俺は頼り方がわかりません (3)

ore wa tayorikata ga wakarimasen

俺は頼り方がわかりません (3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神209
  • 萌×243
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
28
得点
1239
評価数
260
平均
4.8 / 5
神率
80.4%
著者
腰乃 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
俺は頼り方がわかりません
発売日
電子発売日
価格
¥719(税抜)  
ISBN
9784799749296

あらすじ

清宮のお陰で元気を(下半身込み)取り戻していく牧野。
彼が本来のツヤツヤ陽キャになるに比例して、
なにやら清宮の様子がおかしくなって…!?
「どうせ牧野さんは俺を捨てるくせに」
これまで好きな人に都合のいい相手として
扱われてきた清宮は、牧野との両思いに
懐疑心でいっぱいになっていたのだ。
恋の仕方がわからないゲイと元人生転落男子は
どんなエンディングを迎えるのか…
恋とか愛とか全部ひっくるめてただ好きだと叫べ!
感動と喝采の最終巻

表題作俺は頼り方がわかりません (3)

27歳,恋にトラウマを抱える男
25歳,小学校臨時教員

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数28

攻めの愛おしさが限界値突破

 清宮あああ! お前はなんていじらしい奴なんだ!! と頭を抱えて心の中で叫びのたうち回りながら読んだ最終巻でした。1巻ではきっと誰もが牧野の境遇に共感したり同情したりするばかりだったはず。そんな彼が立ち直って田舎で恋人もゲットする話が読めるんだなぁと思いましたよね。でも2巻で気付く。あれ、ゲイとしてそれなりに割り切って飄々と生きていそうな清宮の方が、余程繊細で傷付きやすい男なんじゃないかということに。そして、この最終巻で彼の少年期からの苦悩を知り、あの短冊に書いた「恋がしたい」にはこんなにも本気と熱意と希望が切実に詰まっていたのだなぁと気付かされ、清宮よ幸せになってくれ!という気持ちが湧き出て止まりませんでした。

 自分を好きになって欲しい。なんてシンプルな願いでしょうか。毎回相手に誠実に本気で接して、それでも双方向の恋愛に一度も出会えなかった彼の寂しさを考えると、心がぎゅっとなってしまいます。いつしか弱っている人間に優しくすることを覚え、しかし、そんな相手も元気になったら去っていく。牧野が健全さを取り戻していくほど、逆に不安を募らせる清宮が痛々しくて。閉塞的な田舎でひっそりとゲイとして生きながら、相手とちゃんと愛が通う恋愛を切望していた彼にとって、牧野の何度関係が拗れても修正しようとする根気強さや生来の真面目さ、前向きさはどんなに救いや喜びになったでしょう。

 下心があったから助けたのだと清宮は正直に言うけれど、それはきっかけに過ぎません。彼がそうして行動を起こさなければ、こんな結末はなかったかも。何事も行動から始まる。今まで何度も痛い目を見てきたのに、懲りずに今度こそもしかしたら、と期待と希望を持って吹雪の中から牧野を助けた清宮の初手、あっぱれでした! 一途な彼の恋人になれた人は本当に幸せ者。心身共にすっかり健康的になった牧野、これからも清宮が前に踏み出せない時は、年下の先生としてしっかり手を引っ張ってあげてね。受けが攻めを心底可愛いと思う、これぞBLの極致。牧野が逞しくなるばかりの2、3巻でしたが、濡れ場ではまだ戸惑うばかりの彼を経験値のある清宮がリードしてくれるので、攻受のバランスもとれています。安則も名脇役だったし、意外と甘えたな可愛い福のスピンオフも楽しみです。

0

あ~幸せ!

読み終わった今、三冊表紙を並べて見ると、すごく幸せな気分になれています。感無量ー。清宮と牧野の関係の変化が分かるところも良いですし、カプセルを運ぶちみっこの可愛さもたまらんっ!
やっとくっついたかと思われた二人は、今度は清宮の心に暗い影らしきものが落ちています。メンヘラ(自己申告)清宮は牧野に負けず劣らず面倒なタイプで苦手になりそうなんだけど、本人の純粋で必死なところが分かるから、すごくきゅんときてしまいます。安っちゃんとのやりとりがめっちゃ好き。
すでに腹括った牧野は一巻からは想像もできないキャラ変っぷりで…いや本来の牧野に戻ったのかな?悩みながらも行動は潔い。今までとは印象がくるっと変わって、ウジウジ清宮を受け止められるのは牧野しかいないんじゃ?と思っちゃいました。
みっともなくお互いに縋るシーンは読んでて死ぬほど恥ずかしかったんですが、その分、心にグサっと刺さって良かったです。Hシーンで二人ともよく泣いてるのも好きでした。
福くん編もすごくすごく楽しみ~!

0

もっとしあわせになって!

読んでて思ったことをツラツラ書いているのでなんの感想にもなってないです。この本は、一冊まるっとレビュー!が難しいです、感情がギッコンバッコンしすぎて…

両思いになったらマキノ(受)が男らしいとこ出してきて、キヨミヤがキュンキュンしてたりして、よくあるBでLは体と心のミギヒダリが固定なことが多いけど、ほんとうはこういうのがリアルなのかな〜男女もそうだしな〜ファンタジーみ(BLみ)はちょっとかけるけど、相変わらずの良作

ここにきて、ひたすらいい奴だったキヨミヤに陰りが。相手の想いを確認せずにはいられない。自分だけに縋っていたころとは、もう違う。その方がいいとわかっていても、なんとなくしっくりこない(複雑)。キヨミヤもキヨミヤで、いろいろあるんだね

あとヤスノリがいてよかった。さすが寺の子?徳が高いぜ。マキノにとっての二人もそうだけど、一人でも理解者がいるというのは大きい

なんかいろいろあったけど、まとまるとこにまとまったナ。そして高校3年生になったフクくんが爆イケでした。ごちそうさまです

0

攻めなのか?

清宮さんって、素敵?、可愛い?。本当に攻め?
何故惹かれるのか不思議。もーっ最初から牧野先生好きだったのに、遠回りして。
お話しは、田舎の雰囲気すごく出てて、ノンフィクションを読んでるみたいでした。
でもって、福がなんとも可愛い。わかってやってるかと思わせる不思議な存在。続きが楽しみです。
(^^)

0

恋によって人は変われる…ええ話や〜

清宮が…余裕ある大人の遊び人かと思ったらそんなにこじれていたなんて!?
世話を焼くのも、相手に好きになってもらいたいからだったのね。
それでも相手が元気になったら去られてしまうというトラウマ持ち。

牧野が自分のプライドと優越感のため人の世話を焼いてきたから、理由は少し違うとは言え、似たもの同士と言えるのかもしれない。

牧野にしても清宮は初めて本気で好きになった人で、どん底の自分を助けてくれた恩人でもあり、成長するきっかけにもなったわけで、元気になったからと清宮の元を離れることなく、気持ちを伝えられてよかった。

お互い本音を言えて、泣いて、抱き合った場面は感動。
やっぱりちゃんと伝えないと伝わんないよねと。
当たり前のことを再認識させられた。
(BLは恋愛のお話なんだから、思い込みや1人でこじれたり突っ走るより、相手に気持ちを伝えてやりとりするのがメインであり醍醐味でしょうと改めて思った次第)

清宮の「恋がしたい」はそういう意味だったのかと納得。
恋ができたと実感できた瞬間も感動した。

清宮が
「(牧野から)か…っ かわいいって言われた 高校ん時ぶりに」
「つきあってるって人に言ってもらったの初めてだ…」
とか、牧野が嫉妬するのを涙ながらに喜ぶのかわいいなと。
清宮はそれだけ今まで辛い思いをしてきたんだなとわかった。

花火のシーンも良かった〜。
名場面ですね。

初めて最後までできた日の翌朝、牧野が隣に眠っていたのを見てホッとした清宮。
よかったよかったとこちらまでホッとした。

安則がまたいいキャラ。
清宮の「安っちゃん」呼びがかわいい。
素の清宮は繊細で甘えたなのかもね。

福ちゃんが、2人の仲を嫉妬で邪魔したりすることなく、2人へ自分の世話をきっちりするようにと言ったのもよかった。
福ちゃんなりのエールだし、2人への甘えと信頼でもあるし、2人の存在意義を示していて頭の良い子だなと。

1巻から、吉武と守屋が清宮に会ったらおもしろそうと思っていたので、遊びに来てくれてよかった。

牧野の守護霊が2人…黒と白の狼なのもおもしろい。
それを見た安則と清宮が
「白い方が強ぇな」
「わかる…」
と言ってたの、めっちゃ興味深い。
一見、吉武の方が強そうなのに、守屋の方が強いのね。
やっぱ牧野と付き合い長いからかな。
陽キャだから?笑

あと、吉武と福ちゃんが闇の者くくりにされていて、吉武がサイコパスになってたの声出して笑ったw

いやぁしかし、人に頼られることがアイデンティティで、人に頼ることができなかった2人が傷ついて出会って、ぶつかったり助け合いながら惹かれあって気持ちを伝えてわかりあって絆ができてきて…ほんとによかった。
ええ話でした。

で、福ちゃんのお話が今後始まるらしく!
どんな人と出会ってどんな恋愛をするのか!?
そちらもめっちゃ楽しみです。

1

多幸感の致死量、、、ずっと泣いてる

わぁぁぁぁぁぁん二人ともよ゛がっだね゛;;;;;;;;;;;
結婚式呼んでほしい、、、、、、、、、、、、

これは一巻読み切りじゃない、続き物ならではの深みだなあと思いました。
BL漫画を読んでいるというより、二人の人生の物語を読んでいる感覚。これから先も続いていく二人の未来を想像して、目頭が熱くなるどころかぼたぼた生温い液体が垂れてきました。正直一巻読んだ時はそんなにのめり込んだりしていなかったのですが、ちゃんと諦めずにここまで読んでよかったぁ。もし一巻で手を止めてしまっている人がいたら勿体無いと声を大にして教えてあげたい。

二人の関係性だけじゃなくて、ちゃんと清宮哲司という男と牧野秀一という男の人間性を掘り下げて描いてあるところが最高なんですよ。ええ。だから読者は二人の恋を応援するサポーターである以前に、清宮哲司のファンであり牧野秀一のファンになっちまう。。。今まで牧野さんの過去や心理描写、成長は事細かに見てきたんですが、三巻でようやっと清宮さんの丸裸全てを知ることができました。本当に好きだなあ。二人のことをちゃんと知った上で改めて、やっぱりこいつらお互いにお互いしかいねえよ!!!お似合いだよ馬鹿!!!!と叫んでしまいました。というか幼き頃?若き頃の清宮さん可愛すぎて禿げるかと思った。

清宮さんが「恋」っていうでかくて重い字体ブロックにズムっと押しつぶされんの見て嗚咽漏らしちゃった。大の男二人が抱き合って座り込んでおいおい泣いてるのもすごく素敵だった。これらのシーンがあるからこそ!その後のえっちシーンの盛り上がりとかえろさとかがより一層際立つんですよね!!!愛あるセックスどころか愛純度100%の生果汁セックスシーン、めちゃめちゃ濃厚で美味しい、、、、;;
二人の思い出の川を前にこれからのこと話すんですけどそのシーンがこれまた綺麗でね。。。

描き下ろしで吉武・守屋との絡みもたくさん見れて死ぬかと思った、、、幼馴染ズでいる時の牧野がキラキラ可愛すぎて、、、、無理、、、、ちょくちょく守護霊として出てきてはいたけど(笑)、対面して牽制される清宮さんがタジタジしててとてもよきでした。大大大大満足。

2021年春にはなんと高校生になった「福くん」編が始まるそうでっっ
清宮・牧野とは別に親目線でずっと可愛がってきた福くんが誰とどうなっちゃうの?!といささか複雑なところもありますが楽しみの方が何倍も膨れ上がってて待ちきれません。福島の柳津町?だっけ?福くん編始まったら聖地巡礼したいな〜〜

4

ヒゲが生えた喜び

◾︎清宮哲司(ゲイ)×牧野秀一(田舎で小学校教諭)
2巻で平和に付き合えましたおめでとうが終わったので、3巻でどう転がすのかと思ったら、そうですよね、清宮にも歪みがあったわけてすね。むしろ牧野の2年より余程慎重にかつ金をかけて醸成されたものでした。彼に救済があれば、彼にも救済がある。なんというバランスの取れた作品だろう。みんな安規くんに惚れてしまうではないか。

ここにきて牧野の先生というお仕事がフル活用でエロい。初心者にイラマ+顔射たぁなかなかのもんよ清宮さんよ。
ドリーム水浣ではなくリアル水浣も達成し、朝チュンはきちんと隣で寝てる上にヒゲもしっかり生え、ツヤツヤに育ったのね牧野先生。

腰乃先生の作品の中でも一番人間と人間を掘り下げた印象。巻数も多いから当然か。今連載中の作品も短く終わらずにこれぐらいのボリュームで読みたいな〜。これが描ける作家さんばかりではないぞ。描ける方には積極的に描いてもらって何卒。

福くんもそうなるのか…まぁ清牧のその後もチラチラ見れるだろうことはかなり嬉しいけども。

0

オオカミめちゃ萌♡

人間的に可愛い2人でした!
モダモダ感は今回も炸裂してましたが、素直に心を開き思ってることを言い合い、夢見てた青春を二人で過ごし合っていて見ていて幸せでした。


腰乃さんの絵、申し訳ないですが好みではないんですよね。なのに可愛く見える牧野!!
もーこれは人間性ですよね。


二人のエピ最高でしたが、やはり巻末の二人登場の場面が1番萌えまくりましたよね。笑
この二人が来たらもー最強。守護神とかめちゃ萌萌!!

毎年休みの度に来るとかヤバイ。好きすぎます。笑

幼馴染の絆って最強ですよね。

とっても素敵な最終巻でした。

3

幸せ泣きとはこのこと

幸せ泣きというものを初めてしてしまいました。本当に最高でした(語彙力欠如)。

4

言葉に出す大切さ

とうとう最終回を迎えてしまいました。

今回は牧野が頑張ってて清宮を捕まえに行ってたのが良かった〜。
清宮の実家で洗い物手伝ったり畑仕事手伝ったりする姿はまるで嫁で、お母さんにも気に入られてるしそのまま家に入っちまえとさえ思ってしまいました。

今回は清宮の恋愛遍歴が詳しく語られてて、かなり拗らせていた事が判明しました。
ゲイだと家族にも言えない田舎で、逆援交状態で恋人になった人もいず、見合い話や人間関係が煩わしくてラブホテルの1室を借り上げて隠れ家にしてたとか想像以上でビックリしてしまいました。

また逃げに走った清宮に元来の姿に復活して来た牧野がぶつかって行きましたが、思っている事を口にするってとても怖いですよね。でも今回は2人とも頑張ってて、安則が引いてるくらいでした。言葉に出して相手に伝えるって大切ですよね。

腰乃先生はわちゃわちゃ描きながら、心を抉ってくる作品を突き付けて来るので大好きです。

そして今回は初挿入がありましたが、リアル過ぎてとても良かった…。アングルが研究し尽くされててたまりませんでした。

凄く突っ込みたかったのは清宮の実家の部屋のベッドを囲むカーテン?でした。あれは外から見えるのか見えないのか…。

とうとう牧野の様子を見にやって来た守屋と吉武と清宮との初対面にも笑わせて貰いました。

福くんと吉武のジャックナイフとサイコパスが手を組んだでは爆笑でした。

そして福くん編連載開始に大喜びです。成長期であれだけ食べてたから大っきくなってました。

時間が経った牧野と清宮の関係がどうなったかも一緒に読めそうでとても期待してます。

3

1〜2巻は感動への布石。腰乃先生に感謝!

すっっごく良かった!神すぎる!!
1巻で中立、2巻で萌2つけてましたが、それがまさに布石だったと断言できる、最高の完結でした!!!

牧野の変化だけでなく、清宮救済の展開もあるこの巻。
蘇った牧野が、今度は辛い恋愛をしてきた清宮を救う。
それがもうめちゃくちゃに良すぎる。
2人のぶつかり合いに、本当泣いた。

私牧野のこと好きじゃなかったのに、今すっごく好きだし、なんか人生についてめちゃくちゃ考えさせられた。

何もかもうまくいかないな〜という日々が続いて「もう浮上なんて出来ないんじゃ?」と悩むことが私にもあって、個人的にいろいろ重なったのもあります。
(私事ですみません)
そんな人生のつまずきに対して、全く説教臭くないし、綺麗事を言ったりもしない。
なのに、いや、だからこそ、するっと心を軽くしてくれるような説得力がある作品なんです。

愛とエロもたんまりあるし、しっかりBLなんだけど、私は違う面でもいろいろ救済されたなー。
BLって本当に懐が深いと思う。

2人のイチャイチャとリアル感のあるエロも最高でした!
福くんのキャラもよく、長身イケメンに成長した「福くん編」も始まるようなので、めっちゃ期待しています♡

シーモア 白抜き
(人生云々語ったあとに申し訳ないのですが、同じ媒体で修正甘めだった1〜2巻からの3巻白抜きはマジ悲しい。最近多いけど…)

17

ただのBLじゃない。

書店さんで押し出されていたので、初めて先生の作品を3巻分手にとりました。

BLって勢いとかエロとか、イチャイチャやキュンキュンを楽しむ物だと思っていたのですが(勿論、大好きです)この作品はそれら全て兼ね備えた上で、一人の男の「人生」までも描ききっていて、感涙でした。

笑って泣いてしながら読んだBL本はこの作品が初めてです。
それくらい、心と身体に訴えてくるものがありました。

間違いなく2020年の最上の神作品です。
この物語に出会えてよかったです。

白抜きなどは、お話が面白すぎて、そんなのこれっぽっちも気になりませんでした。
エロは非常にエロくもだきゅんしました。

5

二人とも頑張った!

腰乃先生の作品て読むのにすっごい時間かかりますね
余計だとは思わないんだけれどセリフがとても多くてこんなに言葉で言わなくても…とも思いますが、作風ですよね
今回は福くんが二人を認めるときの場面でちょっと感じてしまいました

清宮さんの過去がお話の中盤まででは想像できなかったヤバさで、やっちゃんは乱暴だけれどメチャクチャ優しいってことに驚いた
あれ知ってて変わらず付き合うのは難しいわ
徳の高いお坊さんになることでしょう

自分を卑下する清宮さんに対した牧野がどうして先生として話したのかがピンとこなかったんだけど、清宮さんには必要だったのかな
どうなんだろう

二人が笑って逞しくあの場所で幸せに暮らしていけますように

元気になってちょっと普通と言えないくらい妙な空気感になっていた守屋との関係ももとに戻ったと言うよりより友情が固くなったようでなによりでした

3

おめでとう!!

予想以上にちょっと面倒くさい感じの(貶してはいません)二人でしたが
ちゃんと好きだからこそあれこれ考えて悩んでしまうんですよね。
片想い芸に酔ってた清宮が、誰かと付き合ったその先が怖いと思うのは
清宮が悪いわけでは決して無い気がしました。
自分に自信が持てないなんてどの口で言うんだなんて
最初は信じられない気持ちでしたが
牧野がちゃんと心身共に復活出来たのは紛れもなく清宮のおかげだし
恋を自覚してからはわりと積極的になってくれて私も嬉しくなりました。
お互いがお互いの一番って本当に奇跡みたいなものだと思います。
思いやりを持ったままずっと二人でお幸せに!

守屋と吉武の守護霊(?)が頼もしくて
清宮は悪事のひとつも出来ないことでしょうww

福くんは口の悪いところやひっかきまわしたがりなところも多少ありますが
本当に心の優しいコ!
『福くん編』も楽しみに待たせていただきます。

安っちゃん……良い坊主……。
説法とか是非聞いてみたいです。

4

支え合って生きていくって最高

「俺は頼り方がわかりません」3巻読みました。
2巻で完結したと思っていましたが、続編があり清宮さんは彼なりに悩みを抱えていたというところが3巻の見どころかなと思います。
自分を愛してほしくて尽くしてきたが、今まで関係を持っていた人たちとは尽くしたら別れるの繰り返しでした。牧野さんともそうなるんじゃないかと悩んでるところがいじらしく胸が痛くなります。2巻で短冊に書いた「恋がしたい」はこういう事なのかと気付かされました。清宮さんの悩みは牧野さんの持ち前の一途な思いでカバーできハッピーエンドです。
描き下ろしで吉武くん×守屋くんが牧野さんのもとへ遊びに来るのですが、めっちゃ笑いました。清宮さんファイトです!

腰乃先生の話しの展開はあいかわらず素晴らしいです!
3巻で完結しもっと続きが読みたいですが、次は福くん編もあるので楽しみです。
雑誌のレーベルの問題なので仕方ないですが、あの部分が白抜きだったのは残念です。(リアルな描き方が良いのに!)

7

最高

ページ数が多く、ページ当たりのコマが多いのでとても読み応えがあります。牧野さんの光パワーがどんどん強くなって、清宮さんのトラウマも包み込んで良かったです。清宮さんは最初はとても頼もしい感じでしたが、話が進むにつれて清宮さんの内面とか過去が描かれる中で牧野さんに自分の弱さを見せたりして、どんどん人間味があふれていくところが良かったです。二人の関係がとても丁寧に描かれていました。

これは作家さんのせいではないので仕方ないですが、大事なところが白抜きになっているのが悲しかったです。腰乃さんのあの妙にリアルな性器描写が好きだったのに、、成人指定でもっと修正が軽い版出てほしいな。

まさか福くん編があるとは!今後も楽しみです。

8

頼り頼られて。支え合って生きて行く。人間だものー。

2巻で、美しく終わってると思ってたんですよ。清宮さんの恋の成就にて。ノンケとゲイの攻防戦を経て。2人のこれからを予感させて。ところが。あの爆笑もののギッタンバッタンの後、こんなに泣かせる展開が待っていようとは‼︎ 思いもよりませんでした。
清宮さんは、牧野先生も絆されるほどの尽くし系。しかも実家が資産家でお金持ち。これまでにも、クズ男達に散々尽くしては捨てられて来た。けれど、それを止められなかった。弱ってる人に尽くすと、その間は自分を見てくれる。元気になると、彼等は何も無かった様に去って行く。だから。清宮さんは知らない。付き合ったその先を。どうしたら良いのかわからない。それで、身体も心も元気になった、牧野先生に変な態度を取ってしまう。牧野先生は、そんな清宮さんの様子を見ては不安になる。そして清宮さんは、そんな不安そうな牧野さんを見てホッとしている事に自己嫌悪している。不安なのだ。
そこで私たちは『あっ…‼︎』と驚かされてしまうのだ。
「頼り方」がわからないのは、牧野先生だけでは無くて。恋に七転八倒する清宮さんもそうなのだ。面倒見の良い牧野先生と、尽くし系の清宮さんが互いに「頼り方」を知るとき。それこそが本作の恋の成就。

清宮さんを叱りながらもずっと見守って来た親友でお坊さんの安則さんも。親戚の圧に屈してお見合いする清宮さんの邪魔をし続けて来た福くんも。「頼り方」を知らないと言いながらも、周りの人達に支えられて来たこと。親元から離れて不安で不安定だった思春期の福くんはずっと清宮さんに支えられて来たし。その事をちゃんと感謝していて。
清宮さんはひとりでカラ回ってただけじゃ無くて。注いだ愛情はちゃんと受け止められてもいるんだよってこと。頼り頼られて。人は支え合って生きて行く。恋も。

いつの間にかクールなイケメンになっているサイコパス吉武と守屋先輩も変わらぬ愛情で、牧野先生を見守っているのも嬉しい。なんと‼︎ 彼らは牧野さん心配過ぎて、モフモフの守護霊となって生き霊としても牧野先生を守っている。彼らに守られてるから。清宮さんもうかつに変なこと出来ない、というのも可愛い。

もしかして、福くんは頼って甘やかせてもくれていた清宮さんに思慕から来る淡い愛情があったのかなぁ、とも思うんだけど。福くんを主人公とした新シリーズが始動したみたい。
牧野先生の美味しいご飯と牛乳ガブ飲みで、スクスク成長中のイケメン・福くんは誰と恋に落ちるのか。とっても楽しみです。

アゴの線の細い、大きな目の彼らを後ろ斜め上から捉えた表情がイケメン過ぎてヤバいんだけど。腰乃先生はこの角度が画角的にお気に入りなんだろうか。このカット連発過ぎ!きゅん死にしそうなんだけど‼︎

エッチはさすがの生々しさ。真っ白抜き、さらに短冊有りなんだけど。エロい!さすがにエロい!2巻で清宮さんが妄想してた、洗浄から描かれてるのもさすがです。

11

アニメイト限定版を購入しました!!

アニメイトの特典でドラマCDがつくということで、迷わず買ってしまいました!!まずはその特典CDから語っていこうと思います。
12分くらいの書下ろしエピソードが収録されていたのですが、その名も「俺はデリヘルの頼み方を間違えました」。タイトルからもう期待しかない……( ̄▽ ̄//) と思っていたら、案の定……な展開でした。安心してください。デリヘルと言ってますが、CPはぶれません。つまり、そういうことです。
序盤から、この作品ならではのインポを拗らせたという設定はもちろん健在。というか、BGMシュールすぎんか……? 
インポのくだりで牧野役の榎木淳弥さんの演技に圧倒され(やっぱりこのシーンはは音声で聞くと改めてすごいなと感じます)、シリーズの吉武(cv.羽多野歩)×守屋(cv.鈴木達央)CPも登場するのですが、お二人とも懐かしい&安定のバカップルぶりに和みました……そのあとで、ついに待ちに待った清宮さん(cv.増田俊樹)が登場!! 声も、すごくイメージ通りで感動しました。
そういえば福君も出てくるのですが、彼も含めて全員イメージ通りのお声でした。キャスティングすごい……!
この3巻の発売と同時に本編のドラマCDも発売されているそうなので、是非チェックしたいものです。しかも、初回限定盤に今回のアニメイト特典CDの描きおろし原稿が付いてくるそうです。すごい…………買おう。(即決)

さて、ここからは本編のレビューです。
腰乃先生の大ファンなので、どの作品でも神評価をつけてしまうのですが、このシリーズは特に恋愛模様を丁寧に、リアルに描いていて、読んでいてすごく萌えますし、キュンキュンさせてくれます。まだ読んでいない方は、吉武×守屋CPの「部活の後輩に迫られています」も読んでみてください。「俺は頼り方が~」シリーズをより理解できると思います。
他の方も書いていらっしゃるのですが、3巻では本人たちがようやくちゃんとくっついてひと段落、という感じなのですが、コラムや描きおろしで、なんと牧野の守護霊が吉武と守屋(風の二匹の白黒オオカミ)だったことが判明。(笑)
先生、天才か……思ったより、このCPを結構しっかり出してくれるので読者としてはうれしい限りです。シリーズ物の魅力ですよね。しかも、吉武と福君はなにか通じ合うものがあったよう。がっつり握手してるやん、この二人。いったい何を互いから感じ取ったんでしょう? 気になる……。

さて、これも他の方が書いていらっしゃるのですが、なんとこのシリーズ、まだまだ増えるそうです!
春から「福君編」始動!! との情報が入ってます!
病弱だけど毒舌で、イケメンに成長しそうな将来有望な福君。福君は結構人気あるキャラだと思うし、何を考えてるのか気になるので、すっごく主人公として描かれるのが楽しみです。ていうか、受け? 攻め? どっちなんだろう……。( *´艸`)う~ん、妄想が膨らみますねー! 

腰乃先生のファンという方も、まだ腰乃作品に触れていないという方も、ぜひ読んでみてください!(電子だと修正がかかってHシーンが良く分からない状態になっているとの声もありますので、紙での購入が良いかもしれません)

9

表紙の笑顔が最高

1.2巻と比べたら、全て吹っ切れたような素敵な笑顔の2人。裸体でカプセル持ったチビ牧野も3巻目にしてやっと笑顔(牧野のメンタルを表してるのかな?)足や手の指を絡めラブMAXなポーズでこちらもハッピー気分になれました。

この話は牧野という青年の挫折・再生・成長を描いていてなかなか真面目なテーマなのです。清宮のお陰で心と体の健康を取り戻した牧野でしたが、3巻ではその清宮の様子が何だかおかしくなってきます。1巻では頼もしかった彼も高校時代は中々ヘビーな青春を送ってきた人だと判明。自分が辛い思いをしてきたから人にも優しくできるのでしょう。

時には相手を頼り、時には逆に頼られる素敵なW世話焼きカップル誕生です。最後のラブラブエッチもエロくて最高。最後の高三の福くんのカッコ良さに驚愕して物語は終わるのですが、数年後も清宮と牧野が仲睦まじそうなのも垣間見れて良かったです。

4

甘々ハピエンでこちらまで幸せに。

『部活の後輩~』で出来る部長だった牧野くんが
就活失敗してEDになってダメダメなままに地方へ…というお話も
めちゃくちゃ幸せな結末迎えててもう嬉しい!

夏に吉武・守屋の白黒守護霊(笑)が来襲するお話もとっても面白かった!
福くんと吉武…確かにシンパシー感じそうww

清宮さんがどうしてこんなに世話焼きになったのか、という謎も解けた。
結構不遇な彼が牧野くんを信じる事ができないのは理解できた。
でもED(笑)を克服した牧野くんは強かった!

ハピエンで終わって嬉しい反面、もう少し読みたい二人の話…と思っていたら!そ予告の福くんがああああ✨という事でまだまだ楽しめる予感。

11

好きが爆発

連載開始から6年。
おめでとう、ありがとうの読み応えたっぷり最終巻。

付き合い始めた清宮と牧野。
けれどなんだか清宮の様子がおかしい。
距離を取られてるうえにまさかのお見合い?
初めての恋にあたふたして好きだという思いをうまく表現できない2人の不器用で応援したくなる物語です。

色々な謎というか清宮の本質だったりお家事情が見えた最終巻でした。
人に尽くすことで自分の存在価値を見出す清宮が痛々しくてでも愛おしくて。
弱っている人間が好きだと思ってしまう自分が嫌で泣いてしまうシーンはグッときました。

攻め→→→→→→→→→←受け 
だったのが
攻め→→→→→←←←←←受け
となっていき、初めて恋人としての嫉妬を見せるのが牧野という展開が堪らないです。
清宮の嫉妬は怒るというよりも傷ついて終わっちゃうと思うので、牧野が怒るタイプでよかったです。清宮も嬉しそうだったし。束縛されたいんだろうな。
幸せになって。

待ちに待った初エッチはというと、
洗浄してエロくて擬音も激しくて最高なだけに本当に白抜きなのがもったいない。ううっ。
足の指がぎゅっとなっている描写好きです。
挿入自体は3巻を通して1回のみだけど、これからはガンガンやっていくんだろうな。
牧野は慣れてきたら清宮を翻弄しそう。

腰乃作品の中でもシリアス味が強く、
私は読むのが早い方だと思うのですがそれでも1冊読むのに40分以上かかりました。
でもそれだけ熱中できる内容なのです。
セリフ量もたっぷりだけどリアルの喋り言葉に近いので読みやすい気がします。
ぜひ腰乃ワールドを堪能してほしいです。

書き下ろし
遊びに来た守屋と吉武。
守護霊の務めを果たします。頑張れ清宮!

特別予告
なんと福くん登場。
来年から連載開始とのことでこちらも楽しみ。
お相手が気になるところですが、そこはまだ謎です。

修正(紙)
白抜き


11

もだもだラブコメ遂に完結(泣


最終巻すごく良かった!
1、2巻は牧野目線の話だったけど、3巻は清宮目線。七夕の短冊に恋がしたいと書いて渡した事で、鈍い牧野がやっと己を振り返り清宮とどうなりたいか考え行動に移した結果やっと恋人同士になった2人。
なのに、清宮は不安で仕方がない。飽きられたら、うざがられたら、遊びの関係と思われたらと過去の恋愛のトラウマでつい考えてしまう。
そんな恋に臆病なタイプと思ってなかったよ〜!!!
2人ともすんごいもだもだすんじゃんか。

そんで、清宮の幼なじみの安則すんごいいい奴。
家から離れられない家を継がないといけない同志で話聞いてくれるこんな友達が居てたから清宮やってけたんだな。
実家暮らしで息苦しくてまさか、ラブホの部屋借り上げてるなんてボンボンだわー。
金ならある、自由はないって感じだな。

いい大人のもだもだ泣き笑いの恋すんごくいい。
初セックスもホースで浣腸して下準備、挿入時も「力抜いて」ではなく、「そのままいきんでて」ってリアルさ。
お尻は排泄する器官だから、力抜くよりいきんだ方が挿入時スムーズらしい。
腰乃先生ちゃんとわかっておられる。

2人が素直にお互いの気持ち言い合える関係いいな。
あと、どっちもに親友が居てるのもいい。

で、あー終わっちゃうのかと思ったらまさかの福くんでシリーズが続くビックサプライズが!
福くんツンデレかわい子ちゃんだから彼の恋愛も凄く気になる。楽しみです。

ただ、ひとつガッカリだったのが性器描写が3巻は白抜きで全くわからなくなっちゃったところ。
電子ではなく紙で購入。
自主規制なのでしょう。
今まで腰乃先生の描くその部分好きだったので非常に残念です。

21

愛の讃歌

やっときた3巻。
(2)と(3)の間に、牧野はどんどん回復&ポジティブ&積極的になってる。逆に戸惑うくらい。
牧野は、あなたノンケでしたよね…ってくらい清宮をしっかり「恋人」として捉えてて、なのにゲイの清宮の方が「この先どうしたらいいのか知らないんだよぉ!」と怯える。
このズレが腰乃流のワチャワチャで進んでいくので、読者的にはキタ〜ッなんだけど。
この辺の展開はさすがに手練れ。グイグイ読ませる。2巻のレビューで言及したのですが、この腰乃流ワチャワチャは心理面で用いた方が効果的だと改めて感じた。
また、今回特に全体的に言葉数が多い気がした。
牧野の考え・感じてる事、清宮の考え・感じてる事、福しかり安則しかり。みんなの思考や行動、清宮の報われない過去話などもことごとく言語化されてるので、読者的に非常にわかりやすかった。
まあ、同時に赤裸々でもある。
牧野も清宮も。お互いにこっぱずかしい愛の告白を言葉にして口で喋るわけ。
そう。心ってやっぱり言わなきゃわかんないのよ。通じないの。言葉で耳に届けなきゃ。
私は特に愛情表現はストロングスタイルが好きですから。この作品の特に後半、圧倒されましたねぇ。
さて、エロシーンに関して。
腰乃スタイル健在。と思いきや。
私は紙で購入したんですが、いつものめくれ穴とか玉のシワ、勃ちながら震える竿などなど、無いんですよ…なんと修正。
私普段修正はほとんど気にしてないんだけど、いつもある「腰乃のアレ」が無いとなるとなんか気が抜けましたね…逆にリアルすぎるちょっと汚いオトコのアソコが苦手な人には今回の方がいいかも。

10

1番になりたい

腰乃さんは、キャラクターの奇抜さとか絵の個性とか、書き文字の面白さとか作品自体の個性の情報量がハンパないなぁ~と毎回思いますが今回ストーリーがホントに面白かったです!

1~2巻の「めんどくさい」牧野に振り回される清宮から一転して3巻は見えない清宮の本心をめいっぱい気にする牧野が描かれています。
めんどくささが愛しさにかわる過程がこれでもか!って画面から飛び出してきます。

清宮の過去がなんとも切なくて、安っちゃんいてくれてよかった泣
「頼り方がわからない」のは牧野だと思ってたのに、清宮の方が迷走していたのにビックリ。
「 人生転落男子に幸せな恋は訪れるのか!?」って以前の煽り文句、清宮にも十分当てはまる~!

牧野の気持ちをまるっと信じるために「歪な」自分を受けとめることになった清宮のツラさがじんじん響きます。
清宮の秘密基地で泣きじゃくる清宮を抱きしめる牧野に「一緒にいる心強さ」を感じてもらい泣きしてしまいました。

■牧野
メガネが似合う産休代行教師。
闇堕ちして心身ともに不健康な状態だったが清宮の手厚い介護や福ちゃんの辛辣なスキンシップを経て、もりもり元気を取り戻し本来の陽キャへ。
恋愛については初心者なため心象風景が挙動不審でありつつも腕枕や「あーん」に果敢に初挑戦。
結構重たいんだなぁ…って至近距離で清宮を見つめたりして、読んでる方もキュンとさせられる。
【部活の…】で「彼女ほしい~」って言っていたが清宮と手に手をとりあう天下無敵の伴侶に!

■清宮
愛することにも愛されることにも不器用で、相手の世話をやくことで繋がり(金銭的にも)そこに自分の価値を見出しているポンコツ再生工場の工場長。
都合のいい人ポジの繰り返しだったため、七夕の短冊に託した「恋がしたい」はかなり切実だったことが今巻で明らかに。
牧野との両想いに不安を抱いてアワアワする姿が前巻までと真逆で愛しい。
髪や顔を撫でられて顔を真っ赤にする乙女な姿なんて想像できなかった~。
良かったね、ホントに良かったね、って読後。

■福ちゃん
牧野の下宿先のシビアな中2。
清宮の手により育ち、大空に羽ばたく予定。
カバー下にまで披露される食べっぷりが麗しい。
清宮のお見合いクラッシャー。清宮のことを憎からず思っていたろうに牧野にエールを送る男気サイコー。2021春にDKとして再会出来そうで嬉しい!

■安っちゃん
清宮にとって最強の助っ人である幼なじみ。
優しい破戒僧。
清宮の情の深いアレコレを知っていてそれでもずっと友だちでいてやると言いきれる男前。
頼れる男だが花火大会の時、福ちゃんにあげていたお小遣い1万円は多すぎると思う。

■守屋&吉武
牧野の守護神←
牧野をすごく心配している【部活の後輩に迫られています】のメインCP。
幼なじみの守屋と話をする牧野がとても自然体で、とつとつと話す牧野を黙って見守る守屋がまた良き。
超ポジティブだった吉武が「闇の者」になってるのに笑ってしまった。
清宮を紹介された時の査定する気満々な犬神モードの表情とワッサワッサしたしっぽが素敵!

*********
今巻で初めて合体したふたり。
書き文字と同じくらいの容量の愛に溢れてました!

牧野が最初に溺れた川を見てキラキラしていて綺麗って言えたの、すごく嬉しかった。
気持ちがオチてる時って綺麗って思えないから。
【部活の…】のオカン牧野が大好きだったので、どうなるかと思ったけど、いつまでもふたりで綺麗って思えたらいいなぁ。

17

この愛と感動を皆さまにも!

『俺は頼り方がわかりません 2』の続編です。

約6年(約2200日間)にも及ぶ、腰乃先生、担当者様、関係者様の愛と涙の結晶「感動と喝采の最終巻」!!

田舎の地主の息子 清宮 哲司(ゲイ)と小学校教諭 牧野 秀一(ノンケ)のお話。

前作では、天然無自覚ノンケの牧野くんが覚醒し、自分が清宮くんに恋していることに気が付きました。
そして、ようやくモダモダを乗り越えてお付き合いすることになった2人。
今作は、その続きになります。
ある日、牧野くんは清宮くんをデートに誘いますが、用事があると断られてしまいました。
翌朝、福くんから清宮くんが「12回目のお見合い」に出掛けたことを聞かされます。
そのまま福くんとお見合い会場に向った牧野くんですが…。

ハッキリ言って感動のあまりに泣きますよ!
清宮くんと牧野くんがそれぞれ抱えている不安や苦しみが丁寧に描かれているので、最初から感情移入してしまい、涙が溢れて止まりませんでした。
腰乃先生のインタビューにある担当編集者様のお言葉通り「腰乃先生史上最高に尊いお話」だと思います。
恋ってなんだろう?人を好きになるってなんだろう?
その答えをこちらの作品が教えてくれます。
相手を思いやり、お互いが成長できる恋って素晴らしい!

3巻では、大地主の息子だけどゲイの清宮くんのバッグボーンが判明します。
清宮くんのとても辛くやるせない一方通行な恋愛経験に泣きました。
ただひたむきに恋をしただけなのに…。
相手が喜ぶことをして自分の存在価値を見出していた清宮くん。
自分が必要じゃなくなったら?
そんな不安でいっぱいの清宮くんに真正面から牧野くんがぶつかります!
うーん、牧野くんは清宮くんのおかげで変わったよね。
口に出さなきゃ伝わらない。

脇キャラは、いつものメンバーです(笑)
牧野くんの下宿先の孫 福くんと清宮くんの幼馴染みでお寺のご子息 安則くん。
そして、吉武くんと守屋くんCPです。
本編では、福くんの泣かせるエピソードがありますよ。
巻を重ねるごとに、外見も中身も大人になっていく福くんは必見です!
もうすっかりイケメンになっている♡

Hシーンは、本編最後にあります。
ちゃんと挿入していますよ ( ๑>ω•́ )ﻭ✧ヤッタネ
腰乃先生の描かれるセックスはリアリティさがあるのですが、今作についてはそれを飛び越えて芸術作品にしか見えませんでした(笑)
どこもかしこも愛が詰まっていましたね。
心も身体も繋がった2人に心から拍手を送りました。

描き下ろしは、お盆休みを利用して牧野くんのところに遊びに来た吉武くんと守屋くんのお話。
牧野くんの守護霊は黒いオオカミと白いオオカミらしいのですが、それは吉武くんと守屋くんでした(汗)
どんなに牧野くんが遠く離れても、いつでも傍で守ってくれている。
恋もいいけど友情も素敵です。
牧野くんと守屋くんが泣きながら抱き合っている姿が可愛い。

腰乃先生の丁寧で繊細な心理描写に加え、キャラはもちろん背景など細部にも力を注がれたことがわかる作品でした。
近いうちに、舞台になった赤べこ発祥の地を訪れたいです。
それぐらい設定や背景も良かったな~。
来春からは「福くん」編が始動するそうで、今からとても楽しみです♡
福くんは誰とどんな恋愛をするのか?
気になって眠れない(汗)

不器用でもいい、カッコ悪くてもいい、相手を大切に想う気持ちが大事なのだと気付かせてくれた2人に感謝!
恋するって素晴らしい。
この愛と感動を多くの皆さまと共有したいです。

25

恋っていいねー

越乃先生の本を読むたび恋ってみっともなくてカッコ悪くて情けくて、他人から見るとはいはいそーですかってなるものなのねと思います。
そして、そんな自分をどれだけ相手に言葉や行動でぶつけられるか?そんな勇気を持てるのか?それを乗り越えてぶつかり合う主人公たちが愛しくてたまりません。
今回も、ズッポリハマって堪能させていただきました。
ありがとう!

高校生の福君の話も楽しみにしています。
もちろん、弱気なキスもね!お待ちしてますよー

10

「エロ」と「恋」の見事な融合。

腰乃作品の『部活の後輩に迫られています』のスピンオフ作品である『俺は頼り方が分かりません』の3巻にして完結編。

『部活の~』の受け・守屋の親友で、完璧なるお母さんキャラだった牧野のお話。

何でもそつなくこなせて、そのまま順風満帆な日々を送る…、はずだった牧野は、内定が決まらず、EDになり、傷心のまま産休の先生の代わりとして田舎の学校に赴くが…。

という今作品のお話。

そこで出会った清宮との出会いが、牧野を変えていく。

ゲイで、お世話を焼くのが大好きで、人に頼られることが何よりの至福。
そんな清宮との恋のお話ですが、まー、いろいろあってですね。

腰乃作品と言えば、オノマトペ、汁っ気、そしてドエロな濡れ場。
そんなイメージが強いのですが、どの作品にも共通して言えるのは「愛に溢れていること」。だからこそエロだけではなく彼らが紡いでいく恋模様に萌え滾る。

その腰乃節は今巻も健在。

時にすれ違い、時に迷走し、けれどそれは相手に嫌われたくないから。愛して欲しいから。27歳と25歳といういい大人が、恋に迷い、愛を欲し、そんな彼らの恋の行方にめっちゃ萌えました。

今までは牧野に重点を置かれた内容でしたが、今巻は清宮の心情がメインで描かれています。過去の彼の恋のお話。

お世話さんゆえに、お金があるがゆえに(清宮さんは大地主の御曹司だ)良いように大人に振り回されてきた清宮さんの過去の恋。
そしてそんな清宮さんをずっと支えてきたのが、住職でもある幼馴染の安っちゃん。彼のまっすぐで、けれど優しい対応にどれだけ清宮さんが救われてきたのか。

いやはや、まさか腰乃作品で落涙するとは…。

清宮さんの過去のお話が描かれているために、彼の苦悩とか、葛藤がきちんと読み取れてそこも素晴らしかった。タイトルの『俺は頼り方がわかりません』。この「俺」は牧野だけにかかっているのかと思っていました。でも、清宮さんのことも含まれてるのかな。とても意味深なタイトルだなあ、と。

不器用で、優しい男たちが、お互いという存在を得て幸せになる。
こんな幸せな恋愛ストーリーを読むことができて、私も幸せです。

時々登場していた吉武×守屋のバカップルの存在も非常に良かった。
白オオカミと黒オオカミ…。

良い!

めっちゃ笑いました。

そして忘れちゃいけない福くん。
清宮さんに仄かな恋心を抱いていた彼の男気にも惚れ惚れ。

最後に、福くんメインのスピンオフが開始されるとの情報があって嬉しすぎて変な声が出ました。高校3年生の福くんのビジュアルがカッコよすぎて悶絶。

早く読みたいです。

16

読後の幸福感確約します!

紆余曲折あった2人の物語も遂に完結です。

「人に寄りかかることを覚えたら もっと強くなれる」  

1巻で吉武が言ったこのセリフ、ずっと気になってました。
その答えが3巻にあった気がします。

恋人同士になった清宮と牧野。
このままラブラブかと思いきや、どうも清宮の表情がおかしい。

〝ボロボロの「モノ」を磨くのが好き〟な清宮。
拾っては直し、磨いては逃げられる……この繰り返し。
恋に憧れる清宮は、人一倍恋に傷ついた満身創痍の青年でした。

元気になった牧野に対しては、今度は離れていってしまうのでは?という不安がつきまとう。
清宮は、そんな自分を重くて駄目なやつだと思っています。

頼れる親切な兄貴だと思った清宮は、とんでもなく拗らせた面倒くさい男でした。
清宮の葛藤が丁寧なモノローグで描かれ、読んでいるこっちまで切なくて苦しくなります。

その清宮を受け入れ、手を差し伸べるのはやっぱり牧野!
本作においてズタボロでいつもピリピリしていた牧野でしたが、本当はとっても優しくて大きな人間なんですね。

清宮の気持ちを全て聞いた上での、
「俺は清宮さんの事大好きです」
牧野のこのセリフにはグッときた!

ネガティブな清宮の気持ちを、牧野のストレートな優しさでじっくり溶かしていく様子が味わい深くも感動的でした。

自分が変えた牧野に、今度は自分が変えられる。
清宮が「恋」を自覚するシーンがとても印象的。
「恋がしたい」と短冊に書いた清宮だけど、「恋」が何なのか分かってなかったんだろうな。
それを教えてくれたのが牧野で、牧野にとっては清宮で……

「人に寄りかかる」って、支え合うってことなんだと思う。
弱い自分を認めて、頼って頼られて。そうやって人は強くなっていくのでしょうね。
大切な人ができて、2人ともすごく強くなったね。
福や安則の存在も大きかったかな。

〝ぬぽー〟って、独特な擬音だらけのHも感慨深かった。
最後の最後まで挿入なしだったからね。
待ってましたー!的な感じで(笑)
清宮の抽挿の力強さが伝わってくるし、こやつは恐らくSな気が……
突然のイラマに顔射だもんね;
エロエロ必見です♡

描き下ろしは、守屋と吉武が遊びに来る話。
これは最高に楽しかった♪
牧野の守護霊の謎が解けました(笑)


今後「福くん」編が始動されるそうなので、そちらも楽しみに待ちます!
福はいい男になりそうだなぁー♡

16

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