昨日、君が死んだ。 1

kinou kimi ga shinda

昨日、君が死んだ。 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神140
  • 萌×29
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
21
得点
744
評価数
154
平均
4.9 / 5
神率
90.9%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
昨日、君が死んだ。
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344847132

あらすじ

人類の大半が死に絶えた終末後の世界。仕立て屋の羽繕(はづくろ)は学生時代から密かに想いを寄せていた護堂(ごどう)が目の前で息を引き取るのを見ているしかなかった。悪魔のような容貌の男から与えられた「魔法のミシン」で実物と寸分たがわぬ護堂の人型「ゴドー」を縫い上げたところ、それは生き生きと動き出し羽繕に懐いてくる。だがどうやら人間の魂のようなものはないらしい。死人を生き返らせる禁忌を犯した羽繕に、悪魔のような男は、この新しい世界には縫われるべきものが待っている、ゴドーの「たましい」を探す旅に出よと送り出すのだった。針と糸だけで世界を渡る羽繕とゴドーの未来は……?

表題作昨日、君が死んだ。 1

護堂繋,元参事,羽繕の同級生
羽繕糸弥,仕立て屋

レビュー投稿数21

壮大な愛と想いを感じる既視感ゼロのファンタジーに出会いました!

おのれ「ちょっと魔」めぇーーーーwww
って彼らの生きがいを知った時は思ったのに…あんなに目をキラキラさせて前を向いている彼らを知っちゃったらさ、、、コンディショナーだと思って手に取ったその液体がやたら泡立っている事で3度目のシャンプーしてるじゃん…私、、、って思う事なんて些末な事よな、、、と思えちゃうよねw
むしろこれからはちょっと魔がソコに居たのかも?なんてちょっとホッコリしちゃって失敗さえも笑えそう( ´3`)~♪

っと…いきなり脱線気味でレビューを始めてしまいましたが、ファンタジー全開のこの作品世界に溢れかえるARUKU先生が生み出した数々のキャラクターに心が躍らずにいられません
ファンタジー味がある作品ではなくしっかりファンタジー!!
そしてどこかで観た事があるファンタジーではなくて、間違いなく初めて出会う世界観だからこそワクワク出来るような既視感ゼロのARKU先生ワールド!!

そんな作品を紡ぐメインキャラは仕立て屋の”はづ”こと羽繕(はづくろ)と”ゴドー”こと護堂です(攻め受けはゴドー×はづ)
ある目的で2人は旅をしていますがその先々でたくさんの物語に出会い、掬い、時には救い上げ、後には救われたり、同行者が増えたりしながら進みます
その過程で出会う物語を生むのがちょっと魔のような数々のキャラクターです(”ちょっと魔”の正体は是非本編でお確かめ下さい♪)
本当にファンタジーの楽しさや可能性を無限に感じさせてくれる創作の素晴らしい世界!!
次はどんな物語が?どんなキャラに出会えるの?と、読むのが、観るのが楽しい時間が続きます٩(๑´3`๑)۶

そして挟まれる数々の美しいストーリーや先の見えないドキドキに心が掴まれます
ぎゅっとグッと心を掴まれながら明かされていくゴドーの欠けた魂の在りか…
この設定が明かされるタイミングも秀逸で!もぉこの作品の結末を知るまでは読むのを止められないな、と確信しました
作品序盤の旅の始まりのきっかけとなった地獄のファッショニスタこと地獄のお洒落バカ殿下(←呼び方…笑!!!)にはきっとあの時点から欠けたゴドーの部品=護堂自身の魂が視えていたのかも知れないのでは?!
なんて、、、思えたりする妄想領域!本当にストーリー構成が秀逸です

ページ数も多くボリュームもあります
その分散りばめられたピースを拾いながら読む楽しさも味わえます
軸はBLとして大きな背骨を感じる構成ですが、その軸を支える骨格と肉には様々な世界や立場からの想いが詰まっていて、その出来上がった世界は大きな「愛」という温かな布に包まれている

まだ1巻
この先2人の旅が穏やかながら幸せに、そして前向きに進んで欲しいと願って止みません

それでは2巻に行ってきます

修正|メイン2人以外の絡みなどがたまにありますがどれも修正不要な描写でした

5

素晴らしいファンタジーの傑作!!

大好きな作家様。数作拝読していて「百年でただ一度だけ恋した」「嫌い、大嫌い、愛してる。」などが特に好きです。
こちら長らく積んでいて、3巻発売を機にやっと読みました。

あらすじ通り、かなりガッツリなファンタジーですね。読むまでにちょっと気合いが必要だったんですが、読み始めたら世界観、キャラクター、ストーリーなどに引き込まれて、読む手が止まらなくなりました。さすが皆さんが高評価されるだけありますね。

終末後の世界。仕立て屋の羽繕(はづくろ)が、悪魔がくれた魔法のミシンで縫うと、それは命を持つ。死んだ想い人の護堂を縫うと、たましいの部品の足りないゴドーができた。悪魔に後押しされ、ゴドーのたましいを探す旅に出る、というお話。

本物の護堂は強面の参事だけど、ゴドーはちょっと抜けてる感じのワンコで、羽繕に懐くのが可愛い。
羽繕は養父母に「クソほどの価値もない」などと言われながら育った、またまた不憫受け。(先生の作品、大抵受けが不憫ですね!)
そのためすごくネガティブなんだけど、実は仕立て屋としてすごい腕を持っている。

この二人が、魔法のミシンを持って一緒に旅をするロードムービー風の作品。
旅先で出会ういろんな生き物に頼まれ、ミシンを使って様々なものを作り手出していく…。

うん!面白い!どのエピソードもすごく面白いし、登場人物たちも魅力的。あと絵柄がとても美しいですね。服のデザインもかっこいいな。

ARUKU先生の大変読み応えのあるファンタジー、素晴らしいです!BLという枠を超越した作品と思います。もっと早く読めばよかった〜。

護堂のエピソードが出てきたのも嬉しかったな。天使とのやり取りがあったけど、結局どうなったのか、気になるところ。

旅はまだまだ続きそう。
続いて2巻もレビューします。

3

ARUKUさん著作の中で、間違いなく一番好きな部類に入る

タイトルを見て
「これもう絶対悲しいやつやん…」
と "勝手に勘違い" して二の足を踏んでいたのですが、3巻が発売されてレビューを覗き、「明日屋商い繁盛」「キラキラセブン」が好きなら迷わず読んで、と書かれていた方がいたので、ガッツリ該当する私は触発されて読みました。
(レビュワーさん ありがとうございます!)
内容を全く知らずに読み始め、ちょうど自分の服や靴下を手縫いでいろいろ直していた時だったので驚きました。
ARUKUさんが仕立て屋BLを描いてらっしゃったとは!

タイトルとは裏腹に明るめの内容で、悲壮感がほぼないのも嬉しい誤算。
しかも一話完結スタイルなので(もちろん大きな流れもあり、いろいろと変化していきます)、3巻もあるのに、思った以上にサクサクと一気に読めました。

決壊した壁から悪いものが侵入してきて人類を滅ぼし、残ったのは主人公(受け)たった一人(?)という世界。
悪魔に仕立て料の代金としてもらった魔法のミシンの力を借りて、仕立て屋としての技能を生かしつつ、いろんなキャラを助けながら攻めの魂を探す旅に出るので、なんだかわらしべ長者っぽくもあるし、回のたびに仲間も増えてRPGっぽくもある。
本筋のネタバレは避けますが、魂が登場した瞬間は本当に衝撃でした。

雑巾がキャラになってるのは生まれて初めて見ましたw もう発想がすごいのw
「ちょっと魔」というネーミングセンスよw 好きw
そうそうこういう「魔」いるわw ほんっと上手い!
てゆーかミシンて「ガルル」ってやる気の音出すのかw
そら豆共和国の国民もw かわえぇなw

作中何度も、特に春を呼ぶ虫の回と赤い糸の回は涙が出ました…
春の王様=あの下級天使だったのですね。

攻めのビジュアルが回によってコロコロ変わりますが、そこにもちゃんと意味があります。
攻め視点の回は心臓がギュンギュンきたので、ARUKUさん著作の中では特に私に刺さる萌えが多めでした。
攻めが過去に別の男とヤるシーンが一コマだけあるので、地雷な人は注意です。

まわりの人々に優しくしよう、自分も努力してみよう、そんな勇気ももらえた神作でした。
しかも、知らない言葉もいっぱい出てきて勉強になりました。
猫回もあるので、猫好きさんはお見逃しなく。

特に心に残った言葉:
「生きていると体の中にあるエンジンが 前へ前へと言うのです」
「「他の誰かのために」という 脆そうで結構強いエンジンシステムで 世界は稼働しているのかも」
「誉め言葉はいつでも心にあって 取り出して眺める宝石箱みたい」
「あの頃ほしかった返事を今の自分が書けるなら 最高だね」

3

2巻まで読んでの感想

「魔法のミシン」で好きな人を蘇らせ魂を探す旅!!

~なのだ!って語尾がかわいい…と思えるのはARUKU先生男子の特権ですね。

童話みたいにキラキラほわほわ優しくて心温まって、辛辣なとこは徹底的なのが面白い!!
切なさとキュンもいっぱい、切り口も独特で
ARUKU先生の世界をたっぷり堪能できました。

続くような、ここで終わりなのようなところが気になるところ。
すごく前向きな気持ちになれる終わり方なので、これはこれで良いなぁなんですが、羽繕が真底幸せにイチャコラするの見たいです!!

1

ファンタジーは苦手なはずが

何百冊と読んできましたが、レビューを書くのは初めてです。この作品は書きたい!と思いました。下手くそな文章になります。お許しください。


ファンタジー特有のその作品の世界観を掴むまで時間がかかる感じがなく、1ページ目からすーっと入り込めました。

話の内容も面白いです。感動もする。
槇原敬之の曲を思い出します。「きっとーまたーこのーさき」っていう歌。

ファンタジー苦手な方もぜひ読んで見てほしいです!

大好きな1冊になりました。

4

これがARUKUワールドか…

ARUKU先生の作品は「嫌い、大嫌い、愛してる。」だけ読んだことがあり、まずその独創性に圧倒されました。
自分にとってBLとは男×男の恋愛を見守るものであり、それで萌えを摂取できればそれで満足なんですが、ARUKU先生の作品はただのBLを遥かに凌駕しちゃってる、つまりNEXT LEVELといった感じです。

本作の世界観にはとにかく驚かされました。
試し読みでは、ちょっと薄暗い悲しい感じだな…って感じだったんですが読み進めると、ん?悪魔?魔法のミシン?終末世界?ととにかく次々驚きの扉が開かれる感覚でした。

綺麗さ、可愛さ、醜さ、不思議、寂しさ、と色々な表現があり様々な感情が刺激される!
なるほど、これが皆様のおっしゃるARUKUワールドなのか。

自分に合うか、と言われればピッタリハマる!ってわけではないのですが、読み始めたら沼なんですよね。
これは神をつけるしかない作品でした。

読み終わってから気づいたのですが、2巻へ続く…なんですね!
2巻発売待ってます!

2

我慢できなかったー!

ARUKUさんのは完結するまで我慢しようと思っていたのに、しきれなかった…
素晴らしいファンタジー。

一話一話の場面の道中がぶつ切れになって、童話集のように始まるお話もあります。
旅の途中で出会う生物たちがなんともかわいくて切なくて健気なことか。

そしてなんといっても画力。
人の身体がすごくよくなってます。
味のある感じも好きですが、今回のこのファンタジーにはこの絵!っていう感じのすばらしさです。

起こる現象ひとつひとつに説明はありません。その余白が最後に全てわかるのか期待しながら、余白のままでも充分です。
主人公はかわいく、ゴドーくんはかわいくてかっこいいです。そして本物の護堂の話にきたとき、どうか最後はハッピーエンドであるようにと祈りました。
思いが伝わればいいのに…。

何度も読み返して次巻を待ちます。

2

Magic sewing

試し読みで続きが気になったら是非どうぞ!

世界が滅んで、何故か1人だけ生き残ったはづとはづがこしらえた雑巾と猫とゴドーとゴドーの魂を探す旅に出ます。

旅する世界は絵本の世界のようで、悪魔もいるし、ゴドーはときどき怖くて不思議な世界。
あっと言う間に引き込まれてしまった。

この世界と絵柄が絶妙にマッチして怖可愛い。

ふわふわ可愛いと思いながら読んでいると突然シリアスになったりキモコワカワイイ絵にビビったり油断ならないんですが、そこも含めて凄いパワーがあります。

早く続きが読みたい

1

繊細で美しい世界観

想い人ゴドー君を模倣した人形×世界が滅びた後、生き残った天才仕立て屋。

世界が滅びた後、なぜか生き残った仕立て屋のはづが悪魔からもらったミシンで想い人の人形を作るところから話が始まります。はづと人形は想い人のゴドー君の魂を探す旅にでます。
まるで絵本の中にいるようなARUKU先生の美しい世界観と、キャラクターの個性が素晴らしくて本当に感動しました。

セリフの一つ一つが優しくて愛に溢れていて、読んでてずっと涙が止まらなかったです。

1

凄すぎて呆然としてしまった

ARUKU先生は中毒性があると友人から何度も言い聞かされてきたので、なんだか手を出すのが怖くて避けてきてしまったのですが、ちるちるで作品を探していく中で偶然今作に当たって、なんとなく手に取って見ることにしました。

読後、ARUKUワールドに一瞬で引き込まれてしまいました。なんだこの吸引力は。

普段はあらすじやレビューを確認してから読むのですが、なんでか今作だけは何も読まずに読み始めることに。これが功を奏したので、今では過去の自分に感謝感激雨霰状態です。

まず、ページを開いてすぐ「愛する人が死んでしまった後の話」「人間の世界が終わってしまった」という始まりの斬新さに、いきなりガツンと頭を殴られたかのような衝撃を受け、マジか……こんな絶望的な状況からどうなるっていうの……と混乱しながら読み進めることに。
私はそれなりにBLを読んできましたが(姐さん方には到底及ばないものの)、こんな形の読書の始まりは初めて経験するものでした。

そして単なる悪性ウイルスのことをオシャレに「悪魔性のウイルス」と言っているのかと思いきや、本物の「悪魔」のウイルスだったと発覚し、この物語がファンタジーだったことを知ります。
その後の展開にも、なるほど……面白いな……と感じつつ、先が気になりすぎて全力で目を動かしました。

私の読書体験をつらつらと書いていてもあんまり面白く無いと思うのでここ辺りで切り上げますが、全体的に本当に面白かった。それしか言えません。

ARUKU先生の言語センスが天才的すぎて、じっくりと味わうように読んでしまうから普段の倍以上の時間がかかりましたし、(何故か)読んでいる途中はなんて良い話なんだ……と思うだけだったのに、読後に反芻していると涙がボロボロ溢れて止まらなくなりました。

なんだか不思議な絵本のようなお話ですね。
温かい愛のお話が多いのに、なんだか奇妙で怖くて、でもじんわりと確実に胸が暖かくなるような。傘のお話が一番胸に刺さったのですが、やっぱりちょっと怖くて……でも思い出せば思い出すほど涙が溢れるんです。不思議。

一つ一つの短いお話が独立しているようで、しっかりと強固に繋がっている感じが大好きでした。

何度も反芻して読んでしまいそうです。本当に素敵な作品でした。出会えてよかった、ありがとう、ちるちる。

ARUKU先生の他の作品も全部買って読みたいと思います。他の作品の中にはなかなか辛いものがあるという噂を聞いているので、ワクワクしつつもビクビクしております……。

3

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