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「お前が好きだ!僕の恋人になって欲しい!」
shishi to ochiru koi no hanashi
主人公の受けは、大企業を経営する企業の次男。
その苗字のせいで、今まで周囲から気を遣われてきた。
そのため、家とは関係ない中小企業に就職し、パワハラチックな先輩にいつも怒られてばかりの疲労困憊な日々を送っている。
そんな主人公には、好きな人がいる。
自分に仕えてくれる、優秀なライオンの獣人だ。
実家の企業でも、仕事ができるが故に良きポジションにいるらしい。
受けはその彼に告白するが、自分は身分が違いすぎると拒否。
けれど、いつか攻めに受け入れてもらえる日を夢見て、めげないで仕事を頑張り続けるが、ある日、、、
ちょっぴりおバ○ちゃんな受けが可愛いです。
そして、攻めに一途で前向きに頑張る姿は好感が持てます。
攻めも受けのことが好きなのですが、主従関係や獣人としての衝動が受けを酷い目に合わせてしまうのではないかと、接触は慎重なのがもどかしいです。
でも、受けの会社へ出向してきたりと、隠せないビッグラブが最高すぎて、ニヤニヤしてしまいます。
最後、攻めが仕事を辞めて田舎へ帰り、そして受けも受けでなぜか企業した早急すぎる展開にはびっくりしましたが、獣すぎる顔はあまり嗜まないまりあげはでもとても楽しめる1冊でした。
初読みの作家さま。
どこかで序盤だけ読んでいて、気になっていた作品でした。
お金持ちのお坊ちゃんと、そのお坊ちゃんに惚れられてしまった使用人の恋のお話ですが、そこに「獣人」というキーワードが加わったことで主従の恋+モフモフというお好きな方には堪らない世界観の物語でした。
主人公は資産家・椿家の次男の央一朗。
彼は子どもの時から自分の世話係として尽くしてくれる千早に恋をしている。けれど千早は央一朗の想いに応えてくれることはない。
主従の関係であること。
央一朗が大企業の息子であること。
そして、千早は獅子の獣人であること―。
そんなことは関係ないと思う央一朗だったが、折れない千早に自分の想いを受け止めてもらうためには自分が自立することだと思い奮闘するが…。
ストーリーとしてはかなり王道です。
大企業の社長を父に持つ主人公が、父親の力に頼ることなくほかの会社に勤務したり、おっちょこちょいながらも自分の足で立とうと奮闘したり、すげなくしている千早も、実は央一朗のことを想っていたり。
富塚さんは凄く可愛らしい絵柄を描かれる作家さまで、その可愛らしい絵柄にほっこりするストーリーが非常によく合ってる感じ。登場するキャラもとにかく全員が可愛いの。ほのぼの、ほっこり、といった形容詞がぴったり。
起承転結がはっきり読み取れるストーリー展開に、千早の発情期だとか彼が「獅子である」という部分が加わることでほのぼのなだけではなく、ピリッとストーリーが引き締まる感じがしました。
が、しいて言うと、まあそれだけ、というのか…。
既視感ありありなストーリー展開に登場人物たち。
もう一捻り欲しかったなあ、というのが正直な感想です。
が、終始ほのぼので、獅子ならではのモフモフとか肉球とかも可愛らしく、痛い展開になることはほぼないので甘くて優しいお話が読みたいときにはぴったりな1冊かと思います。
とても好みな設定だっただけに、とても惜しいとしか言えませんでした。
ど天然で頼りない央一朗が可愛かったし、つれない態度を取りながらも実は喰い殺したいほど央一朗に執着してる千早に萌まくりました。
でも、残念なのが央一朗のお仕事の割合が多くて千早との絡みが少ない様に感じた点でした。
千早が央一朗の周りの人間に嫉妬を見せても、モテモテな千早に央一朗が嫉妬しない点も不自然かなと思いました。
千早が央一朗の世話係を辞めて田舎に引っ込んでから、とても駆け足だったように思えました。
BLはストーリーがしっかりしていれば、エロは要らないと思っていますが、こちらの作品にはちゃんと入れて欲しかったです。
内容から二人は最後まで行ってるとは想像出来ますが、央一朗が千早の獣性を恐れてない事と、千早が央一朗を傷つけないと分かるシーンは必要だったかと思います。
中途半端で残念でした。
※かなり辛口レビューになりますのでご注意ください。
ライオン+執事的なシチュに釣られ購入し読みました。
前作のイグアナ?の恋愛は可愛かったので、これもそうかと思ったのですが残念なことに今作は全て中途半端でした。
中盤の獣人の苦しみを描いたところで力尽きたのかと思うほど、急に話を折りたたみ終了といった感じです。
話の始まり方も、すでに受けが気持ちを伝えてある状態からスタートし、二人の関係性は今現在のものしかわからないものでした。
少し過去の描写がありましたが、受けが手のかかる子だったのか、どんなところに救われたのか、どんな過去があり好きになったのかなどはほぼ不明です。ぼんやり匂わせがある程度です。
次に、受けは仕事をしているのですが、ストーリー上でこの仕事のくだり、そんないらないと思います。
というのも、この仕事のくだりを描くくらいなら、むしろ二人の関係性を深く掘り下げればよかったのでは?と。
そうしたら獅子が主人を守ってきたみたいな素敵シチュは活かせていたと思うのです。
それでも、攻めを振り向かせるために頑張る受けと、受け入れたくとも我慢する攻めで恋がきちんと芽生えラブラブすればよいのに、ここから獣人の苦しみだけがピックアップされていきます。
なぜ攻めは受けを物理的に食い殺したいのか、関係性を攻めサイドで掘り下げておかないから、この時点で肉食獣のリアルさなのか、恋心からくるものなのかわからず。しかも大事なところは文字での説明で描写なし。
そんなモヤモヤを残したまま、それでもやっと攻めがわかりやすく嫉妬したかと思いきや、姿をくらまし謎の田舎に埋もれていきます。
ちなみに攻めの過去の描写はこれまでほぼなしのため、え?本当にただ仕事辞めて実家に帰っただけ?みたいな状態でした。二人の思い出の地でもなければなんでもない実家。。
さらにあれほど頑張ってた仕事を、受けはあっさり辞めて半年で起業。
え?先輩は??努力はどしたの?といった???の嵐です。
結局先輩は本物の獣人だったの?揶揄なの?などもう色々謎だらけ。
三顧の礼の如く攻めの田舎へ通い、気持ちをぶつけるのかと思いきや仕事のスカウト。
なんか受けも中途半端なんですよー。
わんこ攻めじゃないし、かわいいキャラでも、スパダリでもない。
攻めも同じです。
獅子なんて最高峰の種族なのにスパダリじゃないし、ミステリアスでもなく、雄味が強いわけでもない。獅子の持ち味の良さはなしです。作者様はそれが狙いだったのかな?
さらにこの時のみ、ライオンの姿から戻ったとき何故か裸に。今までは服着てたけどどうした?といったぐらい設定が雰囲気任せの適当な感じとなっています。
受けは、肉食動物への本能的な恐怖を訓練で克服したって。ここらへんから、もう世界観がよくわからなかったです。
ライオン+守る+主従関係なんて最高の材料が揃っていたのに、物語の主軸が定まっていないから、全く活きず勿体ないの連続でした。
結局先輩と近づくまでの描写が1番恋愛としてナチュラルだったかな。
ちなみに受け攻めでセッはありません。
ライオンが、ペロペロ舐める描写がありましたが、それいらなくない?ってレベルでした。
設定、シチュは最高なのに、途中からラストにかけてかなり残念の嵐でした。
てゆうか読ませたいテーマは絞るべし。
最後に、色々書きご気分を害された方がいたら申し訳ありません。
もふもふのライオン見たさに購入しましたが、最初から攻めも受けも延々と私は獣人だから~とか仕事ができなくて~とか両者うだうだしてる印象が強くて、途中でもう読まなくてもいいかなと思いつつライオンを拝む為…と気合いで最後まで読んだって感じです。
致してるシーンも特にないので、獣人×人間のBLを読みたい人にはおすすめできません。
表紙裏に書き下ろしもないので更にがっかり。
ぴゅあっぴゅあで平和な話が好きな人には響くのかもしれません。
個人的にはこのCPよりも鬼上司の平子さんが好印象でした。