よめちゃう指先

yomechau yubisaki

よめちゃう指先
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神75
  • 萌×244
  • 萌12
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
18
得点
593
評価数
141
平均
4.3 / 5
神率
53.2%
著者
喃喃 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784801970915

あらすじ

スキンシップ過多な家族と離れてしまい、
積もりに積もったストレスが頂点に達したウィルは
自分より大柄な男性にギュッとハグされたくて
ゲイ向け出張ホストのお兄さん・シバを呼んでしまう。

優しくすっぽり包み込んでとことん甘えさせてくれるシバに
身も心も癒されゲイでもないのにすっかり常連に。
回を重ね、"カードリーディング"でもウィルの心は解される。
そして休養と快楽が必要だと言われ、ハグの先へ進むことに。
本番NGだけど月ラン上位なホストの性感マッサージは
気持ちよすぎてココロもカラダも溺れてしまうが
シバにとって自分は大勢いる客のひとりで――。


テク持ち癒し系ウリ専×甘えたノンケリーマン
カードが導く溺愛系ヒーリングラブ

表題作よめちゃう指先

32歳,ゲイ向けウリ専出張ホスト
26歳,IT系企業のプログラマー

同時収録作品よめちゃう眼差

27歳,WEB系ベンチャーIT企業のSE
28歳,IT系企業の営業・副業でバーテンダー

同時収録作品よめちゃう眼差

32歳,出張ホスト店経営・セックスフレンド
28歳,IT系企業の営業・副業でバーテンダー

その他の収録作品

  • よめちゃう眼差 chapter1.5 -シバさんは甘やかしたい-(描き下ろし)
  • キャラクター設定・あとがき(カバー下)

レビュー投稿数18

2つとも好き(*´︶`*)

2編のストーリーから成る作品とは知りませんでした。表題作のカプも、もう一つのカプもどちらもすごく面白かったです。
表題作の「よめちゃう指先」のスピンオフ的なのかが後半の「よめちゃう眼差」。私の体感的には眼差の方がストーリーが濃い感じがしました。ページ数も多いし、読み応えも充分!珍しい編成だなぁなんて思っていたら、眼差の方が最初の構想に上がっていたストーリーだったとか。なるほど……合点が行きました^ ^

シバ×ウィルの話は、2人の関係性に終始しているのに対して、加瀬×千里の話は第三の男も登場し、2人の仲を適度に引っ掻き回す展開になってるので、話がちょっと複雑になってんですよね。
どちらの話もすれ違いと誤解ベースのストーリーのせいか切なさいっぱいですが、攻め側の絶対的好意をビシバシ感じるので、どことなく安心して見てられました。

あと、面白かったのが、"カードリーディング"。
このお話で初めて知りました。(タロットだけど、占いじゃなくて自己分析的に使うらしいです)
カードリーディングが要所要所でいい働きをしてくれるんですよね。前向きになるキッカケだったり、考えたり行動したりの背中押しをしてくれる重要な存在感で、ストーリーを動かしていきます。
これまでに見たことない設定だったということもあり、ストーリーに入り込んで思いっきり楽しみました♪( ´▽`)


どちらのカプもその後のストーリーも見たいくらい好きなお話です。おかげですごい満足感を得ることができました^ ^

0

温まってからの加瀬×千里、良すぎて

喃喃先生の「二度目は正直」が良すぎて、作家買いしました。
本編は3話×2組+描き下ろし?が1話という、上下巻ガッツリストーリーが大好物の私にはちょっと読み応えが心配な構成だったのですが、そんな心配全く要らなかったですむしろ良かったかも…!?
このレビューも2回目読んだあとで書いております。

大きく分けて2本お話があるわけなんですが、喃喃先生は心中のセリフを上手に書かれますよね、登場人物たちの気持ちがグングン入ってきて、辛いところは一緒に辛いし嬉しいと一緒に嬉しい、どちらも感情の盛り上がりが楽しめるお話でした。

前半のお話・よめちゃう指先は頑張っちゃう系受けを世話焼き攻めがズブズブに甘やかすタイプなカップルの成立のお話。受け様・ウィル、ご実家の時のように甘やかされたいからサービスを利用するっていうなかなか現代人の心には刺さるというか何となく気持ちがわかるというか…。紆余曲折あり、攻め様・シバさんを好きになっちゃうんだけど、ウリ専の人だもんねー、普通に考えちゃ好きになっちゃダメだもんねー……
仕事の悩みと恋の悩み、ポイントポイントでカードリーディングが入ってるのも良きスパイスでした。てかこのカードリーディングっていうやつ、自分を客観視するのとかにありよなって物語関係なく感心してしまいました笑
最終的に円満解決でシバさんにトロトロにされてるウィル、よかったよ……笑


でですね、私が激推ししたいのはもう一つのお話、よめちゃう眼差です!!!3話なんだけどもう本当によい、キレイな話の展開で心理描写も納得してしまうので何度でも読みたいです。
ノンケ嫌いのゲイでネコの千里さんとノンケの攻め様・加瀬さんのカップル成立のお話。加瀬さんがガチガチのゲイ嫌いノンケから千里さんにほれていくまで、良き人に出会えず不毛な恋愛だった千里がスパダリ加瀬さんに出会って惚れるまで、山あり谷ありですがよくくっついてくれた!
千里さん、もともとノンケの元カレの復讐をしたいということで加瀬さんにちょっかいをかけそれに加瀬さんが怒ったりと、まぁ平和大好きな私には心が痛いシーンもあったのですが、2人とも根はいいのでしょう、相手に諭されてちゃんと振り返り、新たな視点も進んで受け入れるという……
千里さんは加瀬さんのこと「誠実だ」とおっしゃってましたが千里さんだってちゃんと自分を振り返って反省できるすごくいい子じゃないですか泣 報われてよかったよ〜〜
このカップル、攻め受け共に私の性癖が入りすぎてて
・誠実器デカきスパダリ攻め
・黒髪受け色素薄い攻め
・思慮深い受け
などなど……とは言っても絵柄が良すぎて見てるだけで満足レベルなんですがね笑
眼福だしストーリーもいいし本当に大好きです。

好きすぎて語彙力低下が甚だしいですが、何か一つでも引っかかるポイントありましたらぜひ……

またどこかで幸せな4人(2カップル)が見れることを願って!!!

0

面白かった。

喃喃先生、初読み〜。
先生の名前読めなかったぁ〜。
なんなんって、読むんだね。

シバ&ウィル、巡&中原の、2カップルのハッピーエンドまでのストーリー。
全体的に、重くなくて読みやすかった。
シバ&ウィルのストーリーは、当て馬も出てこず〜。
ウィルが、シバにひたすら甘やかさてる感じ。ちょっと、誤解はあるものの〜
なかなか掴み所のないシバが、余裕が無くなるシーン・・・とても、良かった。

巡&中原カップル。
これは、脇役の穂積さんが気になったなぁ〜。

0

甘くて可愛くてあたたかい

「指先」のふたりのやり取りはとても甘くて、そして全体的にあたたかさが感じられるのが好きでした。
エロもガッツリあるけれどそれすらもほんわかした気持ちになるような、魅力あふれるお話となっていました。

まずウィルがシバさんを指名した理由がめちゃくちゃ可愛かったし、シバさんにすっぽり包まれてじわ〜っとしている表情が最高で読んでいるこちらまで癒やされました。
素直に甘えられなかったウィルがシバさんとの時間を重ねるうち少しずつ心を解き放てるようになって、すんなりくっつくかな?と思いきや。
微妙なすれ違いをしてしまうふたりにハラハラしましたが、それもまた甘々なところに着地するためのスパイスとして楽しめました。

出張ホストとお客さんというところからの始まりでしたが、「お金で繋がっているだけ」という無機質さを感じないのがすごく良かったです。

「眼差」も表題作とはまた違った面白さがあり、どちらのお話もすごく楽しめて二度美味しい一冊でした。

1

エッッッロ

表題作のよめちゃう指先のほかにもう一作品、よめちゃう眼差。
基本的にそうやって他作品詰め込む漫画は表題作の内容薄くなるから好きじゃないんだけどこれはなんか満足感高かった。2作品だけで続きみたいな感じで入ってたからかも。
で、指先のほうは、あの、攻めの包容力がガチでえぐい。2人とも身長がめっちゃ高いんだけど、受けもちゃんと可愛いしかわいいしかわいい。
眼差のほうは、とにかく受けも攻めも顔面偏差値が高すぎる。眼福でしかない。一人称俺の方たちのセックスはまじで沼でしかない。読んで損は無い!

0

可愛い顔してエロかった

初読み作家さま。
絵柄は可愛らしい系で、いい感じにラフな線です。ちょっとお顔の丸さが気になってしまいましたが、慣れれば大丈夫でした。失礼ながらそんなに画力は高くはないと思いましたが、構図など色々凝っていて、手抜きなく作られた作品だなと好印象を持ちました。

二つのカップルが読めるのが良かったです!どちらもくっつくまでの焦ったさが読んでて楽しかったです。かなり詳しくキャラが心情を語ってるので、モヤモヤもなし。お話のボリュームもちょうど良い加減で、上手く纏められてます。

タロットカードのリーディング、というのが自分に馴染みがない分新鮮でした。ちょっと乙女っぽいとは思いましたが。
エロはしっかりとエロかったです!

2

シバさんが素敵すぎて神がかっています(*≧∀≦*)

1

とてもよかったです。

前作が好きだったので今作も購入してみました。
2つのお話が入っておりどちらもとてもよかったです。

1つめのお話はゲイ向け出張ホテルで働くシバさんと
お客さんのウィルのお話です。
ウィルはそこそこ身体の大きい自分を
すっぽり腕に収められる人を探してシバさんを指名します。
※ちなみにウィルはノンケです。
そしてしっかり甘えさせてもらいその後も指名し続け
性感マッサージをしてもらうまでになります。

その後ウィルが好きの種類がわからなかったり
シバさんはウィルがお客さんだから優しくしてくれると思ったり
ウィルなりに色々悩んだりもするのですが
シバさんがしっかりウィルに気持ちを伝えてハッピーエンドになります。
ウィルとシバさんのお話はウィルが本当に可愛くて仕方なかったです。

もう1つのお話はウィルの同僚男性のお話なのですが
そちらもハラハラがありつつとてもよかったです。
が、私は圧倒的に表題作が好きでした。

これからもきっとウィルはシバさんに沢山甘やかされて
幸せに暮らすんだろうなぁと勝手に思って心が温かくなりました。

3

よかた

めためたよかったです!
イラスト好きな人は買って損は無いと思います!!!!


ちゃんとストーリーが確立していてよかったです(^^)b

前番組は良くても後半組微妙…とか逆もあったりすると思うんですけど、これはどっちもよかった!

よく漫画読んでてなんで?とか引っかかることあると思うんですけど、なんの引っ掛かりもなく読めました!


エッチシーンも可愛いです
泣き顔ものすごく可愛い!!


カードリーディングやりたくなりますねこれ


まえTLで流れてきた時買ってなかった自分を恨みました
よかった〜

8

カードリーディングに興味が出ました

表題作と、そのスピンオフ的作品の2作品収録。お得感あり!

「よめちゃう指先」
ハーフのリーマン・快(英語名・ウィル)が、一人暮らしのスキンシップ不足に耐えかねて大柄男性のハグ目当てで(仕方なく)ゲイ出張ホストの依頼をする…という設定。
なかなか斬新。
元々ゲイではなく、かといって女性とどうこうの描写も全くなく。ここで男同士の行為OKへの伏線アリなのかな?
やってきたキャストのシバが大変いい人でウィルの希望を理解してくれる…
ウィルの孤独感はみるみる癒され〜
…と物語は進みますが、ここで2人の関係をセクシャルなものにするトリガーとして出てくるのが「カードリーディング」。
タロット占いとカウンセリングを合わせたようなモノ?私もやってもらいたい〜!
…という感じでツカミもOKだしウィルはもうオチるし。
2人はすっかりいい感じのカップルなのですが、ここで出てくるのが「シバの態度は仕事だからでしょ?」ってやつ。
そこにウィルは苦しんで離れようと決意するが…
ウィルは表情が豊かですね。終盤の泣き顔やトロ顔など見応えあり。

「よめちゃう眼差し」
ウィルの同僚でゲイの千里のターン。
同僚にゲイがいて、彼も別ルートでシバの近しい友人だった、というのは正直ご都合。
さて千里はカレが女性を選んでしまい、ノンケに恨みを抱いている。
そんな時、好みのタイプのノンケが現れて…
千里にはセフレがいますが、私コイツきらい!広義ではくっつけ役になるんだけど、ルックスも性格もイヤでした。
こちらの作品は過去に固執せず今を見て、というテーマなのかな。人はひとりひとり違う、ノンケが狡い奴ばかりじゃないからまた人を好きになれよ、何度でも人を愛せるよ、という。
加瀬のフラットな考え方、イイネ。

2

温度の違いを楽しめる1冊

喃喃先生のデビュー作が大変可愛らしくて、次はいったいどんなお話を描かれるのかなあと楽しみにしていたんです。
可愛らしい雰囲気はそのままに、BLではあまり見かけない題材を交えて、前作とはガラッと変わったキャラクター達の恋のお話が描かれています。
タロットカードを用いた、カードリーディングという自己分析方法が面白かったなあ。
鵜呑みにするのではなくて、あくまでも読んだ時の自分を気持ちを後押しする感じ。
指先〜の2話の扉絵がタロット風で素敵。

表題作「よめちゃう指先」と、別カップルによる「よめちゃう眼差」が半々くらいの分量で収録されていますが、どちらも繋がりのある登場人物達です。
甘くて可愛らしいお話がお好きな方にも、ピリッとしたお話も好き!という方にもおすすめの作品ですよ。


◯よめちゃう指先
なんだか新しい扉を開いたかもしれません。
身体は大きいのに、ぎゅっとしてもらいたい甘えたがりって、あまりにも可愛いのでは…?
それをさらに大きな攻めがすっぽり抱きしめちゃう。
そう、抱きしめられるのは小柄な子ばかりじゃないよね!

本当は大の甘えたがりなのに、背が大きい自分が甘えて良いのかな…とちょっと控えめで、素を出せるようになるととびきり可愛い顔を見せるウィルがとっても愛らしくて!
もう、甘えっぷりが可愛さの塊なんです。
ただでさえ可愛いのに、シバさんによってもっと可愛さが磨かれていっちゃう。
前作でも感じましたが、喃喃先生の描かれるキャラクターは表情が豊かで好き。
2人のやり取りがひたすらに甘くて心地が良かったので、途中までウィルと同じく、シバさんがウリ専ボーイなことを忘れてしまっていました…そうだった…
初めは大人の余裕があったシバさんが、ウィルの愛らしさにどんどん必死になっていくのが良かった。
こういう、攻めが必死になる描写がすごく好き。
どちらも穏やかな気性なので、ひと山あれど安心して読める2人でした。
シバさんの贈り物に独占欲がちらほら見えてワクワクする。
ところでシバさんの本業はいったい…?

◯よめちゃう眼差
ウィルの同僚兼シバさんの経営するバーで副業をしている千里がメインのお話。
組み合わせ的には表題作と同じくゲイとノンケですね。
けれど、こちらのお話は少々シリアスでピリッとした感じ。
ゲイ嫌いとノンケ嫌い…と、この2人はどうくっつくんだろうか?と思ってしまうヒリヒリ具合。
でも2人とも、ぺりぺりっと蓋を開けてみれば根は素直な良い子たちで。
自分の間違いを認めてきちんと素直に謝ったり、相手に気持ちが伝わるように向き合って話し合うことが出来るんです。
印象最悪だったところから、まるで学生のような友人関係となり、ゲイとノンケの考え方や価値観の違いを丁寧に描きながら、少しずつ心を通わせていく。
この様子とストーリーが良い。
だからこそ、想いが通じ合った時の萌えの爆発がたまらないんだなあ。
加瀬も千里も不器用なのが可愛い。
こちらの作品は「ゆるす」がテーマだったとのことで納得。
甘い表題作とは違った角度で描かれたお話でした。
これからの姿をもっと見たくなるカップルですね。

うーん、先生の次回作も楽しみになる1冊でした!
温度が異なる作品をどちらもたっぷりと堪能出来ます。
紙本を購入したのですが、200P超の分厚さで読み応えがありますよ!
修正はいつもの白シャカシャカでした。

5

良かったです~!

喃喃先生のこちら。
カードリーディングがキーポイントの二つのお話。どちらも同じ世界です。

【よめちゃう指先】
パパ的癒しを求めて、デリを初めて使ってみたウィル。
ウィルが、パパっこなんです。
これは、本当に家族的な意味のパパ。ウィルのパパはアメリカ人。大きな身体でウィルをハグしてくれた落ち着く存在だったんです。
ウィルを日本に残し、家族はアメリカへ。

ハグして癒しを求めたウィルが指名したのがシバでした…

いや~シバがとても良い!
元々、本番無しが特徴なシバがマッサージとハグとカードリーディングで、するするウィルを惹き付けてしまう。ウィル、可愛いんだ!これが。
展開としては、シバとウィルが恋人になるまでなんですけどカードリーディングのエピソードとか上手なスパイスになっています。
タロットと違うんですね~
知識がないので、カードリーディングそのものにも興味が沸きました。
恋人になったシバとウィルの甘さよ!
甘いったらないのです。
ずーっとウィルの様に、ハグしてよちよちされたくなりました。

【よめちゃう眼差】
ウィルの同僚で、シバ経営のバーに出入りして店員までしちゃう千里のお話。
千里のカードリーディングの師匠がシバ。

はい、BLでは良くございます、登場人物つながり。
でも、千里編も好きです。
ウィルよりも、世間をしっかりわかっているし、恋愛経験もある。
でも、恋愛で傷ついてもいるわけで…

千里、初めはノンケの男なんて遊んで捨ててやるなんて考えていたんです。
バーの客の加瀬と、ちゃんと話をするまでは。
加瀬が、いい男でした…
真面目で、恋愛にもしっかり向き合う。そして、同性と付き合う事の意味もしっかり考える。千里が恋愛に向き合う怖さを、加瀬を通して考えるんですね。
この2人が、ケンカしながら徐々に気持ちが近づいていくのとか、結構たまんないですよ。

千里が、加瀬に気持ちを告白するところはかなり、グッとくる。2人の初セックスも、大変よろしかった!

喃喃先生、カードリーディングをエピソードの根幹においてくださったの、大正解でした。

ちなみに、電子読んだのに紙でも買ってしまいました。厚めで読みごたえ有りました。


5

おもしろい

設定が面白かった

2

喃喃先生の2冊目

この作品のタイトルの『よめちゃう』とは特殊能力等ではなくて、カードリーディング、タロットカードを使った自己分析という概念で、出たカードによりどう行動すべきかの指針とする…作者様の描きたかった題材ということでキャラたちの内面を表すシーンで度々登場します。
あまりお見かけした事のない設定だったので新鮮で面白かったです。

『よめちゃう指先』
ハグをする関係からシバさんにずぶずぶに甘やかされて、囁きで、指先で、キスで…、じわじわと全てをさらけだしていくウィル。
ウィルが身体は大きいのに甘えたで、頭から爪先まで愛おしさでできているといっても過言ではないかわいさしかない生き物でした。
そのウィルを心も身体もまるっと包み込んで、穏やか〜にえげつない独占欲丸出しにするシバさんがまた素敵でした(笑)
シバさんの方がウィルにずぶずぶだと思います。

『よめちゃう眼差』
ゲイ嫌いの加瀬とノンケトラウマ持ちの千里。
こちらのふたり、初対面のあの状態からよくまとまったなあ〜、という感想で、素直じゃないふたりがぶつかり合いながらもお互いの話しに耳を傾けて、それぞれのわだかまりを溶かしながら徐々に仲良くなっていく過程が良かったです。

登場するキャラがみんなとても魅力的で、言葉紡ぎも素敵で、エッチなシーンもばっちりエロい。
2作品とも3話構成なのですがどちらもストーリーがしっかりしているので読み応えのあるお話しでした。

3

「カードリーディング」がモチーフの一冊。

2組のお話が収録されています。

カードリーディングとは?
いわゆるタロット占いのことなのですが、このお話では占いというより自己分析のツールとして使われています。
一応、カードリーディングについて知らなくても理解できるストーリーです。


『よめちゃう指先』
甘やかしいな出張ホスト×甘えたノンケリーマン

主人公・ウィルは頼り下手だけど本当は甘えたがりのリーマン。
自分より大柄な男性にギュッとハグされたくて、ノンケだけどゲイ向け出張ホストのシバを呼びます。
(こんな経緯なので190×180の高身長カップルです♡)
最初はハグだけでしたが、回を重ねる内にカードリーディングや快感マッサージでとろんとろんに癒されちゃうのです。
心も身体も、たくさん甘やかしてくれるシバのことを本気で好きになってしまうウィル。
けれどシバにとって自分は客のひとりに過ぎないのだと感じてしまい…関係を終わらせようとします。

ウィルの気持ち、よく分かる!
あんな言い方されたら、「俺でなくてもいいんじゃない」って思うわ。
いくら可愛がられたって、大勢いる内の一人じゃ寂しいよね。
ウィルにぱたんと心の扉を閉められて、ずっと余裕で落ち着きのあったシバもさすがにあたふた。
両手いっぱいのプレゼントに、必死感が滲み出ていてよかったです。

描き下ろしは『よめちゃう眼差』の千里と加瀬が出会った夜、シバ×ウィルは何をしていたか…というお話です。
千里が心配なウィルの気を紛らすため、お風呂場でたっぷり可愛がってあげるシバ。
鏡にあれを擦りつけちゃうウィルに、「ウィルふたりでしてるみたい」って言うところが好きーっ!(照)
なんだかんだシバも千里を心配していて、友人思いなふたりでした。


『よめちゃう眼差』
実直ノンケ×やさぐれバリネコ

こちらのお話は、ウィルの同僚であり、副業でシバのお店のバーテンもしている千里が主人公です。
ノンケの彼氏に捨てられたことがきっかけで、ノンケ嫌いになってしまった千里。
しばらくは本気の恋愛をする気になれず、セフレの穂積を相手に性欲だけ満たす日々を送っています。

ある日、自分の店のトイレで穂積といちゃついているところを、客の加瀬に見られてしまいます。
ノンケの加瀬に「ゲイは頭とチンコ直結しすぎ」と嫌悪感たっぷりに言われた千里は、元カレの件もあり、ノンケへの復讐を企てるのでした。
今度は俺がノンケの加瀬を落として捨ててやる、と。

そうです、落とすつもりがまんまと自分も落とされてしまうやつです。
たしかに加瀬はゲイはどうだとか線引きして考えるところがありますが、根は良い子。
キスもそれ以上のことも好きな人としかしない主義で、とても誠実で一途なタイプなのです。
相手がノンケだからという理由で素直になれない千里に対して、堂々と好き宣言する加瀬がかっこいい!

お互いにやきもち焼きながらの初えっち、最高でした。
女の子みたいに優しく抱かれてモヤっとする千里だけど、加瀬がそれを上回る嫉妬心をむき出すところがたまらん〜!(萌)
表題作より眼差CPのほうが個人的には面白かったです。

4

甘々からの深い話

よめちゃう指先とよめちゃう眼差の2作品ありました。
よめちゃう指先は、受けのウィルがノンケだったというのもあって反応が初々しくてかわいかったです。攻めのシバさんは少しいじわるなところもありゲイ向け出張ホストをやるだけあって手慣れてる感があって遊んでいるように見えました。
ウィルの前で今日で店辞めるから、とお店を辞める行動がいいシーンのはずなのにかるいなと思ってしまいました。
最後は両思いになれてよかったのですがシバさんがウィルに飽きないことを願ってます笑

よめちゃう眼差は、ノンケとゲイについての思想がよくでてきて、読む前は単純な話かと思っていたので結構深い話だなとおもいました。

受けの千里は元ノンケの彼氏に突然別れを告げられ、理由が結婚&妊娠で実は本命は別にいたというなんともひどい話からスタートしました。
攻めの加瀬は真面目でキスなどは好きな人とするものという考えのため、大学時代の飲み会でゲイにディープキスされ、ゲイは相手かまわずさかるという印象になりゲイ嫌いになりました。
千里はノンケに恨みがある、加瀬はゲイが嫌い、そんな2人が共通の趣味のゲームで盛り上がったり、内面に惹かれだしお互い最悪な印象だったのにどんどん好きになっていき両思いになります。
この物語はさらっと読めるというよりかはいろいろ考えさせられる話だとおもいました。

2つの話にタロットカードがでてきておしゃれでしたし占いとは違いますが相手の心理を探れて面白いなと思いました。

どちらもハッピーエンドでよかったです。

6

ヒーリングリーディング。よめちゃうのは指先か、眼差しか。

喃喃先生の既刊、「キーミスティックアンダーカバー」が好きで。可愛くて、好きで。何度も読み返していたので、楽しみにしてたんです。楽しみにしていた2作目は、おのずとハードルは高めになってしまうので、仕方ないとはいえ。これは…。うーん。
2カップルを巡るオムニバス。
ウィルは、日々の疲れを癒してくれるシバさんを慕っている。彼の優しいハグと。背中を押してくれるリーディング。お仕事だから優しいのだ、と分かっていても。独占したくなる気持ち。ダダ漏れのウィルの気持ちを上回るシバさんの虎視眈々たるや。
大人の賢しさでウィルを堕とす手管。そういう目で見てみれば、シバさんは常にエロ目の様な気もしていて。何だかウィルに逃げて欲しい様な気さえしてくる。

続く中編「よめちゃう眼差し」は、そんな偶然ある⁈ という様な。ウィルの同僚、千里はシバさんに習ってリーディングをしている。リーマンをしながら、たまにシバさんの経営するバーでお手伝いもしている。そこでお付き合いを始めたシバさんとウィルを見守りながら。ノンケに手酷い失恋を経験した千里は、ちょっびり心が荒んでいる。ある夜、いつもの様にバーで仕事をしていると、ふと訪れた客の中に好みのイケメンが…。
千里も何だか常からエロ目をしている。千里のセフレ、穂積さんは言わずもがな。
ツンケンしながらも千里に惹かれて行く加瀬もだんだんエロ目に見えて来る。
皆んなダダ漏れ。それこそ「よめちゃう眼差し」。
というわけで。エチの方は前作を軽く上回るエロさなんだが。目つきだけでもぅエロいので。うーん、という感じだ。身体が「っ、よすぎて…」って。夢中になってるさまはよーく伝わって来ますけどね。

リーディング、というのは少し「占い」とは違う。どんなカードを引いたか、よりも。そのカードを今、どんな気持ちで読むか、という事みたい。その考え方はちょっといいなって思ったから。も少しそれを読みたかったな。

4

どっちも好み!

発売日をずーっと楽しみにしていた作品!

2組のカップルのお話が収録されています。
どっちも、キュンとさせてくれる、とてもとても好みのお話でした。

まず、表題作の「よめちゃう指先」のシバさんとウィルくん。
シバさんが甘やかし上手な大人の男性って感じで、とてもかっこよくて!
ウィルくんは最初は家族以外には、なかなか甘えられなくて…って、感じだったけど甘やかし上手なシバさんのおかげで、どんどん可愛く甘やかされ上手に(^^)いや、ウィルくん最初から可愛かったけど、ますます可愛くなっちゃって!

2組目は「よめちゃう眼差」のゲイが嫌いな加瀬くんと、ノンケ嫌いな千里さん。
どっちのカップルも好きだけど、私的には眼差カップルのほうがビビッときました。
最初は、「え、そんな設定で大丈夫?ちゃんと、くっつく?」って、不安だったけどいちゃいちゃハピエンで大満足でした!

10

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