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tsunaida koi no kanaekata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
赤い糸シリーズの3作目、「叶わぬ恋の結び方」の続編です。
人を結ぶ糸を切る縁切り屋だが自分には運命の赤い糸が無い薫。
そんな薫を運命ではなくても愛し続けるという原さん。
2人が付き合うようになって甘く幸せな日々を過ごしていたが、薫が恐れていた事態がついに起こってしまった…!
…という展開。つまり…
原さんとひとりの女性との間に運命の赤い糸が結ばれる瞬間を視てしまった…‼︎
原さんは、もし赤い糸が結ばれたら必ず切ってくれ、と言い、薫も口では承諾していたけれど。
薫は自分のせいで原さんの運命を曲げたくない、幸せな運命を生きてほしい、そればかりを願い、赤い糸が視えている事を原さんには告げません。
薫の葛藤、薫の哀しい覚悟に胸が痛くなる。
でも結局は、原さんの自分以上の強い想いを知り、自分の覚悟の方向が間違っていたと気づいた薫。
最後の最後に、薫の笑顔が見られて良かった。
シリーズ1作目の荒子くんも登場してます。薫の良き友人になってくれそう。
元々スピンオフから始まった薫の物語だけど、まだ続きます。
シリーズ3作目、どんどん盛り上がってますね。
何と言っても赤い糸の設定が最高に活きています。つい最近5作目まで一気に読んだのですが、最高です。赤い糸といえば運命、と相場は決まってる感じですが、それを切ることができる薫くんには糸がないっていう設定は、ほんとに吉尾先生、ありがとうございます!
だからこその薫くんの辛い恋愛経験、でもそれを乗り越える原さんの愛、そして本作で「二人で一緒に幸せになる」覚悟に至る薫くん。
運命じゃなくて自分の想いを大切に行動したからこそのハッピーエンド、大好きです。更に続く2作品であまあまの二人を堪能させていただけました。何度も読んでにやにや、満ち足りて明日を迎える私です。
前作に続き、購入しました。
この巻では、一途な原さんに惹かれ付き合う決意を固めたものの、原さんの運命の糸の存在を気にしていると、ついに原さんの糸が繋がってしまったり前作以上に切ない展開がありました。
自身の糸が繋がっていることを知った原さんに糸が繋がってても俺の事好きでいてよと言った薫の繊細すぎるセリフがすごく切なかったです。しかし、最後に原さんが隠し持っていた薫との赤いピンキーリングを見つける場面での"相手の幸せを願う覚悟じゃなくて相手と幸せになる覚悟"というセリフがとても刺さりました。薫くんが原さんに幸せになって欲しいではなく、原さんと幸せになりたいと思えて本当に良かった
と思いました。
今回の作品では「赤い糸の執行猶予」に出てくる繋司くんも出てきて面白かったです。
薫くんが原さんの糸が繋がった時に切らずに他の人と繋がってても俺の事ずっと好きでいてよっていうセリフがすごくしんどくて同時に薫くんの繊細すぎるところが辛かったんですが、それ以上に原さんの一途さと想いの強さに感動しました。
そして最終話の原さんが隠してた赤いピンキーリングを薫くんが見つけたシーンでは"相手の幸せわ願って手離す覚悟なんかじゃなくて2人で幸せになる覚悟"というセリフがとても刺さりました。薫くんは原さんに幸せになってほしいではなく原さんと幸せになりたいと思うようになれてほんとに良かったと思いました。
2人にはこれからも運命なんか気にせず想いあっていてほしいなと思いました。
叶わぬ恋の〜、の続編です。
運命の赤い糸が見えるという体質の薫。そんな薫と恋人同士になった原さん。
二人は、赤い糸は繋がっていない。でも、原さんは薫にメロメロ、というかちょっと怖いくらい執着している。
というわけで、別れる心配ははなさそうな二人ですが、原さんに運命の人(女性)が現れて。。
という続編でした。
盲執的に好き、というパターンもありなのですが、なぜかこの原さんが苦手。穏やかで優しいはずなのに、何か怖いんです。何を考えているか分からなくて。
特に、薫が悩んでいるときに、突き放すように同居している家を出てホテル暮らし、という行動パターンが理解できなかった。
薫が、なぜ原の糸を切らないと思っていたのかも謎。そこは、一生一緒にいる覚悟がまだまだだったということなのかな?
いじわるしないで、という初期作品が大好きで追いかけてきた作家さんですが、残念ながら自分の好みとはどんどん離れていってしまうなあ。。
叶わぬ恋の結び方の続きです。
同棲を始めた二人。
順調に交際していたのですが
ある日原さんの赤い糸が繋がります。
相手は異動して来て原さんの上司になった人です。
薫くんはいつか自分と駄目になっても
運命の相手なら原さんを幸せにしてくれるからと
赤い糸を切らずに、原さんにも伝えずにいます。
ですが、原さんは数々の遭遇の違和感で
赤い糸が繋がってることを確信してー。
前作も辛いところがあったのですが
今作もいちゃいちゃがありつつも
薫くんが苦しんでいるのを見るのがすごく辛かったです。
赤い糸が他の人と繋がってても
俺のことをずっと好きなままでいてよという
薫くんの気持ちが切なすぎました。
救いだったのは原さんはしっかりとブレずに薫くんのことが好きで
肝心の上司が悪い女の人(当て馬)じゃなかったことです。
上司の方は原さん以外の人と幸せになって欲しいものです。
今回は赤い糸の執行猶予でお馴染みの荒子さんもちょこちょこ出てきました。
『叶わぬ恋の結び方』の続編です!
また、『赤い糸の執行猶予』の赤い糸が視える青年も出てきます。ので!特殊設定もあることですし、ぜひこの2作を読んだ上でこちらの作品を読んでいただきたいです!
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運命の赤い糸が視え、そして切る力をもつ「縁切り屋」の薫は、その能力のせいで自身の赤い糸は存在しません。たとえ好きな人ができても、その相手は別の相手と赤い糸で結ばれてしまいます。そんな中、依頼人だった原に告白され、前作でなんとかくっつきます♡
しかし.......原の赤い糸が別の女性と結ばれてしまいます。もし原の赤い糸が結ばれたら切る約束を2人はしていましたが、薫は......赤い糸が結ばれたことを隠します......
もう本当に泣きました......中盤のしんどさは尋常じゃなかったです.........運命なんてクソくらえだ!!!
『叶わぬ恋の結び方』の続編です。
前作で想いが通じ合い、晴れて恋人となった原(攻め)と薫(受け)。
ラブラブ同棲編スタート!と思いきや、やはり一筋縄ではいきません。
今回もじっくりと読み応えのあるお話でした。
新しく赴任してきた上司の女性と“運命の赤い糸”が繋がってしまった原。
以前から、誰かと糸が繋がったら切るようにと薫にお願いをしていましたが、薫はそれをしようとしません。
それは、自分と原が上手くいかなくなったときに、原が幸せになるための保険として残しておきたいから。
薫も原を確かに愛おしく想っていますが、それは二の次。
自分自身を犠牲にしてでも相手の幸せを願う姿はとてもいじらしく、もっと自分を大切にしてあげて…!と思ってしまいます。
けれど、それは運命を言い訳にしてすべてを諦め、自分を一途に愛してくれる原からも逃げているということに他ならず。
原の揺るがない想いを感じた薫は、何があっても添い遂げる覚悟を決め、気持ちを伝えます。
ストーリー的にはおそらく、原の気持ちが糸の繋がった相手に向かってしまうのでは?とドキドキしながら読むものなんだろうと思いますが、原があまりにも薫しか見ていないので、むしろこれが薫以外の他人に向く方がおかしいのでは?という気持ちになり、逆に変な心配をせず安心して読めました。笑
とにかく原のメンタルが一貫していて強い。
以前に薫から糸が繋がった場合に起こる現象を聞いていたとはいえ、自分でそれを察したことで、徹底して回避行動を取ります。
薫の言葉通り、運命の赤い糸にはふたりを結びつける強制力はなく、あくまできっかけを与えるだけ。
でも、たとえ糸が繋がったことに気がつかなかったとしても、原は絶対に薫以外に惹かれることなんてないだろうな、と思える信頼感がありました。
薫に運命の糸がないからこその、小指につける赤いピンキーリング…。素敵ですね。
前作を読んだときは、原が薫を好きになった理由がいまひとつ分からなかったのですが、逆にあれやこれやと理由が付けられないからこそ、原のまっすぐな想いが際立ってかえってよかったのかな。
薫は安心して身も心も任せて大丈夫だと思います。笑
相手の女性も変に悪く描かれたりしておらず、とても素敵な方だったので良かったです。
エッチシーンも派手さはないものの、甘々な雰囲気が堪能できて幸せでした。
前作よりも原のSっぷりが加速してましたね。
じわじわと追い詰める言葉責めから、「目を見てイって」なんていう指示まで…。
普段の温厚な笑顔と柔和な立ち振る舞いからは想像もできないギャップ。
薫も色気がパワーアップしていました。
素直に甘えたり、自分から奉仕しちゃうところもたまらないですね。原が可愛いを連呼してしまうのもうなずけます。
フェードイン・フェードアウトが多いので、もっとガッツリ致しているところも見てみたいです…!
元作品の主人公である繋司が登場してくれたのも嬉しかったです。
『叶わぬ恋の結び方』→『赤い糸の執行猶予』→『繋いだ恋の叶え方』という順番で読んだのですが、この順番が正解だったかも、と勝手に思っています。
どちらのキャラクターにもよりいっそう理解が深まったことで、愛着がわきました。
繋司も運命の赤い糸が見えるぶん、原の糸に気づいたときはきっと苦しかっただろうな。
それでも、ふたりを信じてそっと見守ってくれていて。本当に優しくて良い子です。
4人のダブルデートも見てみたいですが、異様な空気になりそう。笑
良かったーーーー!!(T ^ T)
あらすじを知ってしまって、怖くて今まで読めなかったんです。
『叶わぬ恋の結び方』であれだけつらい思いをして、やっと結ばれた2人だから、「原さんの赤い糸は繋がることなく、薫としあわせに暮らしましたとさ」って思っておきた過ぎて。
ストーカー化した上司のお嬢さんとの縁切りが縁で出会って、惚れられて、絆されて、すごく好きになったものの自分には赤い糸がないから、もう好きになった人が運命の出会いをするのを見たくなくて、一度は離れた薫。
それでも諦めずに、薫を見つけてくれた原。
そんな2人が同棲を始めたところからスタートする続編。
原は盲目的に薫を可愛がって、そんな原の甘さに戸惑いながらもしあわせを噛み締める薫が愛おしい…。
薫を酔わせて甘えさせるところなんて、原の溺愛っぷりに笑ってしまったけど、2人がしあわせそうであればあるほど、もう泣けてくる。
だって…、原の赤い糸、つながるんでしょって。
何と『赤い糸の執行猶予』の荒子が原の会社の新入社員として登場します。
赤い糸が見える荒子くん、出て来てくれてナイスです。
原の赤い糸がつながった相手は、転任して来た女性の上司。
若いけど有能、しかもモデルばりの美人。イケメンの原とお似合い。
2人の糸がつながった瞬間から気付いてしまった薫が切ない。
度重なる偶然に、「そこで出てくるのはやめてー」っていう登場まであって、薫同様、読者の気持ちもぐちゃぐちゃですよ…。
何度も出会うから気になる。
良いタイミングで会ったり、ハプニングで距離が縮まるようなことがあるから好きになる。
荒子に薫が言っていたように「赤い糸自体には気持ちを左右する力はない」。
だけど気になったら知りたくなって、知っていくうちに好きになるのが人間で。
薫が終わる日をカウントダウンしているようで悲しい。
ただそれと同時に読者としては原の強い想いが、赤い糸なんて何の意味もない!と吹き飛ばしてくれることも望んで、読み進めるわけです。原だけにハラハラ。
…………。
つまらない駄洒落を言っている場合ではなく。
感動しました。
読んでよかったと心底思いました。
荒子という「見える子」がいてくれて、薫がひとり、抱えていた思いを話せたのも良かった。
「つながったら必ず教えるし、切る」という約束を破った薫に、信じてもらえていなかったように感じて傷付く原の気持ちも分かるし、一瞬ヒヤッとしますが、原が常に薫のことを第一に考えてくれるひとで良かった。
最後まで「こんなときにも!?」という偶然が起こった上司が、原の思いを理解した表情見て、彼女の糸が素敵なひとと繋がることを願えました。
そして何よりも、原の愛の深さが嬉しかった!!!
こんなひとに愛されたら、本当にしあわせだね、良かったね、薫ーーーー!!
号泣ですよ。
赤い糸はふつうのひとには見えないから、偶然が重なるだけ。
そこからどうするかは、その人次第。
原の行動でそれがよく分かりました。
薫を愛してくれてありがとう。出会ってくれてありがとう。
糸がない薫だけど、「どこまでも追いかける」と言ってくれる原は「運命」と言わずして、何と呼べるだろう。
ここまで来たら運命でしょ。
前作で2人で行った水族館で買ったペンギンのぬいぐるみも、いい味出してました。
もしわたしと同じように「原の糸がつながるのなんて見たくない!」と思って未読の方がいらっしゃったら、声を大にして伝えたい。
「読んでー!怖くないからー!大丈夫ー!!!」
この感動を知らずにいた方が大丈夫じゃなかったというくらい、素晴らしい愛を目撃できますよ。