センスオブワンダー

sense of wonder

センスオブワンダー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×217
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
318
評価数
72
平均
4.5 / 5
神率
63.9%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
ワンダーフォーゲル
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784199608889

あらすじ

閉所恐怖症による放浪生活のすえ、小説家の伊武と恋人同士になった沖津。伊武の仕事に同行して東京を訪れた二人。その目的は、沖津の幼い頃からの友人・祐人がつけていた日記を解読して、祐人の父が死んだ事件の謎を解明すること!? 人の心が読める伊武は、果たして真相に迫れるのか……!?

表題作センスオブワンダー

閉所恐怖症の青年
人の心が読める小説家

その他の収録作品

  • 番外編★あの夜の話
  • カバー下:南の島ミッション!2

レビュー投稿数13

しみじみと良い草間さかえ作品。

2017年に刊行された「ワンダーフォーゲル」の続編です。
閉所恐怖症の〔沖津〕と人の頭の中が読める小説家〔伊武〕をメインに、「見えない友達」の続きも絡めたストーリーになっていて、前作に立ち込めていたモヤがすーっと晴れていくような完結編でした。
草間さんの作品好きだけど「ワンダーフォーゲル」はよく分からなかったなーってしょんぼりしちゃった人も本作とあわせてもう一度チャレンジしてみるのも良いんじゃないかなと思います。

「彼のためにあれを解決してみよう」という伊武のセリフで始まる本作。
場所は沖縄上空、東京行きの飛行機の中。
閉所恐怖症の沖津を連れて飛行機に乗るイブ先生つよいww
“あれ”とは「見えない友達」で語られた、幼少時代の〔ゆうと〕の身に起こったあの謎めいた出来事のこと。
沖津、伊武の「ワンダーフォーゲル」組と、祐人、幸四郎、南の「見えない友達」組が一堂に会して、わちゃわちゃと楽しいトーンの続編になっています。
今作から登場のイブ先生のお友達〔マリさん〕がナイスな役どころで、マリさんのおかげで“人の頭の中が読める小説家”という謎めいたイブ先生の本当は可愛い素顔がバンバン炙り出されてるのも続編ならではの醍醐味♡
私は前作から沖津と伊武のおねショタ味ある関係性が大好きなのですが、今作で稜(沖津)がますます男前に成長していて、それなのにいまだにイブ先生(伊武)の無自覚オアズケ喰らい続けて童貞卒業出来てないってとこが至高の萌えポイントでした♡♡♡(鬼)
自分の心と自分に対する相手の心は全く読めていない(そしてそのことに本人は全く気付けていない)イブ先生ほんと可愛いんだから( ´艸`)

本作をじっくりと丁寧に読んで思ったこと。
人にとって大事なのは、真実を解き明かすことではなく、心に巣食っているわだかまりをなくすことだなぁと。
それをしみじみ感じながら読了できるあたたかくて素敵な完結編でした。
伊武がいう“解決”とはそういう意味だと思います。

草間作品を「良いなぁ」「好きだなぁ」と思う気持ちを改めて噛み締めました。
前作で挫折しちゃった人にも届くといいなと思っています。

【電子】ebj版:修正-、カバー下○(1p)、裏表紙、カバー折り返し○、電子限定特典(4p)付き

6

スナック マリリン

草間先生の新刊が出ると知りつつも、ワンダーフォーゲルの続きだとは!きちんと予習した方が楽しめます。元々集中して読まないと分からなくなってくるタイプの作品でしたから。

稜×伊武CPの甘さと可愛さが増してます。この本、表紙通り主役は完全に伊武さん。同じぐらい可愛さを振り撒いてるのが南くん。南くんの嘆きから察するに、ゆうと君は大学合格したのね。

特に好きなのは、刺さった方も多いと思うのだけど、「どの瞬間も君が僕を好きだってわかった」からの「その一瞬前までは愛してる」!!!どちらもこの作品ならではの、この2人のことが分かっているからこそ理解できる愛の表現。泣く伊武さん可愛い〜

電子版SS 「恋人の好きなところ」◎
 つまりはおのろけ大会

5

深まる関係性!!

良かったです!!前作のふんわり終わってた謎(それはそれでも良かったけど)をイブさんを筆頭に皆で解決すっきりした様子で何より!そこに父や祖父の優しさ、しろう君、稜の愛を感じられたのが良かった。なんで記憶を押し込めようとしたかは謎だけど…祖父と父の仲でも悪かったんですかね(安易)でも、そこをハッキリさせるのが目的ではなく、祐人の気持ちが整理でき、ノートを手放せたことが大事なんだろうな。

しろう君が祐人を「女の子」って思ってるのは守りたい一緒にいたいって思ったら良いのかな。何にせよ、これはイブさんの解釈だし、巻末のお話も含め、しろう君、祐人はお互い大好き!を感じられるので安心です。

稜×イブさんは仲睦まじさが増してて、イブさんのことを大好きな稜を大好きなイブさんっ!てとこが微笑ましい。イブさんが稜の好きが分からない(読めなくなった)って泣いちゃうの可愛いい!!ずっと好きを感じてたい、居心地よかったってことかしら~不安になってるとこ申し訳ないけどニヤニヤしちゃう。対する稜のイブさんへの返しやえっちの最中の言葉ひとつひとつに愛情と人間性の大きさがあって、わ~ってなりました。ぶっきらぼうさの合間に見せてくる年下の可愛さ、決めるとこガツンと決めるカッコ良さ!!

「全ての物事は良くも悪くも~」と、最後の「本人の中にだけあるもので~」周りを尊重しながらも自分があるのがすごく良いなと思いました。何があっても隣にイブさんがいる!すごいことだよ!!!

マリさん、南くんも物語に楽しさと深みを与えてくれてました!!マリさんの言葉の刺さること!!

物語の紡ぎ方に温かみがあって心地良さいっぱいです。

3

前作と一気読みすべき

この作品が発売されたばかりなので、是非前作の「ワンダーフォーゲル」と一緒に一気読みすべきだと思います。

何となく不思議だった前作が更に理解出来るし、人間関係もスッと頭に入って来ます。

今作のマリさんと伊武と稜のやり取りを見て、この部分だけ雑誌で既読だった事を思い出しました。もちろんその時は訳が分からなかったので興味も湧きませんでした。

こちらの作品は全てを通した後で面白さが分かる作品だと思いました。

今回はゆうとの父親についての謎解きがあったり、イブ先生のサイン会や出版社のパーティを通して、今までスッキリしなかった事が解決していたように思います。

シリアスになりがちな内容も草間さかえ先生の軽妙さで、ほのぼのとしたタッチになってたのもお見事だったと思いました。

特筆すべきは稜の成長だったと思います。良い男になったし、伊武がベタ惚れなのが分かります。

カバー表紙の二人のイラストも雰囲気があって好きです。

2

やばい!神

やばい〜凄く良かった!

草間先生〜大好きで、その他も読んでるけど。
ストーリーに、深みがあり、今回の話も大満足だわ。

次回作も、とても楽しみです。

2

私のモヤモヤも解決、完結。

 先生のコミックス作品はBLに限っては全て読んでいると思いますが、本作の前編にあたるワンダーフォーゲルは苦手でした。
 と言うのも1度読んだだけではよくわからない人間関係、ストーリーのややこしさ、、、
頭悪いせいではありますが、ミステリー仕立てでこれは続編があるやつなんだ、ということすら分からなかった。
 ワンダーフォーゲルをまた読み直してから、本作を読みました。
 あ、やっと分かったわー
でございます。
私のような人もいくらかはいそうなんで、どうぞワンダーフォーゲルを読んでから購入して下さいね。

 あとは安定の草間さかえ先生です。
いまさらなにか特に私が述べる必要もないかとも思います。
 アニメイトのリーフレットは良かったですよ。
なんか掴みどころのない不思議なイブ先生でしたが、ここでは稜に最大限の愛の言葉を口にして、稜が素直にありがとうございますって言います。
きゅんっ、としました。

 あと、しろう君とゆうちゃんのCPのその後も見たかったなぁ。

1

稜とイブさん♡

やっぱり先生の絵が最高に好きです。背景と構図だけで痺れてずっと見ていられる。

ワンダーフォーゲルを読み返して正解。
ゆうとの子どもの頃の欠けた記憶を取り戻そうとツアーに出かけたり、話ががっつり続いている。

ゆうとの父親について、イブさんの推理が事実に近いと思えてちょっとスッキリ。

しろう君の彼氏力がかっこよくて萌え〜。
しろう君は今でもゆうとのヒーローなんですね。

素直じゃないけど稜は未だにゆうとのことが心配で。
逆にゆうとが稜に対しては辛辣なのが笑えるww

イブさんと稜が出会って1年。
順調にお付き合いが続いていて、思いのほからぶらぶで全編通して萌え萌えでした。

人の心が読める(と思っている?)イブさんがインテリ天然で、口が悪く嫉妬深い年下の稜のやりとりが絶妙におかしくて。何度笑ったことかw

稜は難しいことを考えていなさそうですが、小説を読む力があるから地頭はいいんですよね。
そういう点でもイブさんと波長が合うのかなと。

稜の独白「多分 要するに 全ての物事は良くも悪くも変化して同じままではいられないってことだ」
これって諸行無常の境地ですよね。さすがだわ!

で、その後に事故っちゃう。
イブさんを守って自分は崖から落ちちゃう稜、かっけ〜(惚)。
(目が覚めた時「目の前の人が誰なのか わからないこともなく」というのが記憶喪失あるあるを皮肉っているようで草間先生のこういう所も好きw)

その後、稜の考えていることがわからなくなったと悩むイブさん。
これって稜が半日意識がなくて心配で心底好きで…となったから読めなくなったんですよね、きっと。

そこから先の流れがまた最高。
稜が男前だし、イブさんかわいいし。
イブさんの(何が「よし」なわけ?)にそりゃそうだ!と笑ったww

ラストの稜の独白はこの1作をまとめてくれていて、さすがほんまやね〜と思っていたら、そう思いながら思いっきりイブさんに抱きつく稜が最高でした。草間先生最高。

この1冊にいろんな要素が盛りだくさんで胸いっぱいです。

と、ここまで書いてもまだ萌えたとこやツボを書ききれていないし、文章力がないので以下箇条書きで失礼します。

・「これがマリさん うそこれ おっさんじゃん」の稜
・稜を小僧呼ばわりするマリさん
・マリさんに稜のことをのろけるイブさん
・イブさんに「だまれポンコツ」と言うマリさん(後に肝心なとこで心が読めず稜からもポンコツ野郎と思われるw)
・稜が僕を大好きだとわかる=自分が稜を好きなイブさん(この設定にする草間先生)
・サイン会で刃物を持ち出す輩を成敗する稜。かっけー
・稜を「Rだ…」「お料理上手の」とソワソワするファンのみなさま
・この後、笑顔でサイン会を続けるイブさん
・神井のジジイを殴りたい、殴りそびれたと何度も言う稜
・ロビーで小説を読む稜に通行証貸してとベタベタ触るイブさん
・にイブさんちのソファに座っていると勘違いしてちゅーする稜
・ちゅーに応えておいて稜が間違ったと気づいてからゲンコツするイブさん
・号泣する高安氏に「この本すげー面白い」とイブさんのためにサインをもらう稜
・稜が読んでいた本の内容と頭の中が乖離しすぎていてどうかしている、と時差で怒るイブさん
・新婚旅行のような写真。の稜の顔にツッコむゆうとw
・部屋にこもるイブさんを引っ張り出すために慣れないお菓子作りをする稜
・「前はどの瞬間も君が僕を好きだとわかった」と泣いちゃうイブさん
・を抱きしめて、食べてみ、とお菓子をイブさんに差し出す稜
・「四六時中ずっと好きだ〜現実的じゃねぇよなぁ」の稜
・その後の稜のセリフ!!
・「他人のことをてめえでどうこうしようなんて傲慢ってもんよ」のマリさん
・電子特典の「恋人の好きなところ」四人四様でおもしろくて萌え〜

またえらい長くなってしまった(汗)好きな場面を書き出したら止まらなくて…すみませんです。

2

稜くんのスパダリ度が上がっている

閉所恐怖症の野性男×人の心が読める?小説家のラブストーリー第2弾です。しろう君×ゆうと君カップルも結構登場します。イブ先生がゆうと君にちょっとヤキモチ焼いちゃうのが可愛い。

前回よりコメディー度がアップしてます。イブ先生の匂わせSNSが面白い。稜くんの腕写ってるし皆にRだってバレちゃってるし(笑)しかしサイン会ではボディガードにはなるし、料理で先生の健康を支えてくれるしで稜くんも頼れるスパダリになったものです。しかし神井はやはり悪い奴でした。相手の飲み物に睡眠薬を入れて性的いたずらをするって…犯罪だよ?先生は許しても稜くんは許さんよ。スナックのママ・マリさんも。素敵なキャラでした。素顔おじさんだけど。

稜くんが年下ワンコ攻めで警察犬みたいでもあると思いました。最後の方の扉絵では大きな黒犬になっちゃってます。獣人ではなくイメージ画像です。ワンコは今作で童貞卒業し、本懐を遂げます。

少しわかりにくいところもある難解ストーリーですが、何回も読み直し色んな解釈がある、そんなところも魅力の作品かと思います。

1

リドル

ワンダーフォーゲルの続きということで購入
続き描いてらしたのを知りませんでした。

読後一番最初の感想はあのままでも良かったと思う。

子供時代の事は正直言って特に新しい情報はないです。残念ながら私はスッキリできませんでした。むしろ謎が増えたかも?

一応キャラ達はスッキリしたみたいで良かったと思います。

最近絵柄が変わって大学生組のキャラの見分けがつきにくくなった印象です。それもあってイマイチ没頭できなかったかも知れません。

手放しでオススメはできないけど、草間先生のキャラがイチャイチャしてるのはやっぱり楽しいので萌2

1

多分また前作を読み返すだろう

「ワンダーフォーゲル」の続編が出るなんて知らず、単純に嬉しかったので即読み始めたもののやはり復習必須でした。
前作未読の方は多分訳分からないと思います。

「ワンダーフォーゲル」は自分にはちょっと難解で、何度も何度も読み返した作品だったので少しは理解できてるつもりだったんですが、そうでもなかったようで
「"沖津"は"稜"で、ゆうとが眼鏡、しろうが短髪」
「稜が強面ワンコ、しろうが素直系ワンコ」
「イブ先生は人の心が読めると思い込んでる作家」
などと人物の把握がまず必要でした。

イブ先生と沖津カプをメインに、ゆうとの父親による誘拐と父親死亡の謎が解き明かされるお話でした。
解き明かされたと言えば解き明かされたんですが、何だか釈然としない気持ちになったのは自分だけなんでしょうか?
父親死亡の謎についてはハッキリしたのですが、祖父と父親の関係が良く分かんない。
また「ワンダーフォーゲル」を読み返さねばならない気分になっています。
理解力と記憶力、素直に共感出来る心が欲しい。

神井とイブ先生のアレコレはもう過去の事で、イブ先生には全くその気もなかったっていうのに、気が収まらない稜が可愛かったです。
先生が描く年下ワンコ本当に好きです。

3

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