ジェラシー 5

jealousy

ジェラシー 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神71
  • 萌×214
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
19
得点
436
評価数
101
平均
4.4 / 5
神率
70.3%
著者
スカーレット・ベリ子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ジェラシー
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784403667794

あらすじ

松見と明虎、長すぎた兄弟の確執についに終止符が! 一方「家族」になれず、居場所を見失った卯一は、最後の夜を過ごした後姿を消すーー。ヤクザな男たちのどうしようもない恋の歌、ついに完結!!

表題作ジェラシー 5

大和明虎,大和会花村一家組長代行→27年後
櫓木卯一,21歳→48歳

その他の収録作品

  • オールドボーイ
  • あとがき

レビュー投稿数19

最高。それしか言葉が出てこない。

『ジェラシー』の5巻目にして完結編。

そもそも今作品は『四代目・大和辰之』のスピンオフ。『四代目~』の主人公の辰之を凌辱した櫓木さんを描いた作品なので、櫓木さんがあまり好きじゃない、という方もいらっしゃるかな?

快楽に弱く、執着気質で自分が欲しいものはどうしても手に入れたい。自分の安全には無頓着で頭はいいけれど、いやそれゆえにか。ぶっとんだ行動を起こすこともしばしば。

そんな複雑な内面を抱えた「櫓木」という男の人生を描いた作品でした。

前作から引き続いての松見さんとの直接対決ですが、きっちり片が付きます。
二人の男たちの、兄弟たちの決着がムネアツです。明虎さんの男気がカッコよかった。

そして、明虎さん×卯一の2人の行く末は―。

卯一の想いに思わず落涙しました。
彼は全身をかけて明虎さんを愛したんだなあ…。切ないです。
卯一が明虎さんの幸せのためにできる唯一のこと。それを、彼はした。

明虎さんには守るものがたくさんあって、立場が違う二人は自分の想いだけで突っ走ることはできなかった。深い深い愛情に、胸がぎゅーと痛くなりました。

そして時は過ぎ、27年後。
二人は再会して―。

『ジェラシー』の1巻で登場したハチ。
もしかして櫓木さんとハチがくっつくん?とか思いながら読んでいたのですが、ああ、なるほど!という展開でした。

なんていうんですかね。
読み込めば読み込むほど卯一と明虎さんさんの深い愛情が読み取れて、二人の間に育った信頼関係とかも読み取れて、それ故に突っ込みどころもなくはないんですよ。

『四代目~』で櫓木さんが辰之を凌辱したのは何でだったのかな?
卯一にとって、明虎さんは辰之をエサにおびき寄せる存在にはなりえないんじゃないんじゃないのかな、とか。明虎さんの手を離したのは辰之という子の存在も大きかったのだと思うし。

けれど「櫓木卯一」という複雑な男のとる行動は突拍子もない。そして辰之の懐の広さは半端ない。から、それもありか?と彼らに納得させられちゃう凄さが、あります。

卯一が欲しくて仕方なかったもの。
それは、どうしても手に入れることができなかった。
けれど時を経て、彼は彼自身の中に答えを見つけ、そして手に入れた。

ベリ子作品にしては、今作品はエロは控えめ。
が、その控えめさがまた良い。二人の間にあるものは愛だけなのだと。
そういう想いが、愛情が、くっきりと浮かび上がる、そんな濡れ場でした。

今作品は卯一、明虎さんといった二人のカッコよさはいうに及ばず。
明虎さんの妻の麻巳さん、松見さん、浅生田。そして、麗華ちゃん。
みんなみんな、クソがつくほどカッコい。

『四代目~』を読んだとき、まさかこんな結末が卯一に待っているとは思いもしませんでしたが、ここまでストーリーを考えてベリ子先生は『四代目~』を描いていたんでしょうかね?すごいなあ…。

あ、あとは浅生田。
彼も幸せにしてあげて欲しいな。
ベリ子先生、ぜひとも彼メインのスピンオフを…!

今巻の表紙も最高。
ピンク色の背景に、「今」の卯一に、彼を後ろから抱きしめている白髪の男性。

もう何からナニまで素晴らしかった。
文句なしの神作品。これからも、みんなが幸せでいて欲しいと願っています。

22

大満足の最終巻!

ひとつ前の4巻、正にタイトルの通り嫉妬のお話だー!って思った。感情昂って泣いちゃった。
感想書きたかったのに、書きそびれてしまった。
今回こそ、この昂まりを書き残しておこう。

初っ端から絶体絶命!どうすんだ?!ってとこから。
明虎さんは、無茶する人だなー。
で、ここまで続いた松見と明虎の拗れた仲。

戦った後敵が仲間になるJUMPマンガの主役みたいな性格の明虎さんに、呆れながら敵わないと松見が思わされ終結。

あんな事あの場面で言えるなんて、いろんな意味で
凄いオトコだよ。その場に居たみんな驚きの声出してたもんね。

昭和の懐のデカい人物って感じする。
これでこそ大きい組織のトップ!って感じの。

で、一人惨めで悲惨な卯一。
麻巳の立場ならああ言うのは、当然。
今までが聞き分け良すぎる妻なだけ。
今回の事がきっかけで噴出してしまったらもう我慢したく無いよ。
だって卯一は、夫の愛人で夫と2人で危険な道選んでしまいそうな人物だから遠ざけたくなるよ。
麻巳は、賢くて愛ある人だから卯一の事も今まで考えてあげてたりしてほんと出来たオンナなんだよ。
麻巳さん、好きだー!カッコいい。

大和家の親子関係が崩れたきっかけの話、
子どもながらに気を使ってた明虎少年すごない?
こんな話立ち聞きしてしまったらもう、
松見は器の違いを思い知るしか無いよ。

で、麻巳さん卯一の為に動き出すんだよ。明虎、麻生田、松見と話して自分の気持ちも決着つけて。
この作品中1番カッコイイキャラは麻巳さん。

麻巳と松見のお膳立てで再会できた明虎と卯一。
惹かれあってるのに、お別れのSEXが切ない。
濃厚ですごく長い。
ベリ子先生がこの2人のシーンを大切にじっくり描かれただけあって心に響く。

この後、場面が現代に戻る。
麗華ちゃんとの血の繋がりの秘密、ハチが何者なのか、麻巳さんがなんで亡くなったのか、全部回収される。
麗華ちゃんとハチの関係性もとてもいい。
父に言えない悩みもハチになら言える。
ハチから父に伝えられて、麗華ちゃんの問題が解決されて、2人の潤滑として必要な存在になってる。
3人で擬似家族。

明虎と卯一、数十年ぶりの再会。
2人のドキドキが読んだらこっちにも伝わってくる。
はぁー、オヂサン達かわいい。
麗華ちゃんの粋な計らいで、素敵な夜を迎えられた2人。オジサンここでもかわいい。

あー、もうめちゃくちゃよい終わり方でした。
5年間ベリ子先生連載お疲れ様でした。
素敵なお話生み出してくださり、ありがとうございました。
ツイッターで、虎と卯の読み切り、どこかでまた描くと仰ってたので、楽しみに待ちたいです。

ジェラシー、何度も読み返したい作品です。

11

たまらなく好き!

終わってしまい寂しいです。

麻巳さん最後のコマまでかっこよかったな。
彼女がいても同じ結末だったのか、、そこは考えてしまうところです。


一直線に明虎さん!だった卯一が身を引く決心をして。
離れる前の2人。確かめ合うように求める姿が何ページにも渡って描かれていて圧巻。
切羽詰まった様子が伝わってきました。ほんと一緒に死んでしまうんじゃないかと思うくらい。

そして時は流れ…感動の再会!!ではなくあまりにもさらっと。それが2人らしくて思わずふふっと笑ってしまいます。
でもハチの存在理由を知って、明虎さんなりに心配していたんだな~と。
確証が欲しくて探りをいれていたとはなんともかわいい。


卯一が「四代目~」で24歳の辰之に、出会った頃の明虎さんの年齢だ。と言っていたので明虎さん51歳くらいなのか…(卯一と年の差3歳?)
最後ホテルでの触れ合いも全部見たかった。
おじさん同士とか特に惹かれないのにこの2人は見たいよ。
明虎さんサイドの27年間も知りたい。なんで27年も…。


「四代目~」の時は想像も出来なかったんですが、読めば読むほど卯一のこと好きになり自分でも驚きました。
21歳の卯一も現在の卯一も好き。明虎さんの前では一人称が”僕”に戻っていたのがたまらなかったです。

読み終わって5巻と1巻表紙を見比べたり。どっぷりと世界感に浸れる作品でした。

賛否両論ありそうだけど私は大好きだ~!!

いつかまた大和会のお話しを読みたいです!
たつのこ保育園も気になる(笑)

10

裏社会で生きる男たちの愛の賛歌

ジェラシーシリーズついに最終巻。
男と女、時には男同士、血縁同士の間に生まれる己の矜持と意地の張り合いにも決着がつきます。
フィナーレに向かい、疾走感と伏線の回収にはとてもスッキリした気持ちになりました。
先生が告知していた通り、最後は必ずハッピーエンド!と仰っていたのでどのように終わるのかとドキドキしていました。けど本当に感動的な結末です。

ジェラシーが大好きな理由の一つに、サブキャラが本当に素敵な方たちであること。特に麻巳さんが1番男前で本当に魅力的な人。この人のおかけでジェラシーっていう作品に深みを増してるなと思います。

また少し時間を置いて一巻から読み直そうと思います。あー素敵な作品だった!ありがとう!

7

27年に渡るこじらせた恋

完結おめでとうございます。
すごくよかった…

四代目~の当て馬男にこんな過去があったとは…という感じです。
四代目~の最後で辰之と盃をかわして傘下にはいって終わりだったので、報われないのかな、と思ってそれもまたよしだったのですが、まさかまさかのラブ完結。

おじさんたち…27年はこじらせすぎなのでは…ですw
愛し愛され振り振られ、極道ものなので暴力のあれば裏切りや死もある。
再生の物語性ではなく、こういう人生を送ってきた人の物語という感じですごかったです。
いやーほんと、人は老いて守るものがあるとまるくなるんですかね。
根はかわらないけれど。

映画のような作品です。

4

想像の上をいく

3巻から積読状態でしたが、このたび全巻読みました。
超超超良かったです!!

脇キャラが皆個性的だったり、暴力についても容赦ない描写があり、ラブでない部分でも引き込まれます。

「四代目・大和辰之」で卯一があまり好きでなかったのですが、
読み進むうちにだんだん明虎一途なところがかわいく思えてきました。
でも、結局別れるんだよね?と思っていたら、切なくなったり。

別れの絡みのシーンでは、何で好きなのに別れなきゃならないの!?と
不満たらたらになりましたが、その後の27年後の再会って。
嬉しいけど、想定外すぎる大どんでん返しです。
「四代目・大和辰之」のさらに後なんて想像してなかった。
自分の想定の上いかれて快感でした!
2人のキスでグッときてしまって、涙出ました。
そうして見てみたら、表紙の卯一の後ろにいるの、明虎なんですね。
何も考えてなかった・・・気づいてなかったの、私だけですか?(汗)

「みのりの手」からもう一度リピして、世界に浸ってます。
ほんとすごい作品だと思います。
またスピンオフなどでこの世界を描いて欲しいです。
浅生田と、松見がお気に入りです。
明虎サイドの27年間も知りたいし、なにより、再会後の二人の絡みももうちょっと見たかったな~。

3

ハピエンながらも卯一が切ない

自分でも理由が分からないくらい卯一に感情移入ができた。だからとことん幸せになってほしい。あきとらに会えなかった27年の月日を思うと胸が潰れそう。ハピエンだけど27年の2人の空白が痛い。最終的に卯一を幸せにしてくれた先生に感謝。ただそこに至るまでの過程と卯一が過ごした孤独であろう月日を考えると切ない。

辰之の救出後一人で闇に消えた卯一の妄想と現実を織り交ぜた描写に何度も泣かされた。さすがに先生、神がかった表現力。でもそこが一番好きなシーン。

2人が一度別れるのは本当に必然だったのか、と考えるとやるせないものはあるが。卯一は自己破壊衝動からどこかで何かをして自分も愛する人とその周り(この場合は麻巳、辰之、組員とか)をも壊してしまうから、あの時は離れることを卯一が選択して、あきとらが受け入れたということでしょうけど、私はなりふり構わず卯一の全てを包み込んで引き止めてほしかった。

離れたのは卯一だけど、その実選んでもらえなかったのは卯一だった。

奥さんの麻巳に関しては複雑な気持ち。理解できなくもないし嫌いでもない。しかし3人でという選択肢はあるようでない。危うい均衡は遅かれ早かれ崩れる。どっちかがゲームから退場しなければならない。現実それは卯一だった。話のなりゆき上そうならざるを得なかった。私は卯一の気持ちが本当に痛いほど分かるから、そこは読んでいてとてもつらかった。

欲を言えば、麻見と死別した後にあきとらが卯一を探そうとするところが少しモヤモヤする。本人の意思じゃなくて状況がそうさせたというか。麻見が生きてたら2人の再会はなかったのか。あきとらは卯一を探さないで人生を終えるのか。

一巻の2人の出会い方から再会まで、本当に最高にクレージーでふっとんでる。まるで映画を観ているようだ。ドキドキはらはらさせられて非日常に浸れた。


評価は少し辛口かも知れないけど、このシリーズ多分ここ10年くらいで一番好き。何回も何回も読み返してまた新しい見方ができるかもしれない。

3

全巻を読んでの感想

お話がすごく作り込まれていて、意味が解らなかったり納得できないことがまるでなく、何度読んでも面白いのにひたすら感心してしまう
最高に面白い

浅生田が明虎に言われたことでセコい奴だと自らを認めた上で、明虎が望むなら櫓木を受け入れると決めてその後からは本当に味方なのとか良かった
浅生田は明虎に救われてる
ただ憎かっただけなのに明虎が出し抜いて良いって言ったから櫓木を陥れても良いことになって、櫓木を庇ったことに礼を言われて、ホント甘えてる
浅生田が望の父の人生を狂わせたんじゃん
望の父は結局虐待するようなところがあった訳だから巡り合せなんだけどさ、でもきっかけがなければ発動しないクセだったと思うよ
お婆ちゃんのエピソードで浅生田がどうして道を踏み外したのかがなんとなく理解できるところとか、巧みだと思う
お父さんが独りよがりな嫌な奴だったってことくらいで説明として十分、ちょうどいい
浅生田は明虎にも卯一にも認められたいから複雑で苦い思いをたくさんしたけど、まだ21歳だったんだもんね
男娼とか罵って、ソープ嬢なら良いって理由解んないし、自分でもワケ解んなかったんだろうな

麻巳は赤ちゃんがいて、ちょうどお母さんの気持ちが強く出てるとこだったから、卯一の幼稚なところをなんとかしてやれるような気がしちゃったんだろうけれど、そんなの心が濁っていくの当たり前だよね
多分明虎より年上なんだろうけれど、まだ二十代中頃とかだろうしね
あそこで夫を諦めたらあの若さでずっとでしょ?そんなん可哀想過ぎる
いくら惹かれ合っても既婚者の1番になるのはダメだと思う、卯一が引くしかなかった

とはいえあんなに酷い目に合って、それでも辰之を必死で助けて、礼も侘びも言うことができなかった麻巳に頭下げて去るって、辛い〜
卯一が自分のこと生きる価値なしみたいに思っているの辛い〜普通の人らが中2くらいから親に守られながら辿る道を親を焼かれて旧友に死ねばいいと思っていると告げられ、出会った人みんなから何もかもを悪いと擦り付けられる中で一人で行ったの可哀想
そして大人になって明虎と別れた

明虎の浴衣着てるところで拉致されたんだろうに、強がってさ
明虎、俺のものって言いたかったんだね2回も…半田が俺のって言ったとき切れてたもんね

半田は半田で子供の話に卯一が妬いたんだと思ってオジキの時計で気持ちを示そうとしたり、役回りが滑稽で哀しい
松見もなんか酷いし
松見は松見で半田のこと同類だと見抜いていて、それで女好きみたいに振る舞うセコさをずっと嫌悪していたのかも知れないな

現代の卯一は明虎との別れは本当には忘れることできていなかったけれど、その他のことは思い出にできているみたいでやっぱり物凄く強い
傷とか全然残らないみたいだし、生き物としてめちゃくちゃ強いもんね卯一
そういう強いことが普通の人の見る「痛い目」をスルーさせてしまって、あんな酷いことでしか成長できなかったんだろうしね
気の毒に亡くなったご両親も普通にって卯一は言ってるけれど、学校にしょっちゅう呼び出されるのにおやつにケーキ焼いてもらったり優しく育てられているみたいだったし、あんなめちゃくちゃな日々にも帰る家はあるって言ってるくらいだった
卯一みたいなのを育てるには普通ではダメだったのかな、てか遺産相続はしなかったんだろうか
お金の心配要らなそうじゃない?放火の疑いで捜査が終わるまでは手にできなかっただけかな

明虎みたいに親父がめちゃくちゃ怖くて初めから重い物持たされてたら、卯一も強さをいくらでも与えて寂しさや虚しさを耐えるって風に使うようになったんだろうか
麻巳はちょっと死ぬの早すぎたよね
明虎の白髪、本当に理解してくれている人がいないと思う日々によってじゃない?松見は解っているんだけど

すごく時間が開いたけれど辰之が卯一を家族に迎え入れてくれて良かった
赤ちゃんのときも卯一いるとき「う〜」って、卯一を卯一と呼ぼうとしているように見えたもん
伯父に攫われて父母の乗る車に追突されて死ぬとこだったのを助けた卯一のこと、覚えていなくっても迎えてくれてありがとね

辰之が卯一を迎えたことを浅生田が話して、それでハチを偵察にやったってことでしょう
卯一は麻巳が死んだ後もしばらくは東京にいたんだし、浅生田、辰之とは小鹿んちで鉢合わせてるくらいなのに近づかず我慢した
麻巳が死んだことでそれがしんどくなって九州に行ったのかな…明虎も子供時代は九州にいたみたいだから?望とは偶然みたいだけど本当かなぁ
小鹿が虐めてた望が引き取られてったのきっかけに移ったんかな
だって望がいること知っていてそこに通わせる?
偶然だったとして因縁の小鹿って名字忘れる訳ないと思うしな
敢えてでしょ
辰之のことを連れてったことだけが想定外だったのかな
まさか好きだとは知らなかった?

麗華はあんとき卯一が辰之に何したのか理解してるんだろうな
それで、ハチを若いチンピラは父の好みなのではないかと踏んでけしかけてたんだろうと思うと面白い
卯一が風呂入んなきゃ汚いって言う側になって、卯一がハチに誘惑されてるのにサラッと躱して、卯一が明虎に「いつか」なんて言って、本当に立派な大人だ
感動してしまった

ジェラシー、あと何回読むだろうか
とてもとても面白かった
思いが溢れて長く長くとりとめなく書いてしまった

1

jejejet

偶然、麗華を預けたのが望の幼稚園で小鹿って名字見てかさぶたが剥がれて衝動的にお金使って辰之にちょっかい出しちゃったのかなって、思い直した

サイコーでした。

スカーレット・ベリ子先生、素晴らしい作品をありがとう。

最高に面白かったです。
全ての巻が、200ページ越えで内容がしっかりしていて読み応えがありました。

登場人物を含め、脇をしっかり固めていた脇役たちの27年間を見事に描き切ったと思いました。そして、これからの2人の幸せな姿。
若さゆえの、本人達の性質、これまでの激道を〜穏やかな物に変えて行った事と思います。

しかし、麻巳姐さんがとても良い人だっただけに、亡くなっている事には寂しさを感じましたね。彼女の笑顔がもう一度見たかった。

繰り返し読む作品の1つです。

1

神神神神神神…気が狂う位に神、どこ迄も神…【名作です】

もうどの辺から泣き始めていたか分からない
何かもぉずっと涙が止まらなかった

そしてその涙の意味も色々なんだけれど…
とにかく鼻水も涙もすっごい垂れ流れました
止まんなかったし、たまんなかった…

多分コレ、多くを語るようなものじゃない
でも、絶対に読んで欲しい
BLではあるけど男である事が枷になってる訳でもブースターになっている訳でも実はなくって、ただただ壮大なヤクザの世界で生きる人達の愛憎劇
極論どの世界に居たとしても明虎は明虎だったろうし、卯一は卯一でしかなくて、、、そしてこの2人は巡り合っていたはず
そしてその手を手繰り寄せていたんだろうなぁ…

性別とか住む世界とかそういう「型」ではなくってなんのバース世界でもないのに「運命」と言いたくなる位の出会いを果たしてしまった2人のお話し
卯一はずっと明虎と家族になる事を望んでいたけれど恐らく家族以上に自身の分身であり片割れなのでしょうね

人が人に惚れ抜く、惚れ切る…
その甘さも苦さも描き切って魅せてくれたこの作品
好きだし、愛してるし、お慕い申し上げております!ですし、、、どんな言葉を尽くしていいのか語彙力が死亡する位に私にとって運命の出会いでした

すっごくすっごく良かったです!

でも、無粋だけれど…やぱり麻巳と卯一のお互いへの救済が欲しかった。。。
何も無いからこそのリアリティだし、矜持なのだろうという事も理解は出来るけれど…看過出来ない位に麻巳さんにも惚れてしまっていたんだなぁ、私
と、この5巻を読んで実感

このシリーズは麗華もそうだし麻巳も、そして松見さんやハチなど正に老若男女問わず惚れてしまわずにはいられない人間臭いキャラで溢れかえっていました
当然、明虎・卯一、浅生田さんに辰之・望などメインキャラも然り!
ヒューマンドラマでもありながら「愛の物語」でしっかり終わる
だから愛してしまわずにはいられない…

読後の余韻がすごい
レビュー書き始めて多くは語るまいって思ったのに結局語ってしまっている自分が嫌になる…
何ならホントはこんなもんじゃない…
そしてこうしてレビューを書く事でまだこの世界に浸っていたい…
けどここで自制をしようと思います(止まらないので…)
そしてしっかりゆっくり、じっくりと反芻しまくります

これからもし、読む方は絶対に一気読みを推奨します!
是非、この世界の為の時間と空気に浸って下さい

ジェラシー:嫉妬
燃え滾るその感情は結果、人を動かし活かす血潮でもありました
【血が通った温度感の伝わる揺るぎない名作でした】

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