないものです。それがどんな災厄になって自分にふりかかるものとも思っていなかった和田。
一方、無理やり強姦されたという傷を持つ若江。
二人は、15年後再会する。
バス運転手になっていた和田は、昔と比べると丸くなったというか、普通の青年になっていました。逆に、若江のほうが人格が変わってしまったという印象を受けました。
話的には、一見シリアス、エグイと嫌煙されそうですが、そこまで痛くはなかったですよwwうん、復讐モノとしては、やさしいほうなのではないかと・・・
狂気を秘めた愛をお求めの方、どうぞ―
かつての親友を犯してしまった過去。
大人になってからの不運な再会とそこから始まる復讐。
好みのカップリングだけどこのままじゃバッドエンドかなと
思ってしまうくらいシリアスで痛みを伴った話。
読んでいる最中何度も
「若江、早く和田の気持ちに気付けっ」とか
「和田、早く本当のこと言えっ」とか
ずっと思ってましたが最後には…。
よかった、仲良くやってくれ二人とも。
初めて購入した深井作品です。
麗人で深井さんを知り、「エロいまんが家」と位置づけたため、コミックスには手を出していませんでした。
復讐モノ、好きなんです。
ほのぼのも好きですが、ドロドロはさらに好きですね。
学生時代に手ひどく傷付けた若江と、仕事中の車内で再会した琢紀。
琢紀の裏切りをずっと許せずにいた若江は、負い目を感じている琢紀を脅し、復讐を果たそうとする。
関係を続けていくうちに琢紀は、若江に向かう気持ちが過去も現在も恋であると自覚する。
自分のことを憎む相手に惹かれてしまうなんて哀しいですね。
後ろへ倒れこみそうになった琢紀を若江が抱きとめ、そのどさくさで若江の背中を抱きしめる場面。
どんな気持ちで抱きしめたのか、すごく伝わります。
切ないです。
少年時代は上から目線なとこもあった琢紀ですが、まっとうな大人になりましたね。
好きな仕事に就き、プライドを持って働いている。
自分を特別だと思うような自意識過剰な面はない。
多くは望まず、満足することを知っている。
(だから過去の行いを許してもらえた時には自己完結。)
一方、琢紀のせいでひねてしまった若江。
空気の読めない少年から人の顔色が伺えるようになったことは、ある意味良かったと思うんですけど・・・。
最後はぎりぎりでハッピーエンド。
でもリバにはならないのかぁ・・・。
偶然に再会した相手に15年前をほじくり返され、仕返しされ、過去の過ちに気付き、心情を吐露する主人公に引き込まれました。
サスペンス風に進む本作品。
過去にひどい行為をし、それきりになっていた相手若江に会った時、和田は改めて罪の意識にさいなまれます。
同じくその過去に引きずられて生きている若江は、和田を強姦。
執拗に和田を追いかけては、凌辱行為に及ぶ若江。
彼に犯されて、そして段々と過去の自分を思い出すのです。
その当時、二人はどうあったか。
自分はどう思っていたのか。
思い出し始めた時、若江の行為も苦痛だけでなく快感に感じ始めるように。
そして、和田は彼への気持ちに気付き、彼への贖罪の意識でボロボロになります。
若江も、もう和田を許そうという気になった時の和田の言葉
「好きになってごめん」
「許してくれてありがとう」
あんなに酷い目にあわされたのに、和田は反省し若江を受け入れてさえいたというこの気持ちの推移。
マンガなのに、まるで小説のように切々と心に訴えかけてきます。
そして若江も。。。
最後まで息詰まる展開と2人の気持ちの交錯。
見事に現されていて、ただのエロではありません。
「新しい夜」は若江視点の2人のその後。
バカップルぶりではありませんが、淡々とした中にどんなに愛しているかがあって、少しキュンとします。
地味な絵なんですがストーリーが骨太で大変読み応えのある作品です。
愛憎渦巻く1冊。昔強姦した男が、鬼畜眼鏡になってリベンジしに来た…。目には目を、歯に歯を、強姦には強姦を。きゃー。
懐かしいなぁ…、本誌で読んでサスペンスチックな設定に惹き込まれた作品です。凄かった、テンポが良くて読み易かった。警帽・白手袋、バスの運転手というストイックな制服姿にもキュンキュンっ。
でもストーリーは甘くないです。小説が原作なんじゃ…って位設定がシッカリしています。人間関係や心理描写が秀逸。転校生だった攻。強姦されてからずっと受の事をいつか力でねじ伏せてやると考えて生きていたのかな…。キャラ裏側を想像するとゾクゾクする。この毒っ気が良い。
過去の過ち。和田(受)の酷い行為に若江(攻)は誰も信用する事が出来なくなり、その仕返しに和田を恨み始めますが…。切ないなーと思う。
リベンジモノで、最初はソコに愛なんてないので描写は結構激しいです。でも和田が若江にてキスするトコで、胸がぎゅーっと締め付けられる様なときめきを味わいました。人間関係が複雑で過去の心の傷が深かっただけに……切なかった。
学生時代、好きという想いを伝えきれず、それでも好きで、相手を傷つける行為に走ってしまった主人公。レイプから始まった2人の関係。
運命なのかな、と思う。
甘いだけのBLに飽きた、痛くて切なくて重厚な話が読みたい人にオススメ。
中学時代に犯した相手に
15年後に再会する
自分はバスの運転手、相手は客
バスという密室の中で繰り広げられる心理戦
じわりじわりと追い詰められ犯した相手に犯されつづける
バスを運転してるのは自分なのに、逃げられない
逃げられないのか逃げないのか・・・
ふたりが出会ったのが思春期真っ只中
芽生えた気持ちがなんなのかわからないまま
掛け違えたモノが15年経ってやっと合わさる
最初は些細な掛け違いだったのに
年月が経ってしまうと、ものすごい痛みを伴うのだなぁと思う。
繰り返される“行為”
揺さぶられるのは身体だけではなく
鍵をかけた遠い記憶だったのではないでしょうか?
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
エリートサラリーマン若江×バス運転手の和田の、復讐がキーワードのお話です。
友人だった男(若江)を強姦してしまった過去をもつ主人公の和田。
たった1度の過ちが二人の少年の心の底に裏切りという種をまき、15年という年月をかけて根をはり、やがて再会という偶然で復讐という花を咲かせます。
かつての加害者が被害者へ、被害者が加害者へとすり変わり、いったい何の実を産み落とすのでしょうか。
人を傷付けた罪に時効はないと「何ひとつ忘れてないよ」という若江の言葉が示しています。
裏切られたという思いは両者にレイプという残酷な行為に走らせるのですが、行為そのものよりも裏切られたという目に見えない傷が、人を変えてしまう威力があるのだというのをまざまざと見せつけられました。
痛い設定ですが、和田も若江も大人なのでそれほど悲壮感はありませんし、救いも用意してあるので後読感はよいです。
交錯する現在と過去の対比にゾクゾクしながらページをめくりました。
後日談がね、本編を裏切る甘さ。
ここでニヤリとしつつオマケの4コマでほんわかできます。
ただ、若江の気持ちの変化がくみ取りにくいという点が個人的に気になり、萌評価に。
BLでよくある強姦。否定派なのに、かつて犯した相手から犯されるという逆転劇に萌えた萌えた…(反省)
中学の時に唯一心を許していた同級生・若江に裏切られたと思い込み
強姦してしまった琢紀。
そんな15年前の出来事を引きずりつつも
バス運転手という仕事に就きまじめに働いていたところに
偶然、強姦した直後に転校してしまって音信不通になってた若江が乗り込んできて
15年前の屈辱を晴らすために若江に脅され逆に強姦されてしまう。
これだけで、もう苦手な人はお手上げなシチュエーションですよね。
でも、ここまで二人の性格が歪んでしまった理由が
途中に挟まれている、2人の中学時代の回想に見え隠れしていて
15年ぶりに最悪の形で再会し、立場が逆になって
若江から強姦同然に犯され続けるうちに感じてしまう自分の中に
若江への愛情があること、そして
それは中学時代から持っていた気持ちだったと気づき
その事が、素直で純粋だった若江を豹変させてしまったのだと知る琢紀。
しかし、そんな気持ちに気付いてもどうすることも出来ない切なさに
胸が痛くなります。
本編はずっと琢紀視点でお話が進んでいっているので
琢紀がいろんな事に気づき、悩んでいる間
若江はどんな気持ちで琢紀を犯し続けていたのかははっきりとははわからないんですが
自分で追い詰めておいて、その結果胃潰瘍になってしまった琢紀を見てはじめて
若江も自分がこの15年間抱えていた気持ちに気づいたんだと思います。
病院での2人の別れ際のシーンは、何度読んでも涙が溢れて来ます。
全体的に、強姦・陵辱と言った場面が多くて
敬遠されがちな作品ですが
病院での最後のシーンを味わう為のかなり辛口のスパイスだと思って
気になっている人は是非手にとって見て下さい。
描き下ろしの「新しい夜」は
本編のラストシーンから続くお話。
こちらは、若江視点で描かれていて
なぜ琢紀が、自分のことだけは睨み付けるように見るのか?という
常日頃思っていたことの答えがわかって
そのあまりにも簡単な理由に、さらに毒気が抜かれてしまうという
結構「犬も食わない」系のお話でしたw
あとがきの4コマ漫画と共に、ほんわかした雰囲気を楽しめます。