どう考えても死んでいる

doukangaetemo shindeiru

どう考えても死んでいる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×216
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
217
評価数
54
平均
4.1 / 5
神率
42.6%
著者
雁須磨子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344848719

あらすじ

名前を強く呼ばれ、気がついた目黒晋太郎は、自分が死んでしまったことを認識する。また名前を呼ばれ、その声のもとに辿りつくと、恋人・翼が怪しげな霊能力者の男に騙されている場面に遭遇。霊能者が翼にキスをしようとしたところで窓を割って妨害するが、翼にはその姿は見えていない。しかし晋太郎がやったと確信する翼は、またその霊能者に降霊を頼んでしまう。そして晋太郎は自分が死んで1年半経ったことを知り、それでも晋太郎に会いたいという翼に、自分も会いたいと願うが……⁉

表題作どう考えても死んでいる

目黒晋太郎,24歳→数年後,事故死した青年
神村翼,20歳→数年後,晋太郎の恋人

その他の収録作品

  • おまけまんが
  • あとがき

レビュー投稿数13

ちょっとだけオカルチック

ちょっとドキッとするタイトルですが、作家さんがずっと描いてみたかったという幽霊ものでした。

ゲイのカップル(攻めさんはノンケかもしれない)。攻めが死んで、でも幽霊としてまだ成仏してないみたい、というところからお話が始まります。
何やら自分を呼び出そうとしているらしい彼氏。その彼氏が依頼したあやしい降霊師。お話はいったいどこへ行くのか?

雁さんだけに、善人悪人がはっきりしない人間くさいキャラ達が魅力です。

ちょっと背筋が凍りそうな強めの降霊師?も登場しますが、あまりオカルトには深入りしない感じでほっとしました。

0

それでいいのか?

 死んでしまった恋人をあの手この手で蘇らせようとする翼の行動力や、本当に恋人が憑依しているのかどうかも定かではない霊媒師とセックスすることすら躊躇わない情熱はとても面白かったです。ただ、読み進めるにつれ霊媒師達の存在感が増してカオスな展開になっていき、晋太郎と翼のやりとりに萌える余地がほとんどありませんでした。訳も分からぬうちに結末を迎えた……、というのが正直な感想。大した寝取られ展開もなく結末もコメディみたいで、導入が良かっただけにごちゃごちゃしていたのが残念でした。

0

不思議な作品

Kindle unlimitedで読みました。
あらすじを読んで察した通り、全体的に不思議な作品でした。物語の導入からとにかく謎!何も分からないというところからスタートするので、最初は謎解き感覚で読むことになります。後半はちょっと駆け足すぎるかなと思ったのですが、謎が解けていくと「なるほど~」となりましたね。展開としてはとても面白かったです。特に私がすごく良かったなと思うシーンは、二人のなれそめですね。すごく些細な出会いなのに、惹かれ合う理由がよくわかって感動しました。なぜ翼は晋太郎をそこまで追いかけるのか、という謎が解けるその瞬間に胸が温かくなる作品です。

ただ、非科学的な話はちょっと無理!っていう方は向いてないかなと思いますので、その点は人を選ぶかもしれません。展開は王道なんですけどね。

0

笑えて、切なくて

初めて読む雁須磨子先生の作品でした。
お名前だけは知っていたのですが、なかなか読む機会が無く…。
このタイトルからして、死ネタか…悲し過ぎる話は今は読みたくないな、とも思ったのですが、評価の良さに惹かれて読みました。

ハイ、最初から死んでます。
どう考えても死んでますね、タイトル通りです。
恋人同士の片方が死んでもお互い忘れられず、魂を引き寄せたというお話に加え、驚きの裏設定もある展開でとても面白かったです。
個人的にはネタバレなしで読んで欲しい作品です。

死ネタなのでもちろん切なさはありますが、笑いの要素も豊富で、ラストはハッピーエンドと言ってもいい終わり方なんじゃないでしょうか。
たとえ短い生い先だとしても、2人で居たい。なんて素敵なパートナーと出会えたんだろう。
胸が熱くなるようなお話でした!

1

呼ぶ声

200点届いてない!どうしてなのか!

須磨子節でした。
気付かぬうちに8割読み終わってて、もう終わっちゃう!とびっくりした。うーん没入。単純にページが足りないともいう。父登場から駆け足すぎるでしょ!
登場人物全員が皆んな胡散臭いところが面白い。そして何にもハッピーじゃない気もするし、なんだか幸せな気がする不思議。命尽きてから後(父)のものになるってどういうことなの…サインしていいのか怖すぎるでしょ。後(息子)は髪切った方がカッコいい。晋太郎のピカピカなところも、翼がただの可愛子ちゃんではなく狂気の塊なところも大変良くて、一冊で終わるキャラクターではもったいないよ!
名前を呼ぶと引き留めれるってところが言霊&名前好きの自分にはツボな設定でした。薄くなる晋太郎と縮む翼で切ない気分に。電子限定おまけの「頬に赤みもさす」で更に切ない気分に。

3

お見事!

始まりからは予想できない展開に驚き、雁須磨子先生の手の上で見事に転がされました...。

ボーイズラブあるあるの幽霊ネタでありながらも、誰も思いつかない斬新なストーリーを読むことができます。凄い。
でもどこか庶民的というか、親しみのあるキャラクターや雰囲気になっていて...不思議なバランスです。

死別がバッドエンドならば、こちらはハッピーエンドです。サブCP(父)やその後(契約うんぬん)も気になるので続きが読みたいなあ〜と思いつつ想像するのも楽しい...。

1

まさかの結末

「どう考えても死んでいる」
主人公は死んでいる。。
またなんかインパクト大なタイトルきましたよね。
作家買いで楽しみにしていた雁須磨子先生の新刊です。
非BLの作品も多い雁須磨子先生のBL
ゆいつ先生のと同梱にしてたので読むのが遅くなってしまいましたがいや、こうきたかって笑ってしまいました。
はぴえんってレビューを見てたので
いやいや死んでオバケからはじまって
一体どうはぴえんに?って思っていたら
とんでもないお話でした。
1話から面白いです。
インチキ霊媒師が自分を降霊憑依させようとしている。。
ネタバレすぎですがまさかのよみがえりのお話で
言っちゃえばオカルト?またはファンタジーですね。
霊媒師?除霊?三角窓みたいな人が出てきます。
よくこんなお話思いつくよねって
へんてこだなと笑ってしまいましたが
そこは雁須磨子先生なので
せつなくておかしくてなんとも面白かったです。
評価が難しい作品かもしれないけど
私は好きです。
ほんと読んでみると変な霊媒師とか
登場人物たちも雁須磨子先生ぽい。
カバーもかわいくて
お気に入りの一冊です。
ちょっと変わった?の読みたい人には
おススメします。面白いですよ!

2

お互いの想いの強さ

作家さん買い。

うーん、レビューが難しいわ、この作品。
まとまらないけど書きます。

死んで幽霊になって……というパターンのお話は何回か読んでるけど、このオチは初めてですね。
どう着地するのかわからなかったけど、予想外だったわー。

強烈な陰陽カプっていうんでしょうか。
闇を引き寄せる強大な力を持っている翼と、光の塊のような晋太郎。
そんな二人が出会ったことによって、まさかの展開。
晋太郎は翼と出会わなければ、まだ死なずに生きていたんでしょうけど、晋太郎にとっては翼に出会わない人生よりも出会った人生(その後の結果も含めて)のほうが遥かに幸せで後悔してないんですよね。
初読時は、まさかまさか&バタバタしてる感じがして飲み込むのに精一杯だったけど、再読すると「お互いの想いの強さ」に目が潤んでしまいました。

でもあとがきで「あと10年くらい」とあって、えー、たった10年……と。
まぁ長さじゃないのはわかってるんだけど……。

男同士がラブしてるから確かにBLなんだけど、BL読まない人でも読めそうだなって思いました。

5

不穏なタイトルですが

目黒晋太郎はどう考えても死んでいます。
自分の名前を強く呼ばれて、無意識に向かった先には生前の恋人である翼の姿が。
何やら翼は怪しげな霊能力者とまたさらに怪しげな降霊術を実行しようとしていて…。

幽霊、呪いにエセ?霊能力者、のっとりやよみがえり…、といろいろとスピリチュアル色強め。
展開がどうなるのか想像ができなくて、翼の行動も読めないし一体どうなっちゃうのか、着地点はどうなるのかわからなくてドキドキしながら読み進めました。

そのうちにわかってくる翼の体質がしんどくて、偶然に出会った晋太郎に救われた…と思いきや晋太郎にまで翼の体質が影響していってしまって…。
不遇にも感じてしまうふたりの出会い。
BがL、なんですけどすごく強い想いというか後悔執着が入り混じった純愛。
翼が晋太郎の名前を何度も呼び続けている描写がせつなくて、最後も側から見たら大団円とはいいかねてしまうエンドですが、別れは今じゃない。ふたりが出会い結ばれたことは決して間違いじゃない、残された時間で一緒にいられることがふたりにとっての幸せの最善なんだな、と思いました。

なんだかとても不思議な感覚にさせられる作品で、翼の柄シャツの趣味が霊だ呪いだというお話しの中での和みポイントでした。

4

幸せだしまあいいか~っていうね

タイトルに惹かれて読んでみました。幽霊とその彼氏とエセ霊媒師の不思議な三角関係?みたいな何か。読み終わった後はファンタジー!って叫びたくなるかも。考えるな感じろ系、最終的にはハピエンだしまあいいか~ってなります。
落ち込んで騙されてると思われた翼は、妖しい呪術で晋太郎を霊媒師の体の中に閉じ込めます。「おめでとう~よみがえり~」のハイテンションで笑いました。それまで儚げな雰囲気だったのに笑。翼の過去は辛すぎるものですが、同情を誘うキャラじゃない不思議ちゃんです。作品がシリアスになりそうな空気をぶち壊してくるのは毎回翼で、独特のノリを持つ漫画だな~と思いました。
ラスボスとの対決はごちゃごちゃしてて微妙…。霊媒師の家庭事情や親との複雑な関係性を入れ込んできて、メインカプと関係ないとこでいろいろやられても興味ないなって感じで。三人の物語だし霊媒師もメインキャラではあるんでしょうけど。
で、なんだかんだあってハピエンです。こういう形の幽霊ものは私はあまり見たことなかったです。電子のおまけであれ???とさらにハテナが増えましたが、それもまあいいか~と流して楽しみました。ふわっと読むのがいいと思います。

3

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