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あの時、お前にもらった青春が、俺は忘れられなかった。
otona club
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
吉田作品であることに加え、あらすじ、そして帯の文句。痛さてんこ盛りの作品かな?とちょいビビりつつ手に取りました。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は高校3年生という中途半端な時期にやってきた転校生のはるか。
実ははるかには父親からとある使命を受けていた。それは、その学園に存在していると言われる「大人俱楽部」におもちゃとして加入しろというもの。
おもちゃとして男に抱かれ、気に入られ、そして実家への援助を得ることだったー。
高校生、というバックボーンがあるために、「大人倶楽部」の存在が上滑りしてるっていうのかな。高校生が同級生におもちゃとして性的な奉仕をさせるとか、実家への資金援助ができるだけの金銭を扱えるのか、という部分がひっかかり、そんなことあるかなあ、と序盤ちょびっと萎えてしまったことは否めない。
が、さすが吉田さん。
ストーリー展開が非常に秀逸です。
無理がない。
そして、しぐさ、目線、表情。
そういったちょっとした描写で読者に彼らの内面や感情を端的に読ませる手腕は圧巻。
はるか、そしてはるかを「おもちゃ」にした永良くん。
彼らは立場や状況は異なりますが、孤独だった。その孤独だった魂が、お互いの存在によって救われていく。時にすれ違いながら、勘違いしながら、それでもお互いを欲しあがく二人の想いにめちゃめちゃ萌えました。
身体を売って実家に金銭を送らなければならないというはるかは紛うことなき薄幸青年。永良くんによって救われていく。けれど、根っこのところで本当に救われたのは、永良くんの方ではなかったか、とそう思うのです。
吉田作品らしい、危なっかしい青い恋とか、痛さに満ちてはいますが、随所に甘さやコミカルさも盛り込まれていることもあってかシリアスさはさほど高くはありません。程よいバランスを持った、そんな素敵な作品でした。
難しくて暗い話かなと思いながらも吉田ゆうこ先生の作品は、ストーリーが複雑だけどクセになるし絵も特徴的で昭和っぽいなと個人的に思っているのですが全てひっくるめてスルメ作品な印象で、この作品も購入してみたのですが、大人倶楽部は1回読んだだけで良い!!と思いました!
そんなに難しい話ではなく、純愛で感動しました。
お金持ちの人たちは性格が歪んでいるイメージが強かったのですがこの作品にでてくるキャラは悪い人ではなく大人倶楽部のメンバーみんないい人でした。
永良(攻)とはるか(受)が、おもちゃとして抱かれに来たことがきっかけではあったけど一緒に過ごすうちに惹かれあって長い期間が経ってようやく結ばれたのがこっちまで嬉しくなりました。
ネタバレになりますが、肝心な時に限って指輪を持っていなかった永良が可愛かったし、手を繋いで倶楽部から寮に帰る学生時代の様子からのプロポーズ後手を繋いで一緒に家に帰る様子はたまりませんでした!お幸せに〜って拍手したくなりました笑
吉田先生作家買い中の先生です
吉田先生の話はいつもワインのような感じがするなぁと思います
見た目の甘さに比べるとがつんとくるお話を描かれる印象ですが
この話は既読の話に比べると痛みがほどよくまろやかで
切なさの中にも甘さが充分感じられ読みやすいです
それぞれ家族との複雑な関係を抱きながら大人倶楽部と言う秘密の場所で出会う二人
はるかはそこのメンバーに抱かれるため高3という時期に転校してきた
俺を抱けば満足できますよ
と言うはるかを永良が
俺が引き受ける
と言うのだが…
出会いは犯されて犯さなくてはならなくてある意味どちらにとってもレ○プだったようにそんな思う
二人が相手を知っていくことで惹かれていくのだが
出会いの形が壁となり本当の意味で向き合えず
期間限定で関係を結び
期限が終わり別れた二人
互いの存在を心のどこかで感じながら大人になり再会した時思いは熟成されもう動かせ難いものになっていた
未熟で定まらず青く固かった二人が
出会いゆっくり科学変化を起こし
時を経て熟成されてやっと恋と愛とお互いが呼べるようになるまで
やっぱりワインのようだな
と思う一冊
長い両片思いの中言葉で気持ちを伝えるのより先に表情と体がこたえてしまうエロスが良いし
雪が窓に映る中のプロポーズの一連が最高に萌えます
なんて静かでロマンチックなお話なんでしょう…
この作品を描きあげた作者様素晴らしい才能をお持ちですわ
有り得ない事を有り得るかのように、まさに「大人倶楽部」な空気が部屋に流れる作品でした
表紙買いしました。それ程作画が美しいのです
この作品はずっと気にはなっていたんですけど、あらすじやタイトルでシリアス・ダーク系だったり、無理やり系かな…なんて思ってたので購入を躊躇っていました。セールのタイミングと高評価っていうので、えいやーっとポチッたところ…
あわわ…あわあわ…
すごいよ。すごい良かった。良くて良くて涙が出るの堪えるのが大変でした。
確かに前半は想像通りの展開でした。
でも最初は無理やり(というか打算的な誘い受け)身体を繋げたはるかと永良だったけど、その後は全然。ベッドシーンは思ったより少なく、身体を売るための転学もその意味を為さなくなっていきます。かりそめの恋人関係で終わる高校時代……卒業後は連絡をとることもなく、2人は全く別の道を歩いていきます。
卒業してから出会った2人…止まっていた2人の時間が動き出したように肌と心を通わせていきます。
この再会の瞬間から、私の心臓はバクバクで鳴り止みませんでした。永良のセリフや行動の端々から、今でもはるかの方が好きで堪らない!って気持ちと熱が伝わってきたからです。はるかは、そんなことに気付きもせず永良の気持ちが自分にあると思ってもいないのが、何とも切ないです。
再会後は、何度か会う度に身体を繋げる2人の間に未だ名のある関係はなくって感じなんですが、ある時ふいにやってきたその時が…その瞬間のシーンがすごくすっっごく感動的で心がドッキンバックンでした!!
高校時代の思い出とシンクロしながら好きを実感するはるかの永良への想いが素敵すぎて、胸に込み上げてきます。永良がはるかを好きな気持ちだって、はるかの視点を通してプンプンに伝わってくるんです。
時間が開いてしまったけど、高校時代から惹かれあっていた2人が、やっと一緒になれたそのシーンには自然と涙が出ました。手を繋ぐ2人の姿が今でも目に焼き付いて離れません。
はぁぁ…本当に素晴らしいエンディングです。
タイトルとあらすじに惑わされず、もっと早くから読んでいれば良かったです。しっとりとした雰囲気が映画を観てるような気分にさせてくれました。
心が温かくジンワリと幸福で満たされる…そんな素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。
意味深なタイトルとセンセーショナルな始まりで、爽やかな学生生活とドロドロが共存してる物語かと思いきや、甘酸っぱくて可愛い萌えBLでした。
傾く実家の会社のために体を差し出すはるかと、それに付き合う亮介のお話。はるかも亮介も、家の事情が複雑です。特に亮介の方は根が深く、大人になってからも振り回されてるようでした。寮ではるかと過ごした時間は亮介にとって安らぎになっていったのかな。
ストーリーは四話以降展開が早くなり、途中でいきなり社会人になっちゃって、二人はしばらくぶりの再会です。ここからもう一波乱あるかな?と思いましたが、穏やかで甘酸っぱい恋愛模様でした。
学生時代からお互いに引きずっていた恋心を、大人になり自由の身になってから取り戻していく二人。こういうの萌えます!ラストはちょっとポエミーだけど感動的でした。
ここに書いていいのか分かりませんが、電子おまけ漫画で読める亮介のモノローグが最高なんです!これが本編に入っていれば神でした。卒業して別れるときの心境が気になってたので、ここをもっと本編で掘り下げてくれると切なさ増し増しになってただろうなあと思います。
とはいえ残り少ない二人の時間を大切にするDK二人と、再会して青春を取り戻す社会人な二人に、しっかり萌えさせてもらえました。素敵なお話だと思います。
今回は完全に表紙惚れで購入。『大人倶楽部』という題名もアダルティな感じが表紙の雰囲気と相まって期待度が高まります。
あらすじにもある通り、裕福な子供たちが集まる高校なだけあってブルジョワ〜な空気感が漂っていて非現実的な気もしますが、吉田先生の絵のタッチ、雰囲気とものすごく合ってます。
その分登場人物2人の心情の動きだったり表情の変化を読み取ることができてぐっときました。
予備知識ゼロでとても楽しめました!
作家買い。
今まで読んだことのある吉田先生の作品は、愛に癖があると言いますか、結構入り組んだ愛情を描いた作品が多いなという印象がありましたが、本作は始まりはカラダからでも心は純愛で可愛かったです。
大人倶楽部という題名や、あらすじから、胸が痛くなるような可哀想な描写があるのかな〜と思っていたのですが、実際には優しくて不器用で綺麗なお話でした。
発端を作ったお兄ちゃんも、可哀想で憎めなくて、ストレスなく読めたかな。
面白くはあったのですが、もう少し退廃的な雰囲気を期待していたので、神ではなく萌2で。
設定やキャラクターの掴みは良かったのですが、メイン2人の惹かれ合っていく過程が案外あっさりしていたなぁと。永良は最初、はるかにあまり良い印象を持ってはいなかったですよね。お人好しな性格だったり我慢しているところを人に見せなかったりなどの性格に段々惹かれていくのは分かったんですが、知り合ったきっかけも特殊だし狭い世界の中での関係なので、それらをきちんと越えて相手の本質を好きになったんだという確証のようなものが欲しかったかも。ただ、気持ちが通じ合った2人のやりとりには萌えたので、萌評価にしました。
これは作品タイトルとあらすじでのミスリード感が強めな気がするんですよねぇ……
「大人倶楽部」というタイトルに「良家の子息」「寮生活」、、、
秘密めいた感じに妄想は必然的に膨らみます!
まぁ、妄想は私個人の勝手だった…って話なんですけどね。。。
でもこの導入には絶対に”そういう妄想”抱いちゃうと思うんですよね
なので読み進めていくうちに「あれ?そういう感じじゃないの???」って事に気付くんですけど、そこに気付くのはもぉ作品のほぼ終盤www
なんか秘密結社っぽさとか大人のおもちゃにされる感じとかの「淫靡さ」を期待していた私は意外な程に一途な恋物語を目の当たりにして感情の方向性迷子になっちゃう訳ですよ。。。(ノД`)・゜・。
正直、最初から余計な妄想が無ければもっと純粋に2人の物語を楽しめたかなぁ~とは思っちゃいました
勘違いを誘発しちゃうようなちょっとセンセーショナルな感じのタイトルとあらすじだったんじゃないかな~?とは思っています(自分の勝手な勘違いって事は棚に上げておきますwww)
なので2回目以降、ちゃんと2人に集中して読み返すとちゃんと楽しめました♪
特に攻めの亮介の思春期男子の繊細さと大人一歩手前の男子感からの成長には再会BLならではのドキドキも味わえて良質なお話しだな~って思います♡
純粋に高校生の貴重な青春を過ごした2人の高校時代と再会後のきゅんとするBLとしては素敵で吉田先生らしい雰囲気のある作品だとは思います(´ ˘ `*)