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kingyo no ubugoe
金魚を…から始まるなかなかに不穏な立ち上がり!
無垢で妖しい 愛おしくていやらしい いろんな側面が魅惑的
お互い何事にも変えられない愛情を感じるけど…どこかしらに不穏がいっぱい
その何がどうしてこうなった!?が紐解かれ、また結ばれてく過程が面白い。
ファンタジーかな?と思うところもありつつグッと惹きこまれました。
じっとりねっとりした陰りと堅実さ優しさとわちゃわちゃが共存していて
すごいバランスで成り立ってるお話でした。
最後は爽やかな満足な読了感なのもすごい!
ごんたくにど先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
仄暗い 3
家族愛 2
エロ 1
な感じだと思います。
知久さん×悠太くんのカプですが…。
瀬戸内海に浮かぶ島で静かに暮らしている知久さんと悠太くん。記憶を失い、幼児退行している悠太くんの保護者として接しながらも、誰かの面影を悠太くんに重ねて、恋人として触れる知久さん。
幼児の様な言動をする悠太くんが可愛いですが、一応知久さんとは恋人同士なので、絡み描写は勿論あります。しかし、時折描写される知久さんともう1人の誰か。それが誰なのか、今何をしているのか、悠太くんとはどういう関係なのか、色々と気になることがあっ て物語りに引き込まれました。
知久さんと悠太くんのやり取りがほっこり可愛いけど、全体的にほんのり仄暗くて、過去の知久さん達の家族の話や子供の話などにしんみりして、でも最後は少し変わった家族の在り方がとても新鮮だったので、是非とも読んでほしいです。
以前より気になっていた作品、やっと読みました。こちらがデビュー作ですね。謎解きの要素がある作品なので、ネタバレ少なめでレビューします。(前知識少なめで読まれた方が楽しめると思います)
知久(攻)と悠太(受)はある島で一緒に暮らしている。悠太は幼児退行していて小さな子供のよう。知久は何か秘密を抱えているようで…というお話。
1話目からすごくエッチな濡れ場が出てきます。悠太が小さな子供みたいなのに、濡れ場ではエロっエロなので、読んでる方も何か背徳的な気持ちになり、ゾクゾクさせられます。
謎な部分が多いままストーリーが進んでいくので、お話に引き込まれて、あっという間に読み進みました。少しずつ謎を明かしていく手法が上手いなぁと感じました。
ほのぼのした雰囲気がありつつも、後半は切ない展開になっていきます。
最後は、これでいいのかな?と思う部分もありながらも、清々しさのあるラストでよかったです。
できれば最後にもう一度濡れ場が欲しかったところ。せっかく彼が出てきたので、もう少しエロが欲しかった。
書き下ろしは多幸感があってよかったです♪
独創的なストーリーで最後まで楽しめました。
先生は現在お休み中みたいですね。他の作品も読んでみたいです。待っています。
紙本購入 修正は枠あり白抜き(修正箇所の描写は少ない)
表紙が衝撃的でお話の始まりも衝撃的です。
今までに幼児退行ものを漫画であまり読んだことが無かったので興味があり読みました。
重たいです。ストーリー重視で重い泣ける話が好きな方めちゃくちゃおすすめかなと思いました。
周りの登場人物がほっこりするようないい人が多いし、悠太くんの笑顔に癒されます。
途中更に衝撃展開ですが、、、それもまた家族のかたちで、当人たち3人が幸せなら良いと思いました!
衝撃的で忘れられない作品になりそうです!!
本屋でセールしているときに目にとまり、大洋図書さんだし面白そうだなと思ったのですが、ふと思い直して本棚を見たらすでに買っていました。
よかった、また2回買わなくて。。
さて、二人の共同生活の1シーンからお話が始まります。
子供のような青年、悠太を、大切に世話している知久。悠太は発達障害なのかな?と思ったのですがどうも違うようで。。
二人には体の関係もあります。
かつては恋人同士だった二人が、なぜ今のような関係になったのか、衝撃のシーン、そして過去を乗り越えるまでの展開は読み応えがありました。
決して暗い話ではなく、最後に光がみえる作品。
うわぁ〜なんか、ストーリーが・・・超感動したぁ〜。
久しぶりに、ヒット作品に出会えた。
神作だわ。
これは、ネタバレ無しで読んで頂きたい。
読後なので、余韻が凄いけど。
贅沢を言えば、本来の2人のイチャイチャをもっと、見たかった・・・
いやぁ〜妹出来たらの、続編見たいは(笑)
作者さん、ありがとう!
買って良かった!何回も、再読しそうだわ。
序盤からなんだか不穏な雰囲気がしておりドキドキしながら読み進めました。年齢的には大人であるはずなのに幼い子供のような喋り方や行動をする悠太と明らかに何かを隠している知久。どうして悠太は記憶を失ってしまったのか、そして知久はどうして悠太の記憶が戻ったら一緒に居られなくなってしまうのか。全ての謎が解明されたときは胸が締め付けられているような気持ちになりました。また作中、悠太が知久と一緒に居たいと言って号泣する様子やその姿を見て「ごめん」と辛そうにする知久の表情が本当に切なくて…。悠希を愛している、だけど悠太のことも愛してしまった。だからこそどちらかを選ばなければいけないという現実がとても辛い…。ただ最終的には3人一緒に居られるようになって良かったなと!!
こちらの作品を見つけた瞬間欲しい!と思って衝動買いしましたが予想通り最高に素敵な作品でした!
悠太が記憶を失ったその理由が恐らく重いものであることは想像できましたが
まさかこんな結末が待っているなんて思いもよりませんでした。
奥が深くてすごい作品だったなぁというのが率直な感想です。
"幼児退行"とあらすじにあったけど、なんだかそれだけでは腑に落ちず…
悠太は何歳くらいの設定なのかな、と気になっていました。
なので、悠希のなかの別人格なのだと知ってしっくりきました。
悠希と悠太の思考は繋がっていて(途中までは悠希は眠っていましたが)、感情も共有できていて…
ふたりだけど3人家族という不思議なカタチ。
コロコロ入れ替わるようだと生き辛くならないか心配になりますが…
3人共がすごく幸せそうなのでうまく共存していくんでしょうね。
斬新な設定ですごく面白かったです。
悠太(受)が金魚を口に咥えている衝撃的な表紙と最初のシーン。
興味が惹かれてしまいついつい購入させて頂きました。
ガッツリシリアスなのかと思いきや、コミカルなシーンや、イチャイチャ・甘々えっちもあり、思ったよりは可愛らしい作品です。しかもめちゃくちゃにハッピーエンド!!(単純に自分がシリアスを読みすぎたか…)
受けが記憶喪失&幼児退行しているのですが、普通に攻めとセックスしているし、自分で指人形をアナに入れてたりもします。そこが何だかずっと違和感でしたが、シリアス寄りだがシリアスすぎず、テンポも良くて読みやすく、バランスの良い作品だと思いました!
とても面白かったです!!
好みは分かれそうな気はしますが、読み応えがあり心に響く作品でした。
見る角度によって色がかわり、様々な感情を揺さぶられる一筋縄ではいかない物語でした!
重い…と感じる事もあるかもしれませんので、心配があれば内容チェックしてから読む方がいいかもしれません。
エロ「少なめ」なのですが、物語の中でとてもエロく感じました。
表情とか台詞とかで充分に魅せてくれます。
物語が段々紐解かれて繋がっていく過程にゾクゾク感とそして切なさが凄かったです。
これはもう本当に読んで良かったとしか言えないですね!
美しい表紙はよく見ればただならぬ雰囲気ですが、物語も最初のページから度肝を抜かれました。
金魚咥えて全裸で座って…なのに悪意等は全く感じられず純粋さが出てるので、そこでもう心を掴まれちゃいました。
幼児退行している悠太のふわふわっとしてるキャラが凄く可愛いです!
何もわからないって感じなのにエロい事はするギャップも。
でもそれも深く理解はしていないでしょうね。
悠太がバイバイしないって号泣する所はこちらもグッときてしまいました。
泣いてる悠太もめちゃくちゃ可愛いし…!!
駄々っ子で可愛い過ぎて最高でした。
悠希はミステリアスな雰囲気があってとても格好いいです。掴み所が無さそうな感じですが、家に縛られてて不憫…そして怖さもある。
性別や子供等々、思う所が色々あるんだろうなと感じました。
どうしたらずっと一緒にいられるのかな…の結果だと考えると凄い…怖さがあって良い!
一緒に背負うが優しさだと思ったけど、縛りでもある…怖い!そして凄く好きです。
知久も真面目で優しくてとても良かったです。
愛ゆえに背負ったものの重みから判断を先伸ばしにして一人で全てを背負おうと葛藤してる様子が切ない…。
大胆で優柔不断、まさにだなと思いました。
出てくるキャラみんなが良い味でした!
最初は軽めの気持ちで読みましたが、知久も悠太も悠希もめちゃくちゃ可愛いくて格好よくて大好きになりました!
本当に読んで良かったです!!
何度も読みたい作品です。
ネタバレありとよかった点は他の方が充分載せているので気になった部分のみ。
元々作者さんの二次創作を目にしたのがきっかけで購入。
タイトル通り、よくも悪くも二次創作で培った作風が影響しすぎてると思いました。
一次創作としては腑に落ちない点やひとりよがりが目立ちます。二次創作でこの設定だったらもっとウケたのかなと思う。
逆に、二次創作を通っていないと出てこないような設定でもありました。
強みと弱みが同じ由来から来ていて、諸刃の剣という印象です。
瀬戸内海のとある島にて自分達の「家族」「幸せ」を「選択」して手に入れる約1年と、その先の物語です。
もう漫画として面白い。ストーリー、感情、行間、構図、引き込まれてしまいました。
表紙も去ることながら、導入からして薄暗インパクト大。
夏。知久が見た光景は、倒れた金魚鉢と金魚を咥えた全裸の悠太だった。明らかに青年である彼に子供に対するかのように話しかける知久。悠太がじぃっと見やる先には、ヒラヒラと舞っていた蝶が蜘蛛の巣にかかり、捕食される様子が…。
もうこれだけで薄暗くて意味ありげで不穏な空気がプンプンします。つかみはOKです。
回想も交え徐々に明らかになる2人の過去。どうすることが、何が相手の幸せなのか。
家族とは。
そして、知久は一つの答えを選択します。
私は経緯を考えると結末はメリバだと思いますが、「彼ら」なりの幸せを手に入れられて、本当に良かったと思います。
非常に興味深い展開なんですよね、このお話。
記憶障害とか退行って、フィクションではよく使われるもはやジャンル的な仕掛けといっても過言ではないと思います。あるいは多重人格ものだったら、古くは鳥人ヒロミ先生の『キャラメル・エスプレッソ』が衝撃的でしたし、わりと最近のB L小説でも拝読しました。(両者の間はかなり省略しています、、)この作品の場合、厳密にはどれに当てはまるのか微妙なところなので、ま、B Lだし。とか思われないようにと祈りたくなります。
で、何が言いたいかというと、そのオチのつけ方に新しさを感じた方も多いのではないかということ。実際わたしも、そう来るか!と意表をつかれました。
トリッキーなのは、とある事件が絡んでいる点。お話の展開に犯罪の臭いがしてきたら、なるだけ慎重に扱って欲しい方なのですが、これ、心配になってしまうくらいめちゃハッピー過ぎるエンドじゃない?って思うのです。でも、なぜだかよくわからないけど、物語自体の持つ圧倒的な前向きさに気圧されて、結末を素直に受け入れてしまってる自分がいるんです。生きていくにはそれくらいの強かさが要るのかと。以前の自分だったら、きっとものすごく抵抗感があったタイプの作品です。
読んでいない方にはなんのことだかさっぱり伝わらないレビューになってしまいましたが、この作家さん、何か持ってると思います。次作も絶対に読んでみたい、要チェックリストの仲間入りとなりました。
◾︎知久×悠太
あとがきを見て本当に、ごんたくにど先生の好きなように描かれたんだろうな〜と思う作品でした。
展開や作りは面白くて、絵柄も大変好きなのですが、なんとなく手放しに「楽しんだ!!」とも言い難いところ。
いつも散々弱い人間が好きとレビュー書いてる割に、弱さの極みみたいなこの2人を愛しいと思えなかった。たぶん自分が外見は大人、中身は子供みたいなキャラクターが非常に苦手なのも関係していると思います。
この作品、しゅみじゃない評価が存外少ないのが意外。対象じゃない方が手に取りがたい危険オーラが露骨に出てるからだろうか笑
本誌で1話をみて、とても楽しみにしていました。でも実際に手に取ってみると、扱う内容にしてはページが薄い!
個人的にはもう少し厚みが欲しかったです...
ストーリ―展開や登場人物の要素はとても面白くて、わくわくしながら読み終わりました。つまらないと思うことはなく、楽しかったです。
欲を言うならば、要素要素でもう少し説明や描写がほしいなあ...もう一声なのになあと思うことが多かったです。
とくに悠希と一緒だったときの過去の描写が、もっと欲しかったです。
物足りなさはありましたが、作品全体を通しての満足度は高く、買って良かったと思いました。少しデッサンが崩れている部分が気になりましたが、デビュー作なので今後の活躍を楽しみにしています。
評価難しいです。
要素は面白かったです。
金魚を食べる受けらしき幼さがある男、視線の先の蝶を捕食している蜘蛛。
お祭り、金魚すくいからの攻め視点で記憶を遡って過去をしることができます。
読んでいる最中は、それで…それで!?と、先が気になって仕方がなかったです。
読後、自分のなかで辻褄をあわせにいくと、あれ…いいのかなこれ…と思えることもありました。
たとえば解離性同一性障害って最近テレビで当事者のかたをみたことがあるのですが、この作品だと自分の意思で自在に代わることができてる感じがしてすごく違和感を感じました。なんていうか…キモなのに、ご都合主義がすぎるかな…っていう…。
買って読んでみてよかったと思います。
一巻では足りなかったのでは…と思いました。
ツイッターで見かけて気になり、購入しました。
友久(攻め)と一緒に暮らしている悠太(受け)が金魚を口にくわえてるところから始まるストーリー。
身体のわりに、話し方が子供のような悠太とどういう関係なのか、どうして二人が一緒に暮らしているのか・・・次々と続く展開に、ページが進みました。
知久は悠太のことを可愛がっているけれど、時々悠太と誰かを重ねている部分があったりと何かを隠している・・・その理由が後半から話の流れとともに、説明されていきます。
現時点でネタバレぎみかもしれませんが、これ以上はよりネタバレになりそうなので、控えますが、これだけは言えます。最後はハッピーエンドです。(私的には)
友久と悠太・そして悠希がそれぞれ悩んで苦しんで、それでもそばに居たいと思ったのなら、二人が今幸せということなのだから、これからも見守りたいと思います。
終わり方ももやもや感がなく、スッキリした気持ちで読み終えました。
好みがわかれる作品かもしれませんが、私はとても大好きな作品になりました。
試し読みでずっと気になってた本!
簡単なあらすじは、幼児退行になった悠太と恋人の知久の話。
試し読みで読んだ時は、幼児な悠太萌え・・・(´ཫ`* )って感じだったがきちんと買って読んでみると奥が深い内容だった。
なぜ悠太が幼児退行になったのか、悠希とはいったい誰なのか、なぜ知久が別れを告げないといけないのかなどとても気になる内容でした。
少しシリアスな展開がありますが、何より表紙がとても綺麗で惹きつけられます!
ぜひたくさんの人に読んでもらいたいです!
本当に最高でした(*´∀`)
ぶっちゃけ評価分かれそうな独特な作品ですね。
個人的には、かなり好みな作品でした◎
ストーリー、作画共に独特の雰囲気があり、
作画は平成初期の少女漫画っぽくて、
どこか懐かしい雰囲気がアラサーには刺さる笑
また、BLでは重要な濡れ場ですが
とても色っぽく、ガッツリ描写もありました◎
あらすじを読む限り、シリアス系で暗い話かな…?
と、思っていたのですが、終盤のどんでん返しには驚きました。
しかも、最終的には主役2人は前に進むのでハッピーエンド?かな??
ストーリーと構成がとても上手く
BLでは珍しい展開でミステリー小説の様でした。
これから読む方は、ネタバレ等の前知識なしで読んだ方が楽しめると思います。
所謂、胸キュンを期待するBLではなく、物語を楽しむ作品ですね。
多少、無理がある部分もありますが、
個人的にはBLの枠を超えて純粋に漫画として楽しめました!
デビュー作との事ですが、かなりクオリティ高いですね✨
普通の甘エロBLには飽きてきた…と言う方に向いてます。
逆にトキメキを期待すると、ちょっと違うかな…?となるかも。
個性派BLがお好きなら刺さると思います。
※以下ネタバレ注意※
恋人が記憶を無くして幼児退行しており、
知久(攻)が以前の彼と比べてしまう所がとてと切なくて読んでいて辛い…。
幼児退行した恋人との濡れ場もそれなりにあったのですが、
何だか犯罪臭が凄くて個人的には、あまり萌られず、、、
しかし、エロは濃厚で◎
最後は2人で一緒に未来を進んでいくので、
明るい展開ではあるのですが、過去に、ある事件を起こしている関係で、
すっきりハッピーエンドとは言きれない仄暗さがあります。
今後も2人は過去の罪を背負って生きていく訳なので
共依存的な部分もあり、ある意味メリバなのかな?と言う印象に。
万人向けではないけど、好きな人には刺さる個性派BLでした。
逃避行する二人のお話。
最近の新人さんのデビューコミックスって、皆さん絵がお上手だなあって感心するのですが、こちらも、まず絵がお上手。
そして、絵だけじゃなくて、ストーリーの構成や展開もとてもうまい。
印象的な表情やセリフが上手くはまっていて、読んでいてドキドキします。
家族になりたい。
血が繋がっているというだけで、望まない関係を無理矢理結んでいる家族ではなく、自分が望んで、自分が選んだ人と家族になりたい。
これも子持ちBLのバリエーションになるのかな?
セルフツッコミ
この評価、かなり神寄りなんですが、のっけから金魚咥えてる絵のインパクトが強過ぎて、、、
口に金魚は本当に無理なので、ちょっと評価引いちゃいました。
表紙では金魚を食べてる訳です。
表紙裏ではなにやら不穏な台詞が…
どうやら一筋縄ではいかないBLなんだろうなあと購入。
冒頭がこの表紙のシーンから始まります。
割と衝撃的…でもなんか台詞はほのぼのしてるから困る(笑)
この作品の詳細を語ろうとすると
確実にネタバレするし
ネタバレしたら魅力は半減してしまうと思うので
私はあたりさわりのない感想を書こうと思います。
帯もあらすじもあえて読まないで
まっさらな気持ちで読んでいただければ
この作品の素晴らしさは感じられると思うのです。
絵柄・シチュエーション・台詞・ストーリー…すべてが素晴らしい。
これを幸せかどうかと感じるのは受け手それぞれの評価だと思うんですが、私はこのコたちがどこか知らない街で今日も笑ってくれていると信じたいです。
悠太は悠希の幼児退行した人格で、望まない結婚と子を作る事を強制された事によって作られた人間です。
橋の上で父親に殺されそうになった悠希を知久が救助しますが、結局悠希は道連れに川に引きずり込まれます。
それを引き金に悠希は引っ込み悠太の人格が浮上します。
記憶喪失で同時にトライアングルでもあり、悠太悠希を含む疑似親子三人が仲良く暮らしていくある種のメリバ物。
一筋縄でいかない物語と美しい海辺の街が見所です。
え、金魚って鳴くの?
題名も表紙も謎すぎて、好奇心くすぐられるままに購入しました。
初めて拝見した作家さんですが、脇役も含め登場人物が表情豊か。
そして、目に感情をのせるのがお上手だなぁと思いました。
登場人物の心の機微がきちんと伝わってくるのでとても読みやすかったです。
ストーリー展開もおもしろい。
"家族のかたち" はBL作品で扱われる重いテーマのひとつですが、こんなアンサーがあるとは。
終盤、島民が見送る彼らの後ろ姿に良い意味でゾクッとしました...
悠太という名前に込められた思いにも胸が熱くなります。
純粋無垢でいて、かつエロい受け。
優しいのに、なぜか時々暗い目をする攻め。
穏やかだけど、閉塞的な島を舞台に、アンバランスで不安定なふたりからは不穏な空気が終始漂う。
この雰囲気はきっとくせになると思います!
とりあえず、このコミックを買う「選択」をした自分を褒めたい。
間違いなく神作品。連載中からずっと大好きで、コミックス発売を楽しみにしていました。
ずっと悠太の存在に違和感はありましたが、それを受け入れるか受け入れないかで悩みながら、そばにいる知久。そんな知久にも違和感。物語は、最初違和感だらけで、そこに興味をそそられました。何かあるぞ、これは。
何かありました、ありまくりでした笑。
悠太は、悠希という、知久の恋人の別人格でした。ある出来事により、悠希の中に新しく生まれた、別の存在でした。ある出来事とは、悠希の実の父親との確執、そして父親の死。理不尽にも結婚させられそうな悠希と彼を助けて悠希の父親を殺害しまった知久。死にかけた悠希は、突然、記憶をなくし、幼児化してしまうのですが、咄嗟に知久が悠太と名前を付けました。悠太、その名前には思い入れがあり、同性同士では子を授かることはできないけど、いたら楽しいだろうと、そんな二人の思い入れの深い、"二人の子"の名前でした。
さらなる事実、悠希の父親を殺害してしまった事への罪悪感から身を隠していた知久と悠太でしたが、本当に殺したのは悠希だったこと。あくまでも悠希の発言であり、真実は悠希と父親のみぞ知るって感じですが、とどめは悠希がしていました。
さらにさらに、悠希は途中から、悠太の存在に気がついていながら、悠希にはあえて戻っていなかった。すんません、読んでいただくのが1番なのですが、別人格を客観視していたというか、悠太として生きながらも悠希もいたというか、読んでください笑。
知久は悩みます。自分が愛しているのは、悠希なのか、悠太なのか。どちらかを選ぶなら、どちらかは手放さなければならないのか。どちらも大切だから、悩んで、悩んで、悩みます。
知久の中にも私の中にもなかった、悠希の発想。痺れるくらいに衝撃を受け、今までのことがたくさん思い出されて、どっと涙が出てきました。どちらも選べばいい。楽しいことは倍になり(悠希も悠太もいる生活)、辛いことは分かち合えば半分になる(悠希の父親を殺した罪は一緒に背負う)。知久と悠希と悠太は、知久が気がつかないうちに、知久が求めていた"悠希となりたかった家族"そのものでした。
悠希の提案を、欲張りとは全く思いませんでした。悠希自身が悠太と共に生きる事を望んでいたからっていうのもありますが、知久が悠希も悠太も愛してることに対しての、"どちらかを選ぶ"発想よりも"どちらも大切"がしっくりきました。悠希と悠太、どちらかを失うという選択肢が私もずっと頭の中にありましたが、それを打破してくれる、悠希の言葉に、救われました。どちらかしか選べない現実を頭でわかっていても、希望を捨てずにはいられず、でもどう理由や言い訳をしたらいいかが見つかっていなかったので、発想の転換に本当にビビビッてきました!!素晴らしかった!大号泣でした。
どちらかを選ぶ、かではなく、どちらも選ぶ。簡単だけど難しくて、
"どっちにしよう"と悩んで迷って複雑に考えがちだけど、シンプルに"どちらも"でいいんです。
誰が一つにしろと言ったのか。でも、どちらかにするのと同じくらい、実は"どちらも"を選ぶのって覚悟がいるんじゃないかなと思いました。"選ぶ"重みを感じました。
タイトルの、金魚の産声。
金魚はフナの突然変異で生まれたものらしいので、悠希から悠太が生まれたこととか、タイトルと関係してるのかなとか勝手に思いました。
私の説明では多分全然なんのこっちゃだと思うので笑、とにかく読んでください!すっごく面白かったし、自信持ってオススメ出来ます!考えさせられる、深い作品でした。
ものすごい引き込まれました!
とても面白いと思いましたが、嫌悪を示す方もいらっしゃると思います。
作中には不可抗力とはいえ犯罪行為の描写もありますので、
地雷の方はお気をつけ下さい。
ただ、個人的には謎の多い展開と、これはユートピアか?ディストピアか?と思わせる2人(3人)だけの世界にもの凄く惹きつけられました。
小さな島で静かに暮らす、知久と悠太。
幼児退行している悠太と幸せな生活を送る知久ですが、
いつかは離れなければいけないと思っていてーー…
うーん、あらすじでネタバレしている部分があって、
これは解せないと思いました(。-_-。)
悠太の記憶喪失や幼児退行の部分は作品の根幹なんですよね。
ただ、記憶喪失の理由や悠太が幼児になってしまった理由、なぜ2人だけで暮らしているのかーー
そういった部分は、作中で少しずつ明らかになっていきます。
見た目は大人中身は子どもの悠太が本当に幼くて、
それなのにHはしてるというギャップに驚きます^^;
ある事故で記憶を失った悠太の本当の名は、悠希です。
元々、悠希と知久は恋人同士のような存在で、悠希はゲイでありながらも父親に無理やり見合いをさせられ辟易していたのです。
この父親がとにかく横暴で自分勝手o(`ω´ )o
知久は優しく悠希を包み込み、大切にするいい男です。
施設で育ち、家庭に憧れを持ちながらもゲイである事から子どもは諦めています。
悠太から離れようとする知久には大きな理由があり、
「俺がお前といてはいけない理由は重い」と言います。
知久から離れたくない悠太と、悠太を心から愛している知久。
それなのに離れなくてはいけない理由とはーー?
この真実がとても重たいもので、知久が1人背負っていた罪は、
実は悠希も加担していて……という事実が後半分かります。
記憶を取り戻したかに思われた悠希ですが、
悠太は悠希の中の一部でした。
子ども好きな知久のために生まれた人格ーーそれが悠太です。
恋人のためか?自分のエゴか?
どちらの罪が重いかなんて関係なく、共犯者として生きていこうと決めた2人……
人格だけの子どもと3人家族になろうと決心するのです。
2人にとってのハッピーエンドは、誰かのバッドエンドなのだと思います。
手放しで喜んでいいのか分からないのですが、
作品としては独創的で、最後まで飽きさせませんでした。
なぜ金魚に拘ったのかも分かります。
金魚の産卵……見たことないなぁ( ̄▽ ̄;)
レンタ 修正はトーンと縁ありの白抜き