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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
羽純ハナ先生によるコミックス「レムナント-獣人オメガバース-」のメインカップルの攻めであるジュダ(アルファの獣人)の両親のお話で、前日譚・外伝的な位置にある小説です。
まず、既存漫画のまだ語られていない別カップルを小説で描く、という試みが面白いなと思いました。
私はどちらの作品も読みましたが、羽純先生の世界観はそのままに、葵居ゆゆ先生の手によって違和感無く素敵なお話に仕上がっています。
こちら単体でも十分に楽しめますが、今作を読んで気になった方は本編のコミックの方もぜひ!
完結済ですので手に取りやすいかなと思います。
コミックを既にお読みになられた方で、ジュダの両親のお話が気になるという方にもおすすめです!
以下、感想となります。
誰に対しても誠実で穏やかなディエゴがとても良い攻めでした!
受けのジルも、美しい外見ながら非常に好奇心旺盛で、少々意地っ張りではありますが、動植物を愛する飾らない性格の青年です。
この2人、どちらもこの世界の中では少々変わり者・はみ出し者とされています。
自らの招きに応じてくれたジルに対して、一般的なオメガの感覚であれば、過分なほど紳士的な態度を取っているディエゴ。
しかし、愛玩され、子を産むためだけに生きるのがオメガの幸せとの教えに嫌気がさし、日々自由を求めていたジルからすれば、そんな彼の言動にとても身勝手さを感じてしまうわけです。
ディエゴはいわゆる良家のお貴族さまとして育ったアルファなので「子も産まず家に帰ることになったオメガ」というものがどんな意味を持つのか理解が出来ていないのですよね。
良かれと思って投げかけた言葉は逆にジルを憤らせ、傷つけてしまいます。
何故平手打ちまでされたのかが分からず、なんでだ??と混乱しながらソワソワ部屋の前でうろついたり、あれもしてあげたいこれもしてあげたいと見当違いの事を考える、ちょっと鈍感なディエゴが可愛い。
それも、支配する側の貴族のアルファと支配される側のオメガ社会では価値観が大きく異なるからなのです。
そして、2人共そんな社会の中に溶け込めず息苦しさを感じているのでした。
異なる社会の中で変わり者・はみ出し者として生きて来たディエゴとジルが出会い、日々何気ない物事を語り合い共に過ごす内にアルファとオメガそれぞれの苦悩や立場についても理解をし始め、徐々に互いの事を憎からず思うようになっていきます。
初めはぎこちなく、まだよそよそしかった様子の2人が楽し気に夢や希望について語ったり、新しい世界を知って視野が広がっていく姿が本当に幸せそうで暖かいです。
そんな中、ジルに初めての発情期が訪れて…というところで下巻に続きます。
両視点で描かれているので、2人のすれ違いと無自覚の両片思いっぷりに読み手は終始じれったい思いでいっぱい。
仲が深まるに連れてジルが素直に無邪気になっていくのも可愛らしいのですが、ディエゴの紳士度がどんどん上がっていくのが大っっ変良かったです!
幼馴染で婚約者のアルバート、ジルに気がありそうな雰囲気のディエゴの兄のトネリア、ジルの初めての発情期、恋を自覚し始めた2人…と、非常に続きが気になります。
上巻は出会い編といったところでしょうか。
引き続き下巻を追い掛けたいと思います。
「レムナント」が大好きで、こちらの上下巻を購入していましたがずっと積んでました。
ジュダの両親の話だと思うと感慨深いです。ジュダが大好きなんですが、父親のディエゴがまた全然違ったタイプで素敵でした。
ジルはちょっとだけダートっぽいかなと思いましたが、彼の感覚に凄く共感出来ました。
契約のみの関係と言いながらも、段々と距離が近づいて行く二人に萌えまくりでした。
上巻は旅先での初めてのジルの発情っていう、とても気になるところで終わってました。
「レムナント」では悪役のイメージが強いトネリアの意外な面がとても興味深くて、これからの展開がとても気になります。
そして羽純ハナ先生の描き下ろし漫画も素敵でした。
『レムナント』と『ペンデュラム』が好きなのですが、やっとこちらを読みました。
ジュダの両親のお話です。
勝手なイメージ、初期のジュダがあんな感じだったので、ディエゴもオラついてる感じなんだろうなぁと思ってたんですよ。
でも思ってたのと全然違って紳士でびっくりしました。
ジルもジュダの回想で出てくる時とは全然違っていて
こんな感じの方なのかぁと思いました。
そしてすごくびっくりしたのはトネリアです。
トネリア…普通に良い獣人って感じなのに…なんで今あんなに酷いんだろう…?
その理由とかは恐らく下巻でわかるんですよね…?
幼馴染で婚約者のアルバートのことや、
トネリアがジルのこと好きそうなことや、
二人のこれからなど色々と気にあることが多かった上巻です。
この時のこの二人の出来事が無かったら、ジュダを授かることもなかっただろうし
そうなるとダートとジュダがくっつくこともなかったんだなぁと改めて思うと不思議な気持ちなりました。
コミックス「レムナント」外伝小説。
ジュダ(攻め:獣人)の両親の物語です。
コミックス未読でも小説単体で問題なく読めると思います。
あくまで上巻だけの感想なので下巻を読むと変わるかも知れませんが、
上巻は童話みたいな物語だな…という印象を持ちました。
一家のはみ出し者のお姫様が優しい王子様に見初められて人生が変わる…的な。
うーん…評価が難しい。
ド王道が良き!とも感じたけれど、
童話の既視感が強いなぁとも感じたし…。
萌え的には無自覚のままジワジワと愛を育む過程がよかったです(∩´///`∩)
ジュダが憧れた両親のルーツを知ることが出来たのもレムナント好きには満足でした♪
(※補足追記:描き下ろし漫画は12P。作中エピソードにある一夜の様子です)
(※レビューは若干レムナントのネタバレに触れてます。ご注意下さい)
ストーリーはあらすじにあるように始まりますが、
ディエゴ(攻め)に関してはちょっと端折りすぎかな…?
全然傲慢じゃないですよ!とても紳士…!!!
コミックスでチラリと登場した時はジュダより厳ついイメージだったので意外でした。
相手が誰であれ誠意を払う言葉使いで好印象ヾ(*´∀`*)ノ
シリーズに出てきた獣人α(トネリア・ジュダ・ルアード)の中で断トツ紳士的でスパダリっぽいです。
でもですね。優しいディエゴでも、
想像の及ばないことまでは誠意は尽くせないのですよ…。
知らず知らずにジル(受け)の心を傷つけていました。
いくら由緒正しい家柄のΩといえど逃げられない宿命がある。
特にジルの場合は家長である母親から疎まれているので尚更です。
ジルは自分を【籠の中の鳥】だと揶揄しています。
自由のない世界に苦痛を感じたまま生きていました。
選択肢がない中で守ってきた幸せをディエゴに奪われてしまったのですね。
そんなこんなでディエゴの行動に傷ついたジルは最初は頑な態度を取るのですが、
ディエゴは心から謝罪し2人は徐々に打ち解けていってーーーと展開します。
安心出来る籠の中で愛玩され生きる幸せと、
多少危険があっても自由に空を飛べる幸せ。
大半のΩは前者を選び、ジルは後者を選びたくても選べない苦しさに嘆く。
しかしディエゴと出逢って、初めて選択肢を与えられ、広い世界を知る。
個人的にはジルに関して感情が定まらない…;
どうにもおぼっちゃま思考だなぁと過ぎってしまう(^0^;)
その部分は萌えが少々削がれました。
最初こそすれ違ってしまった2人ですが、
無自覚のまま寄り添って仲を深めていく過程が良きです(∩´///`∩)
特にディエゴの無自覚な溺愛っぷり…!
慈愛のような優しい時間が流れていてほのぼのしました。
ほんとね~~ディエゴがとにかく優しくて優しくて。
あと不器用組(トネリア・ルアード・ジュダ)に比べたら表情豊かで素直。
とっても可愛い人でキュンキュンする場面が多かったです。
特に初めてジルが発情する場面での紳士ぶりが最高(∩´///`∩)
欲望を理性で抑えて、そんなときですらジルの体調と気持ちを最優先。
萌え転がって何度も読んじゃうぐらいグッときました…!
描き下ろし漫画でもディエゴのデレデレっぷりにニヨニヨでします。
また若かりしトネリアの意外な一面が見えてビックリ(´⊙ω⊙`)
今と違い、気遣いがあって大人しくてコンプレックスを抱えていて…。
漫画ではディエゴと確執があったように見えたけど、昔は普通に仲の良い兄弟なんですよね。
※ちなみに兄弟構成は、
ルアード父(長男)・トネリア(次男)・ディエゴ(三男)の三兄弟です。
レムナント4巻冒頭の感じと小説では関係性が異なるので
きっと下巻で何かが起きて、点と点が繋がっていくのかなーと。多分。
ディエゴの顔にある大きな傷も関わってくるのか下巻に期待です…!
今回は獣人の名家でオメガを望む三男と
オメガの派遣を生業とする家の子息のお話です。
オメガを求める攻様に派遣された受様が初の発情期を迎えるまでと
作中の出来事のコミックス短編を収録。
この世界には第一の性と呼ばれる男女の他に、全ての人間と獣人に
アルファとベータ、人間のみにオメガという第二の性があります。
知性や能力に優れカリスマ性を持ち合わせるアルファ、能力も体力
も平均的なベータ、男女関係なく妊娠する事ができるオメガは社会
的に地位が低く、まともな教育を受けていない者も多くいます。
また獣人は仲間意識が強く、異種族を受け入れにくい習性がある上に
繁殖力が低いのに、獣人を産む事ができるのは人間のオメガだけの為、
年々人口が減り続けていました。
受様の生まれたミュラー家は古くからある由緒正しいオメガの家系
です。獣人貴族の子供を産むためのハーレムに、幼少期から上流階級
向けの振舞や芸事を徹底的に仕込んだオメガを派遣する事を商売とし
ています。
受様はミュラー家の直系の子供として生まれますが、美しい見た目に
反してオメガと獣人の子供を産む生き方を受け入れられず、反抗的な
態度を取り続けた為、母からも見放された落ちこぼれのオメガとして
使用人と一緒に下働きをしていました。
受様は母と仲違いしたい訳ではないのですが、どうしても他のオメガ
のように喜んで派遣されて子供を産みたいとは思えないのです。
母に見放された受様ですが、近くに屋敷を構える幼馴染に嫁ぐことが
決まっています。ミュラー家のオメガたちは皆、少しでも上の階級の
貴族のもとに行きたいと願っていたので、受様の嫁ぎ先を貧乏貴族と
蔑みますが、受様は気が良く優しい幼馴染を大切に思っています。
オルガが嫁いだ先で子供を産めずに戻ったとしても、また別の屋敷へ
と派遣されるだけですが、受様の母は受様が幼馴染の子供を産めなけ
れば勘当して商人にでも売ってやると宣言しています。
そんなミュラー家に苦にいちばんの貴族であるジークフリート家の
三男から屋敷に囲うオメガをとの話が持ち上がります。この三男こ
そが今回の攻様になります♪
攻様は三兄弟の末子ですが、兄達から一族の血を引く子供を作る努力
をしろとせっつかれていたのです。ジークフリート家の西の離れにも
オメガがいますが、皆子供を産もうと必死な事に苦手意識が先だち、
迫られても欲情するよりうんざりしてしまっていたのです。
どうしてもというなら自分で選ぶとミュラー家を訪れたのとですが、
そこで今まで出会ったオメガとは違う受様に興味を惹かれ、彼ならば
攻様の思惑に付き合ってくれる共犯者になってくれそうです。
攻様の希望に受様の母は難色を示しますが、上流貴族である攻様を
逃す手などありません。受様は幼馴染との婚約などなかったかのよう
に攻様に預けられることになるのです。
受様に待ち受ける未来とは!?
羽純ハナさんのコミックス「レムナント-獣人オメガバース-」の外伝
小説で、攻様の両親の恋物語を描いたオメガバースになります。
本作を手に取る方はコミックスが好きでという方が多いと思いますが、
私は葵居さんのファンで手にしたのでコミックスは未読です。
コミックスが出た時に気にはなったものの、その時はまだオメガバース
ものを読んだことがなくて気にはなりつつ、手をださなかったら巻が
進んでいって益々縁遠くなっていたシリーズでした。
なので予備知識なく読みましたが、上巻は世界観や2人の価値観や置
かれた状況等に重点が置かれていて、オメガの受様の置かれた状況は
自由がなく狭い世界というハンデはありつつも、あらゆる意味で危険
を感じさせるシーンもなく、わりとあっさり読めてしまいました。
子供のためのオメガなんていらないと思っている攻様と子供を産む事
を至上とするオメガの生き方に反感を抱く受様が出会って、無自覚な
がら惹かれ合っていき、受様が初めての発情期を迎えると言う、好き
あっているならラブラブまっしぐらな展開ですね。
婚約者だった彼と何かあるとか、攻様の兄弟と何かあるとかだったら
もう少し萌えられたのですが、上巻だけでは続きを期待しての「萌」
評価とまりです。
でもこのまま進むはずはないので全ては来月の下巻待ちです。どんな
ハラハラが待っているのか楽しみです (^o^)v
今回は葵居さんの既刊から『愛されオメガの幸せごはん』をおすすめ
とします。こちらは受様が獣人のオメガバースになります。
やったージュジュのママのお話だ〜!読みたかったので期待大です。
この獣人オメガバースシリーズ、最初作「ペンデュラム」、脇の番ジュダxダートの馴れ初め編「レムナント」ときて、今度はジュダの両親のお話へ、とどんどん過去に遡ってますね。
「ペンデュラム」のルアードと「レムナント」のジュダは、当代一の大貴族・ジークフリード家の出身。そして本作の主人公は、ジュダの両親です。
ジークフリード家の三男・ディエゴは、家の仕事に誇りを持ってはいるけれど、獣人の義務である子作りには積極的な気分になれない。
そこで仕方なくオメガ派遣業のミュラー家に赴いて適当にオメガを見繕おうとするが、そこで他のオメガとは一味違うジルに出会って…
…と物語は展開します。
オメガである事は籠の鳥よりも酷い、と感じているジルに興味を持ちもっと知りたいと気にかけるディエゴと、ディエゴは今まで思っていたアルファとは違う、と感じ始めるジル。
最初の誤解や堅苦しさが少しづつ緩んでいくさま。
そんな時、ジルに初めての発情が…!
上巻はここまで。
ジルもディエゴにどんどん好意を抱いてきているので、これはそのまま行ってしまうのか〜〜⁉︎
…という感じが漂っております。
さて、「レムナント」にてジュダに何かと両親の事を苦々しく話すトネリア(ディエゴの兄)の姿がありましたが、その原因的なものがかすかに垣間見られます。
どうやらトネリアもジルに好意を……⁉︎
それって完全に横恋慕ですけど、可愛さ余って…ってやつでしょうか?
トネリアって今(ペンデュラムの時間軸)も伴侶も子供もいない感じです。自分も獣人貴族の義務を果たしてないという引け目が怨念に変わっちゃった?
また、コケにされたジルの元婚約者。彼がワルに堕ちなければいいんだけど…
そして、「レムナント」時点でディエゴもジルもそこにいない事が気になる…
下巻、待ち遠しい!上下巻揃ったら評価上がりそうですが、とりあえず上巻だけで「萌」。
今見返せば表紙が既にそうだった。
主役のジルが子を産む役目を与えられて生きていくことに反発し、結局は良家のディエゴに惹かれていく…って展開なのですが、この展開だけ見ても、主役のジルは全くもって男の要素ないですよね。オメガバースの世界(この作品についてはプラス獣人が乗っかってる)なので子を産めるわけですが、もはやその悩みは現実における女の悩みな訳で。
表紙のジルも女性のようだし…
羽純ハナ先生の「レムナント」きっかけで購入しましたがどうも読んでる間モヤっと。「レムナント」はまだ作画的に主役のΩも男性ですけど、文字で追ってる限りジルが女性でもなんら問題ないなという気持ちに。これで展開や文体に惹かれるところがあればノったかもしれませんが「美◯と野獣」の亜種を読んでいるような気持ちに…
下巻の方が吹っ切れて楽しめました。
中立〜萌