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soredeha sensei onegaishimasu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
おもしろかったです。
小説家と担当編集の組み合わせ好きです。
2人の職業と人間性とストーリーがしっかりマッチしていたのがうれしい。
冒頭、流れるようにエロに突入したのは笑いました。
このまま最後までエロエロなだけのBLならやだわ〜と思ったのですが(表紙のイメージ)逆に心の関係性の話になっていったのがとてもいい。
赤瀬川が才能がありプライドが高くわがままで変人なステレオタイプではあるけれど、小説家はこうあってもらいたいというキャラで。
屋敷と和風で完璧だわねと思ったらそれは演出だったのもおもしろい。
才能がある人は周囲の人間や出来事が退屈に感じることがあるだろうなというのはわかる。
赤瀬川が飽き性なのは、すぐ退屈してしまうのもあるし、心の底では真の愛情を求めているもそんなものはそう簡単に手に入らないので興味が続かないからではないかなと思いました。
その点、丸富は違った。
小説の中に自分でも無意識に込められた心に惹かれ知りたいと言う。
丸富が言った赤瀬川は小説を書くのが実は好きというのは、どこにも発露できない心を吐き出せるからで、孤独だからで、丸富は小説からそれを感じ取ったからですよね。
だから丸富は最初は赤瀬川本人より作品と原稿の方が大事だった。そこに赤瀬川の心があったから。
でも赤瀬川本体の心はどうなっているのか…知りたいという流れもよくて。
赤瀬川が失ったと思っているものを丸富が一緒に見つけるのがとてもしっくりきました。
丸富を担当から外した後、赤瀬川が和服ではなかったのはもう小説家でいる必要はないからという気持ちの表れですよね。
そして、コスプレしていない素の赤瀬川でいる時に赤瀬川の心を一緒に取り戻した。よく出来ているわぁと思いました。すばらしい。
赤瀬川のモノローグ
─キミはいつも 当たり前な顔をして 当たり前なことを言う
─俺が見失ってしまうくらい 当たり前の
がとても好きです。
当たり前に思っていることって実はその意味とか、どうしてそうなっているかが大事なことが多くて、それを忘れがちで。有り難し、ありがたい…んですよね。
それが赤瀬川にとっては小説を書くことだった。
それを丸富が気づかせてくれた。
丸富の人間性、キャラデザが活きている。
恋人かどうかのやりとりが微笑ましくて萌えでした。
編集長、キャバ嬢ちゃんもナイスキャラで好き。
あと、時々おちょぼ口がかわいいのは日乃先生ならではかな〜と感じております。
年上×年下の社会人BL。小説家の攻めのファンである受けの編集くん。
真面目なタイプが苦手な攻めなんだけれどもそんな相手に、どんどん惹きこまれていく描写がとても分かりやすく、途中この先の展開でハッピーエンドになることはあるのか、どんな展開になるのかとあまり容易には想像できなかったこともあり、とても先の展開が気になりました。
また、ストーリー展開だけではなく性描写に関してもとても、そういったものが濃厚かつ絵も綺麗なので見やすくもありました。スピンオフあれば読みたいなと思った作品でもありました。
手の早い官能小説家と、その小説家の大ファンで気持ち真っ直ぐ編集者のお話。
最初の流れから、赤瀬川が丸富にエロいことを色々注文しちゃって、小説のためにエッチなことたくさんするのかなって思っていました。
読み進めていくと、どうやらこれはそんな単純なストーリーじゃないな、と。
確かに赤瀬川には、丸富をからかって(性的なこと)やろうという気持ちがありました。しかし、丸富は生粋の赤瀬川ファン。真っ直ぐに赤瀬川にぶつかっていく彼の態度に戸惑います。
丸富が赤瀬川の心を見透かしたようなセリフや、自分より小説を優先する行動に苛立ちを隠せません。
赤瀬川はちょっとひねくれているというか、寂しがり屋というか、何かを諦めている感じです。彼の小説の主人公も心理が掴みにくい傾向があるようですが、それは赤瀬川本人を投影しているからじゃないでしょうか。
本音を隠すのは暴かれたくない気持ちもあるけど、赤瀬川はどこかで本当の「自分」を知って欲しい気持ちもあったのかな、って思いました。
ちょっと面倒くさい性格ですね(笑)
でもその禁断に触れたのが丸富です。
自分を見透かされたことへの恐怖感を感じ、丸富をめちゃくちゃにしてやりたい気持ちがまさにそれです。
赤瀬川は臆病で、かまってちゃん。
過去に母親に置いて行かれたことに端を発しているようです。好きって言ったのに、一緒にいるって言ったのに、自分を捨てた母親。大ファンと言いながら自分のサイン本を売る自称"自分のファン"。みんな表向きは良いように言うけど、裏では違う態度を向ける苛立ちを感じている赤瀬川は、自分も同様に本音を晒さずに生きてきました。でもこれは傷つきたくない彼自身の防御でもあったと思います。
だけど丸富は、いつも本気で赤瀬川に向き合っていたし、赤瀬川の本心を知りたいと願っています。赤瀬川が隠してきた奥底にあるものを見たいし知りたいと言う丸富の言葉に、赤瀬川は憑き物が落ちたんじゃないかな。とても嬉しかったと思います。
丸富と恋人同士になったあと、彼の作風に何らかの変化が出るのかも知れませんね^ ^
実体験を作品に活かすスタイルのようだし、彼のことを受けいれてくれる大事な存在が出来たのですから。
恋人同士後、丸富が赤瀬川に溺れていく姿が可愛らしかったです。どこか何を考えているか分かりにくい表情だったので、描き下ろしで丸富の気持ちが知ることができて良かったです^ ^
官能小説家×担当編集者というパターンのやつですが、表紙が色っぽい。これは担当編集者の薫ちゃん(男)です。すごく純でウブでかわいくて、えっちなことされるとトロけちゃうのがやっぱりめちゃくちゃ色っぽかったです。
話の展開としてもパターンになりますが、なんとなくで小説を書いて受賞し、ビジュアルも相まって簡単に売れて、でも中身を読まれずに消費されていくことに疲れてペンネームを変えて官能小説家に転向。担当の女性編集者に手を出しては辞めていき…そこに現れたのが薫ちゃん!
薫ちゃんが純文学だろうと官能小説だろうと、美作作品を読みに読んで、なんなら本人より作品が好き!!という(笑)でも、その中に隠れてる美作先生の愛とか寂しさとかを感じ取って、寄り添うかのように作品を愛しているんです。美作先生の嫉妬もわかる(笑)
恋人のくだりは私も「えぇっ!?」と思いましたけどね。しっかり言葉にしてよねって。いつか薫ちゃんへの愛溢れる作品を世に生み出してくれることを願います。
冒頭登場シーンの受がすこぶる好みの見た目じゃなかったんだが
濡れ場になったときのこの表情の落差はなんだ
攻でもないのに思わずキュンとしたわ( ´∀` )良!
作家×編集
男でエロスが書けるか!!
そんなところからのスタート
これまで担当した編集も喰いまくっていた攻が
自分の作品が好きで好きでしかたないという男編集を
試しにエロいことさせてみたところからのお話。
表紙含め、エロスエロスな話題はもちきりですが
個人的には攻の心理変化というか、
落とされていく感じがすこぶる好みでした。
最後のほうの、うれしそうな濡れ場の攻に思わず顔が緩んだ。
面白かったです。
初読みの作家さんなので、他作品も読んでみたい
自分の失くしてしまった純粋なものを真っ直ぐにぶつけてくる、自分の大ファンである、初心なのにエッチな編集くんに心を乱される小説家先生(純文学も官能小説も書くよ)の話。
一つ一つのエロが官能的でしっかりエロいです。上顎コショコショするのめっちゃエロいな?好き。
シリアスな関係性になったのに「思い出が全部やらしい」という編集くんの心の声に笑ってしまいました。
先生の切ない過去も、熱いコカンも癒してくれる天然編集者。純朴男子の艶かしさをご堪能ください。
最初は、憧れの作家先生に「その気にさせて」と言われ、担当編集がその気にさせるところから物語は始まる。
作家×編集にありがちな体から始まる展開。
けれど、この物語の面白さは、情熱もないのに小説を書いてみたら大当たりした作家が、ただ純粋でまっすぐな担当編集にぶつかって、自分の中の本当の欲望、隠してた本音を引き摺り出されるところにある。
小説家の赤瀬川は、担当についた編集者(女)を片っ端から食い散らかして作品の糧にしていく。
女好きな彼に新しくついた担当が、受・丸富だ。
赤瀬川は女じゃなきゃ書けないと駄々をこねるが、出版社に「この前問題起こしたばかりだろうが」と言われ、仕方なく丸富が編集につくことを了承する。
赤瀬川とは別名の作品で出した美作周名義の作品の大ファンだと言い切る丸富に、苦手意識を抱く。
その苦手だなって思ったところ全部が、赤瀬川自身気づかない自分の内奥をぶっ壊されそうで、無意識に逃避していたんじゃないかって思ったらもうこれは最高にしんどい。
きっとこのあと待ち受けるのは、最高のラブストーリーなのだろうと予感させる終わり方。
周回読んで、この作品の魅力を深堀できる良い構成だった。
エロ度はなかなかある方だと思うけど、セックスは物語に付属したおまけなような気がしている。描き下ろしでは、気持ちが通じ合ってセックスが本題みたいになったところがまたこの作品のいいところ。納まるところに収まってよかったね!って気持ちになる。
攻めの赤瀬川は、担当の女性編集者との情事をネタに作品を書いている小説家。
彼の小説のファンで、新しく担当を受け持つことになった丸富が受け様になります。
原稿が欲しいなら、今までの女性編集者と同じく「その気」にさせろと、うぶな丸岡にアレコレさせる赤瀬川。
第1話からフェラシーンがあります。
あまりエロのイメージのない日乃先生にしてはエロ多めかな?
でもきちんとストーリーもあるので読み応えがありました。
丸富視点もありますが、これは赤瀬川の物語ですね。
身体をいいようにされてしまうのは丸富なのだけど、心の中を乱されるのはむしろ赤瀬川の方で。
その辺のアンバランスさが個人的に好みでした。
表紙の通り、丸富はエロいことをされるとすぐにとろんとなってしまう割に、二言目には「原稿を…」と言い出すので、これまで袖にされた経験などないイケメンプレイボーイの赤瀬川はおもしろくないわけです。
丸富が好きなのはあくまで自分の小説で、自分自身ではないのだ、と。
しかも赤瀬川にとって小説とは、適当に書いている無価値なものにすぎないので、それをまるで宝物のように扱われることに、苛立ちとも恐怖とも言える気持ちになっていき……
なぜ赤瀬川は、小説と真摯に向き合わないのか。
なぜ、「ココロがない」と評されるのか。
これには赤瀬川が小説家デビューする経緯や、幼少期の体験が関わっています。
ひとつひとつの過去エピソードが全て一本の糸で繋がっているところが上手いと思いました。
さすが日乃先生。
読み進むうちに赤瀬川の言動の意味がどんどん見えてくる感覚が爽快でした!
丸富については、
「僕は父から 相手に何かを求めるならば――」
から始まるあの台詞がよかったです。
ああ、丸富は見聞きした言葉を簡単に流したり忘れたりしない、大切にする子なんだ。
そんな彼だからこそ、赤瀬川のココロを見抜けたんだと納得できた瞬間でした。
最終話のふたりが初めて繋がるシーンもとても良かった。
少し寂しくて、切なくて、あたたかな雰囲気が印象的なセックスシーンでした。
難ありな官能小説家・赤瀬川と真っ直ぐな赤瀬川愛を貫く担当編集者・丸富。
担当編集者と行為をすることで筆がのる赤瀬川をその気にさせるために丸富が取った行動は…
編集者が作家の作品に心酔しているということはよく耳にしますが、丸富はそれがまた顕著で、赤瀬川に俺と原稿どっちが大切なんだ?なんて思わせてしまうほどで、はじめは面白半分で丸富に手を出した赤瀬川をのめり込ませていき、赤瀬川のためなら何でもするスタンスで顔を真っ赤にする姿がめちゃくちゃ初心なのに、切り替えの早過ぎるイイ空気と余韻クラッシャーぶりには毎回クスッとさせられました。
原稿を抱きしめながら敬愛する先生を足蹴にしちゃうとか…
愛情表現がどこかちょっとズレているんですよね(笑)
赤瀬川も風貌や住んでいる家などからいかにもな作家感が滲み出てるな、と感じたんですけど、全部本人が分かった上でしていたということがわかり、赤瀬川の背景も含めて拗れた性格がよくあらわれているなあ、と思いました。
そして愛に冷めているようできっと人一倍愛に飢えている。
そんな難ありで実は寂しがりやな赤瀬川を大きな愛で受け止めた丸富。
ふたりはなんだかんだと作家と担当編集者として、恋人としていい関係を築いていけそうですね。
官能小説家と純朴で冴えない編集さんのお話。
美作先生の書く気を起こさせるためのエッチな試練(?)も丸富くんはまっすぐな純粋な気持ちで乗り越え、更には遊び人のようでどこか諦めているような先生の心をほどいて掬い上げていく様子がすごく良かったです。
上辺だけのチヤホヤに気付いて、慣れて、諦めてしまったからいつも冷めているような美作先生の「ココロ」を丸富くんが長い時間をかけて見つけてくれて良かったなあ、としみじみ。
美作先生はこれから丸富くんにたくさん甘えて、わがまま言って、幸せになってもらいたいです。
作家さん買いでしたが、私的には文句なく最後まで楽しめました。
作家買い。
あとがきにあるように既刊よりエロ多め!
それでいて過去や気持ちがシッカリしてて育っていく感じが良い。
やはりいつものように脇キャラの鋭いえみかちゃんとイイつっこみしてる2人♪
編集長もよい。
憧れは恋にスライドしやすいよね!
作者さん買いです。
女性担当編集者との恋愛を元に官能小説を書いて来た美作だが、担当が冴えない新人丸富(男)に変わって…なストーリーです。
色っぽい気分にさせてもらわないと書けないと、追い返そうとするが丸富は「先生が書く気になるのであれば」何でもやる所存だと言う。
あらゆる面で今までの担当者とは違う丸富に興味をもち、ある時には気持ちを乱されたりしながらお互いを好きになっていくというお話でした。
美作は幼少の時の辛い経験や、若くして人気小説家になった経緯から人の想いなんて信じないようにしてきたんですね。
飽きっぽいのも虚栄なんでしょうね、きっと。
だから真っ直ぐでひたすら自分の作品をずっと愛し続けてくれている丸富を見ると、困らせたい、関わりたく無いのに招き入れて突き放すような事を言ってやりたい。なかなか拗らせてます。
そんな美作に対してもひたすら真っ直ぐ、純粋に向き合ってくる丸富。そんな真っ直ぐな目で見られたら誰でも絆されちゃうわー。
真面目なキャラがHで乱れるのは本当にいいものです。
また、ちょっとSでツンなキャラが時おりみせる、寂しがり屋な部分もキュンとします。
その両方が見られる今作でした!
こだわりの全裸靴下もじわじわキました。
今まで読んだ日乃先生の作品の中で一番好きです。
官能小説家・赤瀬川×担当編集・丸富
赤瀬川は、担当編集との関係を作品に反映させる官能小説家。しかし、トラブルを起こした赤瀬川の次の担当は男にされてしまい……と、いうお話。
担当編集になった丸富は、赤瀬川作品を心から愛する男です。
そして、赤瀬川が書く気になるなら──と、赤瀬川のHな要求にも応じます。
一見、いい加減な遊び人に見える赤瀬川。書くことにも小説にも、思い入れがないように感じます。
しかし、本当は何よりも書くことが好きで、小説に自分の〝ココロ〟を投影しているのだと思う。
主人公の思考も言動も、作者の意図さえも伝わらない赤瀬川の小説。
そして、小説も作者も理解したいと思う丸富。
丸富の気持ちが赤瀬川をイラつかせ、自分よりも小説を優先する丸富の態度に不満は募るばかり。
自分の小説に嫉妬している赤瀬川が可愛くて、知らないうちに丸富に振り回されているところが面白い!
丸富の気持ちが、赤瀬川の心を動かしているのが分かります。
しかし、愛していた母に捨てられ、転売されたサイン本を目にし、どんなに信じていても愛していても、裏切られることを知っている赤瀬川。
自分の気持ちも分からない赤瀬川の心に寄り添う丸富は、健気で一途で、すでに赤瀬川に恋してるのだと思う。
赤瀬川の〝ココロ〟を決して見放さない丸富が、寂しがりやな赤瀬川を救っていきます。
誰よりも赤瀬川の小説を読み込み愛してきた丸富は、赤瀬川より赤瀬川の心を理解しているのかもしれません。
小説は、作家の心そのものなのかな。
難儀な赤瀬川の心を、丸富との関わりによって本人に気付かせていく描写が良かったです。
心理描写が細かく、赤瀬川の心が丸富に移っていく描写が特に丁寧だと感じました。
独特な空気感も心地よく、エロと純愛のバランスが絶妙な良作です!