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haru wo daiteita afterward
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
話がそれはそれは壮大すぎて、先生の想像力に屈服しました。
『春を抱いていた』終了後の救済の一冊。
最終巻を読んで、え⁈なんでなんでこのラスト?やだ〜涙涙!だったそんな私を救ってくれました。
今を生きる全春抱きファンがこの世から死んだ後も、2人の遺伝子は未来永劫、遠い宇宙で永遠に何世代も生き続ける、という壮大な妄想をこの一冊は与えてくれて気が狂いそうです。
エモすぎて腐女子冥利につきます。
ありがとうございました。
「春を抱いていた ALIVE」最初巻の衝撃が冷めやらぬうちに、こちらの作品が「BE・BOY GOLD」に掲載されました。
雑誌掲載時にも号泣しましたが、内容を知ってるのにコミックスを読んで再び泣いていました。架空の人物達なのに、こんなに切なくて仕方がないのは初めてなんです。
香藤の甥である洋介視点のお話で、損失感を抱えながら生きている岩城さんを見て号泣してしまいました。
そして彼等の生まれ変わりであろう子孫同士の出会いと恋に泣き、岩城さんが遺した多くの事を知りまた泣いてしまうのです。
この「春を抱いていた afterward」は香藤と岩城さんの救済であるだけでなく、読者に対する救済なんですよね。
「春を抱いていた ALIVE」最終巻でも桜が印象的な役割を果たしていましたが、「春を抱いていた afterward」へ繋ぐ作品が描き下ろしの「サクラビト」でした。
香藤を亡くしてからの気持ちのありようの変化を語っている岩城さんと、回想の中の香藤の笑顔にまた泣いてしまいました。
このお話の中で岩城さんがやりたい事があると、2人の家の桜が咲く庭先で皆に話しています。
それが岩城さんの遺したものであり、一颯と夏空野を出会わせて、更に2人を幸せにしていると思うとまた涙が出るのです。
もう鼻が詰まって呼吸困難です。www
そして最後のカグヤとイブキのシーンも堪りませんでした。この一冊で何回泣かされたのやら。www
それくらいこのシリーズには思い入れがあります。
『ALIVE』で超衝撃を受けて泣き続け。
創作だけれど、本当に身内がいなくなった以上に泣いて泣いて。
思い出したりするだけで泣いていたけど。
今回『aftereard』をどんな感情で読めばいいのか、すごく迷ったけれど…表紙の二人の笑顔に後押しされて拝読。
結果…読んでよかった!!!!!(拍手喝采)ってなりました。
洋介の話。
桜の話。
そして100年後の未来へ。
こんな風に紡がれる未来があるんだ…というより、話の構成が素晴らしい。
最高の始まりと最高の終わり。
体験してほしいです…相変わらず泣かされてますけど笑
前半は香藤と洋介の回想、香藤を失ってからの岩城の生活、洋介の想いがメイン。最終巻の終盤は怒涛の展開で、何度も自分なりに噛み砕いてなんとかハッピーエンドだと思えた、というのが正直なところだったので、香藤と死別した後もけっして岩城は辛かったばかりではなく、ちゃんと周りの温かさを受け取れていたんだなというのをこちらで知ることができ、ようやく心から結末を受け入れられた気がします。洋介の存在も、本当に岩城を救い上げたんだなぁと。香藤と自分の違いを理解して、最後まで岩城を苦しめないよう行動した洋介は誰よりも大人の男でした。大切にできる人が見つかるよう、岩城と共に祈っています。
そして後半は、香藤と岩城それぞれの後裔の話へ。なんだ、香藤も岩城も登場しないのかとがっかりすることはないと思います。前世を描いた『冬の蝉』と同様、2人の魂をしっかり感じられる話になっていました。そうか、これは香藤を亡くしてからの岩城が血を吐く想いで歩んだ道が繋げてくれた未来なんですね。生前に香藤から与えられた溢れるほどの愛によって、岩城は恋人のために生きる強さを失わなかった。そして並大抵ではない努力で、洋介や翔のため、また、自分達と同じような境遇の人のため、未来のために、たくさんの人が幸せになれる道を築き上げた。香藤の愛が岩城を変え、その岩城が日本中を幸せにした。これほどのハッピーエンドがあるでしょうか。2人の魂はこうして過去から未来へと受け継がれていく。BLでまたと読めないであろう壮大な愛の物語を見せてくれました。新田先生、本当にありがとう。
衝撃的なラストで終わった「春を抱いていた」シリーズの後日譚。100年後?SFか!蛇足だわ!とあまり期待せず、でも一応シリーズは見届けなければ、くらいのかなり失礼な気持ちで読んだのですが…面白かった!
ちゃんと悲劇的な本編の救いになっていました。「夏の蝉」から続く過去、現在、未来。君と好きな人が100年続きますように…っていう流行歌の歌詞を地でいってるような2人です。むしろ永遠に続いてくれ。あの2つの生命体。SFチックな仕上がりになってますが、ちゃんとあの2人になってて良かったです。最後にがっつりベッドシーンがあるのも。
最近の私は、高村薫氏の一般作、レディ・ジョーカーシリーズの合田雄一郎にどハマりして、日々彼と相手の検事(今は判事)のことばかり考え、商業BL世界に戻れるかしら?なんて思ってましたが…あっさり簡単に戻ってこれた(笑)やはり良い作品は漫画も小説もBLも一般も関係ないですね。素晴らしいクリエイター達には感謝しかない。ブラボー!これを機に積読になってる沢山の商業BL小説も読み漁りたいです。
まあ自分の場合、一般作品もBL作品もまるっきり腐女子目線で読んでることは変わりないですけどね。
冬の蝉
春抱き
春抱きALIVE
そして今作の最後の
夏の蝉
と時空を超えて結ばれては離れていく二人に魂の行く末がこの様の結実していくと
もう二人は離れないで済むのですよと
先生は証明してくださったんだと思う
このシリーズ読むと圧倒的に引き込まれる力を持つ作品であることは間違いなく読み返すと初読の時代を思い出すくらい長い時間を共に歩いてきたお話でした
旧シリーズからALIVEまで
シリーズ中何度も命の狭間に陥っていた二人
生きて愛し合う事は奇跡でありその奇跡はまるで一本のロープの上を渡るようだと思っておりましたので
今作で二人の魂がもう別れなくていい器に移され共に生きていく
もう別れなくてもいいというラストは
とても美しく優しい結末でした
先生描いてくださってありがとうございました
思い入れが強すぎで、春抱きシリーズ1冊もレビューをしていませんでした。色々すっ飛ばしてafterwardは書いてみようと思います。自分が商業BLを読みはじめるきっかけとなり、初めて全巻紙で買った思い入れのある作品で、燦然と輝く唯一無二のBL漫画です。
◾️スペアキーの条件
開いて数ページの香藤登場にもうダメージをくらう。あ…あぁ…暫く眺めてしまった。この美しい人を。そして岩城さん…美しいです。ごめん洋介、私も「異物はいらないんだよ」のクチなので、受け入れられない。洋介自身がそれを百も承知なのも辛い。
◾️サクラビト
そこで泣くのが小野塚くんなんだっていう衝撃。衝撃だけど納得。小野塚くんは共感性の高い非常に良い子で。宮坂はいつもアウト。
◾️夏の蝉
「冬の蝉」は前世だけどあくまでも別物。「夏の蝉」もその意識は無くしたくない。けどやっぱ同じ顔だし、夏空野は可愛いし、いい香りするし…1冊読んでる間ずっと「あぁ」って気持ちになる本です。これで彼らは"永遠"になったんですね。愛の物語でした。
長いシリーズなので、この巻だけ読了。
本編より、後半の「夏の蝉」が良かった。
前作を読んでいないので、関わりがわからない.
洋二の甥、洋介と京介の関わりはファザコンの延長のようで面白くない。
「夏の蝉」は、とても良かった。SF要素入りのBL。
京介の子孫、と言っても
保管していた冷凍精子から人工授精して生まれた子孫、カグヤ。
洋二の子孫・一颯(いぶき)は、近未来でも芸能一家に生まれ、芸能人になりたくないと、宇宙飛行士に志願した変わり種。
二人が引き合うように出会って、結婚する。
そしてカグヤとイブキ、二人の情報をそっくり搭載させたアンドロイドに、宇宙へ旅に出して、保存した受精卵を補完したアンドロイドがどこかの惑星で、アダムとイブになるかもしれない、という話。
京介と洋二の志が、ずっと続く。夢がある完結編でした。
名前が似ているので、識別が難しかった。
鮮烈な最終話の衝撃の後、もう彼らの活躍を見ることができない喪失感を忘れられずにいたファンにはありがたい贈り物でした
最初の短編では彼らのことを一番近くにいた洋介くんから見たその後の日々が描かれていました。
二人をどれほど大切に思っていたかよくわかります。
そして、香藤を愛する岩城と岩城を愛する香藤の愛の形を愛していたのだと思えました。
できればこれからの活躍も見ていきたいというのは贅沢でしょうか。
息子世代の恋の行方や俳優としての苦悩も気になります。
後半は一気に100年後の世界です。
同性婚が当たり前の世の中になって科学技術も進化し彼らができなかったことを成し遂げその先の未来へと続く物語の始まりでもありました。
最後の最後に明るい未来を見せてくださったことに感謝します。
空軍のエリート香藤、かっこよかったです。
はじめて春抱きを目にしたのは、15年以上前シリーズの途中の話で、2人の関係性もよく分からず絵も苦手でした。
冬の蝉を観ても悲しい話とは思いましたが、そこまで思い入れることもなく…。
alive1巻が発売されたキャンペーンでなんとなく1巻を読んだらすっかり2人の恋愛にはまり、人間性が好きになり、私の中で最も好きな作品になりました。
alive6巻が衝撃すぎて、真っ白になりしばらく無かったことにしてしまうほどでした。
なので、救済があると聞いてはいましたが、なかなか調べるのも億劫になっていて、やっと今日読むことができました。
まだ前巻を読み返すまでは難しいですが、この一冊のおかけで1巻からゆっくり読みたいと思えるようになりました。
alive6巻で終わった方がいらっしゃいましたらぜひこちらを読まれてください。