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subarashiki kono kusosekai
あくまで個人的な意見を申しますと、オメガバ作品はあまり得意ではありません。産まれ持った能力差による階級差別のある世界をエンタメとして求めていないのと、その世界そのものに萌えを感じないからです。
でも、そんなオメガバの世界にさらに裏社会という設定が混じると、こんなにシニカルながらも強いメッセージを発する作品になるのか…と目から鱗でした。
「人間がこんな 生まれながらに身分階級がない生き物やったら こんな理不尽な世界やなかったんちゃうかと 思う時がある」
この作中のセリフがそのまま現実社会への訓戒のように思えてとても印象的でした。
この現実の社会ではオメガバの世界ほど明確な産まれながらの身分階級差はない筈なのに、これほど人種差別、性差別、あらゆるマイノリティ差別が起こっているのはなぜなんだろうと考えさせられます。作中での五嶋の葛藤は、現実世界で今まさに起きている差別問題に置き換えても考えられる…。
商業BL、オメガバと言う設定、さらには1冊完結作品内で、こんなにも風刺の効いた濃厚なストーリーが表現出来るのはお見事です!
完成度が高いだけに、関西弁監修はされているのか、ネイティブ関西弁の方が見たらどう思うかは、ほんの少し気になるところではありますが、その他にもオリジナリティある設定のレイコさんと言うサブキャラクター、和彫×和彫という性癖を刺激する色気ある絡み、物語のキーとなる組長のお話、そして何よりも、最高のラストシーン!オチが秀逸な作品が大好物なので、久々にわぁ!と声が出てしまうぐらい良いラストでした!
たうみ先生だからこそ描ける、オメガバ×裏社会という濃厚異色ミックスの今作に対してこの意見を抱くのも変な話ですが、個人的にはこれ以上真っ当なオメガバ作品は無いんじゃないかな…とさえ感じる素晴らしい作品だと思いました!
オメガバース物は数々あれど、よくぞこんな設定を思いつかれたと本当に感服しました。最初の方はパッとしない感じの橘さんですが、読み終わる頃には「この人、男前だなー」と思うようになります。ストーリー重視の方に特におすすめです。
オメガバースとヤクザ屋さんに辟易してたのに、おじさん受けという情報を小耳に挟み秒でポチリました。おじさん受けを渇望しているんです。
今作は他の任侠BLとは一線を画すとてもリアリティを感じる世界観だと思いました。
私は海外ドラマが大好きなんですが、海外ドラマで弁護士とプロファイラーの仕事を学んだような気になり、BLではヤクザを学び(んだような気になり)ました。
こんなにBLと裏社会の相性が良く、ジャンルと言って良い程作品が充実しているなんて、商業BLって何なんですか一体!
辟易と冒頭に書きましたが、今作を読んで反省しました。この組み合わせまだ無限の可能性がありますね。
橘と五嶋、まずこの名前が格好いい。
橘は元営業マンのヤクザ屋家業入ったばかりの三下です。
橘は年下ワンコ攻めのくせに豪胆さや非常さも持ち合わせており営業マンとしてもヤクザとしても仕事ができるのですが、結局のことろ、ビジネスに非情な面があり極道に仁義があるからなのでしょうか。
結局できる人間というのはどこの世界線ででもできる奴なのか‥そして「この素晴らしいクソ世界」というのはシャバの事ですかかそれともヤクザの世界ですか。
この世の何処へいってもクソなら、惚れた男と添い遂げましょうという橘がカッコ良すぎます。
五嶋もまた格好いい。五嶋は橘によって自分が暴かれ滅びるかもしれないことを覚悟して側に置いていて、クールでどこか投げやりです。
橘に好かれている事もわかってて、時折からかうところが大人の恋って感じ!知らんけど!
最後の一コマで萌えが尽きて灰になるという本当にストーリーが最高です。
からの特典も良くて‥
1冊で大満足できます。
めちゃくちゃオススメです!
半グレビジネスやフロント企業についても解りやすく描かれており、一体何を信じてサービスを受ければ良いのかわからなくなります。
今作ですっかりたうみ先生のファンとなり、他の作品も読みましたが、小学校低学年のうちから父親から任侠映画を与えられて育ち途中で腐ったと後書きに書いてあり、
天才の英才教育を受けてお育ちになられたんだなと思いました。
【脈絡ないですが追記】再読しましたが1話目の牛丼屋行くまでの件が本当に素晴らしいですよね‥。
αでも営業でドベとでたことあります。関係あらへん。という橘につい「お前のそういうとこ好きだよ」という五嶋の気持ちがわかる。フェアな精神を持ってるって事ですよね?からの全部の歯ァ抜くの面倒臭いという非常さ(笑)そして牛丼屋でレーコさんと五嶋の間に座る橘‥あんたは最高
オメガバース×ヤクザという異色の組み合わせが最高にかっこよかった!
格差、性差、階級差……差別に溢れたオメガバースの世界。
その世界に一石を投じる「反社」としてヤクザが描かれてるんです。
いやー、めっちゃ痺れた♡
βから若頭にまで成り上がった五嶋の下で働く、元リーマンαの橘。
風俗のケツ持ちをする中、Ωをターゲットとした粗悪な薬物が横行していることが分かってきます。
薬物嫌いな五嶋の指示で調べを続ける橘でしたが、実は橘には別の使命があり……と、展開。
五嶋がとってもセクシー♡
弱者に優しく、頭が切れる魅力的な男として描かれています。
その五嶋を秘密裏に見張っている橘。
そして、五嶋には大きな秘密があり……
ハードな世界観の中に潜む優しさや愛が良かったです。
性差や階級差なんかより、仁義と忠義に基付く信頼関係が勝る任侠の世界に魅せられました。
「お前には〝嗅ぎ付けられる〟と思ってたよ」
五嶋の秘密と橘の想い──
惚れた男を守ろうとする番犬・橘が、カタギからどっぷりヤクザの世界に浸っていく姿にもグッときました。
薬物横行の黒幕は?
二人の恋路は?
ミステリアスな五嶋が橘によって性を解放していくところは妖艶で、オス同士のやり取りがかっこよかったです!
刺青も好き♡
〝才気があれば誰でものし上がれる〟というオメガバースにおける理想を、ヤクザの世界として描いているところがすごく面白いと思います。
恋愛だけに焦点を当てない、深い人間ドラマに魅了されました。
女性αのレーコと組長がこれまたかっこ良かった♡
意外な展開のラストもほっこり出来て良かったです。
たうみ先生のオメガバースもの、×ヤクザ。いや、これ面白くないわけないよね?ということで発売を心待ちにしていました。
ダークで、シリアスな描写はてんこ盛り。
このダークさの中に、萌えが滾るってどういうこと?めっちゃ良かった…。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公はヤクザの橘。
大企業の子息で、αで、明るい未来しかなかった彼だけれど、とある事情から彼はヤクザへ転身することに。
現在彼は満島組の若頭である五嶋と共にΩ専門の風俗でケツ持ちをしている。
が、実は橘は五嶋の監視として送り込まれたスパイで―。
というお話。
ストーリー展開が実に秀逸です。
橘がヤクザに転身した理由。
五嶋を監視することになった経緯。
そして、五嶋の監視「される」ことになった、その理由。
少しずつ真相に迫っていき、さらにそこから二転三転するストーリー。グイグイと、この作品の持つ世界観に引きずり込まれていきます。
ストーリーも面白いのですが、とにかく登場人物たちたちがカッコいいの。
駆け引き、裏切り、本質を見抜く力。
敵か味方か。
何を信じればいいのか。
そのバランスが絶妙なんですよね。今作品は攻めである橘視点で進んでいきますが、彼の目を通して見えてくる「五嶋」という男性のなんとカッコいいことか。己の力だけで、信念を持ち裏社会を駆け抜けて生きてきた五嶋に、悶絶しっぱなしでした。
今作品はバックボーンがヤクザの世界なので、痛いシーンがてんこ盛り。
その闇の部分に、五嶋は自分の信念で切り込んでいく。
序盤掴みどころのなかった橘が、五嶋と出会い、そして彼自身逞しくなっていく様も非常に良かった。
で、この結末。
もう何よ、このハートフルな感じ。
幸せになりやがれ!
と、心の底からエールを送りたいです。
あ、あとこれだけは言いたい。
レーコさんがカッコよすぎて惚れました☆
ヤクザ受けが割と好きなのと、表紙の雰囲気に惹かれなんとなく購入したのですが、全くの予備知識無しで読んだのでオメガバースものだって知らなかったんですよね。
あまり進んでオメガバース作品を手に取ることはないのですが、このヤクザ×オメガバースの設定にハマりました。
元リーマンで半年前にヤクザになったα、橘とβで若頭にまでのし上がった五嶋というオメガバースならではのキャラクター設定にも裏があり、ネタバレを読まずに楽しんで欲しいです。
あれ、もしかして?もしかして?と思いながら読み進めて行って欲しい作品です。
最後までハラハラします。
裏社会のアレコレ、オメガバース世界の格差社会など重めのストーリーですのでそういうのがお好きな方にもオススメですし、ヒートが来たからHしまくるみたいなストーリーじゃないので私の様にオメガバースが好みじゃない方にも良いかと。
糖度は控えめですが、五嶋の色気が後半にかけてダダ漏れてくるところが萌えどころでした!
作者さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も読みたくなりました。
たうみまゆ先生の新刊
先生の漫画を読んでいつも思うのは、ストーリーが作り込まれていて大変面白いのだけれど、なにぶん絵にBL漫画的色気を…少なくとも自分はあまり感じないこと。大変失礼なのは百も承知で、この原作で、裏社会ものの得意な漫画描きさんがバリバリの熱く華やかな演出つけて描いたらもっと…と思わずにはいられない。私はそうなだけで、絵柄とストーリーがバッチリあってて大好き!って方ももちろんいらっしゃると思う。
前も別のたうみまゆ先生の作品のレビューに書きましたけど、決して絵が下手なわけではなく、むしろ好きな絵柄なんです。今回、五嶋の刺青なんかは色気を意識されてるなという気はしましたが。表紙も艶がある…
人物の顔が入ったコマが多すぎるのも特徴な気がする。引きや風景で感情や余韻がもっと掻き立てられる余白を……とお前は何を偉そうにというね。1巻に収めるには登場人物の量もお話も盛り沢山だし、面白いだけになんとももどかしい気持ちである。
満島組長、熱い
電子限定描き下ろし 結婚式漫画1枚
シーモア限定描き下ろし 家族漫画1枚
萌〜萌2
Ωとかαとかクスリとか跡目争いとか出てくるけど…橘がいい男で五嶋が色っぽくて、2人が惚れ合っているんだなとじわっとわかってくる展開にぞくっとした。
萌えやきゅんは直接は描かないけど、ストーリーと2人の言動の底にはお互いを想う気持ちが見え隠れしてきて、ラストまでひっぱられる。
そして、ここぞというところで、2人の気持ちがわかってそれを短いけどしっかり見せてくれる。
たうみ先生ぽいと思った。
タイトル回収にあたる橘のセリフがかっこいい。
オチもまさかのほっこりが効いていていい、
それも先生ぽいな。
強いて言うと、絵が少しきれいになっだかなと思ったけど、たまに歪んだ感じとかはあり、それも味ですかね。
だんだん事実関係が複雑になり、登場人物の関係性が私にはよくわからないところがあったけど、本筋はそこじゃないし…そこに通底する2人の気持ちが見たいので無理に理解しようとせず、2人を中心に楽しんで読みました。
「指先の染み」の展開に似ていたかな。
たうみ先生作品、これで7作読みましたが、やはり「傘を持て」の衝撃的なおもしろさが忘れられません(短編集も好きでした)
ああいうテイストで上下巻、または3巻くらいじっくり読める作品を期待してしまいます。
蛇足ですが、Ωの若頭(体を売って帝王教育を受けのしあがった)の名前が、五嶋八代(ヤシロ)なのが、ほう…と思っちゃいましたw
あとがきより、エセ関西弁とのことですが(私はネイティブ関西人)橘は気になるところはなかったです。
強いて言うと新井の口調が少し。
例えば
「シャレこいてやったんに」は言わないかな(少なくとも私の周りでは)
そこは普通に「やったのに」かと。
「やたら鼻の利くαだったからや」も、ベタな関西弁を使う新井だったら「αやったからや」が自然かな。関東弁と混ざっているのかもしれませんが。
あと「金にならねぇこたぁしねぇ」
これは関東弁ですね。
「金にならへんことはせーへん」が妥当かなと思いました。
ゴリゴリ任侠オメガバ。
元リーマン普通っぽい橘が反社側にふと見えるとこや漢惚れした若頭のための潔さが良い!
性差なんてクソ
臭いや味もΩだからではなく、あなただから。
お前になら、あなたのために…
ってのが痺れる。会話やテンポが好き!
893な金の作り方も興味深かった。関西弁がインチキ度増してるw
そして、めっちゃ気になるのは女αにtnk付いてる設定はオリジナルなのか標準装備なのか…気になる。
ヤクザの世界とオメガバースを掛け合わせた作品って、あるようでなかったなぁと新鮮な気持ちで読めました。序盤の印象では橘はヤクザらしい性質をこれからどんどん開花させていきそうだなぁと感じましたが、案外彼の根はワンコで、敬愛する五嶋に対して心から尽くすようになる様子が読み応えありました。
Ωは組の幹部になれないという慣例がある中で、新しい時代に先陣切って踏み出していた五嶋達は格好いいですね。自分だったらΩと分かった時点で、もし幹部に誘われてもバレたらどうせ批判されるだろうと辞退してしまいそう。でも、文句を言う奴がいるのなら、言わせないほど実績を残せばいいんです。Ωであっても常に堂々とした態度を貫き、橘とのセックスの際もただ従順に快楽を享受するだけではない、貫禄のある五嶋というキャラに惚れました。