ずーっとお世話できる君が好き。

君はパーフェクト

kimi wa perfect

君はパーフェクト
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神33
  • 萌×248
  • 萌13
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
19
得点
399
評価数
97
平均
4.1 / 5
神率
34%
著者
未散ソノオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784040641768

あらすじ

パーフェクトな男・木関創也は、極度の世話焼き体質。
同期のものぐさ男子・野間ゆずは、創也にとって好きなだけ世話ができる貴重な存在!
お世話する方もされる方も「幸せ」なのに、思わぬ横槍が入って…!?

人をダメにする世話焼き男×見た目は王子のものぐさ君、究極のわれ鍋とじ蓋ラブ!

表題作君はパーフェクト

木関創也・リーマン・極度の世話焼き体質
野間ゆず・リーマン・同期のものぐさ男子

その他の収録作品

  • みんなパーフェクト(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数19

お互いにパーフェクト

極度の世話焼き体質・創也と創也の運命の人・ゆずのお話。

人をダメにするほどの世話焼きってどれほどのものなんだろう?想像が付かないけれど斬新設定ですごく面白かったです。

かまわれる側にも才能が要るという創也の持論、ふたりの関係性を見ていてなるほどなと納得しました。
楽だからお世話される、というのと
お世話されるから楽、というのとでは意味が全然違うんだな、と。

終始創也のほうがゆずに依存しているアンバランスさも面白かったし
ぼんやりしているようでいろいろ周りをみているゆずの意外性も良かったです。

続編も楽しみに読みたいと思います。

0

運命って 実は執念と執着で出来てるんじゃない?

運命【うんめい】人間の意志にかかわらず、身にめぐって来る吉凶禍福。めぐり合わせ。転じて単に、将来。


幼い頃 姉に刷り込まれた運命を 社会人となり同期に見つけた日から回りだした歯車

見た目は王子 実はとんでもないモノグサ
そんなモノグサに対するのは人に優しくしたいが過ぎたお世話焼き

自分のすべてを押しつけ世話を焼いても怒られない 幸せの極み
執念が実った これぞ運命の人 。:+((*´艸`))+:。



いやはや 世話焼きもここまで来るとある意味病的というか 
真っ当なのはモノグサ王子の方なんじゃないか とすら思えてくるわ

スローペースに感情の起伏もない そのくせストレートに思いを口にする王子・野間

食堂のおばちゃんの体調不良に来た代行に一線を引くあたり なかなかどうして男前じゃない


自分の質を理解しているのにどうにも出来ない「人をダメにする」世話焼き増殖に野間の運命や如何にッ!みたいな展開にも動じない野間

すべてを受け入れ それ以上に彼らの負担を心配する やっぱり男前

無気力省エネモードに会社での立場が危うくなり木関との二人の関係が崩れはじめ ついには……
王子さまってのは自分は動かずして 何気ない言葉と器のデカさで周りを束ねるんだな って変に肝心しちゃう

これいいわ

え ここで誤植?っての見つけちゃっても 最後がやっつけみたいになってても
このカップルが幸せそうで 見てるこっちまで幸せになるやつだった

0

逆を行く視点が冴え渡る

最高です。
最高の割れ鍋と閉じ蓋。

未散さんの得意技のひとつに、「逆を見せる」解釈法というのがありますね。
たとえば、束縛している方が主導権を握っているという解釈をベースに展開する作品がふつうなら、未散さんはあえて束縛されている方に主導権を握らせる。
ぞっこんに惚れている方が能動的なのがふつうなら、未散さんは最後に実は受け身に見えていた惚れられている方が罠を張っていたような種明かしをする。
正の視点じゃなくて、逆の視点。
この作品は、その手法の最骨頂ではないかと思うのです。

京都大学工学部卒。姉はアナウンサーで、本人も完璧なイケメン。
有能の限りを尽くした男・木関は自分のニーズに合う人間を探し求めていた。
それというのは「心ゆくまでお世話をさせてくれる相手」。
入社した会社の寮で出会ったゆずゆずは、すべてにおいて完璧で…。

世の中に面倒なことをやってほしいひとなんて星の数ほどいるように思いますが、この作品を読むとハッとさせられます。
めんどくさがりを自認しているものの、わたしなら「ここまではいいけど、これ以上は」と線引きしてしまうし、自分にこだわりがある分野は手出しされたくない。
もっとダメ人間なら、全部を木関に任せて、「もっとしてほしい」という要求がエスカレートしていってしまう。
そういうタイプじゃだめなんですよね。
「世話を焼かれるにも才能がある」とは、まさに名言。
やってもらえたら楽だけど、やってもらわなくても構わない。
自分じゃやらないけど、やってもらえたら感謝する。
これって案外難しいと思うんですよね。
何度か続けてやってもらえたら、「あの人がこれをする」というのが当たり前になって、当たり前になったらやってもらえないと不満が出て、「ここまでやってくれたら、あれもしてくれたらいいのに」と思うようになったり。
「当たり前」になると、感謝の気持ちを持ち続けるのも難しい。
世話を焼く人間が満足できるだけの「隙」があって、それが当たり前にならない。
しかも「明日木関がいなくなっても変わらない」。これ!この考え方に「おおお!」と思いました。
そもそもが本人にとってはやってもやらなくてもいいことだから、依存しない。これか、と。
「世話を焼かれる才能のある人」がどういうものかなんて、考えたこともなかっただけに着眼点が面白すぎて、ぐいぐい引き込まれました。

ふつうではないところに目をつけただけに、当て馬も何か違う。
ふつうなら、当て馬に必要なのは「好きな気持ち」ですが、この作品で木関が当て馬の立川と競い合うのは、「世話を焼く」権利なのです。
2人の攻防を横に、ゆずゆずはどこ吹く風。
このスタンスもたまらないんだろうなあ。
会社での肩たたきも、「そう言われるなら、それでいい」。
執着がないんですよね、ゆずゆずに。
だけど木関にはそれを少し感じているのが、読者にはたまらないわけで。

良かったです。
あざのエピソードも可愛いし、その後の立川の行動の速さも、頭脳明晰なのにゆずゆずを取られたくない一心で大事なことに気付くのが遅い木関も楽しかった。
『ーNext Level』も購入したので、楽しいワールドにさらに浸って来ます!

※シーモアなら期間限定で割引中でした。

3

ゆる耽美

あらすじを読んで予想通り、好きなお話でした。尽くしっぷりが良いし、そのライバル登場の展開も笑えました。
ゆずゆずはとっても甘やかされているのだけど、創也が語るとおり甘やかされることに慣れない(駄目にならない)、される事に抵抗しないって誰でも出来る事ではないですね。感謝も大事。
構われる側・甘やかされる側のゆずをとても肯定的に健全に、素敵に描いているのが優しい作品だなと思いました。

でも最後まで中々読み終えられませんでした。
絵柄がふんわり耽美で独特なので、しっかりと描いてあるのが好きな私には単調に感じました。
1冊あっという間に読むのではなく、日常系として少しずつ読むのが良いと思います。

2

美しく独特な空気感に脱帽

独特な空気感が好き。感覚が引きずられるというか、世界観に引き込まれる。
なんていうか、それ以上言い表せない。

サラリーマン同士のBLで、攻・完璧になんでも器用にこなしてしまい病的な世話焼き×受・めんどくさがりで職場でも椅子に座るかお散歩してるかの世話のしがいがある男。

攻がただの依存させたがり、ダメにさせたい人じゃなくて「3年毎日僕にかまわれた後、とつぜん明日僕がいなくなっても平気じゃないとダメなんです」っていうセリフが心をひっかいた。
この考え方、実に面白いなって。
他の作品は未読だけれど、未散ソノオさんという作家の異様さ(褒めてる)が片鱗として見えてくる。こういう瞬間がすごく好きだ。他の作品も読んでみたくなる。
きっと他の作品も、こういうゾクっとする考え方が見えてくる予感がして、とっかかりとしていい初読になったなと思う。

受もダメにされすぎず、きちんと自分の意志でもって動く。
気品があり、孤高、それでいて口下手でめんどくさがり。周りから何もしていないと思われている。
ただのダメな男ではこの作品が台無しになっている。攻とのつりあいが取れたいい受だった。

終わり方も非常にきれい。
スッキリした画角、無駄をそいで、シンプルに、けれど物足りなさを感じさせない。
セックスシーンは喘ぎ声ひとつ立てないし、擬音もほぼない、たったの3Pしかない。けれど、攻の満足感、受の安心感が伝わってくる絶妙なバランス。

5

われ鍋にとじ蓋のいい関係♡

この続編が出て読みたくて、まず本作から読んだ。

そでの先生の言葉「欠けていても割れていても〜大丈夫です。そういう話を描きたいです」に感動。

異常に世話焼きな創也と運命の相手ゆず。
世話される側が依存しちゃうとダメ、その点ゆずは完璧。
創也が逆に依存しているというw
まさに、われ鍋にとじ蓋のいい関係✨

創也が世話をやきすぎて家族崩壊してしまったことがさりげなく描かれていた。
深刻で暗い内容なのに、からっとした描写が先生らしく、陰惨な場面が苦手な私にとってはありがたい。

さりげないセリフとかやりとりがやっぱりいい。
すんと染みてくる。

何もしないと思われているゆずが、たまに言うことにハッとさせられたり。

創也と同じ人種?でライバル的な立川が、創也とは本質的に違うとゆずはわかっている所とか。 

あとがき「とじ蓋がいる以上、われた鍋でもパーフェクトです」にまた感動。

イケメンで頭良く仕事できる創也が、ゆずのお世話をしたくて仕方ないの微笑ましい。

世話をやかれながらゆずが超然としているのが、その精神性も相まって普段ぼーっとしていても美しいのがいい(創也にプリンセスと言われているw)

ゆずが創也の負担になっていないか気遣いできるのもナイス、

そういえば
Wミッション!の理一郎も、犬しか興味なく仕事しない変人と言われていた。
でも本人は超然としていて、そんな理一郎を好きになってくれる人もいて。
ゆずを見て思い出した。

未散先生が描く個性的なキャラ、とても好き。

お世話を焼くキャラといえば、KOH-BOKUの匡!
完璧に!過保護なほどw
創也もそうだから。
相手のことが好きで好きで…誰の手にも渡したくない、自分だけがお世話したい、てのが萌え〜です

0

You are my perfect !君こそがパーフェクト。

「とじ蓋がいる以上、割れた鍋でもパーフェクトです。」という、巻末の作者のあとがきも温かい。
しかしこれは単純な「割れ鍋にとじ蓋」というあるあるカップルのお話では無い。

細やかに行き届いたお世話をしまくる、木関。彼の愛情は、「ゆずゆず」だけに注がれる。
それはもう、「運命の人だから」。
木関の様に構われて、愛されたら。こんなにも甲斐甲斐しくお世話されたなら。
息が詰まるという人もきっといるだろう。私なら、こんなイケメンに傅かれて。良いなぁ、と羨ましく思うのだが。事はそう簡単では無い。木関がゆずゆずを愛し、お世話するのには条件があるのだ。
『いやがらず、慣れず、飽きず、増長せず。感謝を忘れない人。』これは、意外にも難しい事だ。
最初は感謝していたとしても、人はその事に慣れて、増長して行くのがオチだ。ワガママになるか、依存されてしまう。
常に平常心であるかの様に見えている「ゆずゆず」は、木関に感謝し、飽きる事も無い。
溺れそうな程に注がれる愛情に依存する事も無い。つまり。パーフェクトイケメンの木関にとって、これ以上ない程にパーフェクトに理想的なのだ。
幼ない頃から、傾倒と依存との闘いに幾度と無く敗れて来た木関にとって。
「ゆずゆず」こそが「運命の人」。
珍しい事に。中盤からは木関の様な人が他にも現れる。立川さんもまた自分の溢れる気持ちを受け入れてくれる人を探している。そんなイケメンの甲斐甲斐しい人たちが沢山居てたまるか⁈ とも思うんだけど、立川さんもまた自分の相手を見つける。木関のおかげで。ここ、ちょっと笑えます。
こんな、人に愛情を注ぎたい人たちと、人に感謝する人たちばかりなら。
この世界はもっと楽しくて楽なのにね。
彼等の科白の中には刺さる言葉がいっぱいあって。
私はそれこそ「ゆずゆず」が木関に言った科白にはとても共感する。
「だいたいの連中にとっては、機嫌がいい人間ってだけで、異様なんだ。」
きっと。大抵の人は他人には神妙にしていて欲しいものなのだ。
人が機嫌の良いことが許せない人だっている。それでいて、自分の機嫌の悪さを当然の様に受け入れさせようとする。何故、よく知りもしないあなたの機嫌の悪さを私が受け入れ無くてはならないのか?と不思議に思う。あなたを甘やかせるほど、私はあなたを愛してはいない、と。
そんな社会の中で。木関と「ゆずゆず」の、関係も。人となりも。まるでファンタジーなのだ。
仕事の本質を見ないで、「ゆずゆず」を解雇しようと目論む課長。
「ゆずゆず」のお世話をひたすらするだけでは無い、仕事の本質がきちんと見えている木関。
残念ながら、木関の様な人はなかなか居ない。木関は「キセキ」なのだ。我々にとっても。
「ゆずゆず」にとっても。出逢えた幸せを思うとき、それこそがパーフェクト。
こんな風に生きられたら良いな、と本気で思う。
明日からは少しだけ。怯えず、自分らしく。機嫌良く過ごしてみようと思う。
異様だと思われたっていい。
そんな風に思わせてくれた2人でした。

それにしても。2人のルックスがまた。パーフェクトイケメン♡
シュッとした細身のスーツ姿。ややタレ目の流し目に宿る色気。骨張った指先。
目にも幸せ♡ パーフェクト!

0

どちらがパーフェクト?

続巻が出ると知ったので慌ててこちらを購入しました。

未散ソノオ先生は主要キャラ以外はモブとしか言えない雑な感じのタッチが独特だと思います。

それによって主人公達にフォーカスが当たって、尚更キラキラと輝いて素敵に見えるんですよね。

今回の創也もゆずもキラキラした素敵リーマンでした。
創也の余りのパーフェクトぶりにタイトルの「君はパーフェクト」はてっきり創也の事だと思っていました。ところが読み進めているうちに、創也にとってのパーフェクトがゆずだという事に気が付きました。

そして何事にも動じない強さを持つゆずが、創也よりよほど男らしい事が分かりました。

割れ鍋に綴じ蓋という表現がピッタリで、他に誰も割り込む余地無しな2人の関係が好きだと思いました。

続巻への期待を込めて神よりの萌2です。

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甘やかされる才能

作者さんの作品はこちらが初読みです。
始めの方は内容に頭がなかなか追いついていかなくて、ハマれるのかコレって思ってたんですが、段々面白くなってきました。

甘やかされる才能を持ってるゆずと、何か出来る事があると思ったらやらずにいられない創也。
創也はその世話焼きゆえ父親を駄目にし、母親も彼の元を去っていった。
甘やかされる事は受け入れるけど、甘やかされなくても生きていける。ゆずはそんな存在で創也にとってはまさにパーフェクト。
そんな二人の間にピンチが訪れるお話でした。

私がまだ出会ってないだけかもしれませんが、こういった登場人物のお話は読んだことがなかったのでとても新鮮で興味深かった。
当て馬として登場する立川も面白いキャラで、いい具合に創也の気持ちを引っかきまわしてくれました。
一方ゆずはあんなだけど、筋の通った性格で揺らぎがないので安心して見れました。

代わりにトイレ行って欲しーってたまに思うことあるなぁ。寒い時とかね笑

3

だいたいみんな大丈夫

pixiv comicの単話で読んでいて、その頃は未散先生なのにハマらないな〜ぐらいに思って買った後温めていたのですが、読んだら最高でした。やっぱり単話で読むのは自分に向いていません。まとまって読むことで繋がってくる。

◾︎木関(優秀な営業マン/異常な世話焼き)×ゆずゆず(縁故採用の同期)

著者近影のコメントが好きです。
ゆずが依存しているように見えて、本当に依存しているのは木関というのが面白い。いなくなったときに本当に苦しむのは木関だ。もちろん、恋人関係になった今は、双方いなくなったときに苦しむと思います。

攻めが自分でゴムつける描写が好きで、こちらの作品にはそれがあったので喜び。結構珍しいんですよね。

立川と木関が親戚になるの嫌だな笑

縁故採用でも"社長の"は超強力カードで、自分が飛ばされる可能性が高いから露骨なイジメには普通あわない気もする。

萌2〜神

2

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