何万時間話しても、 何千回キスしても、 まだまだ知らない君がいる。

ブルースカイコンプレックス 5

blue sky complex

ブルースカイコンプレックス 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神293
  • 萌×229
  • 萌9
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
33
得点
1610
評価数
335
平均
4.8 / 5
神率
87.5%
著者
市川けい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
ブルースカイコンプレックス
発売日
価格
¥676(税抜)  
ISBN
9784864423656

あらすじ

栗栖との関係が落ち着き安堵したのも束の間、楢崎の家庭教師先の教え子・希星が登場で新たな波乱の予感。絆を一層固いものにしてきた二人だったけれど第三者からの言葉や将来のことなど心配事が寺島の表情を曇らせて……
まだまだ落ち着けないハラハラの第5巻!

表題作ブルースカイコンプレックス 5

楢崎元親,大学生
寺島夏生,大学生

その他の収録作品

  • カバー下:二人の小.中.高.大.プロフィール

レビュー投稿数33

希星ちゃん

二人の暮らすアパートの前でバッタリ出くわして、希星ちゃんの思わず口から出た言葉のシーン。
彼ら二人の立ち姿とか、希星ちゃんの足の角度とか。じっくり見つめてしまいました。

その時の元親の態度。夏生を守りたい防衛反応。
わかる。
希星ちゃんにはつらい体験だったけど、もともと素直で良い子だからこの経験を糧にして、もっと世界を広く見ることが出来るのではないかなと。

来栖の時もそうだったけど、この物語の登場人物には悪人はいなくて

時々、女性をあからさまに嫌なものとして描いているBL作品に出合うと「描いている作者さんも女性なのでは?」って思うのだけど

主人公たちも、その周囲の人たちも、良いところも悪いところも持ち合わせてて、でも基本的に根っこが素直で物事をきちんと考えることが出来るところが良い。

白黒だけで人を描いていないところ。今回は特に強く感じることが出来る巻でとても良かったです。

1

辛い回だった;;

寺島が平気だったのにきららちゃんに直接言われて凹むとこ特に辛かった、、

楢崎がそれに対してがちおこなのも辛かったけど、寺島だけいればなにもいらないって言ってた場面で救われたよ〜〜!!感情ジェットコースターだよ〜!!

きららちゃんも泣いて謝ってる場面見て思ったことそのまま出ちゃったんだなと思うとなんか余計に辛かったけども;;

あと春くんもカミングアウトできてよかったね〜〜!!自分の気持ち表に出せないの辛いもんね、、しかもそれが続くの辛すぎだよね;;

1

色んな現実と向き合う時。

さて、5巻。。。

栗栖くんの一件以来、更に絆を深めた元親と夏生。
この章では、社会問題としてのセクシャリティの部分に深く刺さる出来事が起きた。

春川くんのカミングアウト。地方出身で厳格な父親の存在には、自分自身を隠す事しか出来なかったけど、理解ある仲間に囲まれて良かったね。

元親のバイト先の生徒、希星。
希星は今どきの女子高生。そんな彼女から見る世界は、まだまだ〜とにかく狭い。
希星が元親に投げかける言葉は、ある意味現実。傍から見た時の、素直な意見だと思いました。
このやり取りのシーンは、どちらも正解だと思いました。
「男の人と一緒に居たって、結婚も子供もできないじゃん」
女じゃない。子供が出来ない。
世の中を知らない彼女から見た世界には考えられない事。
でも、これが世の中なんだと。。。
それを、不幸か幸せかは自分達で決める。
元親も夏生〜将来を考えるきっかけになったし、希星も良い社会勉強になったね。

しかし、元親が夏生に、アンクレットを贈るシーン。
誓を立てる様な感じで〜良かった!


さて、6巻へ!

1

二人の深い愛を浴びる巻

4巻は夏生にちょっかいを出す栗栖が出てきましたが、
5巻はチカの家庭教師の生徒の希星と言う女の子が出てきます。


高校生の希星ちゃんはとてもパワフルで結構押せ押せなところがあるのですが
鈍感なチカは全く相手の好意には気づいてないし、そもそも夏生しか見てないんですよ。
でもそんなチカに対してグイグイくる希星ちゃんは、
家の前でチカを待つと言う行動に出ます。
家に先に帰って来たのは夏生で、希星ちゃんは先生の家なのになんでだろう?と思っていたら
希星ちゃんに気づいた夏生が「…うちになんか用か?もしかしてあいつの生徒か?」と希星ちゃんに言います。
その時、チカも帰ってきて希星ちゃんに気づきます。
そして「友達?」と聞かれたチカは「恋人」と答えます。

元々夏生はゲイでチカはノンケだったので
夏生はチカには言ってないけど、俺が無理矢理引きずり込んだと思っているのですが
今回はそう思っている夏生の心にぶっ刺さる言葉を
希星ちゃんが言っちゃうんですよね…。

「男の人と一緒に居たって結婚も子供もできないじゃん」ってかなりズシーンとくる言葉ですよね…。
そうなんだけど、この言葉を見た時にとてつもなく悲しくなってしまいました。
でも、この後の夏生とチカのやり取りが私はすごく好きです。
お互いがほんとにお互いのことを、大事にしているから出てくる言葉だと思うし
チカの言った「お前さえおればあとはもうなにもいらないのに」が全てなんだと思います。
エッチの最中に言った夏生の言葉にも泣きそうになったし
5巻は二人の深い愛をこれでもかと言うぐらい浴びました。



希星ちゃんはちゃんと考えて謝れる素直でいい子だと思うので
チカ以外の人と幸せになって欲しいなぁ。

1

いや〜私はきらら嫌いです笑

今回は、特に男同士であることを考えさせられる巻になりましたね。友人のゲイであるという告白や、チカの生徒であるきららという女の子が沢山絡んで、かなり不穏な空気にしてくれましたね笑

この2人なら絶対大丈夫、そう思ってもやはり男同士であることでノンケだったチカを信じきれてない部分が私にも夏生にもあったんじゃないかな〜と。きららに、男同士なら結婚も子供もできないと言われた時に、なんでそこ言うかな、なんて思っちゃいました。チカがそのことに気づいて2人に溝ができたらどうするのよ〜と。まあその後にすぐ、チカはほんとに夏生がいればよくて、一生ずっと夏生といたいと思っているのがめちゃくちゃ伝わりましたよ。ちょっと怖いくらいに笑 その時のエロもなかなか良かったですね。チカのあの興奮具合は、おそらく夏生に一生一緒にいると言われたからでしょう。チカの夏生に対する執着が目に見える感じがやばい。普段は何も興味なさそうなのに、夏生に何かあるとすぐ感情が出ますね。
和羽さんというキャラにも何か問題ありそうですね。これはしばらく重い展開が続きそう。
何はともあれ、タイトル通り、きらりのことは嫌いですね笑 最終的には良い子みたいに終着したけど、人の話は聞かないわ、しつこいわ、ズバズバものを言うわ。典型的な女子高生という感じがして愛らしいのかもしれませんが、結局気遣いのない子なのは変わりないです。少し成長したものの、あのタイプは嫌いですね、下品で。

こんなふうにめちゃくちゃ感情移入できる素晴らしい巻でした笑 みなさんもブルースカイコンプレックスの世界を楽しんでみてください。

1

巻数が進んでも停滞しない面白さ

4巻は好きなエピソードが沢山あって大好きな巻でしたが、5巻も大好きなエピソードが。
好きなエピソードの数なら4巻だけど、好きなエピソードの深さなら5巻です。

同性愛故に付きまとう結婚、子供問題。
まずこの件に絡む女子高生。なかなかいいキャラしてる。
おそらく見た目にちょっと自信ありで、女子高生っぽい無敵さを振り翳してガンガン攻めてくる。いる、こーいう子。そして無遠慮に放たれる「結婚も子供も出来ないじゃん」
そんな彼女をこれでもかってほど突き放す元親。優先順位の最上位は夏生だってヒシヒシ感じる。
「俺とこうなったからお前にはそういう未来がなくなっただろ」と言う夏生も
「死ぬまでお前が奪い続けるんだな…………いいな、それ」と幸せそうに微笑む元親もたまらん。どれだけ夏生至上主義なんだ。
夏生が元親に愛されてるのがめちゃくちゃ伝わる5巻。受けが幸せなのが大好物なので、5巻も私は幸せです。

1

2人の神対応に萌え〜

4巻で絵がとてもきれいになったと思ったのですが、5巻で少し変わりましたかね。目の描き方とか。

4巻に引き続き、当て馬登場〜。今度は楢崎狙い。でも当て馬にすらなれない…2人の間をちょろちょろするJKですかね。
でも実際彼女の存在に夏生は不安を感じたし、彼女の無神経な発言で夏生は楢崎への負い目を自覚するし、結果、お互いの気持ちがわかってよりらぶらぶになるという。やはり、まさに、ザ・当て馬のお仕事っぷりでしたw

JKがひどいことを言った時の、楢崎の対応がすばらしい!
彼らしく理詰めできっぱりと全くの反論の余地のない言い方…それを言っている時、顔が見えないのが逆に怖い。
と思って顔が描かれた時はいつもの無表情で「二度と顔見せないでね」
が、容赦なくてすばらしい!!ww

それまでのJKの言動にイライラさせられていたので、これ以上ない痛快な神対応でスッキリ(そう思った読者さんは多いだろうし、先生もそれを狙って描かれていますもんね)

その後、へこむ夏生に
「お前さえいればあとはもうなにもいらないのに」
が激萌えだし、言いたいことは言ってほしい、もっと話そう、と言うの、そう!結局そこですよね!となったw

JKが夏生に謝りに来た時の夏生の対応も見事でとてもいい。
いつものストレートな物言いで遠慮なく
「ちゃんと泣かないで謝る事もできるし」
「あと なにより男の趣味合うしな」
がよかった。

萌えポイントは
・おかゆを作ってくれた楢崎に激萌えする夏生
・緊張しておかゆ作って、夏生の反応見て、料理覚えようかなと考える楢崎
・BBQに興味ないのに、楢崎が慣れているかもしれない、BBQする楢崎を見たい、と参加する夏生(スノボに続きw)
・BBQに楢崎が遅れてくると知り、あからさまにへこむ夏生
・夏生の涙に興奮する楢崎(私も萌え萌え)
・酔っ払って楢崎に甘える夏生
・夏生を気遣って声かける楢崎がめちゃくちゃやさしい

1

神作品が次のステージへ

大好きなこの2人の環境が「大学」へ!!!
新キャラも登場で世界観が広がり始めて、ますます目が離せないっ!

1

ばかうけはうまい

家に来るのは何があろうとも駄目なんですけど、元親なー…元親な。元親の危うさを見た気がしたので、この作品が長く続くならどこかで彼がその辺のバランスを習得する回があるといいなと勝手に思う。後悔は別にしなくていいけど。希星さんが決定的に愚かな人でなかったから良かったものの、このやり方だとちょっと…うん。と、自分は元親にやや引いてしまったわけです。
家庭教師をしていることが、何巻かに出て来た友人の発言「元親は教師に向いてる」フラグの延長で、彼が教職につくような流れになるなら、より一層、元親よ…

希星さんもここで価値観アップデートできてよかったわね。そもそも愛し合った男と女が一緒にいたって子供が出来るとは限らないぞ。

萌〜萌2

1

すべてがどこまでも神すぎる

この巻、大好きなんですよ…。
何度読み返したか分からないほど読みました。
でも変わらず好き。毎回変わらず感動を目一杯もらえます。

楢崎の家庭教師先の女子高生にモヤモヤする夏生。
一方の楢崎は、何の心配もないくらいに夏生にめろめろ。
そんな中、共通の友人・春ちゃんに2人がキスしているところを見られていて…。

この巻では「男同士で恋愛関係にあること」がメインテーマとして扱われていました。
同性愛者への偏見や悪意を経験してきた春ちゃんにとって怖くて隠したくて仕方のないことを、あっけらかんと話す楢崎と夏生の存在って本当に大きいと思うし、こうして一歩踏み出せたことがすごく大きかっただろうし、栗栖にしても知羽にしても偏見のない人たちで、春ちゃんはやっと自分らしくいられる場所を見つけたんだなあと、感慨深かったです。
実は一回目に読んだときは春ちゃんの辺りは「この子の話よりも2人の話が読みたいのにー」と思っていたのですが、読み返すたびに感じることが変わっていって、楢崎や夏生のように世間の目を気にしないでいられる方がごく稀なんだよな、と。
そういう意味で、理想論だけに終わらない一面が作品に加わったことで厚みが出た気がします。

夏生も、ずっと心の奥に引っかかっていたことがすっきりします。
そもそも楢崎は最初から「性別に関係なくお前を好きになった」って言っているだけに、男だからとか女だからなんて関係ないんですよね。それこそ「夏生か、夏生以外か」というレベルの話で。
それでも何かある度にちゃんと話をして、相手のために不得意なことも一生懸命頑張って、彼を理想の彼氏と言わずして、何と呼びましょうか。

そして何と言っても5巻のスペシャルゲスト・希星(きらら)ちゃん!
ヤキモキさせられました、あの若さから来る図太さと万能感に。
あのくらいの年頃って、友達に煽られると簡単に気持ちがエスカレートしますね。
そういう部分の見せ方も巧かったし、楢崎の対応も、その後の寺島との会話も全部良かったです。きっとあの子はこれからいい女になるでしょう。

風邪をひいた夏生の看病から、すっかり定着した「夏生」呼びに対して、夏生の方の「あいつ」「お前」呼びにも萌えました。

ここで読み直し終了で、いよいよ未読の6巻です。ドキドキします!

4

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う