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happy of the end
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
凄みが怖いくらい増しました
とおげれつたなか先生のこのルート(病み闇ルートと勝手に思ってる)に作品を読むたびに思うのですが
今作の凄みが凄いです(語彙力なくてすみません)
家族にゲイであるからと見捨てられ初恋の男にも二股をかけられた末に結婚するからと振られ自暴自棄の末ヒモになって日々食い繋いでいたカスと
そのカスを殴り倒してゴミと一緒に捨てた謎の男
(彼はきっと無国籍なんだろうなと推察します)
日の当たららない社会から黙殺されている様な二人が
心の中で「大事に大事にしている一瞬」の少なさが切ないとかではなくやるせなくて悲しく
でもそれを口にしたら
「だから何?」
と言われてただ立ちすくむしか出来なさそうで
とても悲しい
日本の片隅にこんな境遇の子たちはきっとたくさんいる気がする
と思う位キャラ造形が半端ないのだと思います
人生はチョコレートの箱開けてみなければ中身は分からない
フォレスト・ガンプのお母さんのセリフだったかな…
二人がこれから「大事に大事に胸の中に抱える一瞬」に相手の姿が、笑顔があるといいと思うし
食べたチョコが美味しい一粒だといいし
まずかったら二人で笑い飛ばして欲しい
おげれつ先生はアングラな二人を描く事でどこか反骨精神的の様なものさえ感じるし
「目を逸らすな」
と言われている様な気がする
別に社会的メッセージと言うわけではない
押し込められる様に底辺にてでも
いつも下を見ていたとしても
見上げた空を美しく思う事は一緒なんだと思う
この一冊を腐女子や腐男子である私たちにしか読まれないのが切ないなあとさえ思うけど
これを読める腐女子でよかったと思う
作家買い。
うわー、これは凄い…。
ヤバい。
「ビッチ部」と同じ作家さまが描いているというのも凄い。おげれつさんはコミカルな作品もシリアスな作品も描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はドシリアスベースの作品です。傾向としては人気シリーズ『恋愛ルビの正しい振り方』と同じく、身体的・精神的痛みを伴う作品です。苦手な方は注意が必要かもしれません。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は千紘。
彼がゴミ捨て場で目を覚ますシーンから物語はスタートします。
何でこんなところにいるんだっけ?
そう思う彼だったが、すぐに思い出す。昨夜、一人の男に殴られたことをー。
お金もない、家もない。
そんな千紘はまあまあ外道な生活を送っている。
子どもから食べ物を奪って食べたり、万引きしようとしたり。一人の男に「飼われて」いたが、その男に愛想をつかされ家を追い出されたのだ。
住む家もない彼は、行きつけのバーで好みの男を見つける。「ケイト」と名乗るその男に声をかけた千紘だったが、相手からのレスポンスは好感触。このままいけば今晩眠るところには困らなそう。そう思う千紘だったが、ホイホイついていった先で、ケイトに殴られ、そしてゴミ捨て場に捨てられたのだった。
んー。
なんかちょっとバイオレンス?
そう思いつつ読み進めましたが。
いやはや、そういう展開かあ…。
心にグサグサと何かが突き刺さる、そんな作品です。
千紘はゲイ。
ただそれだけの理由で、彼は家族から切り捨てられた。存在そのものを抹消された、と言ってもいいかも。
そんな彼が見つけた希望の光、それは彼の恋人。
が、その恋人もどきの男もまた、千紘を都合よく扱っていただけだった。
序盤の、え、どういう展開?からの、千紘の薄幸さに、グイグイと引き込まれていくのですが。
うん。
まあね。おげれつさん作品ですから。
まあそれだけで済むわけがない。
千紘をぶん殴ったケイトという青年の存在が、怒涛の展開で読者に流れ込んでくる。
彼がなぜ千紘を殴ったのか。
その謎を追う展開なのですが、そのこと自体は「軸」ではないんですね。ケイトが千紘と関わり、千紘の中身を知っていき、そして恋に堕ちる。
そういう恋愛のお話、なんだと思っていたのですが。
ヤラレタ…。
さすがおげれつさん。
そうきたかー!
もう、このケイトという青年がですね、もうね、…。
いや、ここからは壮大なネタバレになってしまうので書きません。どうぞ、ご自身の目で確認してください。
一生懸命に生きる、男たちのストーリーです。
どれだけ頑張っても、どんな過酷な目に遭っても、それでも底辺から這い上がれない。それは、彼らを取り巻く欲望の渦に巻き込まれているから。
すべてを諦め生きてきた二人の男が出会ったことで、彼らの中にしまい込まれていたはずの「何か」が動きだした。
かなり痛いお話です。
切ないです。
けれど、二人が、相手にだけ見せる笑顔に救われる。
ケイトと千紘のセックスシーンはそこそこ回数はあります。
けれど、そのセックスシーンは決してエロメインにはなっていない。圧倒的な画力で描かれるおげれつさんの閨シーンはいつも綺麗でエロエロですが、今作品はそれだけに非ず。
「ケイト」という男の内面を魅せる、千紘に対する感情の変化を見せる、といった方が良いかも。そのツールとして使われている、そんな気がしました。
今作品は、今巻で完結なのか否かちょびっと話題になっていましたが、一応ハピエン、と言って良い終わり方を迎えます。でも、確かにこれで終わり、という終わり方もしていません。うん、続きを早く読みたいです。
基本的にはケイト(彼の名は一つではありません。そこも大きな部分なのでぜひとも彼の本名を確認してみてください)×千紘の恋のお話です。
けれど、今の日本の闇を描いた、そんな奥深い軸を秘めた作品でもあります。
そして、沢山の様々な愛のカタチを描いた作品でもあります。
人はどんな時でも無償の愛が必要なんだなあ、と。
そんな無償の愛を、与え、そして与えられる存在がいることの素晴らしさと奇跡を描いた作品でもあります。ケイトが「お母さん」に金銭を渡すシーンがありますが、その行為に隠されたケイトの思いに、思わず落涙しました。
切なく、けれど沢山の問いを投げかける、そんな作品でした。
恥ずかしながら、おげれつ先生の作品をビッチ部しか読んだことがない人のレビュー...というよりはお気持ち感想です。
(ネタバレしまくってるので注意)
私は受けが可哀想な目にあっていればいるほど、萌えるタチなのですが、この作品は凄いです。
読了した後は、まさに私が求めていたものはこれだ...!という気持ちでいっぱいになりました。最高でした。
受けがゲイバレで肉親に勘当されていたり(最高)
長年付き合っていると思っていた彼氏に黙って結婚されていたり(最高)
夢には破れ、ヒモカスで、、、顔が可愛い...
方や、攻めは大好きな母親に捨てられ(最高)
身体を売る仕事でボコボコにされ(最高)
嬉々として再会した母親はヤク中(最高)
受けが可哀想であれば、攻めも可哀想なので、可哀想設定バーゲンセール会場か?ここは?という感じですが、このどちらも闇を持ってて全てを無くしてしまっているところが良い。
終盤のボートに乗ってから〜ラストにかけてのシーンなんて、もう最高以外の言葉が出ないですね。映画のワンシーンを見ているようでした。特に踏切のシーン。良いようにとれば、プロポーズ成功したみたいなもんじゃないですか...?一緒に死のうとする時にあの穏やかな顔はなかなか出来るもんじゃないぞ、千紘...!森のくまさんを聞いておやすみしとる場合かーーーーッ!
そんなおやすみしようとした千紘くんがいたからこそ、ケイトが踏みとどまれたんですよ。
それに千紘くんも横断歩道で身を投げ出そうとした(?)時に、ケイトから貰ったネックレスでハッとしていましたから、本当にお互いがいたからこそ、なんですよね。逆に言えば、他には何もないのかもしれませんが...
お話が素晴らしいかったのもそうなんですけど、受けの千紘くんが最高ビジュアルで闇持ちというのが個人的に刺さったので文句なしの神評価にしました。
千紘くんの照れた顔、笑った顔、怒った顔、絶望した顔、泣いてる顔、全て可愛いかったです。ずっと見ていたい...;;愛されたがりなとこもほんと...ほんとに愛しい...;;;
嬉しいことに単行本完結ではなく、お話まだ続くみたいなので、2人の愛をこれからも見守りたいと思います。
登場人物が可哀想な目にあっていたり、生い立ちが複雑だったりが好きな方には是非読んでいただきたいです。
逆に暗い、可哀想なのがダメって方は読まない方がいいかもしれません。...それはそれとして、千紘くんは可愛いのでやっぱり読んでください...!(ゴリ押し)
幼児虐待も暴力も暴行も苦手。おげれつたなか先生の作品にはそれらがよくある。でも買っちゃうんだよな~。
美しい絵柄と思いもしないストーリーに引き込まれてしまうから。
そして、苦しくても最後には必ず光が差すから。唯一の相手を見つける事が出来るから。
だからこの作品も読んでいて辛くて苦しいけど読んでしまう。そんなわたしはマゾなのかと思ってしまうほどに。
いつも傷つけられてきたから相手のちょっとした事にすぐ気付くし、反応してしまうふたり。
裏切られてきたから不安になってしまうふたり。
でもきっとふたりならふたりにしかできない愛を育んでいけるんじゃないかと期待してしまう。
ちょっとした笑顔や些細な言葉に喜びを感じられるふたりの関係は不器用ながら一生懸命。
だからこそ、最後には幸せになってほしい!と願っているのに、タイトルは「happy ending」じゃなくて「happy of the end」。幸せの終焉?幸せの最終結果?という意味。
何もないふたりに、自分だけを愛して認めてくれる人を欲しているふたりをハッピーエンドにしてくださいと願うばかり。
ああ、早く続きが読みたい!
追加です。
おげれつたなか先生に「ハッピーエンドですか?」と質問したら、「もちろんハッピーエンド。ハッピーエンドしか描かない」と答えてもらえました。
ただ2巻も引き続きふたりには辛い事が起こるような話し方はされていました… でも、ハッピーエンドだから、ふたりは幸せになるから、苦しくてもこのまま最後まで読み進めていこうと思っています。
ちるちるのインタビューを読んだら、気持ちが塞いでしまいました。
ほんのちょっと紹介されたページを見ても。ザワザワと苛む痛み。
本編はずっと、もっと、痛い。
タイトルが示す様に。彼等の救済を描いてくれる事を信じて待ちたいと思う。
はらだ先生の「ハッピークソライフ」と同様に、いやそれ以上に。千紘とケイトは底辺に生活する若者達だ。レビューで、他の作家様の作品を引き合いに出すのは一種の禁忌ではあるけども。私は両作品を比べようとするものでは無い。本作に描かれた若者たちの底辺度の具合に、そのエピソードに、表裏一体を感じてしまうのだ。タイトルも然り。「ハッピー・オブ・ジ・エンド」。彼等の「クソライフ」のエンディングは何処へ向かうのか。
千紘は、二股男の真意に気付かないピュアっ子だったりする。ゲイである事を家族に受け入れて貰えない。家族の温かさを知らない。男の嘘に縋るしか無い心細さを抱えていて。辛いからと、好きだったカメラの仕事を放り出し、ヒモをしてみたり。要は、楽な方へ楽な方へと流れているつもりが、底辺にまで堕ちてしまった、困ったちゃんだったりする。
ケイトのそれはもっと業が深い。奔放に生きてきた、もしくは生きる事にのみ必死だった中国人の母親に産み落とされてからというもの、やはり生きる為と、身体を売り、SMというには度の過ぎた客の暴力に耐え、それは仕事と言えるのかも分からない事をして生きて来た。母は薬物の為に記憶も怪しく、それでもまだ街頭に立って春を売る。正気かどうかも、本当にケイトの母親かどうかも分からない彼女に、金を渡し続けるケイト。
ケイトに戸籍というものがあるのかどうかすら怪しい。
そんな2人がドン底生活の中で出逢う。身体の痛みには慣れた筈の。ケイトの心の痛み。
束の間の千紘との生活の中で。それでも「生きたい。」と涙する、彼等に貰い泣き。
ラスト周辺の、ほんの擦り傷の痛みに涙するケイトの痛々しさにも涙。
もっと凄い痛みにも耐えて来た、というよりも。鈍化していた筈の心と身体に、初めて得た痛み。死ぬのも怖い、千紘を失うのも怖い。ケイトはジ・エンドを自ら回避する。
少なくとも、2人で生きる事を選択するのだ。
おげれつたなか先生がインタビューでお話されていた様に。加治さんがいい。
2人を見守る兄貴的な、オカン的な彼もまた、夜の女たちを送迎するドライバーで。女の子に誑かされてはバカをみているお人好しだ。彼の登場はホッとさせてくれる。
巻末には小さく「to be continued」…物語はまだスタートしたばかり。
おげれつたなか先生の作品は全て拝見させて頂いています。今回もとてもわくわくしながらみたのですが、圧巻でした、、、。先生にしかかけない深くて切なくてキュンキュンできる世界観。とても好きです。読んでいると本当に先生の世界に引き込まれます。そして、絵の綺麗さも半端ない。おげれつたなか先生のかかれる涙は本当に美しいです…。とても素晴らしい作品でした。
生きることは痛みを伴う…
そんなヒリヒリ感のある作品。世界観が圧倒的で、帯にもある互いに何も持ってないっていう言葉が読み進めていくとジンと響く。
とてつもなく痛い…でも目が離せない。
何が痛いって二人の境遇がね。不幸な自分自身からの逃避が何ともリアル。
誰かの何かに縋ってきた二人の重々しく、息苦しい生き方に辛くなる…
でもこれが続くって凄いな
全然展開が読めない、ストーリーテラーのおげれつたなか先生らしいお話、痛々しさの中にちょっと差し込めた光が感じられてドキドキしてしまう…。
この作品に出てくる2人はどう見ても退廃的な生き方なんだけど、こうならざる得なかった側面があってもっと早く出会えていたならもっと救われたんだろうか、
そもそも救いってなんだろうかと、ラストシーン見て考えてしまう。
ところで、Qpaのシャカシャカ修正いいよね!?
(シリアスをぶち壊す発言)
おげれつたなか先生は「はだける怪物」が1番好きだから、シリアスな先生の雰囲気に飲まれるの心地よいまであるな…!?
キャラのバックボーンに感情移入してみまうその描写力に脱帽です。
メチャクチャ魅せてくれるなぁ…!
これからの展開が楽しみです。
おげれつ先生の作品は心に突き刺さるものがあります。
「謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男」
帯の受け攻め設定を見たときは心して読まねば…と思いました。
出会いこそ衝撃的でしたが、読み終わるころにはどちらもかわいい青年です。
誰かに愛されたいと願う2人のお話しなんだと理解しました。
千紘は元カレ&家族、ケイトは母親のことで色々と有り…それぞれが拗らせてしまって当然な重く辛い過去が明らかに。
ケイトの独特な「ヒッ」という笑い方はお母さんのふりをしていた人から影響を受けていたのかな。切ないです。
後半ボートから踏切のシーンで心揺さぶられまくりました…。
2人で幸せになってほしい。
直接的な告白は無いですが、お互いに段々と惹かれていっているのが分かるし、ケイトは結構ヤキモチ妬きなんじゃないかな~というところもありおいしかったです。
to be continuedということで2巻が待ち遠しいー!!
容赦なく心を抉ってくる作品。ちょっと昔の文学作品を思い出す感じがありましたが、絵で見る衝撃はすごい!リアルな絵柄なので余計に目に焼き付いて離れないシーンがいくつもありました。
芯からクズになりきれないクズもどきな二人のお話。愛を知らない二人、必死に愛を求める二人、とも言えるのかな。
千紘はまだ素直に世界に期待を持ってるんですが、その相手が姿形のある人間なので、裏切られて付く傷が本当に生々しい。目の前の誰かに存在を無視され続ける人生なのに、まだ明るく生きていられるのは強さなのか弱さなのか。毎回律儀に傷付いてるので、読んでてずっとしんどいです。
ケイトは瞳に光がなくて最初はすごく怖かった…。でもそうなるのも納得の凄惨な過去を持っています。たぶん本質的に千紘と似た希望は持ってるんですが、もう一人の自分の中に閉じ込めて、期待に気付かないように生きてるように見えました。
そんな二人が出会って、心の奥の方に仕舞ってあった期待を引き摺り出されてしまうケイト。やっぱり一番印象的なシーンはラスト手前のあれですね。その後のセリフが素晴らしい。脳内で「痛みを感じるってことは生きてる!」って誰かが言ってました笑。でもまさにそういうシーンになってると思います。
一応まとまったところで終わってますが、ケイトの謎はたっぷり残されたまま。特に、BLに活かす展開が想像もできない国籍の話が気になりました。続刊が今から楽しみです。
(私事ですが初レビューです。)
エスケープジャーニーぶりのおげれつ先生の作品!
今まで何故か先生の作品を敬遠していたのですが、過去の私を殴りたい!!!!!!!
特に攻め様のバックグラウンドが重く、ジメッとした世界観の中で話が進んでく本作。
設定ゆえのドン底展開に身を構えるも、物語の随所に散りばめられるドラマチックさが効いて、重厚感のある話なのに鬱にならずページを捲る手が止まらない……!
主人公2人が歪な2つのピースが合わさっていくように、精神の未成熟さゆえに衝突しながらも進んでいこうとする姿がもどかしくも愛おしくて。
陰湿な路地裏に一縷の光が差しこむような結末に胸がいっぱいになりました。
あと…
おげれつ先生の毛の描写が好きです!!!!
フ○ラさせる時のチ○毛が特に。
あのリアルに艶っぽくて絶妙な縮れ具合で喉に詰まりそうな感じが……!!
シリアスとエロの塩梅が絶妙で最高の一言に尽きます!情緒不安定!
完全無欠の神作品でした。