王を統べる運命の子①

ou wo suberu unmei no ko

王を統べる運命の子①
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神91
  • 萌×226
  • 萌17
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
15
得点
615
評価数
144
平均
4.3 / 5
神率
63.2%
著者
樋口美沙緒 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784199009822

あらすじ

戦禍の残る貧しい国境の街に、
王都から遣いがやってきた!?
国王を守護する「七使徒」選定のためらしい。
白羽の矢が立ったのは、
三年前の記憶を失くした孤児のリオ。
仕事もろくに貰えず、その日暮らしの俺がなぜ!?
呆然とするリオは、黒衣の魔術師ユリウスと、
王都を目指す旅に出るが…!?
色褪せた辺境から、鮮やかな大海へ──
激変する運命と恋に翻弄される
ドラマチック・ファンタジー開幕!!

表題作王を統べる運命の子①

ユリヤ・ルジ,25歳,第1貴族・王の剣候補者
リオ,16歳,記憶喪失の戦争孤児

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数15

こんな面白いなら早く教えてよ〜!

1巻を読み終えて、なんでもっと早く読んでなかったんだろうという感情がまず湧いてきました。

ちるちるの簡単なあらすじを読んでも正直全然食指が動かなくて、まぁこの短文で動くというのも難しい話かもしれないですが…。いや面白いのはわかってたんです、だって樋口先生だし。
樋口先生お得意の閉鎖された空間に集う若い男たち描写大好きだから、まさかあるとは思わなくてここまで読んでなかったの本当に惜しいことをしたって気分です。
パブリックスクールシリーズ、虫シリーズのような閉ざされた世界で生きる男たちってなんでこんなにワクワクするんですかね。絶対そういう展開ってあらすじに書いた方がいい。上のシリーズ好きな方は絶対テンション上がる第1巻でした。

個人的にすごいと思ったのは手紙にセスの訃報がワンテンポ遅れて書かれていたシーン。
一度導師様からの手紙は読み終え、大蜘蛛のシーンに行ったのでまだ生きてるんだ、と読者にも思わせてからのズドンって感じ。流石だなーと思いました。
きっとセスの死は訪れてしまうのだろうとフラグ立ちまくりで思ってはいましたが、その衝撃をリオと共に受けられて小説の面白いところはこういうところだよなーとなりました。

けれど1巻の終わりで鞘に決まったので、2巻からはまたガラリと変わるんでしょうね。
もっと学校のような空間で生きるリオ達見たかった。
でもすっかりこの物語に1巻で心を鷲掴みにされたので、最終巻まで一気に駆け抜けたいと思います!

1

新しい世界に飛び出し生きる意味を見つけていく

今まで野良犬扱いされてきて、自分の意思よりも他人の意思に従ってきたリオが、王の七使徒の一つ「鞘」候補に選ばれ、これまでいた狭い世界から飛び出し新しい世界や新しい人との出会いによって、気持ちに変化が生まれもがき苦しみながらも成長していく様子がとても丁寧に描かれていて、心がギューッと締め付けられました。

王都に着いてから登場する様々な選定候補のキャラクターたちが個性豊かで、今まで身分差に心無い態度をされ続けてきたリオが、それぞれの性格や考え方に触れ少しずつ心を通わせあっていく過程がおもしろかったです。

なにも知らないリオが鞘候補に選ばれて選定前の準備として初めての相手を自分で選ばなければいけないという設定がおもしろくて、ユリウスがダメならどの人がいいんだ・・・とリオと一緒に思わず悩んでしまいました(笑)
シシエの力の入った実践的な授業もなかなかなもので、読んでいてかなり背徳感を刺激されました。

個人的にアランはなかなか気になるキャラクターで、はじめはなんだかいけ好かない印象だったのですが、ストーリーの後半リオを身を挺して助ける場面や、リオに何か言いたげな含みのある怒りをぶつけてくる描写が、なんともミステリアスで憎めない魅力的な存在になりました。

大切な友とのツラい別れを経験し、生きる意味を自ら見出し大きな覚悟を決めたリオが、今後王の鞘としてどうなっていくのか続きが楽しみです。              

3

これでまだ始まったばかりとは驚き

この1巻は全体を通して謎・謎・謎です。

押し寄せる伏線に脳内処理が追いつかず、この物語は着地点は何なんだろう、とそればかりが気になって仕方がなかったです。
場当たり的に気になる出来事、ワード、展開があって、その時はよく分からなくてモヤモヤする場面もあるけど、ストーリーが進むと少しだけ線として繋がっていく不思議。線といってもうっすい線です。これがいつしか濃い線に変わっていく頃にはストーリーの全貌がお目見えしているのでしょう。

今はまだハッキリと明確にならずとも、今後の展開に期待できる嬉しさをしっかりと感じました。


ようやくリオが「鞘」として生きる決意や目的が見出せたところで1巻が終わりました。
リオが「鞘」候補として王都に向かい、鞘として生きる道を自分の意志で決定するところまでに1巻まるまる使うとか……どんだけ濃厚なファンタジーストーリーなんだとブルっちゃいましたわ。

リオの運命(さだめ)とこの国の未来がどう関わるのかが大きな軸だと思っているのですが、まだまだ足を踏み入れていません。
「鞘」になることを受け入れて、ようやくスタートラインに立ったところ。2巻からがむしろこの壮大なストーリーの幕開けとなりそうです。


1巻はリオの成長という大きな意味を持つ内容でもありました。
自分のしたいことややりたいことをいつも誰かの意見で流されるままに決定してきた彼が生まれ変わる。それがこの物語が進む第一歩で重要な局面です。

2巻への期待を大いに感じる終わり方に、すぐさま続きを読まねばと心がアセアセしました。
ザッと見て、2巻の方が1巻より評価値が高めなこともあって期待が押し寄せています…!!

リオを取り巻く環境がちょっとしたパブリックスクールっぽい雰囲気もあり、様々な使徒候補者たちとの関わりもまた見どころの1つです。
特にユリヤとの関係はどうなっていくのかが気になりますね。

謎めいたこのストーリーの真実が早く読みたいです!
そんなワクワク感から神評価にしました。

2

BLで泣いたのはこれで3度目


BLでめったに泣かない私ですが、これはもう泣いてしまいました。

しかも現在3巻まで発売中の中の1巻めですよ!?
す、末恐ろしい…。
というのも、泣いたことが3回あるうちの2作は樋口美沙緒先生の作品なのです。

また、樋口美沙緒先生の中では比較的、読みやすかったです。

先生の中では珍しいファンタジー作品で、異国のお話なので登場人物がカタカナ名で主要な人物が7人以上登場します。
いつもなら「これ誰だっけ…?」とページを往復することが多いのですが、なぜだか今回はすぅ~っと覚えられたんです!!

登場回数も多いからなのか、覚えやすい名前なのか…。
とにかくキャラが立っていてすごく良かったです。

エロは最後のみなので、初心者にもオススメできます。

まだまだ謎の多い一巻。
推測を立てながら読めるので本当に楽しかったです。

1

失った記憶を取り戻すにつれ苦しむ主人公が気の毒

主人公のリオには、過去の記憶がない。思いだそうとすると頭痛がする。
リオは、どうやら国を滅ぼした魔女と関係があるらしい。

著者にとって、リオは苛めがいあるキャラなんだと思う。

段々を自分の素性を知るにつれ、悩むリオ。
大切な友人が病死したことを知ると、生きる意味を喪失してしまった。自死を考えるリオ。
ユリウスの夢を見て、自分の命を正しく使って死のうと、死に縋る生き方の方向を変える。
自分の命を何かに役立てたいとしか、考えられない。自分個人の幸せを考えられないリオが憐れです。
もう、特攻隊に志願する青年を連想してしまって、可愛そうでしかたない。戦争が永く続くと、そうなってしまうのかな。

この作品を読んで居て、落ちてきそうな涙を何度も堪えてしまった。ホントにばかみたいだと思うのに、作品のファンタジー世界にはいりこむのを止められない。
こんな作品を創作できる作者の構成力、文章力を讃えたいです。

これから沢山の謎解きが待っている?続篇を読みます。

★ちるちるに要望しよう。
投稿欄がある頁にフラッシュ画像を入れるシステム構成を止めて欲しい、誤変換が増えてしまうよね。

1

序章なのにもう面白い

樋口先生の本格ファンタジー作品。
ムシシリーズやパブリックスクールの印象が強かったので、一体どんなお話を書かれるのだろう?と、期待大で読み始めたのですが、文句無しの面白さでした。
約400P近くと結構な分厚さだというのに、あっという間に読み切ってしまいました。
うーん、面白かった!!
こんなに後で読まずにもっと早く読めば良かった。
読み始めはファンタジー色の方が強い印象です。
けれど、中盤以降からきちんとBL要素も際立って来ていて、それがわざとらしくないというか、絶妙にファンタジーと共存しているんですよね。
バランスが良く、最初から最後まで非常に楽しめました。

舞台は架空の国・フロシフラン。
主人公は、3年前に記憶喪失のまま倒れていたところを保護された、青銀色の髪に夜明けのような菫色の瞳を持った少年・リオ。
厳しく苦しい状況の中でも懸命に暮らす男の子です。
読み手は彼と同じ目線でこの世界について徐々に知っていく形になります。

3年前の、多くの犠牲者を出した隣国・ハーデとの戦争。
戦後の傷が至るところにあり、荒廃し未だ安定しないままのフロシフラン国。
王には「七使徒」と呼ばれる特別な家来が存在し、王の次に権威を持つ彼ら無しでは国の復興は為し得ないと言っても良いほど国にとって重要な存在です。
各々七種類に分かれた専門役職のようなものがあり、その力を駆使しながら王と共に国を守る役目があります。
この設定がとても魅力的ですよね。
しかし、現王には未だ七使徒が居らず、各地から才能がありそうな者を集めて選定を行っている最中。
そこに新たな候補者として呼ばれたのがリオでした。
「王の剣」「王の盾」など、数ある候補中で素質があるとされたのが「王の鞘」
王に抱かれ、王を癒し慰めるというもの。
王の鞘がただ抱かれるだけのBL的においしいものでは無かったのが良かった。
王はその身に神の力を宿し、国の危機があれば力を振るうけれど、力を使えば魂は傷付き疲弊する。
王は癒しの力を持つ鞘無くしては戦えないのです。
ある意味今後の展開が怖いなあとも思いつつ、上手い味付けだなあと思います。

使徒設定は勿論素敵なのですが、何より使徒候補者のキャラクター達が本当に魅力的!
どのキャラクターも個性的なんですよね。
私は、粗野に見えて初心なツンデレのゲオルクが可愛くて好きです!
リオに剣を教えてあげたり、意外と良いコンビになるのではないでしょうか?
主人公ハーレム状態のようにも見えつつ、理由も無しにちやほやされているわけではないので、不思議と嫌な印象は受けませんでした。
リオが、貴族階級主義者が多い中でも懸命に食らいついていく子だったので、これは人が集まって来るのも分かるなあというか。
嫌味のない主人公ですよね。
肉体的なものを除いて、CP的にはっきりと誰ルートにいくのかがまだ分からないところもわくわくします。

そして、飄々としていたアランのキャラクターが思っていたよりも複雑そうなのと、何かを知っていそうな雰囲気があったり、伏線めいた発言が凄く多いのです。
彼がこんなにも内に何かを秘めているキャラクターだとは。
ユリウスもユリヤも意味深な発言を所々でしていますし…
同一人物なのか?ユリヤに弟が1人いるという事は?もしかして彼自身が王なのか?
読んでいる内に、本当に誰の何を信じればいいのかこちらも分からなくなって来る。
何となくこうなるのかな、と思う部分はありますが、果たして真実はどうなるのか。

「十月十日で名前を奪うの」
「名前を奪えねば十月十日でお前は死ぬ」
と記憶の中で囁く女の声。
十の月の十日にこの世を去ったセス。
何度も意味ありげに登場する「十月十日」が今後どう物語に関わって来るのか。

迫り来る魔女の脅威、魔女に呪われた王、謎多きユリウスとユリヤ。
魔女と同じ色の瞳と髪を持つリオの失われた記憶と、断片的に浮かぶ何らかの映像。
名前とは?半分とは?アランの言うルストとは誰なのか。

まだまだ物語は序盤も序盤といった感じで、とにかく謎や伏線が張られた部分が多いです。
決して一筋縄ではいかないというか、予想通りの展開にはならないような気がします…
とにもかくにも、とても面白い作品でした。
謎がどう明かされるのか、今後物語がどう展開するのかを楽しみにしながら次巻に進みたいと思います。

1

勢いはないけど読みやすい


読みやすいファンタジー小説でした。
が、これといって強く惹かれることもなかったのが正直な感想です。

身分が低く華奢な受けが華やかな方々に好かれていくパターン樋口先生多いですよね。
偶々私が買う本が似たりよったりなのでしょうか(笑)
新鮮味が薄いかな、なんて思ってしまったり。


でも自分で深く考えてこなかった子が目標を見つけたり喪失を味わう描写がとても細かくうまいと思いました。少し泣きました。


脳内で勝手にキャラのボイスが決まっていました。
ユリウスは日野さん。アランが逢坂さん。フェルナンが石川さんの声になってました(笑)

2

壮大な物語の開幕です

今回は元第二王子と同じ名で蛇の家紋の貴族と
寺院の引き取られる前の記憶の無い戦災孤児のお話です。

受様が国王を支える七使徒選定で「王の鞘」に選ばれるまで。

受様はフロシフラン王国の王都から遠く離れた小さな城塞都市で暮らし
ている戦災孤児です。3年前の隣国ハーデとの戦争には勝ったものの、
この町には崩れたあとがいつくも残っています。

受様は3年前に町の近くで倒れていたところを、町の寺院に詰める導師に
助けられて育てられます。今年16才になりますが、若い兵隊と比べても
痩せて華奢で、1日歩き通して銅貨5枚がせいぜいの日雇いのロバ引きの
仕事にありつければましですし、孤児院の子供達はぶどう園でさぼりた
い小作人の手伝いをしたりでわずかな賃金を得ていました。

フロシフランはウルカの神に守られた国であり、神の遣いである導師は
医者もいない貧しい町で、寺院に集った孤児達にできるだけの事をして
くれますが、子供達は常に腹を空かせており、最年長となった受様は
自分が食べなくても幼い子供達に分け与えています。

そんな受様の支えとなっているのは、共に寺院で暮らす同じ年の親友で
す。助けられた時に過去の記憶がなく、自分には何もないと泣いた受様
に彼は愛されていたからの涙だと「生きることに意味はないけど、この
世界には生きる価値がある」といってくれます。

受様は思慮深く優しい親友が大好きで、2人はこの町を出てもっとまと
もな仕事を探そうと話し合っていましたが、年の初めに原因不明の病に
冒され、受様は徐々にやせ細る親友を置いて町を離れられませんでした。
しかし彼にはもう医者の元に行く体力さえもなくなっていたのです。

そんな時、「王の七使徒」候補者選びのために左宰相が直々に町にやっ
てきます。王の使徒はそれぞれがウルカ神と契約し、王と神の力を分け
合う特別な存在だと言います。町に住む15才から25才の男子全てが集め
られ、受様も呼び出されるのです。

町の領事と故郷警備隊隊長を従えた宰相は小汚い受様を見るのさえ嫌が
ります。しかし魔導士によって見られた資質は桁はずのもので「王の鞘」
候補として王都に向かう事になるのです。

受様は訳の分からないままの出立に戸惑いを隠しきれませんが、宰相に
逆らえば寺院の子供達に咎が及ぶと言われます。受様は魔導士に親友の
ために寺院への仕送りを頼み、魔導士は受様に身を護る為とガラス片を
剣へと変えて受様に授けます。

果たして「王の鞘」候補となった受様を待ち受ける未来とは!?

樋口先生の新シリーズは剣と魔法のファンタジーです。ファンタジーは
デビュー作以来との事ですが、世界観とキャラクター設定がしっかりし
ていて、現代ものと同じく物語の世界の中で受様が自分の生きる意味を
考え、自分の未来を選び取って成長していくのだろう展開が見え、本を
閉じてすぐに次巻が待ち遠しくなりました♪

町を出た事がなく、記憶の無い受様は何をするにも不安しかありません。
信じられる人もおらず、誰を信じればいいのかもわかりません。

一団は王都へ向かう道中で山賊に襲われ、受様は魔導士と2人で王都を
目指す事となります。その旅で様々な事を魔導士から学び、彼への信頼
を高めますが、受様が候補となった「王の鞘」が「王の体を廉め昂ぶり
を癒やす者」であり、閨にて王の伽を務める者だと知るのです。

そして辿り着いた王都では選定のための準備期間を使徒候補達の集う屋
敷でおくる事になります。受様は有力候補のための居室を割り振られ、
元第二王子と同じ名で蛇の家紋の貴族と同室になります。彼は魔導士と
声がそっくりですが、受様の世話役を命じられた事さえ不本意な様子な
のです。

貴族ばかりの候補者たちの中で、学もなく、力もない受様は自分が他の
使徒の候補者たりえない現実を知っていきます。そして受様の記憶の底
に潜む過去が、今の現状を打破する未来への道標となるらしいことが見
えてきます。

そんな状況で受様が何を見つめ、考え、行動していくのか、ハラハラし
ながら読み進め、受様が「王の鞘」に選ばれたところで以下、続刊!!

「王の鞘」候補は王のための器となるべく、誰かと肌を合わせる必要が
あり、受様は同室の世話役を相手とするので攻様なのだろうとは思われ
ますが、裏の顔があるというか、正体は絶対○○だよね!? っていうフリ
が有り過ぎて謎が有り過ぎるのですよ (>_<)

とりあえず続きものなので「萌2」評価としましたが、早く月末の2巻目
を読ませて頂きたい!! それしかもういう事はありません!!

2

しこみ山盛り

樋口先生4か月連続出版の第二弾。デビュー作以来2回目の異世界ファンタジーとのこと。登場人物多く、1巻は仕込みだらけでどうなるのか全く分からないまま終わってしまいましたがストーリーとしてすごく続きが気になるので萌にしました。2冊で終わると聞くお話、本編370P弱+あとがき。

フロシフラン国境近くのセヴェルという町の寺院で、日雇いの仕事をしつつ、小さな子供たちを世話し導師様とかつかつの生活をしているリオ。3年前に記憶を無くし倒れていた所を導師様に助けてもらったのです。ある日セヴェルの町に王都の役人が来て「「王の七使徒」候補者選びのために来ているので、15歳以上の男子を広場に寄越すように」と言い出し・・と続きます。

登場人物は あー大変いっぱい。
セス:リオを3年間面倒見てくれた孤児♂、思慮深い子。原因不明の病にかかっている
ユリウス:セヴェルから都へ同行した魔導士。
アラン・ストリヴロ:ストリブロの領主、第一貴族。翼候補。
ユリヤ・ルジ:リオの同室、世話役、第一貴族、25歳
フェルナン・リブル:冷静沈着頭脳派?第一貴族、眼候補。
ゲオルグ・エチェーシフ:筋肉直情系?第二貴族、盾候補。
ルース・カドレツ:第二貴族、三男坊、弓候補。
エミル・ジェルジ:第三貴族、鞘候補、16歳、リオと仲良くなりそう。

ルスト:???王様???読み飛ばしたか・・?
ベトジフ:左宰相
イネラド・ラダエ:右宰相
魔女:8年前に現れフロシフランに壊滅的なダメージを与えた。

用語
エーテル:魔力みたいなもの、ウルカの神:フロシフランを守っている神?
王の七使徒:剣?、盾、弓、鞘、翼、鍵、眼という役割がある。
ハーデ:フロシフランの隣国、3年前戦った。

といったところでしょうか。ああ山盛り。

お話はリオが王都に来て仲間に出会い、魔女に時折襲われながらも自らの進む方向性を見つけていく・・・というところまで。
王が出てこない!王はどこだ!!!!です(笑)
正直、ここまでの設定、謎を読み込むだけで精一杯で、リオの恋心等に入れ込む余裕は少なかったです。
まだ七使徒の選定結果が全部明らかになってないので、2巻冒頭はチーム編成、いよいよ王登場?魔女との一戦?早く読みたい!!です!

2

わからない

続き物ということで中立にしましたが、恐ろしくテンポが悪い。なくてもいいシーンが間にちょくちょく入ってくるのがしんどい。同じ意味の文章が何度も繰り返される。続きが気になって読んでしまう感が全然ない。いつでも止められる。
後編は小冊子が欲しいから買いそうだけど、読むかはわかりません。

7

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