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chicken heart serenade
「チキンハートセレナーデ」の番外編。another story 2が発売されたので、再読しました。
全32ページ + 1ページ。攻め視点。
本編後、同棲中の央倫と駿斗。
央倫が二週間の海外出張から帰ってくる。
冒頭、二週間ぶりに会う二人が、部屋に入った途端、激しく求め合う描写が、とても官能的で萌えます。先生の描くスーツ姿の濡れ場は、いつも本当に素敵です♡
そして央倫の回想。
高校時代にカミングアウトした時の描写は、つらくて胸が痛くなります。
そして二人が初めて出会った場面。
央倫が駿斗に一目で惹かれる様子が、印象的に描かれていてキュンとします。
二人の初めても丁寧に描かれていています。
家族のために自分を抑圧してきた、央倫のモノローグが切ない作品でした…。
ラストの央倫は、とても安らかで幸せそうで、またまたキュンとしました。
番外編以外に、1ページの全プレも収録されていて嬉しい。こちらも楽しかったです♪
短いながらも本編を補完する、素晴らしい番外編です。本編がお好きな方には、ぜひぜひ読んでいただきたい作品です♪
ebookjapan購入 トーン+白短冊修正(電子にしては緩めの修正が嬉しい♡)
寡黙な男、央倫の視点が覗けるanother story。本編の内容を補足する意味でも、これはぜひとも読んで欲しいお話です。
央倫の過去に触れるこの内容は読んでいてとても苦しいものでした。
友人のお節介からの学生生活の崩壊と家族との不和。居場所を無くした央倫が、自分のセクシャリティを偽らざるを得なくなった経緯が痛々しく語られています。
そんな央倫の希望の光が駿斗との出会いだったんでしょう。これまで自分の性的指向に後ろ向きだったのに前向きに考えられるようになったようでした。央倫の中で大きく気持ちが変わり、やっぱり自分の居場所はココ!っていうのがあったんだと思います。
駿斗にイチャイチャ仕掛けていく央倫の姿から、今がとっても幸せなんだなってすごく伝わりました。感情豊かじゃないけど、行動で最大限の好きを伝える控えめな央倫が素敵^ ^
穏やかに2人だけの時間をゆっくり過ごすことが彼らにとって一番の幸福なんだろうな。ずっとこの時間が続けば良いなぁ〜…。なんて、私も強く願って止まない素敵なお話でした(*´︶`*)
大島かもめ先生に対する信頼感、作家買いです!
央倫のヒリヒリつらい過去と、今はすっかりとそばにいることが、日常になった駿斗。
快楽をぶつけ合うだけじゃないのは、二人にちゃんと信頼感が生まれているからなんですよね。
幸せの形はさまざま。
自分たちが、しっかり息を吸って楽に過ごせることは大切。
駿斗が優しいんですよね。
あれこれ考えちゃう央倫をすっと楽にさせる存在で。
互いを許して、甘えられるのは良いな。
穏やかな二人に満足です。
本編チキンハートセレナーデの主人公二人の短編です。
本編でもヒロミチさんの背景を掘り下げていたと感じてたのに、読んでみると確かにそこはしっかり触れていなかったなと。
ヒロミチさん、おそらく根っからのゲイだけどなんで女の人と結婚するつもりだったのか。そいういうところを明らかにしてくれるお話かと思います。
学生自体のゲイばれの騒ぎが記憶的につづられ(予想より大事でびっくりした……)、最初の日ハヤトさんを抱いた時のお心が語られています。
「男を抱けたんだ」っていう言葉と顔がね、もうこちらのメンタルにもグサッと。
年が行ってるのもあって、付き合い方としては落ち着いてる雰囲気ですが、その後もずっと幸せに生活していてほしいものです。
クールな顔して、本当はいつもハヤトさんとの交流が楽しくてうれしかったんだろうなあとか、想像がはかどりますね。
本編しっかり楽しめた方なら読んでおいて損はないというかぜひ読んでというか、本編後のしっぽり幸せ感が増強されるのでお勧めです笑
二人の出会いと央倫の過去が見られる短編。
何より央倫の学生時代の話が最悪×∞に胸クソです!友人の独りよがりで人生をめちゃくちゃにされてます。悪意を持った人ならまだどうにか対処できるけど、ああいう自分の正義を信じる人は手の施しようがない。その後罪悪感で何かやらかされても大変だし、どこまでも面倒でムカムカしました。
でも辛い過去を持つ人が今幸せな様子を見るのはやっぱり良くて。駿斗が央倫に同情っぽい素振りを見せないのもすごく良いです。友達兼恋人のような素敵な関係性。
駿斗を選べた央倫を心から祝福したくなるエピソードの数々でした。
だいたい長編の後の短編って、「本編ではあまりお届けできなかったラブラブでシコいエッチです!どうぞ!」な本が多いですが(それも大好物♡)、こちらはヒロミチの過去と二人の出逢いに触れた話
正義感って、怖いなあ。典型的なモラハラ。アウティング。本人が良かれと思ってやっているってトコが一番厄介!信じていただけに辛かっただろう。そして、自分を自分で否定する言葉を家族に投げる瞬間。多感な時期に、辛すぎる。心がバラバラになる
ウブそうに見えたハヤトに乾杯しとこ!
ここまで読んで完成とも言えるanother storyです。央倫の人となりが本編では絶妙な塩梅で描かれていて、もう少し踏み込んで情報が欲しい気持ちもあったので、晴れてそこのところが知れたなという感想。倉橋はあの反応でかなり驚いてると思うの、央倫が"男は初めて"だという事実に。そしてかなり喜んでいると思う。
彼らの出会いがよりドラマチックに見えるし、央倫が自分で人生を切り開く物語だったんだなぁと今一度感慨深いです。
私が大好きなチキンハートセレナーデの続編です。この作品も大好きです!この作品では攻めの央倫の過去が描かれているのですが、序盤のエロが秀逸です!リーマン、スーツ好きの方にもたまらないのではないでしょうか。とにかくエロがエロくてそしてカッコいい!キャラクターの表情がたまらなくいいんです!前作で央倫が話していた過去のトラウマを振り返ります。そこから駿斗との出会いに触れますが、トラウマを抱えていた央倫にとってはこの時点で駿斗が大きな存在になっていたんだろうと思うとより攻めが受けを好き過ぎアンテナが過剰反応を起こしてどうしようも無い胸熱に襲われます。クールな央倫が表に感情を出す!何という萌えなんでしょう。そしてそれを明るく受ける駿斗がまたいいんです。
チキンハートセレナーデを読んでしまったらこちらも必見です!
すっごく良かった
ほんとに良かった
本編も好きなんですけど、そのままの雰囲気で続きが読める幸せ
央倫がどうしてあんな風なのか
少し感じられた気がします
辛かった学生時代や家族にも受け入れられない切なさ
どこを切り取っても辛い
そんな央倫が駿斗を選んだ理由が可愛かった
本当に、声をかけて良かった
タイトル通りのお話でした
短いですが、ずっしり読み応えのあるお話
エッチなシーンもがっつりあってほんとに満足のいくお話でした
欲を言えば、もっと2人の話が読みたい
本編「チキンハートセレナーデ」の方もゲイで在ることの苦しさが根底にありましたが、この短い番外編の方も央倫の苦しみに満ちていた過去が語られます。
BLはファンタジーでいい、リアルなマイノリティの苦しみなんて描かれても…という読者もいるとは思うんですよね。
でも私個人は、そういう負の側面も目をそらさずに描いて欲しいと思っていて、この央倫の高校時代に遭った苦しみ、生きづらさ、居場所のなさ、家族との分断、孤立感、その他彼に降りかかった全ては、本当に読んでいて苦しくなった…
だからこそ央倫がハヤトと初めて寝た後の涙に衝撃を受けました。
表情があまり動かない央倫の流す涙の、破壊力。
自分がやっと本当の自分になれた…っていうのかな。
しょせんマジョリティとしての生活を送れている自分には、こういう形での安堵感、自己肯定感の感じ方は自分の中には無いから、ある意味衝撃的でした。
駿斗の方も心の中では過去トラウマを抱えていた人物だけど、本作においてはとても自然な笑顔と愛情表現。こういう駿斗との恋愛が央倫の傷を癒して、結果的に2人の幸せな時間に結びついていくのかな…
声かけてくれてよかった、今の幸せにつながったから…そんな出会いができて2人は本当によかったね。