おれのためのオメガだ

Mr.α

Mr.α
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神60
  • 萌×231
  • 萌8
  • 中立5
  • しゅみじゃない22

--

レビュー数
18
得点
453
評価数
126
平均
3.8 / 5
神率
47.6%
著者
夕映月子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
アヒル森下 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773060768

あらすじ

超人気α俳優・清住章吾は、βの日和の元恋人だった。
バースの差や、すれ違いで別れたふたりだったが、日和が彼の舞台へ楽屋花を届けたことをきっかけに再会してしまう。
「おれには、おまえしかいない」と口説いてくる章吾。彼の俳優としての姿を見、関係を深めていくうちに、日和の心も動いていく。
やがて日和は「オメガのような甘い匂いがする」と言われるようになり──!? 再会ドラマティックオメガバース

表題作Mr.α

清住章吾(α),29歳,人気俳優
中谷日和(β),28歳,生花店店長

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

No Title

ベータで自分は彼とは番ないから、と再会しても常に一歩引いている日和だけど章吾の想いが一途で強くて最高。強く強く求めているのがすごく伝わってくる。 ブレない男好きだわ…。ホワイトキングプロテアとセルリアのブーケとかカッコ良すぎるんだけど 作中、日和がお花屋さんで章吾が観葉植物が好きだということもあってグリーンを常に感じたのでアヒル森下先生のこの表紙がまた最高ーにフィットしてるんですよ!!!素晴らしい。ある香りも感じたけれど爽やかな柑橘系の香りどんなか気になるな…

0

面白かった〜!ちょっと変化球なオメガバースの世界

少し前から夕映月子先生の作品にハマり、文字通り読み漁っているのですが。

今回は、ちょっと普通とは違う設定の入った、変化球オメガバース世界での、再会愛。
以下、かなりのネタバレありのレビューとなります。




一度、誤解ゆえに受けと別れることになった攻め、「Mr,α(完璧な結婚相手)」と評される章吾の執着愛がすごかった…!!

「すがりつく攻め」を見たい方、こちらの作品をぜひぜひぜひ!と強く言いたいです。受けに何度すげなくされても、諦めない攻め。

相手のバース性を変えてしまうほどの大きさの愛に、圧倒されます。
受けの日和がなんだか無自覚にえっちなのもすごく良かった。。攻め受けどちらもかなり好きでした◎

ただ、これは本当に自分の我儘であり好みの問題なのですが、個人的にはバース性の壁を超えて、α×βのままでの、生殖的な意味も持たないカップルでいて欲しかったなー…と。
そっちの方が”究極の愛”感が(あくまでも自分の中では)あったなー、なんて思ったり。。

とはいえ、なんだかんだ最後幸せな二人を見てこちらも幸せのお裾分けをいただいたので、満足ですし大変萌えました(*´艸`*)

受けの日和が生花店を営んでいるということで、植物の名前がかなり沢山出てきて、見えないのに緑に癒される気分になれるところも良かった!
あまりそっち方面には詳しくないため、いちいちネットで画像検索して調べちゃいました。濡れ髪にキングフロテアが似合う攻め、素敵だ〜✨

1

10年ぶりの再会

タイトルのとおり、オメガバースものです。
他と違うのは、バース変容が含まれているというものです。
高校生のときにつきあっていた一学年上の先輩(俳優でもある)と、自然消滅後に10年ぶりに再会するお話。
この先輩がとにかく主人公のことが大好きで、いっときも離れたくないくらいに愛しているということが、読み進めるだけで充分伝わってきます。
それはもう、いっそ気の毒なくらい。

反対に、主人公の気持ちが分かりにくかったです。
もともと自然消滅したというのも、本当はそうではなく、先輩の部屋からオメガ女性が出てくるのを偶然目にしたことが原因(そのことは再会後に話したので、先輩はそれが原因と思ってない)。
主人公は、自分がベータだからアルファの先輩には相応しくない。オメガだったら女性だったら、と再三述懐します。
このことがおそらく大きく作用して、終盤に訪れるバース変容に繋がるのだろうと思うのですが、10年ぶりの再会の割に、あっさり膝枕したり、突然ホテルに誘ったり、もうワンクッション欲しいぞ、と思うところが数カ所ありました。
キャラの性格かも知れないですが、かなり拘って悩んでいるのに、意外とあっけらかんとしているといいますか。

でもそれ以外は、キャラクターも可愛いし、楽しく読書できました。
イラストのアヒル森下さんの描く主人公が可愛いのもポイント高いです。

2

続きが読みたくなりました

超人気俳優の章吾(α)と、元彼の日和(β)のお話です。

あらすじに惹かれてこちらを購入したのですが
すっっっっっごく面白くて一気に全部読んじゃいました。

なんで別れたのにこんなにより戻して欲しがるんだろう?と
章吾の気持ちがわからなくて???のまま読んでたのですが、
最後に別れの真相がわかって腑に落ちました。
だから今度は絶対日和を離したくなかったんだなぁと…。


最後の展開はあらすじを読んで、なんとなくそうなるだろうなぁと思ってたのですが、
何故そうなるのかまではわからなかったので、
そこはなるほどー!と思いました。
色々苦悩した章吾も日和もいいところに落ち着いてよかったです。

これからのお話が読みたいなぁと思ったのですが、
続きが出ることはないんだなと思うとすごく悲しくなりました。
まだまだ読んでいない作者様の作品があるので
そちらも読んでみようと思います。

0

一途x一途(?)

素晴らしかった……。
ドタバタ誤解ストーリーみたいなのじゃなく、まじで大人の静かな恋愛、みたいな。
再会後の、清住の写真撮影終わったあとに、日和が誘惑したところ色っぽすぎて。
というか全体的に日和がえろい。
日和の入院先に清住が駆けつけたシーンめちゃくちゃ好きです。
ただ、子供が女なのが唯一の残念ポイントだったなー!

2

αの執着

あまりにもシンプルで潔いタイトル、オメガバなのに、な、なんとβ男が主人公というのが新鮮でした。βってこの世界線ではモブでしょ!?と思いきや~、あ、そうくるのか!?、夕映先生さすが、、な印象でした。”俺のためのオメガだ”っていう言葉がラストにズコン!とはまってきます。

主にワイルドフラワーを扱う生花店を営んでいるβの日和は、楽屋見舞いのアレンジメントを配送したところから、高校時代の元カレ・スーパーα、イケメン俳優の清住と再会する、、という復縁系です。

前半は特に、受のキャラにはハマれませんでした。攻様がどんなに好き好き言っても信じきれていないところとか、αのなかのαである清住に対して、自分のバース(β)を卑屈にみるような印象を受けてしまって、、相手の好意を受け相手の望むようにふるまっても、決して自分の気持ちを伝えないところが狡いし、いつかフラれる態でいる、よく言えば控えめ、悪く言えば自分が傷つきたくないだけの態度にもモヤモヤしてしまいました。

日和のお仕事まわりの植物の描写が面白いです。観葉植物やらパルダリウムや、普段あんまり耳にすることのないワイルドフラワーの名前(難しくておぼえられてないんですけど…)等々、きっとキレイなんだろうな~と癒されるし、その趣味の世界への興味がわきました。

攻受の温度差にじれったさをおぼえるのですが(各キャラの個性でそれぞれの愛情表現なんだとわかってくるのですが…)、”運命”を意志や気持ちが上回るという、オメガバの既定路線を超えて、自分自身で決めることの尊さを噛み締められる展開が素敵だなと思いました。

2

表紙を彩る植物たち

夕映先生初読み。表紙とちるちるのレビューランキングにランクインしていたことをきっかに手に取りました。一学年違いの再会ものオメガバースです。

受けでβの中谷日和(なかたに ひより)視点で描かれる今作。攻めは中高の先輩で子役から今をときめく若手俳優へと成長していくα・清住章吾(きよずみ しょうご)。

日和は自身がβ男であることから、一途に好意を寄せてくれる清住からの言葉や愛情を真に受けようとしません。「αには運命の番(Ω)が存在する」と、βである自分との関係を冷めた気持ちで否定しようとするのです。

わたしは否定ばかりの日和をなかなか受け入れられませんでした。


日和はずっと清住のことが好きなのに、なぜその気持ちや不安を本人へ伝えきれなかったのか。読んでいて煮えきれない部分がありました。
相手とは釣り合わないと悩む劣等感から逃げを選ぶことはとても人間らしく、尊重すべき点であるとも思いますが、もう少し日和の想いを覗いてみたかったです。

誰よりも運命を信じているのに、自分が結ばれている赤い糸には自信を持てなかった日和。二人がもっと衝突して想いをさらけ出すようなシーンがあればと思ってしまいました。

作中に出てくる植物の名前は美しいものばかりでした。花や緑に学のないわたしもそのみずみずしさや鮮やかさを想像するのが楽しかったです。

3

ミスターアルファ

Mr.αはアソコも完璧なMr.αである。

なかなか読み進めず、半分こえた辺りで飛ばし読みになってしまいました。ごめんなさい。
好きな作家さんなのに。

なんでだろう受けに共感できなくて。
立場の違いやバース性に悩んだり自分の体調不良やΩ女優が攻めの家から出てきたからって、連絡をたつのは18歳の時ならわかるけども。

10年後に再会して口説かれて、あしらい続けたのに魔が差したと…。

もう攻めを振り回すのが可哀想で。
大人気俳優だから、ベータ男の自分が相手では…と。
結局受け入れるなら早く話し合えば良かったのに。

高3の体調不良でもしや?と思いましたが、そうきたか!な展開で。

攻めが完璧なミスターαを演じ続けて、受けと一緒の時だけは自然体でいられて。
BLにツッコむのは野暮なんですがそれでも言いたい。
なぜもっと早く話し合わなかったのか?
すれ違いものにこんな事を言ってはオシマイなのですが…。

4

求めたものと違ってたかなあ…

攻さんは今をときめく俳優。誰もが認めるその圧倒的α性を持つ彼は、作中の舞台作品「ミスターアルファ」の主役にも相応しく、まさにそのタイトル通りの俳優だと認知されている。
でもそもそも、その名を、その役割を彼に与えたのは、高校時代の受さんだった。ベータである彼は、何故かアルファの攻さんに懐かれ?絆され、お付き合いするように。だけど、自分はベータだからと、彼との愛が永遠ではないと思い込んでいる。実際、すれ違いが起きて関係は一度消滅してしまう。が、受さんに与えられた「ミスターアルファ」そのものとなった彼と再会し、再び関係が始まるものの…というお話。

さて、タイトルが「Mr.α」。帯には「おれのためのオメガだ」。オメガバースの世界観を踏襲した話の中で受さんはベータ。何処をキーポイントとして読むか、で印象が変わるのかなあと。
ベータである受さんをオメガにしてしまうほどの強い愛とα性を持った攻さんを主役と考えた結果なら、「Mr.α」というタイトルに相応しいお話かなとも思います。「おれのためのオメガだ」。これ、最初見た時、ベータである受さんだけど、アルファの攻さんにとっては、誰よりも自分に相応しい番だ、というのを言いたいが為の台詞なのかな、と。でも実際読んでみたら、実際そうなった、というものでした。

というのと、主役がベータである受さんだというのとで考えると、何だかなあ、という気になっちゃうのです。わざわざオメガバースの世界観に当てはめる必要が有るか?平凡な受さんがスパダリに愛されて~みたいな、まあある意味ありきたりな話になるのを避ける為のオメガバース設定なのか…。そんな印象になっちゃうというか。
粗筋を読んだ時、主人公の受さんはベータだけど、それでもアルファである攻さんとの関係を貫くお話なのかな?と勝手に思っちゃったんです。いつか攻さんに現れるだろう運命の番に怯えながらもそれでも…と。そういうお話を期待しちゃったから、あれ?違う…と思っちゃったし、だから、アルファの彼の為にオメガになってしまう、というのは、どうもご都合主義にも思えるし…でも一方で、運命を捻じ曲げる程の強いアルファだというのが良いとも言えるし…。うーん。
だからそう、主人公がベータの受さんだからこそ、どうも違和感が有るように思えちゃうのかもしれません。一貫して受さんの事が好きなアルファの彼が主人公と思えたなら、きっと高評価になると思うんですが…。

その、ベータをオメガにしてしまうほどの強いアルファ性を持った彼に愛された主人公が、先生曰く「しなやかでかろやかな人」だという事なんですが、うーん、それがいまいち感じられないというか…。
一社会人として独立し、自分の店を持ち、自分の責任で働き、一定の評価を得ている受さんは、ある意味自由なのです。アルファの攻さんを受け入れるも拒むも自由。「相変わらずこの人は自分なんぞを口説いてきてる…。けど、いつかこの人の運命の番が現れるまではお付き合いしてみてもいっか…」。そんな感じなのです。いや別にお付き合いの真剣度合いなんぞ、そんなのでもいいと思うんです、BLといえども。そんな風に、自分はセフレでいいやとあっけらかんとする受さんですが、でもやっぱり自分がベータである事(つまりはいつかは彼に捨てられる)がネックとなり、悩んでいる様は、「かろやか」「しなやか」というのとはちょっと違う気がする…?純粋なオメガなら彼の求愛を受け入れられるのに、自分はベータだから、と必要以上に悩んでいるので、ずーーっと彼がもやもや悩んでいるのを見せつけられている訳で、かろやかではないやろ!と思っちゃうのです。

お話としては悪くないけど、オメガバースにおける「ベータ」という存在を主人公とした話、というのを考えると、何かちょっと違う気がする…と思っちゃったので中立です。

4

Ω…

レビューが良かったので、早速読みました。
面白かったです。日和がなかなか流されてくれないんだけど、でも自分の気持ちにはちゃんと向き合ってる。感情もしっかり描かれてて、読んでいて切ない。飽きることなく読めると思います。
でも最後、やっぱりこの展開かあ、と思ってしまった。こういう禁じ手みたいなのがよくある展開になるのはどうかと思う。もやもやしてしまいました。
もっとふたりきりでイチャイチャしたとことか読みたかった。

2

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