息をひそめて、恋を 上

iki wo hisomete koi wo

息をひそめて、恋を 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
33
評価数
10
平均
3.5 / 5
神率
30%
著者
かむ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
息をひそめて、恋を
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784758022125

あらすじ

「この想いはお前にだって、秘密――」

和志と慧司は年子の兄弟。幼い頃から優秀で、仲の良かった二人。
しかし、兄・和志の中学受験失敗をきっかけに二人の関係は変わってしまう――。
自分を軽蔑するような慧司の視線にひどくショックを受けた和志は慧司を避けるように…。
それ以来、顔を合わせるたびに嫌味を言ってくる慧司。
けれどある日、和志が部屋でうたた寝をしていると、慧司がなぜかキスをしてきて――?
近いからこそ見えなくなっていく、お互いの気持ち…。


【描き下ろしあり】

表題作息をひそめて、恋を 上

高校生,弟
高校生,兄

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき

レビュー投稿数2

兄弟とは、家族とは。

以前「ガチ兄弟もの」の記事にあがっていて、気になっていたので読んでみました。

年子の兄弟同士の恋なので、背徳感や恋愛感情への葛藤はもちろんありましたが。
軋轢を抱える家族との距離感の苦しさのほうが目立っていたような気がした上巻です。

ふたりが疎遠になってから両想いになるまでの過去をしっかり追ってくれていましたが、
和志の心の中は果たして、慧司と母親のどちらのほうが多く占めていたのだろうか?と疑問に思うところもありました。
母親との和解シーンに一番揺さぶられてしまったので。

とはいえ慧司の執着愛にはゾクゾクしたし、チョロいながらも同じように想う和志の姿にはキュンとして。
これからどうやってこの関係を続けていくのか期待が持てます。
ふたりにはどんなゴールが待っているのか、下巻も楽しみです。

0

不完全燃焼

【上下巻に合わせたレビューです】
攻め受けは血のつながった兄弟で、弟(攻め)→兄(受け)です。
タイトルとあらすじに惹かれて購入しました。
一度の受験失敗で家族をがっかりさせ、それから不良っぽい友人付き合いや女遊びを始めた兄と、そんな兄を“軽蔑するような目で”陰から見る弟。
導入部分(第1話)結構好きで、重めの展開や攻めの執着など期待してましたが、意外とあっさりしている印象がありました。
兄の家族と距離を置いて自堕落な生活も、不良になりきってない感じがします。
弟との誤解が解け、付き合うことになったとたん、家族との関係も結構あっさりと修復し、それから真面目に生きていく。

兄に気があるかなと思わせるキャラも登場し、このキャラが兄弟二人の関係をにどんな刺激を与えるかと活躍を期待していたら、すぐにいなくなったのでなぜ登場したんだろうという疑問も。
また、下巻でお母さんにわざと兄とのキス場面を遭遇させる弟だが、そこからどう展開されるのか楽しみにしていたらそれもわりとあっさりと解決。
後書きにかむ先生も書いてあったが、リアルな兄弟もので親バレ・周囲バレを通さないと本当にハッピーエンドにはなれない、と。
親が二人を受け止めるかどうか、その心情描写を読者が納得するかどうかは難しい部分と思いますが、そこをあえて触れるのがいいなぁと思いました。

1冊で完結するのなら気にしないかもしれませんが、
上下巻セットなので作り込みを期待していたが、伏線をうまく回収できなかった感じがしました。
シリアス・重い展開を期待している方にはあまりおすすめできないかもしれません

4

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