ケイ×ヤク -あぶない相棒- 5

kei yaku

ケイ×ヤク -あぶない相棒- 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
67
評価数
14
平均
4.8 / 5
神率
78.6%
著者
薫原好江 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCデラックス
発売日
電子発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784065220825

あらすじ

一狼(いちろう)と獅郎(しろう)が20年前に起こったビル爆破事件の真相を追っていることが大須(おおす)総理に知られてしまった。大須総理は、息子の匡(まさし)が関与した事件の真相を知られまいと獅郎を呼び出す。一方、ビル爆破事件の黒幕ジョーカーことロン・アテロフは、一狼の大事な人物への凶行をにおわせ、一狼と獅郎を分断する。四面楚歌の中、さらなる危機が一狼と獅郎を襲うのだが――。

表題作ケイ×ヤク -あぶない相棒- 5

警視庁公安捜査
ヤクザ若頭

その他の収録作品

  • おまけ27~29
  • 描き下ろし特別編「ある夜のこと」

レビュー投稿数2

二度と離れない

『ケイ×ヤク -あぶない相棒-(4)』の続編になります。

警視庁公安捜査官 国下一狼と峰上組若頭 英 獅郎のお話。

前作では、謎の女から逃げ切ってラブホテルに身を隠した一狼と獅郎。
その頃、殺された森川、澤口、行方不明の東幸子の父親たちが大須総理大臣にメールを送っていました。
今作は、その続きになります。
獅郎が仕掛けた盗聴アプリにより、ラブホテルから総理の動きを監視していた2人。
ラブホテル滞在5日目、ようやく総理に怪しい動きが…しかし、居場所を把握する前にスマホの電源が落ちてしまいます。
翌日、莉音の協力者と接触した一狼の協力者が有益な情報を得ていました。
それは「J」に似ている男性が女性と共にアパートに入るのを目撃したと。
時を同じくして、獅郎のスマホにメッセージが届きました。
「今夜9時 いつもの場所で」

5巻では、「J」ことB国諜報員 ロン・アテロフの策略もあり、一狼と獅郎は離れて行動することになります。
時を同じくして、獅郎の部下から峰上組の中村が敵対する志尾組と密会している連絡が入りました。
その密会は何を意味しているのか?
ロンの標的にされた千夏ちゃんの傍を離れられない一狼。
全てを聞き出そうと一人で総理に会う獅郎。
事態は全貌解明に向けて大きく動き出しました。

今作も様々なことが同時に起こるので目が離せません(汗)
それだけ重大で深刻な状況であり、事件の大きさを物語っています。
20年前の「新宿テトラビル爆破事件」の真相が明らかになるので要チェックですよ。
そして、一狼と獅郎だけではなく、謎の女に見つかった莉音も再び危険に晒されてしまいます。
ハラハラドキドキする展開はもちろんですが、今作はキュンキュンも味わえました♡
おすすめは、一人で総理に会いに行くことを心配する一狼に獅郎がキスをするシーンと峰上組組員に命を狙われた獅郎を助けに駆け付けた一狼の登場シーン。
(」〃>Д<)」キャー!!!!!
獅郎のいじらしさと一狼のカッコよさに悶絶すること間違いありません(笑)

最後は、謎の女の振りかざすナイフに絶体絶命の莉音。
その瞬間、一発の銃声が響きました。
目を開けた莉音の前に立っていたのは…。

次作からは、とうとう一狼と獅郎の反撃が開始されます。
今から楽しみですが、日本全体を揺るがす大事件に発展するかも知れないと思うと落ち着かない(汗)
全体を通してシリアスな展開が続いていますが、コミカル要素も上手に取り入れてあるので暗い雰囲気にならずに読み進められます。

個人的には、事件が解決した時、一狼と獅郎の関係がどうなるのか心配だな。
公安とヤクザ…本来は相容れない関係。
事件の全貌解明と共に一狼と獅郎の動向にも注目したいです。

巻を増すごとに面白くなる良作のシリーズ。
今からでもご覧いただくことをおすすめします。

3

No Title

アクション要素かなり強めでした(特に後半)。

相変わらずツッコミどころはあるのですが、BL的な映えシーンで本編中にしっかり盛り上がることが出来て良かったです。
めちゃくちゃ明確にBL的な萌えどころがありました。獅郎から一狼へのキスシーンです。お別れのキス……? これで最後かもしれないと言うタイミングでのキスでエモいものがありました。
腐女子の色目で見ているのか実際にそういう設定かわかりませんが、獅郎はもう恋愛的な意味で一狼のことが好きとしか思えません。
一狼の片想い相手の千夏がシンプルに非の打ち所がない良い子なので、獅郎に勝ち目があるとは思えず、それもまた私の勝手な盛り上がり要素の一つになりました(作風的に千夏とどうこうなることは無さそうだが)。

事件の捜査についてはやはりツッコミどころが多いです。色々あるのですが、私はどうしても協力者が出てくる度に微妙な気持ちになってしまいます(重要なシーンが協力者越しだった)。千夏の警護などもそうですが、頼れる範囲が謎なんですよね……。

そして獅郎と一狼がチンピラたちから逃走する際、何台ものパトカーの横を弾痕だらけの車ですれ違ってしばらくジワりました。
終始そんな感じの緩さなのでサスペンスとしてはオススメ出来ませんが、ゆるふわBLとしては楽しいです。
個人的には早く事件解決してラブコメ展開に戻って欲しい。そんな気持ちで読んでいるので、事件やアクションシーンよりも冒頭のラブホで生活した五日間をもっとしっかり見たかったなと思ってしまいました(笑)

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