ボーイフレンド17 上

boy friend 17

ボーイフレンド17 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×221
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
9
得点
396
評価数
95
平均
4.3 / 5
神率
58.9%
著者
吉田ゆうこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801979437

あらすじ

気になる彼は年下の男の子

年齢も恋愛観も違うふたりが惹かれ合う不器用で遠回りで一途な恋―――

年下人気モデル×ファッション誌編集の真面目なクローゼットゲイ

文芸編集部からファッション誌編集部に異動になった三原葉。
ある日、人気モデル・臼井朔美の撮影に立ち会うことに……
「俺、あなたのこと知ってます」
撮影終わり、初対面でそう告げられ困惑する葉。
後日再会した朔美に、以前見た時、号泣していた理由を尋ねられる。
付き合っていた人に振られたことを伝えると、
朔美が自身の低い貞操観念を語りながら
突然唇を塞いできて―――!?

表題作ボーイフレンド17 上

臼井朔美,人気モデル,17歳
三原葉,雑誌編集者,29歳

その他の収録作品

  • 第3.5話(描き下ろし)
  • カバー下イラスト

レビュー投稿数9

大っ好きな作品

本当に大好きで、何度も何度も読み返しているシリーズです。
(以下、下巻の内容に触れています。ご注意ください↓)





年下モデル攻め × 雑誌の編集者。ちょうど一回り年齢が違う恋!!(これだけで萌える)

先日のJ庭で同人誌をゲットして読んだんですが、本編をどうしてもまた読みたくなって読み返しました。

いつだったか、ちるちるさんの記事でも紹介されていたと思うんですが、本当に上巻と下巻での攻めの変貌がエグい…。

クズ攻めから溺愛スパダリ(になりつつある)攻めへ。
上巻では人の心がわからない最低野郎なのに、下巻で”葉(攻)のために変わる!”と決心をした攻めの健気さといったら…!

上巻は最低な行為によって葉に見放される攻め、というショッキングな場面で終わっているのですが;下巻!下巻で攻め、頑張るから…挽回するから…!

ということで、ぜひぜひ上下巻一気に読まれることをおすすめします◎

0

めっちゃ惹かれました。

表情のない男の子がまた、わるーい感じで見た目の良さも相まって魅力的に映るから怖いですよね。

絶対に手を出しちゃだめな子だってやつです。

口説き文句がまぁまた凄い。なんでこんなセリフがスラスラと出てくるんだろって感じでしたし、したあとの態度とその場限りで出たセリフってところが凄い。こんな17歳怖いわ。
17歳でこんな子がいるのかは知りませんが、こんな大人はいるなぁと思いしたから説得力が自分の中でありました笑


そんなヤリチンくんが、緩やかに変わってく様が見ていてドキドキさせられました。


お互いに好きになった瞬間なんてものはなかったのかもしれないような、穏やかな二人の時間が確実にお互いの気持ちを変えていっていだたようで。


最後のパーティでの口説き文句もとてもじゃないけど17のそれとは思えずロマンチックでドキドキさせられました。

そこから、嫉妬からくる感情をコントロールできずに自分の慣れているフィールドにもっていこうとして傷つけて泣かすあたりは若くもあり恋愛初心者でもあり。
二人の山場シーンですが、嫉妬をぶつけるほど好きになれたんだなぁとこちらは感動してしまいました。


下巻も大好きなシーンがあります。
おすすめです。

1

クズが突き刺さる

吉田ゆうこ先生の描く空気感が大好きです。

可愛いテイストの絵なのに、その中身は意外にも
ダークというか、アンニュイというか、もったりとして重い。
そして、読み終えた後にしばらく引きずってしまいがちです。

本作もまた『ボーフレンド17』なんて青々しいタイトルにも
かかわらず、ぐっさりと突き刺さってしまいました。

ファッション誌の編集部で働く葉はある日、撮影に立ち会った
人気モデルの朔美から「俺、あなたのこと知ってます」と言われ…。

朔美は見た目はいいけれど、中身はクールを通り越してクズ。
言動からは葉に気があるように見えるのに、葉を平気で傷つけるし、
ちっとも大切にしない。

そして、根が真面目で純粋な葉は10歳以上も年下の朔美に振り回され、
キスどころか処女まで散らされてしまう不憫っぷり。

年齢にしろ性格にしろ、上手くいく要素が全く見つからない二人。
それなのに惹かれてしまう理由なんて、恋しかないですよね。

葉の元恋人に対する朔美の態度がそれを物語っていました。
別れた後も葉に想いを寄せられる元カレに向ける朔美の嫉妬心が凄まじい。
葉を傷つけた元カレに丸出しの敵意と露骨すぎる牽制。
それまでの大人びてクールな朔美とは違って感情が剥き出しで、
普段は何にも興味なんてなさそうなのに好きな人のためなら
ここまで激情に駆られたりするものなんだな、と愛おしさが込み上げました。

そして、その一件以来、じわじわとデレ始める朔美。
相変わらず無表情だし言葉も辛辣だけれど、
暇さえあれば葉と過ごし、ベッタリモードなのです。
おそらく本人は無自覚なのだろうけれど、
不器用な朔美の好意に不覚にもキュンときてしまいました。

個人的に二人がすきやき店で食事をするシーンが特に好きでした。
他人を喜ばせようとしたことなんてないはずの朔美が
柄にもなく葉をもてなしているのがいじらしくて。
加えて最後のページになってその日がクリスマスだと判明するのが
上手いなぁ…としみじみ噛みしめてしまいました。

葉のことになると何年も前のことでもよく覚えていたり、
他人に無関心なくせに葉のことだけはよく見ていたり、
それだけで朔美にとって葉が特別な存在なのだと伝わってきました。
出会いは最悪だったけれど、少しずつ心の距離が縮んでゆきとても良い感じ♪

だったのに!
過去の朔美の愚行が原因でこれまでの全てが台無しになってしまうラスト!
あともうちょっとだったのに…朔美のバカバカ!
悲しみに打ちひしがれながら次巻へ!

3

ハマる人はハマるのかなぁ

吉田ゆうこ先生の作品はもっと読んでると思うのですが、ちるちるにレビューが残ってるのは「ミックス」だけでした。いつも試し読みを読んでみて苦手そうな内容なので、あまり購入した事はないんです。

痛い作品は嫌いではないのですが、吉田作品の展開は個人的に苦手なのと登場人物に好感が持てないのが理由でした。

けれど上下巻同時発売なのとコミコミさんの特典に釣られて今回は購入してみました。

上下巻読みましたが上巻のみの感想を書きたいと思います。まず、葉の性格が好きになれなかったです。優柔不断というか流されたかと思うと変な生真面目さがありました。

個人的には元カレの先輩が1番最低な人間だと思うんですが、結婚の決まった彼に嫌がらせや嫌味のひとつでも言えるような性格ならば、葉もずっと引き摺らないで次の恋に進めたと思うんです。現実でもああいうノンケに泣かされるゲイは多いんだろうなと思うと、葉は幸せを願ってたけど私は彼に酷い目に遭って欲しいとさえ思いました。

そしてこの元カレと葉に言いたいのは、臼井はまだ17歳だということです。いくら冷静に見えて大人っぽくても17歳なんですよ。
いっぱいいっぱいの葉には相手の年齢が17歳だという事が慮ることが出来ないのです。

この正反対の2人がぶつかり合って遠回りしながらも距離が近付いて行くのが堪らない方もいると思います。でも、私はどこか冷静になってしまって萌えられませんでした。

1

胸が痛くなる1話毎のこの厚み

…………胸いてぇ

評価の高さと試し読みの魅力に惹かれ購入

じっくり、ゆっくり、
噛み締めながら読み進めた

あ゛ぁぁぁ…
1話読むごとに本を閉じてしまう…
胸が苦しい…なんだこれ…
話が進むと共に2人とも
どんどん可愛くみえてくるのに
胸が苦しいぞ…っ

読了後にカバー下を見て
さらに苦しくなった…すきだ…

2023/01/29 読了

3

それはほんとに恋愛ですか?

吉田さん作品2冊ほど読ませていただいてるんですが

不憫な流され受けイメージが固まったとこれでとまっちゃってて
もしや 自分にはあってないのか? を確かめたくて今回購入を決意

なので ほんと大事に読まなきゃ と据え置いたら危うく積ん読になりそうだった ゴメン


んんんん 攻めが好きになれない なれません

自分の興味や貞操観念が死んでることを良しとしてるのか ずかずか土足で他人の心に踏み込んで デリカシーの欠片もなく踏み荒らすタイプにみえて

いや 受けもさ なんだかんだ言いながらやっぱり流されるんだ?
こないだ会ったばっかり 代わりなんてごめん 言い訳はしてるけど これって拒絶じゃないよね?
相手とのキモチを大事にしたいもなにも 受け入れ体制バッチリなのがみえみえで これってどういうことなの?


解り合えないもの同士 その距離を縮めていくのを読まなきゃいけないんだろうけど どーーーにも どーーーーにも あたしの年齢では恋愛観も その距離の縮めかたも 倫理も価値観ですら彼らとは違うように思えてくる  

どこまで読んでも解り合える気がしない

が 他人の不義理や不誠実をキッパリいいのける子はきらいじゃない
クズやゲスも大好きなんことを踏まえればなんとかいけるのか?

とはいっても 下巻にいったら好きになれるのかな? この子たちを

恋愛より庇護欲が勝ってるようにしか見えない17歳を
優しいよりも不明瞭なものに女々しくしがみつくことしかしてない29歳を

ごめん 丁寧に読むつもりがなかなか上手く読めなくて とりあえず下巻にいこう

1

たまらず書店に行く

吉田ゆうこ先生の上下巻。
ひぇ~
タイトルが良すぎ。
読みたい気持ちが高まりすぎて久しぶりに書店に買いに行きました。
紙の本ならいつもは、通販で少々待ってもよし。
あるいは電子だけど、これは読みたい!

一気読みです。
17才の臼井くんと29才の葉の始まりは、なんかもう、言い表しがたい。
ぐわっと気持ちを鷲掴みにされてしまった。

あーそうね、17才って自分主義だった。自信過剰だったり、その逆も有ったり。
そんな臼井くんと出会った葉の気持ちだったり、大人としての立場だったりは、至極まっとうなんですよ。
葉にしたら、いきなり嵐に遭遇したようなもんだと思います。

上巻読み終わったら、すぐ下巻を手にしました。嵐のような関係がどうなるんだろ。
吉田ゆうこ先生の世界から離れないうちに次を読みたいと、ほんと切に思ってしまいました。

書店買い最高。

3

あらゆる方面と角度から魅了されっぱなしです!

わーい。すごく楽しみにしていました!
朝から本屋さんに行くのが楽しみで仕方なかったです。

うわわーー!!すごい良かった。良かった!
これは上下巻通して読んだ直後の感想なので、ちょっとテンションおかしいですが許してください。


上下巻作品の上巻なので、気になる…ていうか誤解と勘違いで終わってしまうので、気持ちがワサワサすると思います。なるべく通して読んで下さいね。


上巻は2人の出会いと、親しくなっていく途中段階までのお話です。
モデルと雑誌編集者とのラブストーリーは、最初は少ししょっぱいテイスト。甘さ0が、甘さ控えめになり、激甘に移ろいゆく彼らの恋物語の始まりは、最初は楽しいものではありません。

出会ってすぐに三原は臼井にビンタ。
臼井がいきなり三原にキスをしたからです。
人への興味関心の薄い臼井(あ、シャレっぽい 笑)が、三原のことは過去に見知っていて覚えていました。臼井は何かと突っかかる物言いをする奴で、感情がよく読めない不思議なキャラクターです。

私は彼のことを考えあぐねていましたが、上巻のみではよく分からなかった彼の言動が、下巻を読んだあとに再度上巻を読むと、これって三原のこと好きじゃん?って感じるのです。

態度は口調や表情は冷たいけど、発する言葉は優しくて甘い…。それを本人が気付いてないところがすごく萌えました。


すっごくいい感じできたのに、臼井の激しい嫉妬がそれを壊してしまい、悲しい誤解を生んだところで上巻が終わります。
三原に出会い、心を乱されていく臼井の感情がグチャグチャになるところは、危なっかしいけどこの作品の見どころでもあります。

もどかしいけど彼は17歳。
彼の年齢を考えれば、そうなる気持ちが分からなくもないです。そしてその不安定な情緒を見事に表現する作者さんの描きが素晴らしいです。

彼の不安定な心理描写は、下巻へ最高の形でバトンを繋いでいきますので、期待して下さい。
下巻は文句なしに最高です…!!
上巻は2人の分かりやすいラブはあまりないですが、下巻は分かりやすいラブが多くて、レベルとしては悶絶級。

儚げなストーリーと繊細な絵柄のマッチングが素晴らしいことこの上なし。
2人の恋愛の続きを下巻にて楽しみましょう。

7

二転三転するストーリー展開が素晴らしい。

作家買い。
吉田さんの新刊は、人気モデル×雑誌の編集者のお話。上下巻同日発売になった作品ですが、2巻完結の作品なので、2冊まとめて買われることをお勧めします。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





文芸編集部からファッション誌編集部へ移動になったばかりの葉。
彼は仕事で人気モデルだという臼井朔美と出会うが、そこで朔美に「あなたのことを知っている」と告げられる。朔美と会った記憶のない葉は困惑するがー。

というお話。

タイトルの「ボーイフレンド17」の「17」って何のことかな?と思っていたのですが、朔美の年齢が17歳なので、それを表しているものだと推測します。

朔美(17歳)が攻め。
一方の葉は29歳。

年下ワンコ攻めのお話かな?
と思いつつ読み進めましたが、うん。吉田作品ですからね。まあ、そんなさっくりとしたお話ではありませんでした。

視点は途中で切り替わりますが、葉視点の方が多いかな?なので、読んでいてどうしても葉の感情に寄り添い気味になってしまうのですが、朔美という男の子が、なんて言うんですかね。序盤好みが分かれそうな、そんな男の子なのです。

イケメンで人気モデルの朔美。
彼は、性格にやや難アリ。の青年です。人の感情の機微に疎いっていうんですかね。他人がどう思うか興味もないし、気にしない。葉に近づき、なんやかんや言いくるめて身体の関係を持つに至りますが。

序盤、読んでいて、理解はできるけれど共感は全くできずにいまして。

まず、ずっと想っていた元カレがいて、その失恋を引きずっているのにあっさり他の男と身体の関係を持つ葉に対して、んん?と思ってしまい。

そして葉に執着する朔美に対しても、なぜ執着しているのか理由が見えてこない。そして何より、本当に葉のことが好きなのかどうなのかも疑問符が頭の中を駆け巡ってしまう。

が、ですよ。
ここから二転三転するストーリー展開が秀逸すぎて萌え滾りました。

今作品は、メインとなる登場人物はそう多くはありません。
朔美と、葉と、そしてもう二人。
当て馬くんという立ち位置とは若干異なりますが、葉の先輩であり元カレの洋と、そして過去に朔美と因縁のあった大園という男性。この4人が作品の軸を成す登場人物たちですが、彼らの想いや感情の機微が複雑に絡み合い、一気に作品の持つ世界観に引きずり込まれてしまう。

上巻は、すれ違ったまま朔美と葉が決別してしまうところまで。
ここで「続く!」となるので、下巻をまとめて買われることをお勧めします。とんでもない寸止めプレイになること請け合いです。

あ、あとカバー下。
このカバー下の葉のイラストが素敵すぎて悶絶しました。缶入りのコンポタ一つで、葉の感情を端的に読ませるその手腕に脱帽です。

5

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