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Ωでいたくなかった君――βのフリして生きる2人のオメガバース・ラブ
alpha demo omega demo nai bokura wa
1巻2巻ととらのあなさんで同時購入しました。
以下、考察ですがネタバレを若干含みます。
Ωの悠についてはなぜ記憶喪失になったのか、直接的な原因は分かってきますがそれ以前何をしていたのかはまだ分かっていません。花がどうやらキーポイントのよう。
蓮は2巻で徐々に分かってきますが、靴下を履き間違える、などの伏線と2巻の過去で蓮がどうしてαと名乗らないのか、2巻で伏線が少し回収されるので深く書けないのですが、蓮の抱えるものに確証が持てて、読んでてしんどくなりました(いい意味で)。私はハッピーエンドになるためには過酷な試練を乗り越えてほしいタイプなので、最終巻までこのままもっとしんどくなってほしい(あくまでハピエン前提)。普通のオメガバース商業でΩの過去が辛く重いのはわりとありきたりだなと思いますがこの作品はαについても割とかなりのしんどさを与えてきて、しかも本人は気づいていない。この先、Ωの悠が蓮を救うことを願って、3巻以降とても楽しみにしています。
所ケメコ先生の初オメガバでした。
1、2巻同時発売でしたがまだ続いています。
一見ほのぼのと見える蓮と悠の同居生活ですが、素直で明るい悠と違って蓮は何やら隠しているようでとてもミステリアスです。
読んでいたら2人の性は何であるかバレバレなのですが、蓮はともかく悠が何の疑いも無く自分を特殊な体質だと思い込んでいる不可解さがあります。
職場に偶然現れた元同僚と会った事により落ち込む蓮の姿や、別人のような悠の写真を持ち行方を捜すナツが接触した事により様子がおかしくなってしまった悠など、まだまだ物語は始まったばかりでどのように結着が付くのかとても先が気になりました。
まだまだ2人がくっ付く様子はありません。単純な悠が蓮の背中を流しに風呂場に侵入して、脱ぐと意外にしっかりしている身体に意識し出したり、寝入った悠の額にキスする蓮とか萌えどころが沢山ありました。
所ケメコ先生の美麗な絵の影のある蓮のキャラクターがとても素敵でした。
『鈍色ムジカ』に続いて読んだ所ケメコ先生の作品です。
オメガバース設定です。
自動車整備士見習い 芹澤 蓮(α)とパン屋のアルバイト店員 葉月谷 悠(Ω)のお話。
地元のパン屋でアルバイト中の悠は、親しくしていたアパートの隣人 蓮と同居することにしました。
新居に引越し、仕事にも慣れ、平和な毎日を過ごしていた2人ですが、自分のことを話さない蓮に悠は不安になることもあり…。
さらに、悠は一定の周期で強烈な睡魔に襲われる体質でした。
蓮は公園で倒れている悠を助けてくれた命の恩人のようです。
そのことがキッカケで、蓮と悠は良き友人関係を築いていました。
1巻では、物語の前半からいくつか伏線が張られています。
読み進めていくと、蓮と悠の本当の性別がβではないと思わせる場面がありました。
でも、悠は本気で自分のことをβだと思っているようです。
そして、抑制剤を使用してまで悠にβだと思い込ませている蓮。
どうして蓮が悠の性別を隠す必要があるのか?
謎が謎を呼び、さらに深まっていきます。
2人はお互いに言葉や態度には出しませんが特別な感情を抱いています。
…が、蓮は恋愛関係には発展させたくない様子に見えました。
何かを隠している蓮と半年前からの記憶がない悠の本当の正体とは?
最後は、悠が街中で自分を探していたと言う男性から声を掛けられます。
その男性 ナツは悠のことを「カイ」と呼び、あれこれ問いただしてきました。
完全に人違いをされていると思う悠は焦ります。
そして、ナツの口から衝撃の言葉が…。
Hシーンはありません。
発情した悠が蓮を押し倒してキスをする場面はあります。
うぅ、その続きが見たかったけれど今は我慢しました。
しかし、この状況に耐えた蓮の鉄壁の理性が窺えましたよ(笑)
個人的には、蓮って甘々なスパダリになりそうだなと思っています。
所ケメコ先生の丁寧な絵柄と心理描写で読みやすく、またミステリアスな要素を絡めたスリリングな展開で最後まで目が離せませんでした。
オメガバース設定を活かしたストーリー構成で面白かったです。
2巻では、いろいろな謎が解明されていくと思いますが、それが2人の幸せに繋がることを願っています。
1巻と2巻の同時発売で良かった~。
理由があって悠と蓮は擬態している。
蓮はきっと。悠の秘密を知っていて。悠は蓮の秘密を知らない。
物語は悠視点で展開して行く。普通に可愛い両片想い風な2人はルームシェアをしている仲良し。けれど、悠は優しくてカッコいい蓮への気持ちが恋になって行くのを止められない。
こんな気持ちは迷惑かもしれない、と努めて平静を装っている。
悠は自分をβだと思い込んでいる。3ヵ月毎の体調不良をただの体質だと侮っている。
蓮は悠がΩである事を知っていて、悠に知らせない様にしながら、悠の身体を気遣っている。何故なのか。
後半には、記憶を失くした悠の過去を知るナツが現れ、不穏な空気。
蓮の秘密は多分。悠がΩだという事を知っていること。それを隠していること。
そしておそらくは蓮はα。彼は軽い色弱を患っており、そのせいで「欠陥品」という烙印を押されている。
素直で可愛い悠を守ると決意している蓮の思惑は何か。
ふわふわと可愛い日常が綴られているのに。ミステリーの趣きで展開して行くので。
読み進めるうちにハラハラしています。
それでも。悠が働くパン屋さんのご主人夫婦が温かかったり。
お店のクリスマスの飾り付けを任されて、蓮と2人して頑張ってみたり。
気分転換に行く旅行が楽しかったり。まだ付き合っては無い2人の可愛らしさにほっこりします。
何かに巻き込まれて行きそうな不穏な空気と、そのほっこり感とのコントラストが絶妙で。
続きを読むのはちょっと怖い。(けど読む。)
タイトルからベータのお話かな、と思いますよね。
いや、読んでいるとすぐわかりますが、表紙の受けの子は、自分をベータと思い込んでいるオメガだと思われます。
それをそばで支える幼なじみ(たぶんアルファ)。
どうやら昔ホスト?をしていたらしい受けさんですが、今は記憶をなくしてパンやで働いている。
その辺の設定を整えるまでが長く、なんか繰り返しを読んでいる気がしてきます。
攻めの子も、見守っていて受けが好きなことはバレているのですが、思わせぶりな感じで受けが誤解するなど、典型的なパターン。
ちょっと物足りないかも。