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jealousy
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
なんか和風の建物があって、柵で囲まれた樹があって見覚えがあるな、と。
うーん、気になる。摩利支天の近くだろうから......、と探してみたところ、
上野公園の下町風俗資料館の前ですね!
あと「喫茶ロマン」は高架沿いにある?純喫茶のようですが、ベリ子先生お気に入りの喫茶店がモデルなのかな?
わかったからどうというわけではないんですが。
どういう人生を送ってきたら、こんな作品が描けるのか。
本や映画を見るだけで、描けるものなのだろうか。
「ジェラシー」を読むと、ため息しか出てきません。
作品の舞台巡礼とかしたことはありませんが、上野や日暮里を歩いていると、ふと卯一の姿が頭をよぎります。
表紙に浅生田さん…!
そしてページを捲った扉絵には生虎と卯一
表紙裏の浅生田さんの背中に背負っているのは雄々しく咆哮する虎
この彫り物の裏話が明かされるので最後まで楽しんで欲しい
人を読み、人を掌握してしまう「人たらし」な大虎、明虎を巡る愛憎劇「ジェラシー」第三弾
明虎のタラシはカラスまでもタラシ込むw
麻巳の言う「愛の人」が言い得て妙、そのものなんだろうなぁ
3巻はBLでは勿論あるけれど既定のBLの枠に収まるような代物では既になくなっています
騙し騙され、裏切り頼り、そしてただひたすらに信じる…
卯一がただひとつ望むヤクザへの(明虎と歩む)道が巻き起こす行動が人を惑わし狂わせる
そして浅生田さんの胸中が紐解かれる…
なるほど。。。
拗らせているな
浅生田さんは正論を意外にも正義と信じるステレオタイプなんだなぁ…
意外だけれどきっと相手が卯一だからこそ、なんだろうな
本質が例えステレオでも明虎に諭されればきっと冷静になれるハズだから
「ジェラシー」は人を狂おしく狂わしていく
人は弱い
そして麻巳を見て思う
人は強い
狂おしく狂い、苦しんだ後にこそ人は厚みを増していくのだろう…
本当に体力を使うシリーズ
なのに……画や間、セリフの緩急で張り詰めた糸を緩ませてくれる漫画のテクニックがハイレベル過ぎてココロニクイ…!
先生の掌で心地よく踊らされながら、最早この世界の鳴りやまぬ音に身を任せ踊り狂う術しか持ち合わせていない (>ㅅ<)
とんでもないシリーズを読んでいるな…私…
3巻の表紙はカッコイイ浅生田。
でも読者はみんな知ってます。浅生田はちいせえ男…
今回も、卯一への対抗心で株の売買に横槍。
確かに卯一の信頼は堕ちたけど。その後この事が回り回って…となっていく。
男の嫉妬はコワイコワイ。
嫉妬といえば、麻巳姐さん。
本心は千々に乱れつつも、卯一を放っておけないという気分もまた本心で。
卯一を心で罵倒してるシーンは面白かった!そうそう、卯一ってヤな奴キモい奴だよね!と大同感。
さて、もう一人ジェラシーを隠し持っている男が登場します。
後ほどそのジェラシーがどこから来てどこへ向かうのかが明かされるけど、この巻では花村一家会長の第一舎弟である弥生組の松見組長が、会長の実子の明虎をコントロールできないイラ立ち、という描写。
ブッ壊れ卯一の登場を機にグルグル回り始めた運命。ハッピーエンディングはありえないような空気感が怖いね。
さて、3巻!
この巻では、登場人物のそれぞれの、苦痛・苦悩・葛藤が具体的化されてましたね。
まさに、絡み合う嫉妬と愛憎だわ!
ストーリーも色恋とはかけ離れ、明虎を取り巻く〜脇役達が主役と言ってもいいかもしれないくらい、動きがある。
明虎は、父である会長との対立。
浅生田君は、卯一への劣等感&嫉妬。
ただ麻巳姐さんなぁ〜清々しいほど素敵だよ。
明虎が卯一に対して、悪魔と言う表現があり。
明虎が卯一に感じる・・・死。
麻巳に感じる・・・生。
ここは、どんな風に回収するのか。
卯一をはじめ、それぞれの次の一手はどうなるのか?
さて、4巻へ!
既婚者で妻もきっちり愛してるけど平気で愛人作るようなBL作品、大好きです。"妻を愛してるけど平気で愛人を作る"に矛盾を感じる方は苦手なのかもしれない。
好きかなと思った浅生田がなんか小さい男に成り下がってたのでがっかり…と思いきやそうくるか!浅生田と卯一の絡みが見たいと1巻から思っていたので、若い青さのおまけ付きなんて…そんな…期待を超えてきちゃった。
まんま◯ッツ・ミケルセンの弥生組組長、松見さんてオイオイ
1年以上遅れてやっと3巻を購入したので、1巻から読み返してきました。
893の世界を描いたBL作品は星の数ほどあるけれど、「ジェラシー」以上のものにはまだ出会えていません。
そもそもこの作品は893ものなのか?という疑問すら覚えるほど、深くて醜くて愛おしい人間ドラマの世界。
明虎と卯一はエクストリーム人間。
彼ら自身が理解していない自分のことを、他の誰かが理解できるわけがないのです。極限はどこまでも先にある。目の前に見えた「極限のようなもの」に向かってひたすら全力で走り続ける。そこにたどり着いたら、またその先に見える「極限のようなもの」へ…。それを繰り返すことだけが「生きている」証であり、実感のような2人。
ソウルメイトと言ってしまうと陳腐に聞こえるくらい、理屈や常識みたいに言葉で説明できるような絆ではなく、魂の響き合い。
浅生田は賢いです。
だけど賢さのせいでストッパーがかかる。だから明虎にとことん心酔するし、卯一にどうしようもなく嫉妬する。自分が行きたくても行けない場所に軽々と飛び込んでいく2人には絶対に追いつけないと分かっているから、片方に近付くために、片方を排除したがるのです。欲しいものも守るものも1つでいい。自分が求めるものの対になれる存在はいらない。そんなものが出来てしまったら、到底追いつけないほどのスピードでどこかに行ってしまうのが分かっているから。だから必死で卯一を遠ざけようとする。正義はただ一人、明虎にあって、明虎といとも簡単に共鳴する卯一は、明虎至上主義の浅生田にとっては悪でしかないのだな、と。
麻巳は肝っ玉が座った「ザ・母性」のひとだけど、やっぱり女でもあって。
893の嫁になるくらいだから当然と言えば当然だけど、明虎が決めたことを全部受け止める懐の広さがあって、卯一のことも憎み切れない。自分の女としてのプライドや妻の地位を保つために揺るがずにいるけれど、卯一を憎み切れないのは卯一の中にある無邪気な危うさが、明虎の中にもあるからなんじゃないかと思うのです。単純に危なっかしくてほうっておけないという部分もあるとは思うのですが、オメガバースでたとえてしまうと簡単かもしれません。明虎と麻巳はαで、卯一は明虎の運命の番であるΩ。運命的な絆の前で感じるやるせなさと、そこに入っていけない嫉妬と、同時に愛おしいと思う気持ちが入り交じっています。
タイトルの「ジェラシー」がひとりの人間が感じているだけじゃなくて、全員が誰かに感じている状態なのが素晴らしいです。
卯一は明虎の家族である麻巳に嫉妬して、浅生田と麻巳は自分が入り込めないところまで明虎を理解している卯一に嫉妬して。
すごく好きなシーンがあって。
明虎が卯一とのセックスを「死」にたとえるところです。
一緒に射精して、同時に死ぬ。卯一が「今まで誰ともそんなことがなかった」っておうのもいい。2人だけが「死」という極限の果てにあるところまで行ける。何という絆の深さ。
対して女とのセックスは「生」であると。事実、明虎と麻巳の間には辰之という新しい命が生まれていて、それは極限ではなくて、次の世代へと続いていく「永遠」に近いもの。そこで果てるのではなく、続くもの。
この対比の表現にとことん痺れました。
3巻では浅生田が「明虎をコントロール」するためにいろいろ動き始めます。
まだ卯一にちょっとダメージを食らわせただけで、自分は精神的にそれ以上の返り討ちに遭ってますが、どういう結果に流れていくのか、続きが楽しみです。
まだまだ続きそうです。
櫓木の娘の麗華ちゃんの話は一切無くて、シリアス一辺倒だった気がします。
明虎を慕う余りに浅生田が暴走してましたが、それって上手く松見の掌で転がされてるんじゃ無いかと思ってしまいました。
「四代目・大和辰之」での明虎と浅生田にこれから繋がって行くのだと思いますけど、今回の浅生田は印象が一気に悪くなってしまいました。
明虎が潰すまでもなく、実父は先が長く無いように見えました。
それと相変わらず麻巳は素敵な姐さんでした。BL作品に女性が出て来るのは基本嫌なんですが、麻巳が登場する事で物語に深みが出ていると思いました。
でも浅生田が遠ざけた櫓木が四代目で辰之と杯を交わす事になるんですから、浅生田の企みは失敗した事になるのかもしれないと思うと感慨深いです。
ストーリーは相変わらずしっかりしていると思いますが、特段明虎と卯一の関係性に進展はなく。どちらかというと、浅生田と卯一の関係性の方に焦点を当てられていましたね。明虎を敬愛しているのに、軽々と自分を乗り越えて明虎の信頼を得ていく卯一に嫉妬する浅生田。男の嫉妬は怖いといいますが、まさにそれを体現しているようなキャラでした。個人的にはもっと冷静で、何なら卯一をずっと良い気にさせておいて実は高みから見下ろしている、くらいのキャラが欲しかったので、彼がそれほどの器でなかったことは残念でした。私にとって卯一は面白みがあると同時に、やはりまだいけ好かないんですよね。『四代目〜』で登場した時の雰囲気を纏うまでに彼に何があったのか気になるので追っているわけですが、それを知るのはもう少し先になりそうです。
シリーズの初めの頃はエロ重視の漫画なのかなとさくさくっと読んでしまいましたが、読み進めていくうちにどんどんキャラクターの内面や登場人物たちの関係性がわかってきて実はストーリー重視の作家さんなんだなと思えてきました。
麻巳姐さんはこれまで読んだBLコミックの中で一番素敵で格好いい女性でしたし、明虎さんと卯一が二人きりになるとなんだか初々しい感じとか、実は浅生田と卯一は単なる同級生じゃなくて…っていうお話とか、どのキャラも魅力的で誰が主人公と言われても納得しちゃうくらい深く丁寧に描かれています。
最後の最後に卯一がやっていたこと、これを今後どう使うのか気になりますねー。
因みに三巻で一番好きなシーンは卯一が寝転がってるソファの前に明虎さんが座り、前から卯一の首に手を回して愛でるシーンです。好きだぁーーー。
一巻の頃は芸術の域だった作画がどんどん雑に…
作者様はどうされたのでしょうか。
明虎と卯一の緊張感のある関係も美しい作画あってこそだと思います。どうか頑張って欲しいです。