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――さわって、見つめて、交わって。ただ、それだけで良かった。
bena
待ちに待った「べな」の3巻目。
たった一人の弟を守るために過酷な環境で耐え続けた壱。
「鬼」であるがゆえに人から疎まれ怖がられ、独りぼっちで生きてきたべな。
そんな二人が出会い―。
江戸という時代も良いし、キャラ、設定、ストーリー、どれをとっても素晴らしい今作品。長屋に二人で住み始め、お奈緒さん夫婦たちといった気の良い仲間たちにも囲まれ穏やかな生活を始めた二人だがー。
というところから始まる3巻。
お奈緒さん夫婦のお子のお世話に明け暮れる二人だけれど、特にべなはことさらに気を張っている。力が強い彼にとって、赤子という存在は、守らなければならない存在は、可愛くもあり恐ろしくもある。
そんな二人を思い遣ってか、長屋の皆さんは二人に花見に行くことを勧める。二人が恋人同士だということにも気づいている彼らの優しさが、心に染み入ります。
ということで、二人は浅草を目指し出発するけれど、途中、襲われている二人組を見つけてしまう。その二人を頬っておけなかったべなたちは助太刀に入るが―。
襲われていた二人は医者の若水、そして若水の弟子の朝太郎。
とある理由で命を狙われている、腕の立つべなたちに用心棒として同行して欲しい、と請われてしまう。べなを気遣った壱は断ろうとするけれど、べなは自分の力が役に立つのなら、と受けてしまう。
4人の、思惑が交差する旅が始まって。
若水と朝太郎という二人組がなんとも胡散臭いって言うんですかね。とくに、若水。何を考えているのかわからないところがある。べなの鬼化を、そしてべなの心情を心配する壱に対して、べなは若水たちを守ろうと奮闘するけれど。
一方の壱。
朝太郎に横恋慕されてしまいます。その朝太郎の恋心に気づいたべなは、壱をとられまいとする。このやり取りが非常にコミカルなんですね。若水たちが狙われる理由、襲ってくるならず者たちの存在、そういった部分はシリアスなので、そのバランスが素晴らしく絶妙です。
若水たちをならず者たちから守ろうとする。
そのなかで、べなと壱、彼らがそれぞれ導き出した「答え」に、萌えが滾りました。
今まで、べなはいろいろな恐怖と闘ってきた。
自身が鬼であること。
鬼であることで、周囲の人たちから疎まれること。
人を、傷つけてしまうことの恐れ。
そして何より、壱との関係。
けれど、若水たちと共に過ごし、いろいろなことを経験し、彼は壱とのこれからについて結論を出していく。今までの少しヘタレた表情から、キリッと男の顔になったべなのカッコよさにKOされました。
今までべなは自分のことにしか思いが至らなかった。
壱に受け入れてもらうこと、拒絶されないこと、それが彼のすべてだったような気がします。そこから彼は大人になった。男になった。壱にすがるだけではなく、壱を、本当の意味で、力というだけではなく精神的な意味で支えようと。
カッコよ!
それは壱も同じ。
助けるだけではなく、お互いに支え合う、本当の意味で、彼らは繋がったのだと。
人と鬼。
本来なら交わることがない存在。
彼らのこれからがどうなっていくのか、目が離せない。
あ、あと若水と朝太郎も。
若水が…、カッコ良い…!
若水と壱の過去にも思わず涙。彼視点のお話も読んでみたいなあ。
朝太郎は壱に振られちゃったわけですが、彼にも幸せになって欲しい。
こふでさんならではの「お江戸」の描写は今巻も素晴らしかった。
二人が笑って生きていける未来を楽しみに、次巻を待っていようと思います。
壱とつつがなく平穏に暮らしているべなですが、鬼であるがゆえの力でいつか壱を傷つけてしまうのではないか。
いつか壱が鬼である自分より人間を選んでしまうのではないか…。とずっと胸に抱えてしまっていて。
そんなべなの『力』と『心』が軸になって描かれている参巻です。
べなの悩みが色濃くなった原因が若水と朝太郎との出会い。
彼らと行動を共にすることで、べなの感情が揺さぶられることになり、鬼の姿が顕現してしまいますが同時に自分の存在意義にも気づくことができて…。
名前を与えてくれた何よりも大切な存在の壱。
べな自身がその壱の幸福であると再確認できて良かった。
美麗な絵に見惚れて、今回は表紙もそうなのですが本編でもビジュアルがより魅力的になるべなの鬼の姿が多かったので嬉しかったです。
壱の美しさも増し増しでした。
描き下ろしのちびべなもかわいかった〜。
若水の情人の存在感もすごくて気になるところです。
次巻は来年冬。
予告にあるべなと壱の笑顔が見られるのを楽しみにしながら待ちたいと思います。
3巻まで通して本当に絵が綺麗で圧巻です。
普段は現代ものしか読まない私ですが、物語が作り込まれていてグッと引き込まれます。
さて、今回は旅の用心棒をお願いされたところから、とある事に巻き込まれていきます。
さらに道中で、べなは嫉妬を覚えて自分の感情に大混乱。
いつだって「鬼」が心にあって戦っています。
それを耐えず傍で支える壱と二人、尊すぎます…!!
目まぐるしい展開で悲しくなったり、感動したり…。
また次の難題へ向けて3巻は終了します。
次巻はこれから発売とのことでとても楽しみ。
恋愛を超えた鬼と人間の物語がとにかく素晴らしい!
エロ描写もガッツリではないので、BLっぽさに少し抵抗がある人にもオススメしたい一作です。
今回もまた泣かされました。
壱の覚悟とべなの覚悟。すれちがいながらも、話し合いで、まわりの人たち、出会った人との交わりの中で両方が互いのために共にあろうと誓い合った回でしたね。
新しいキャラとして出てきた医者の若水と弟子の朝太郎。若水先生の情人がヤクザの跡取りだと!?もう江戸が舞台なのにハードボイルドさとちらっと描写で出てきた跡取りの色気たるやもう、、たまらんです。こちらも期待してしまいます!
若水先生みたいな温和に見える人ほど何か裏がありそうでゾクゾクしますよね〜
3巻のクライマックス…見開きの夜の東本願寺の屋根の上の2人
これ以上ない至極シンプルでただただ真っ直ぐなべなの告白
夜の寂とした空気が一気に2人の周りだけを温かくそして熱く熱を帯びさせるのが伝わるようなあのシーン
愛おしいという感情だけが溢れ出てきて……誇張なしで嗚咽して泣いてしまいました
3巻も引き続き鬼である事への不安や恐れが拭い切れないべなの不完全で不安定な「心」が切ない
でも、向かい合う時が来たからこその切なさであり向かい合うのはべな1人ではないという変化に胸が熱くなります
見世物小屋から逃げるように離れ、思いがけず平穏な日々を重ねた長屋での時間が彼らに「大事なモン」を少しずつ増やしていったのでしょうね
今回、ひょんな流れで関りを持つ事となった何やら訳ありの師弟関係の医師の若水と朝太郎から懇願さ、れべなは他者の為に自分の力を活かし「守ろう」とします
誰かと関わる事に怯えていたべなの成長を感じます
「大事なモン」が増えたからこそ芽生えた「守りたい」という感情
人情と愛情に触れる事で本当に大きく豊かにべなの心は育っています
そして同時に壱の心も随分と強くなりそしてべなに真っすぐに向かっているのが伝わります
朝太郎の存在に大きな波がべなには騒めきましたが、壱の心はまるで凪!全くの無風の不動っぷりにアッパレな肝の据わりよう
若水との出会いが奇しくも彼らの苦しくもある出会いの場へと導きます
行き着く先にどんな未来が待っているのか、3巻は非常に先を急いてしまう終わりです
ほっこりしながらも気付けばハラハラ展開、、、かと思えば大泣きして……最後はソワソワしてしまう。。。
あっと言う間の1冊でした
さて……次が最終巻。。。
あぁーーー…ものすごく続きが気になり早く読みたい気持ちと、2人とこの素晴らしい作品の終わりを迎えたくない気持ちがせめぎ合っています(>︿<。)
3巻で終わりだと思っていたので、続きがあるとわかって舞い上がりました。
物語としては、べなの成長に絡めた2人の関係性の発展と、外部の2人を守る任務の2つが同時進行していきます。
べなの成長は、主に情緒の発展でした。
壱と2人だった世界から、外部の様々な人に触れ、自身の中に沸き立つ感情に振り回されていきます。
まだまだ発展途上の感情は、周りの人間から受ける影響により処理しきれなくなり爆発。
けれど過去の自分と決別し、自身の中に壱に対する1つの筋を見つけることができれば安定したように見えました。
精神的に落ち着いたからか、見た目にも大人に成長したように感じます。
他方の外部の2人に関することは、まだまだ始まりで4巻に続く...という感じ。
けれどこの2人がいなければ、べなの成長はなかったので、良い役割を果たしてくれたと思います。
べなの成長ぶりに感動し、はやく2人の幸せで落ち着いた生活が戻ればよいと思っています。
でも可愛いべなも恋しいので、また1巻から読み返したくなりました。
今回も良かったです。
3巻目ですが、4巻に続きます。メインのべな壱はまとまって終わっているので続きが気になる感じではありません。
ただ、新キャラのサブカプが気になるところで終わっていますが…!
来年冬発売予定みたいです。
今回もべな壱読んでいて泣いちゃいました。べなの感情とか色んなものがもう涙腺弱くなります。
今回は、ドラマCD付きを購入。
収録時間は31分でした。
べながもう可愛すぎてヤバいです。何か、もうべなー!としか言えません。
壱の吐息はエロかったです。
大体1/3くらい致していましたが、ラブラブで良かったです。
次巻もドラマCD本編も楽しみです。
紙本購入
修正はなしです。(見えないです)
第参巻発売を知って驚くとともに直ぐに予約しました。
実はちるちるさんのあらすじも、カバー裏表紙のあらすじも読んでませんでした。
なので壱とべなの艶っぽいシーンからコミカルなシーンに続いたと思ってたら、途中からの展開に驚くと共にべなの気持ちにとても切なくなりました。
でも最初は勝手に人助けを決めてしまったべなに、取り残されたような表情の壱に切なくなってしまったんです。
この助ける事になってしまった新たな登場人物達がべなの不安を煽り、忘れた筈の壱の過去まで忍び寄らせてしまうのです。
そしてとても気になるところで終わってました。泣
続きが来年の冬とか一年後じゃねーか!泣
CDを聴いて余韻に浸りながら待ちたいと思います。
べなは壱に名前をつけてもらい生まれたばかりなので、自我について考えるんよな。
二人で一緒に…と決めたけれども、べなの心はまだ子どもで成長過程だから仕方がない。
そのきっかけ、変化、二人で〜となる流れがまたすばらしい描かれ方でした。
自分は鬼で人間じゃない。
壱は人間で、一緒にいるのは鬼ではなく人間の方が良くなるかもしれない。
朝太郎の存在でそれに気づき怖くなってツノが生え鬼の姿になってしまった。
鬼は恐れる心の表れ。
自分の心が信じられない。怖い。
でも心は変わる。若水にそう教わる。
だから恐れる心を手放せるのではと。
壱が好きで一緒にいたいことは変わらない。
壱もそう望んでくれて、べなは壱の幸福だったと思い出す。
だからべなはバケモノ(怖いもの)じゃないと。
(↑ストーリー的に前後しているかも。すみません)
壱との関係性と共にべなが成長していく過程で、言葉を覚えていくことが鍵となる描かれ方もめちゃくちゃお上手で。
伝えたい気持ちがあるから言葉を覚える。
言葉を知ったから「好き」と言える。
お詫びは口にするのは難しいけど手紙なら書ける。
複雑になりそうな心境も、いいセリフで表現されるのもとても好きです。
いよいよ次巻、完結ですね。楽しみです。
新しい出会いに刺激されて、べなと壱の関係性がまた1つ深みを増す、そんな3巻でした。べなは2巻でも自分の力の強さに対する不安と闘っていましたが、なかなか簡単には乗り越えられないようですね。自分でコントロールできない力ですから、当然かもしれません。ただ、お互いある程度知った仲になった後であれば、鬼の子であることがバレても関係を絶たなくても済むという経験をしたのはかなりの糧になったのではないでしょうか。話して理解し合うことを諦めない気持ち。壱相手でも、彼以外の人間相手でも、今後生きていく上で大切になってくるもの。べなにとっても壱にとっても成長の物語なのだなと感じました。