24時間、お世話つきで

24jikan osewatsuki de

24時間、お世話つきで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×225
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
12
得点
205
評価数
59
平均
3.6 / 5
神率
16.9%
著者
千葉リョウコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
宝物見つけました
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784832290990

あらすじ

フリーランスで働く編集者・屋木は、
バーで静かに涙を流す青年・湊人に魅了された。
あの一夜限りの体の関係から半年。
失恋して傷ついている湊人を思い友人を続けてきたが、
彼がストーカー被害に遭っていると知り、
自宅の高級マンションで一時的な同居を提案するが…。
スパダリフリー編集者×失恋美容師──
ままならない片想いの行方は。
「出版社シリーズ」最新刊❤描き下ろし後日談収録

表題作24時間、お世話つきで

屋木博臣,34歳,フリーの編集者
湊人,美容師

同時収録作品ワーカホリックホリデー

仁井名颯,エロ漫画雑誌「スパークス」編集
瀬田功平,デザイナー

その他の収録作品

  • 24時間、いつも一緒で(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数12

スパダリさんがお好きな方に。

作家買い。

千葉さんの「出版社シリーズ」の5作目。順番としては『宝物見つけました』→『編集長を好きになったワケですが。』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア』→『ワーカホリックベイビー』と続きます。

前作『ワーカーホリックベイビー』で、聡のことが好きで、でも聡のことを想い身を引いた当て馬・湊人のお話。『ワーカーホリック~』ですごく気になっていたキャラだったので、湊人のお話だと知って発売を心待ちにしていました。

『ワーカーホリック~』で聡に失恋し涙を流していた湊人と、そんな湊人の姿に恋しちゃった屋木さんの恋のお話です。

屋木さんはフリーの編集者ですが、いま彼が担当しているのが、雑誌「コミックスパークス」を出版している出版社。はい、「出版社シリーズ」の皆さんが勤務されている出版社です。

視点は途中、屋木さんと湊人、入れ替わりますが、基本的には屋木さん視点でストーリーは展開していきます。

1年前、湊人が誰かに失恋し弱っているところに付け込む形で湊人と身体を繋げた。湊人のことを本当に好きだからこそ、その行為を後悔している。湊人に軽口を叩ける間柄ではあるものの、自分の恋心は素直に告げることができずにいる。

そんな中、湊人がストーカーに付きまとわれていることを知った屋木さんは、自分の家に避難してくるよう提案するが―。

というお話。

前作『ワーカーホリック~』ではがっつり攻めオーラを出していた湊人ですが、今作品では受けさんです。攻めさんが受けになる、という展開が苦手な方にはちょっときつい展開かな…?

でも、この湊人という青年が、めっちゃ可愛くて、受けさんでも全く違和感なしでした。湊人が可愛い、ということもあるのですが、もっと言うと、屋木さんのスパダリ感が凄くて湊人は必然的に受けさんですよね、っていう感じもモリモリします。

湊人救済のストーリーですが、でも、この作品は屋木さんという攻めさんの恋の成就のお話なんですね。

湊人が聡くんに振られる前から、屋木さんは湊人を見ていた。
明るく、いつも笑顔で、そこに恋愛感情はなかったにせよ、可愛い子だと思っていた。そこに、湊人失恋事件が降りかかる。

いつもニコニコしていた湊人の、周りをはばかることのない涙。

そこで、屋木さんは自分の恋心を自覚する。
けれど、湊人にとって自分は「いい人」の立ち位置でしかない。湊人にとっての恋愛というベクトルからは完全に外れていることを自覚している。

でも、それでもいい。
湊人に笑顔になってほしい。
少しでも、自分の存在が彼の救いになるのなら―。

そんな屋木さんの純粋な恋心にギュギュっと萌えツボを鷲摑みにされました。

屋木さんという男性は紛うことなきスパダリさんです。

実家はお金持ち。
彼自身イケメンさんで。
そして仕事もできる。

そんな屋木さんが、自分のすべてをかけて湊人を守ろうとする姿も、これまたカッコいい。

個人的に、スパダリさんに愛され幸せになる受けさん、といった設定がツボなこともあって、めっちゃ萌えました。

お互いに勘違いからくるすれ違いがあったりしますが、基本的に終始穏やかに進むストーリーで、序盤に湊人に降りかかるストーカー被害もあっさり解決します。なので、その分物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも。

が、この穏やかで、二人の愛情に満ちたストーリーは、読後優しい気持ちになれました。想いが通じ合った後は、照れつつも(←ここポイント。めっちゃ可愛いのです)言葉を惜しむことなく愛情を伝えあう二人の姿が、可愛らしく、微笑ましいのもよかったです。

で。

濡れ場がめっちゃ綺麗です。
そしてエロい。
エロいのに、優しくって温かいんです。

愛情あふれる二人の想いがにじみ出てくるような、そんな描写でした。

終盤に「スパークス」の編集に関わる皆さんで社員旅行に行くお話が収録されていますが、こちらもほのぼので非常に可愛らしいお話でした。

このお話は「出版社シリーズ」が未読だとちょっと理解できません。

既読の方は「相変わらず仲良しさんたちめ!」とニヨニヨしていただいて、未読の方はこれを機にぜひとも「出版社シリーズ」も読んでいただきたいなと思います。

しかし…、

私もこの出版社に勤務したいな。
女性社員の皆さんの気持ちに激しく同意しつつ。

千葉さんは非常にきれいな絵柄を描かれる作家さまで、その画力でもって描かれる登場人物さんたちは皆さん等しくイケメンぞろい。今作品もたくさんのイケメンさんたちが拝めて非常に眼福でした。

が、しいて言うと、キャラの描き分けが若干甘い気も。
お顔が似ているキャラもいるので見分けがつきにくく、その点が残念といえば残念でした。

けれど、終始、相手を想う愛情に満ち溢れ、優しい空気感が漂う一冊で、すごく萌えました。

スパダリ。
スパダリさんに愛され幸せを手に入れる受けさん。
すれ違いもありつつ、でもシリアスな空気感はちょい苦手。

そんなキーワードにビビっとくる腐姐さまに全力でお勧めしたい、温かい読後感に包まれる優しいストーリーでした。

評価で若干悩みましたが、「絵柄が好き」という点でおまけして☆5つで。

「出版社シリーズ」はまだまだ続くようでうれしい限り。
次はだれのお話になるのか、楽しみに待っていようと思います。

13

ここで働きたいです

出版社シリーズ大好きです

湊人は気になってたキャラだったので楽しみにしてました
幸せになってくれて良かった〜
今回も出版社シリーズのキャラがちょこちょこ出てきますが、これまでの作品程の絡みは少ないかな

今作の攻めがスパダリでホントに素敵
こんな人実在するのかしらってくらい完璧
まさにBLファンタジー‼︎
訳あって二人が一緒に生活するようになるのですが、途中攻めが「幸せな時間は長く続かない、結局自分は選ばれない」みたいなセリフがあって、こんな完璧な人でもそんな風に思うのかしらと、とても引っかかりました

最後はハッピーなので、余計に幸福感が強く印象付けられました

攻めが受けに変更するのって、他の作品でも読んだことあるけど、今作は自分を打破する為なので、女々しいのか男らしいのか、なんとも複雑な心境でした

何はともあれ、やっぱりこのシリーズ大好きです

同時収録に社員旅行がありました
こんな旅行行けるなんて羨ましい‼︎
ほんとに、素敵なお話でした

4

シリーズ買い



千葉リョウコ先生の出版社シリーズが大好きで、今作もしっかり購入。


今回は、前作『ワーカホリックベイビー』の当て馬役だった湊人くんのお話。


前作では恋のキューピッドをしてくれた、とても良い子な湊人くん。
湊人くんにも良い人を!!と、思っていたら、なにやら前作のあとがきマンガ?で、素敵な男性が湊人くんを慰めてる!
もしや!これは!湊人くーーん!って、感じで前作を読了。


そうしたら、本当にあの素敵な男性が今回の攻さんでした。
あの素敵な男性は、屋木さん。
そういえば、出版社シリーズなのに、湊人くんは美容師。あれれ?と、思っていたら屋木さんがフリーの編集者ということで、あの腐の巣窟?(笑)の出版社と繋がりがあるんですね(笑)


まだ、前の恋を引きずっていそうな湊人くんでしたが、それを優しく包み込んでくれるスパダリ屋木さん。
早くくっついて~、とモダモダしたけど最終的にとても幸せそうな湊人くんと屋木さんが見れてとても満足(^^)


「ワーカホリックデー」では、なんと今までの出版社シリーズの主役たちも出て来て、テンション上がりました!!
これぞ、シリーズものの楽しみ(笑)


あとがきで、まだ出版社シリーズを描きたいとおっしゃっていたので、次はどんな子達が出てくるのかとても楽しみです。

8

理想的スパダリ攻め

いまだかつてこれほどのスパダリ攻めは居ただろうか…BL界には多分いっぱいいるけど、こちらの攻め屋木さん、素晴らしくスパダリでしたよ。
見事にのっけからラストまで。
受けが辛い時に身体の関係になってしまった事を悔いている攻め。
だからもうそんなことはしたくない、と自制はするけど、受けの事はしっかりと守る。
は〜、まさに理想的じゃないですか?

この作品ですが、シリーズものでした。
知らずに最新作から読んでしまいましたね。よくやります、こういうの。
前作の「ワーカホリックベイビー」に出てきた湊人くんのお話なんですね。
表題作は問題なく読めます。
同録の短編がちょっと分かりづらかったので、やはり他の作品も読んだ方が楽しかったかなとは思います。

千葉リョウコさんの作品は初読みでしたが、作画めちゃ綺麗!スッキリ見やすいコマ割り。エロまで綺麗。
推せますね〜。
出版社シリーズとしてまだ続くそうなので、楽しみにしています!

3

出版社シリーズ第5弾-編集者×美容アシ

この出版社シリーズは、『宝物見つけました』→『編集長を好きになったワケですが。』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア』→『ワーカホリックベイビー』→『24時間、お世話つきで』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア2』の順に読むのがおすすめです!

薄茶髪の屋木×茶髪の湊人

前作『ワーカホリックベイビー』で年下なのに終始優しく聡のことが大好きだったのに、相手のことだけを考えて、スマートに身を引いた湊人くん。
もう、本当に絶対に幸せになって欲しかった!

フリーランスの編集でゲイの屋木は、いつも見かけるとニコニコ笑っている湊人がある日バーでひとり静かに涙を流し続けているのを見てその美しさに声をかけずにおれず、一夜を共にしてしまう。

ある日湊人がストーカー被害にあっている事を知り、自分の住むタワマン(親が金持ちなんだよ!)に連れて行く。

まあ2人がくっつくのはネタバレでもないので、ぶっちゃけちゃうと前回攻めだった湊人くん、傷心のあまり?受けになっちゃった。というか、本当に優しい性格だからさあ、どっちでも良いよってスタンスみたいなんだけどね。

それに負けじと一回り年上の屋木さんもめちゃくちゃ甲斐甲斐しいんだよ!漫画の編集者と思えないほどダンディだし←失礼!だってスリーピーススーツ着てるんだよ〜。お弁当は持たせてくれるし、どんな時間でもお迎え来てくれるし。普段周りの人にも穏やかなのに、湊人の寝言(昔好きだった人の名前)「さといくん…」を聞いちゃったり、その人が今行ってる出版社の勤めているので見たら全然自分と違うタイプでショック受けたり、湊人のこととなると心乱されちゃってるのがまたくぅ〜ってなります。

優しい2人がますますラブラブで甘々で、仲良く幸せになりますように♫

『トキメキ、タメイキ、ルームシェア2』で続編の『24時間、お世話つきで 故郷編』が読めます。

1

受けも攻めもかわいい

出版社シリーズ5冊目。

もぉぉぉ今回はとにかく屋木が可愛かった!!!
年上なんですけどね!?
攻めなんですけどね!?
紳士なんですけどね!?
可愛かったんです♡♡♡
仕事ができて、かっこよくて、優しくて、
湊の事が大好きで、そんな湊をすごく大切にしていて
屋木さんのスパダリっぷりは最高でした。
なのにそのスパダリがなんでかもぉ可愛いのなんのって♡

そんな屋木さんが、
湊が寝言で国中の名前を呼んだ時の顔。。。。
たまらなかった(涙)


表題作は単発で一応堪能できますが
同時収録は出版社シリーズ総出の社員旅行なので
過去作読んでから読むことをお勧めします♪

0

この1冊だけでも楽しめる

シリーズものですが、この1冊だけ読みました。受けがシリーズの他作品に出ているキャラクターのようですが、その前提情報がなくても十分面白い作品でした。タチ同士の恋愛というのもおいしい設定で、スパダリの攻めの受けへの愛情深さが読んでいてときめきます。受けの不器用さにじれったくなる瞬間もあるかもしれませんが、そこもストーリー性があってよかったです。巻末に、シリーズの登場人物が勢揃いするおまけ漫画がありましたが、ここはシリーズを全部読んでる読者さんへのサービス感があり、シリーズ全編を読みたくなりました。

0

同時収録はシリーズならではの醍醐味。

出版社シリーズの5作品目です。
タイトルだけでは順番が分からず、しかも前作はシリーズものと気付かす、
複数電子サイトでバラバラに購入しているので、読み返すのが一手間…自分にイラっとしてしまう。

1巻から読み返して5巻に挑んだのですが、
途中まで湊人が4巻で聡のセフレ攻めだったことに気付かず、
自分の認識不足?読解力のなさにガックリしつつ、また1ページに戻って読み直しでした。

初めから解っていれば、全然内容が変わってくる…元攻めになった湊人の救済物語でした。
湊人が受けになった理由がハッキリしているので、個人的にはリバのモヤモヤもなく、
大人なスパダリ攻めが、とてもしっくりくるカップリングでした。

ワーカホリックベイベーでは、本当に聡を大事にしていたことが解る描写だったので、
聡が樋口と寄りを戻した陰で、こんなに傷付いていたのかと…。
今の自分がイヤ、新しい自分になるために壊して欲しいと、バーで出会った屋木に抱いて貰う湊人。

屋木は仕事のできるフリーの編集者で、今は聡の出版社で働いており、
実家が金持ちのスパダリでした。
湊人のストーカー騒ぎで屋木の世話になり、二人が近づく感じですが、
屋木は初めて抱いた夜から湊人を大事にしたいと思っている…
聡への想いが残るなか、屋木に大事にされ人となりに惹かれていく湊人が、
少しづつ癒されてみせる笑顔に、見ているこちらもホッとさせられる内容でした。

もちろんお仕事のお話も、しっかり描写されていて、
お仕事BLとしてのバランスの良さが、このシリーズのいい所ですね。

スパダリ屋木の甘やかしと健気な想いにキュンっとさせられる。
イイ人で終わると思いながらも、大事にしたいと変わらず溺愛する屋木がせつない…スパダリなのに。

好きな人に好きって言って貰えるしあわせ…湊人が言うと説得力が違う!
毎日屋木に何度もスキスキ言われ、褒められる湊人は、自分のことが好きになれたようです。
湊人の救済ではありましたが、湊人に好きになって貰えた屋木が救われたように感じました。

★ワーカホリックデー★
シリーズメンバー全員集合で温泉社員旅行。
月音編集部のお姉さま方、変わらない腐腐腐…部屋割りで楽しむ腐的目線が楽しいです。
部屋交換交渉がよかったなぁ…ずっとニマニマしました。
星と涌井のやりとりがやっぱり可愛くて、涌井のツンもいいんですが、星の執着にやられるっ。

大好きなCP達が大集合で、温泉に浸かっている眼福ですが…腰にタオルの村上編集長登場。
あんなに太ってましたか?時間経過と共に中年太りが加速したのかな。
腐姉さま方のビバ社員旅行の収穫話は夜通し続きますよね…入りたい。

シリーズものは愛着が湧きます…次も新キャラかな?どう攻めてくるのか楽しみにしてます。

※シーモア:修正はトーンですが、ほぼ見えない描写です。

3

前作で健気な当て馬だった湊人の救済物語

出版社シリーズ第5弾。
単体読みOKだと思いますが、より物語を楽しむならば第4弾「ワーカーホリックベイビー」で予習してからが断然オススメです。

今作は「ワーカー~」で健気な当て馬で損な役回りになってしまった湊人の救済物語です。
それはそれはとても優しい年上男性にめちゃくちゃ愛されて愛されて…という、
【湊人を救済】の意味合いでは良かったと思います。

ただ我が儘な読者の一意見として
湊人を救済するためだけの内容に感じて正直物足りなさもありました。

湊人の為の続編なら正解といえば正解なんですけど、なんていうのかな…。
サラッとしすぎてて「湊人良かったね。お幸せに」という感想しか出ない。
辛口になりますがあまり深みは感じられませんでした。
シリーズ読者の「湊人が幸せになった姿を見たい!」人向けな気がします。

ちなみに湊人はカテゴリとしては元攻めだけど、ソレを求めると少々肩透かし食らうので注意。

同時収録はシリーズCP総出演のごった煮感が面白かったですヾ(*´∀`*)ノ
エッチな絡みありでメインになってたのは第1弾CP(ニーナ×瀬田)でしたが、
他CPもどこそこでイチャついてたり、別CPと会話してたり、めっちゃニヨニヨしました♪


さてさて。

湊人(受け):前作では相手の幸せを願い身を引いた健気な当て馬役でした。
屋木(攻め):湊人が訪れるバーの常連客かな?湊人に片思いしているフリーの編集者です。
(「ワーカー~」カバー下漫画のあの人です♪)

湊人と屋木は1度だけ、湊人が失恋で自棄になった状態の時に関係を持ちました。
1回限りの夜だったはずが、湊人の弱い部分に触れた屋木は本気になってしまい…。
そんな中湊人がストーカー被害にあっていることを知り、
身の安全のため屋木は自宅へと避難させます。

屋木宅での生活は完全に『湊人ファースト』!!
職場への送り迎えはもちろん、食事の用意なども全て屋木。
屋木は湊人の世話をしてずっと一緒にいられるのがうれしくてたまりません。
その反面、"イイヒト"以上にはなれないだろうな…と諦めてる節があります。

一方の湊人は屋木に負担かけてばかりの状態を申し訳なくおもっていて…。
ストーカーの件を自分でなんとかしようとするけれど、結局それも屋木に助けられました。

屋木の好意と、湊人の申し訳なさと。
次第にすれ違いが生じ始めてーーーと展開します。

屋木はフリーでやっていけるほど優秀なんでしょうけど、
湊人の前だと時々ちょっとアホになるというか語彙力が低下しますw

湊人のやることなすとこすべてにかわいいとしか言いませんw
しいたけが嫌いなとこすら「かわいい!」
太ったのを気にしてるとこも「かわいい!」
屋木の「かわいい!」のセリフは何度出てきたことかヾ(*´∀`*)ノケラケラ

失恋で完全に自信を失い自分を嫌いになっていた湊人が
屋木の「かわいい!」に救われていくのが良きでした。

湊人はですね~~(;ω;)
前作で聡には「幸せにならなきゃダメだ」って背中押したのに、
その裏で湊人は自分を嫌いになっちゃってるのが切ない…。
屋木さんに出会えて良かったなとつくづく思いました。
辛口なことも書きましたが湊人の幸せを見届けられたのは満足です。

◆ワーカーホリックデー

社員旅行のお話です。
市ノ瀬が部屋割り作りに絡んでCPで同室なところもあれば、別室になっているCPもあり。
けれど個人間での部屋替え交渉などもあったりで平和に全CP同室に…♡

瀬田は仕事が忙しく、夕食後にようやく旅館到着。
到着して早々ニーナの上に乗っかってーーーと展開します。

個人的には部屋交換の交渉をしてるシーンが一番好きです!
交渉の言い出しっぺが星だったのも笑いましたw
CP同士のワチャワチャ大好きだから萌えるー!(∩´///`∩)
(影でキャーキャー見守る月音編集部のお姉様方に紛れたい)

でもさすがに5CP10人も揃うと…うん…。
少しだけど花丘×瑛二も登場して最終的に12人…。
所々描き分けが微妙で混乱する部分は少々ありました;
(私の認識能力が低くてすみません;)

3

好きな人がオレのこと好きって…すっごいね…、こんなにも幸せな事。

いや〜、編集部シリーズまだ続いてたんだぁ、と驚き。
けれどこの執事っぽい表紙とタイトルに釣られて、まんまと買ってしまいました。
スーツをビシッと決めた男前は残念ながら執事では無いけども、傷付いて心が疲れた湊人くんを24時間ガードし、お世話する。そして手は出さない。我慢する。そう、執事も真っ青な献身ぶりなのだ。
ヘタレとも言う。博臣さんはどこまでも紳士。きっと彼もスパダリなのだ。

フリーの編集者だという屋木さんは、雑誌「スパークス」やアニメ化がヒットした「占い探偵あたる」の編集に携わっているので、既刊の作品のキャラクターもチラホラと賑やかに顔を出す。これって…アレだよね。と、ついつい既刊を引っ張り出しては 読み返す羽目になる。編集さんの思うツボである。けれど、既刊を忘れてしまっても、本作が初読みだったとしても。成立したストーリーになっている。(そういうつもりで描いたと千葉先生も仰ってますね。)
編集部内での恋愛模様が激しいのがここのお約束なんだけど、スピンオフ的な役割の外部編集の屋木さんはバーで出逢った、失恋直後の美容師 湊人に恋をする。
ストーカーに付け狙われている湊人を家に泊めて匿う事になるのだが。屋木さんは「湊人が可愛い。好き。」と口に散々出しておきながら、大切だからと中々手を出しては来ない。
屋木さんの「好き」という言葉が本心からのものだと分かっていながら、こんなに甘えてしまってはいけないと、募っていく気持ちを言い出せないでいる湊人。
失恋の辛さからも、ストーカーの恐怖からも、いつしか癒されて、湊人はようやく気持ちを素直に出せる様になる。うぅ。良かったー‼︎ 屋木さん、よく頑張った‼︎ と慰労したい。
一度湊人は失恋の痛手を紛らわせようと、一晩だけ屋木さんに抱かれた事があるけれど、
「…好きな人が、オレのこと好きって…すっごいね…。」
知った身体ではあったけれど、想いが繋がってから身体を繋げる事が幸せな事だと初めて知る事になる。
ここちょっとジワリと来ます。
乱れる湊人の可愛さに煽られて必死感丸出しの屋木さんもいい! 勢いでプロポーズしちゃうところはお約束ですね。

同時収録は、なんと言ってもファンには嬉しい「ワーカホリックホリデー」
オールスター揃い踏み‼︎ えーっと、懐かしの面々が混浴‼︎ いや、全員男だから混浴じゃ無いし‼︎
と、思わず興奮しちゃいます。嬉し恥ずかしの編集部の社員旅行。BL雑誌「月音」編集部の腐女子の編集さん方が自分達の腐妄想の為に実に良い仕事をします。
けれど腐姐様方は若干事実を知らないので、間違った部屋割りをしたりしていて。その為に小競り合いがあったり。編集部のメンツは我知らず腐妄想を喜ばせるネタを提供したり。
隣の部屋に別カプがいるのにまんまと激しいエチを繰り広げたり。ヤリ放題です。ご馳走さまです!
忘れてはならない キューピッド、村上編集長や 「月音」に連載をしている作家、花丘先生やその彼氏まで参戦して、露天風呂はギッチギチ。
私たち読者が「編集部ホリック」になっちゃうのも致し方無い楽しさです!

このシリーズはまだまだ続くそうで、目が離せません! 新キャラ登場なるか⁈
そろそろ村上編集長に⁈って、それは無いかー。ふふっ。ふふふの腐。

0

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