ボタンを押すと即立ち読みできます!
kani teki parbart romance
ああ…、完結という言葉が悲しい。
完全に結末まで来ましたってことですよ…。
3rd シーズンでついに真田だけに感じるモヤモヤと向き合った幸。
そうして出た結論が「真田がオレの性癖」。
ここまで来て感情ではなく、そっちに結論付けちゃう幸の天然っぷりは好きだけど!
好きだけど、真田の気持ちを思うと「そうじゃないよね!?」とツッコミを入れざるを得ません。
「性癖」ではなく「好き」ということ。
それを真田から突きつけられた幸は、初めてのことだけに戸惑ってしまうんだなあ。
真田は欲しい答えに辿り着いてほしくて理詰めにしたり、「恋愛感情」を沸き立たせるようないろいろなことを試してみたりするけど、ふと我に返ってしまう。
「無理矢理導いて出た答えじゃ意味がない」と。
今回、えろすは少なめというか、1回だけです。
体から入った関係で、ここまで何かと言うと幸からの需要に逐一真田が応えてきたからわりと多めでしたが、ここに来て、きっちり心に向き合うんですよ。
それだけにこの1回の重みがすごいです。
その代わり、きちんと真田から自分の気持ちを伝えてデートしたりもするものの、やっぱりすれ違ってしまう。
幸の感覚が天然というよりももはや特殊すぎて、ふつうの言葉では伝わらないと言うか。
気持ちが通じ合った嬉しさで浮かれる真田が悪いわけではないけれど、野生の本能系の幸には、真田の言動に違和感を感じてしまうんだなあ。
他の作品でもよくありますね。
付き合った途端に「女扱いするんじゃねぇ」的な流れ。
真田は女扱いしているわけではないけど、これまでの何でも言い合える関係が気に入っていた幸には、「付き合う」ことに固執する真田が「違う」と感じるわけで。
一般庶民としては真田の言い分の方が分かる。
でも幸の言うことも分かる。
そんなことがありながらも、辿々しくてもお互いの気持ちを言葉にして、唯一無二の揺るぎない2人だけのカタチを作り上げていく2人が素敵でした。
ラストは涙が出ましたよ…。
この先も読みたいなあ。
大学生になった2人や、社会人になった2人も見たい。
5th シーズン、切望します。
単行本は2021年3月発売とのこと。
もしかして描き下ろしで、大学生や社会人も読めるのかな?
待ちきれなくて単話で購入したけれど、絶対紙も買う。
それくらい大好きな2人に出会えたことに感謝です。