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Tokyo shiki
「東京 臨界点」の序章とも言える、神宮寺と早乙女のストーリーですが、願わくばこの秋・冬編と臨界点を一冊に収めるか、上下巻構成で発刊して欲しかったですね。あっちにこっちに読み返さないといけないのでちょっと読みにくいかな。
でもその多少の不便さを置いといても、神宮寺と早乙女のお話はジワジワきて面白いです。緊縛あるし無理やりだし…と最初は思っていたけど、2人のアブノーマルなプレイや事後のシーンの中に見える微かな愛情や温もりにドキッとさせられました。
神宮寺の執着が怖いと思ったのは最初だけで、早乙女に抱きついて寝るシーンなんかは、めちゃくちゃ良かった〜。その前のメガネ姿も良いし、難しい専門書も一読で覚えたとサラッと言うのもカッコ良すぎた…(〃ω〃)
八神の夏編はちょろっとだけで、下巻に続きます。上巻のメインは神宮寺と早乙女のお話です。臨界点、最高でしたので上巻を読んだ方はぜひ読んで欲しいと思います^ ^
そして夏編の続きの下巻も楽しみです。
「4月の東京は…」のスピンオフで、秋冬では蓮の兄の恭平、夏前編では蓮の友人の八神について描かれています。
上下巻を読んでからの上巻のみの感想です。
恭平は医大の受験に失敗して浪人生になり、人生に絶望して電車に身投げするところを神宮寺に助けられます。
神宮寺から勉強を教える代わりにセックスを強要され、緊縛されて行われるセックスは見ていて痛々しかったです。
しかし、神宮寺✕恭平は上巻のみで下巻にはありません。
神宮寺が恭平を好きらしいと匂わせただけで終了したので、不完全燃焼です。
夏前編の八神はバーに居座っていた客とセフレになったところで終了し、下巻で完結まで描かれています。
神宮寺✕恭平と八神✕客に絡みがあるわけではないので、これなら神宮寺✕恭平編、八神✕客編とそれぞれで単行本化したほうが良かったのではないかと思いました。
シーモアは白抜き修正でした。
「4月の東京は…」がとても好きで、本作が出ると知ってスピンオフか続編なのかよくわからないまま購入。
結果スピンオフでした。
「秋」「冬」は前作の蓮の兄、恭平のお話でした。
色々唐突な展開にびっくりしてる間に緊縛やら攻めの過剰な執着が明らかになり、そしていよいよここからが良い感じになっていくのでは⁉︎って所で終わってまして、非常に気持ちが置いてけぼりになってしまいました。
緊縛はそんなに好きな設定ではないのですが、抑圧されている恭平が縛られて抵抗しながらも"生"を実感しているようで、意外にも良きかも…と思っちゃいました。
夏は蓮の友人の八神のお話。
イケてるゲイの八神がひょんな事から出会った隠れゲイに手解きをする…というお話でまだサワリしか描かれてないので、全く先の読めない感じでした。
上巻のみの評価だと、萌止まりかなあといった感想です。
ihr HertZ 2022年5月号に掲載の「東京 臨界点」がとてもよかったので、この二人のお話が読みたくて「東京 四季」上下を手に取りました。
すごくよかったです。
サイコと呼ばれる、天才、神宮寺結人のキャラがとてもいいです。
さきに「東京 臨界点」を読んでいるのでどういう育ち方をしていたか知っているせいもあるかもしれません。
身体中のタトゥーも、常軌を逸した光を放つ瞳の動きも、早乙女に執着する様子も、すごく好みです。
対する早乙女が、とても賢いのに神宮寺のせいで成績順位が落ち、受験もうまく行かずに予備校に通っているという、屈辱を噛みしめている様子もよくて、彼に執着する神宮寺にシンクロしてしまいました。
惜しむらくは、この二人のお話を上下巻読めると思っていたのに、他CPのお話を収録した詰め合わせの2冊だったことです。
他CPのお話も面白くはあったのですが、神宮寺×早乙女がとても気に入っていたので個人的には残念でした。
なので、神宮寺×早乙女の分量が多い上巻の方のみレビューさせていただきます。
「4月の東京は…」のスピンオフ。
前作主人公の蓮の兄・恭平がメインのお話と
蓮の友人の八神がメインのお話の2作収録でした。
表紙の雰囲気からなんとなく察することは出来ましたが
恭平メインの「秋・冬」のお話はやはり重い内容でした。
蓮の出来事があってから自分に向くようになった親からの過度の期待と
それに応えなければならないという痛いほどの重圧が恭平を追い詰めていき
それは生きるのをやめてしまおうと考えるほど。
実際に駅のホームから飛び降りようとしましたが、その時腕を掴んだのが神宮寺なのでした。
でもそれは恭平を純粋な気持ちで救うためじゃなかったのが胸クソで…
サイコと呼ばれているのがわかるほど、許せない言動ばかり。
恭平はどの道を選んでも自由になれないのでしょうか。
ここで終わりだなんて、正直後味悪過ぎでした(汗)
八神メインの「夏」はそんなに重くはなかったし(今のところは)
まだまだわからないことが多いのでこちらは下巻に期待します。
4月の〜のスピンオフ。やっぱり絵があまり好みでないですが、前作が面白かったので購入。読んでいて辛くなる系の本です。
メインはサイコな同級生×蓮のお兄さん。早乙女家では、元々は弟の方が優秀で、兄は心配の種だった、が。件の事件があってから、親の期待を一身に背負うことになった兄は、応えられず、浪人し、苦しんでいた。死のうとしていた。そんなときに再会したのが、サイコ。彼は、セックスと引き換えに、勉強を教えることを申し出て…。
選択肢が無くて、追い詰められて、みたいな本って、ギャグ要素がないとなかなか読んでいて辛いです。おそらくこの先に、救いはあるのでしょうが、好みが分かれる作品かと思います。
前作が良くて期待して読みました!
今回は、スピンオフです。前作のキャラがチラッと出てきます。
上巻では途中で終わる夏のキャラが、前作も結構出ていたので読んでみるのもオススメです。
秋冬が、同じキャラ同士の絡みですが緊縛エッチがエロい!エロくて良いですね!
ガッツリ緊縛なので、苦手な人もいるかもですが…。
でも恋人になる前に話が終わってしまったのが残念でした。続きが読みたいです。
夏は前編中編後編に分かれていて、上巻は前編のみなので上下巻揃えて読まれた方が良いと思います。
紙本購入
修正は細い白短冊です。
4月の東京は…に衝撃を受けてこちら楽しみにしていました。
表紙も惹かれましたし、帯の「これからもっとエロいことするのにキスが嫌とか笑わせる」に煽られました!!
結果、、、
すごい気になるところで終わっちゃう(涙)
キャラもいいしお話しもいいのですが
ここで終わりか感がすごいのです。
最後に収録されていたunexpectedでは
恭平の変化が少し描かれていました。
確実な「好き」に変わるまでを読みたいです。
まさか上巻の途中から別カプの話しになるとは…!
4月の東京は…のように1カプにつき2巻構成で読めればもっと面白いと思います。
感情移入するところまで行き着かなかった。
続きあるといいな。
前作、「4月の東京は」に衝撃を受け、スピンオフのこちらも手に取りました。
上巻では、神宮寺結人×早乙女恭平の話になる秋、冬と、八神龍之介×謎のスーツの男の話、夏の前編が収録されてます。
夏は下巻に続いているのでそちらでまとめてレビューしたいと思います。
夏の前編だけ読んでも訳が分からないので、夏も楽しむのでしたら下巻も一緒に購入した方がいいです。
受験に失敗し、浪人生の早乙女恭平。思うように成績が上がらず、追い詰められて線路に飛び込もうとするシーンから始まります。
それを止めたのは恭平が落ちた大学にトップ合格した神宮寺結人。
結人は恭平に無理矢理キスして、家庭教師する代わりにセックスさせろと迫ります。
恭平は勉強を教わる代わりに手酷く抱かれる事になります。
恭平の家庭が酷くて胸糞なんですよね、「4月の東京は」の時の仕打ちも一緒に思い出してイラッとしました。ここの兄弟が可哀想で…
道具のように役に立たないと見るやぽいっとする親を見ていると、手酷いことをするものの、実は高校生の頃から恭平に執着していて、やっと捕まえた、もう逃がさないとなっている結人は、いい人です。
死んでしまいたくなる程追い詰められていた恭平に、別の意味で生きる気力を与えたんですから。
エロシーンはかなり刺激的です。ドSが無理矢理みたいなシーンが多いです。
それでも、結人の執着っぷりが分かりますし、寝ている恭平にそっと触れて涙を拭うシーンなど、愛情が溢れているので、そんなに痛くはなかったです。
ドラマティックな前作・「4月の東京は・・・」(上下巻)のスピンオフ作品。
上巻の初めは…蓮の兄・早乙女恭平のおはなし。
毒親の下、生きづらさを抱えて線路に飛び込もうとする刹那。
「サイコ」というあだ名の同級生に声をかけられる。
サイコ、こと新宮寺は天才。何故か恭平に執着し、成績が落ちている恭平の勉強を手伝う見返りにセックスを要求して、ここから2人の濃厚な関係が描かれるわけだけど。
神宮寺は高校生なのに身体中に大きなタトゥーが入ってて、彼のバックグラウンドはよくわからない。
恭平との半ば無理矢理な肉体関係が続くが。
BLだから。
男2人の刺激的なセックスシーンは大いに楽しむが。
何でこの2人がこうなる?の意味づけやら必然性やら、そんなものがいまいち腑に落ちない。
Hシーンが濃ければ読者は皆喜ぶと思っているのなら。
それは違うよ。と言っておく。
この2人の必然性は何だ?
続いて、八神さんのストーリーが始まる。
友人のゲイバーに営業妨害的な1人の男がいて、ママに相談される。
その男に興味を抱いた八神は、契約セフレとして抱くことにする…
神宮寺x恭平。
八神xリーマン。
上巻だけでは深いところまではまだわからない。下巻へ続く。