催眠術なんて信じない!!

saiminjutsu nante shinjinai

催眠術なんて信じない!!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×232
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
20
得点
298
評価数
79
平均
3.9 / 5
神率
29.1%
著者
イイモ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801966567

あらすじ

社内の忘年会の後、気がついたら知らない部屋で部下の杉本に挿入されていた早乙女。
酒のせいか前後の記憶がまったくなく、このことはお互い水に流そうと提案するが、
杉本から思わぬ愛の告白を受け、更には叶わぬ恋と諦めていたのに早乙女から迫られ体の関係を持ったと告げられた!
このかみ合わない原因は前日の余興でかけられた催眠術のせいらしく!?

あいつのことばかり考えてしまうのも
触れただけで赤くなるのも
全部、催眠術のせいなんだ!!

【収録作品】
催眠術なんて信じない!!
催眠術なんて信じない!!2
土中の繭(前編)
土中の繭(後編)
顔(描き下ろし)

表題作催眠術なんて信じない!!

杉本タダシ,会社員,有能な部下
早乙女課長,会社員上司

同時収録作品土中の繭

沢直之,教師
葛西,クラスメイト宇津井と犬猿の仲

同時収録作品土中の繭

沢直之,教師
宇津井,生徒

その他の収録作品

  • 顔(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下・イラスト

レビュー投稿数20

イイモ先生、大好き!

新刊が出る度「こうきたか〜!」を更新するイイモ先生、今作も最高です。

表題作の『催眠術なんて信じない!』1・2と『土中の繭』前後編、そして土中の繭の番外編『顔』の書き下ろしが収録されています。

予約が開始した段階では土中の繭が表題作になるというお話でしたが、実際読んでみると、この順番で正解かも...と感じました(読後感的に)。今作では特に『顔』が刺さりました。

『催眠術なんて信じない!』はドタバタなラブコメディかつ、ラストはじんわり暖かくなるお話ですが、反して『土中の繭』はダークなお話です。ひたすら闇、闇、闇...私は大好きですが、救いがないと感じる方もいるかもしません。
エロが大丈夫で、割と雑食な方に読んで頂きたいです。

イイモ先生、なんでこんな振れ幅ある作品が描けるんでしょうか...きっと天才なんですね 一生好きです 
この作品、好きな人は絶対好きです 刺さります 同じ性癖の人、イイモ先生の作品に出会えますように...

8

主に「土中の繭」についてレビューするよ

表題は素直に楽しい。万人受けしそう。
一番好きなところは杉本が雪に突っ伏すダイナミックな照れ隠し!
イイモ先生は照れ隠しの表現が上手いんです。

で、問題の「土中の繭」
口絵はこちらで、レビューのため何度か読み返したけど、毎回しばらく眺めてしまう素敵な絵です。
ちなみに私自身にショタ属性はありません。でも良い絵です。

内容はほの暗いサイコサスペンス。

以下軽く内容に触れるので今後読む予定のある人は予備知識なしの方が絶対面白いので少し下げます






ある登場人物がヤベェ…以下省略。
これだけでも判る人にはバレちゃいそう。

BL抜きにしてサスペンスとして楽しめました。

ラストシーンで繭は蚕と判明。ここまでは繭系モスラも候補にいたんだよね。
わりと苦手な展開だけどイイモさんのは何故かスラスラ読めちゃう不思議!
モノローグと2人が不穏なんですよね。
はたして蚕は1頭なのか2頭なのか、それとも…。
ここは考えると鬱になるのでもうやめます。

しっかし レビューのため読み返すとロクな大人が一人もいない、徹底してる。
南部の台詞が意味深。漫画的演出かしら?

あとイイモ先生の趣味でショタなのではなく、まだまだ経験値の低い彼らと、周囲がまだ(身体的にも)子供と思っている年齢だからこそ成立するお話だったのかな。

書き下ろしの「顔」
絵とセリフが微妙に噛み合っていない。それだけなのにすごい怖い。
あのラストから間髪いれずに読むことになるから余計に混乱する。

お口直しのあとがき
イイモさんの文章好きなんですよね。殺伐後のゆるふわ文に頬が緩みます。

総評は読んで後悔なし。
次作の悪癖を読むとこの1冊はマイルストーンなのかもしれない。
ただし地雷がそれなりにあるので自信がない方は装甲車必須。

4

同時収録がヤバい♡

発売前にちるちるでチェックした時は同時収録の「土中の繭」が単行本タイトルでしたが・・・
諸事情で表題作が入れ替わったようですね♪

これは好みがバッサリ別れる1冊ですね。
表題作「催眠術なんて信じない!!」のコミカルと
同時収録「土中の繭」のシリアスっぷりが
まさに天と地!
個人的にはどちらも最高に好きだったので大満足な一冊でしたが
表題作のあらすじを読んで購入した場合、ビックリしますよね(笑)

※ページ数的には同時収録の方が多いです。

3

表の顔と裏の顔

表題作のサンプルを読んでワチャワチャラブコメだと思ってフワフワ~っと購入したら同時収録作から予期せぬボディーブローを喰らってしまった衝撃の一冊でした。
えー…未読の光の腐女子さんは十分お気を付けください。逆に未読の闇の腐女子さんは思わぬ作品発見になるかもしれません…
では、それぞれの感想を書いていきますね。

◎催眠術なんて信じない!!

恋愛に億劫気味の早乙女課長(受)とゲイでワンコ系部下杉本(攻)が経理の志摩さんの催眠術に翻弄されつつナンダカンダで思いを確かめ合ってくっついちゃう、ハッピーラブコメです。この好きだという気持ちは果たして本物なのかどうなのか…!とグルグルしちゃう早乙女課長がとてもいいです。
あと、志摩さんがイイおじさんでした。

◎土中の繭/顔

攻受を書いてしまうとネタバレになってしまうので具体的には書きませんが、教師攻めで生徒受けです。参考までに書くと殺人描写があります。私的にはほぼバッドエンド寄りのメリバです。

登場人物は、絵が上手なゲイの生徒の宇津井、宇津井を目の敵にしている生徒の葛西、二人の担任の教師の沢、美術顧問教師の南部、沢の同僚教師の富士屋。大人はみんなどこか胡散臭いです。
主に担任の沢を追いかける視点で進んでいきます。学校敷地内に現れる不審者、葛西を煽る宇津井と煽られる葛西、何者かに犯されている宇津井、飼育小屋の動物が惨殺されるなど衝撃的なシーンと、沢を誘惑して自分を受け入れてもらいたい宇津井、家に居場所がなく沢に自分を見て欲しい葛西、生徒達にしっかり誠実に寄り添おうとする沢のシーンが織り交ぜられて進んでいきます。
そして終盤、夜の学校。
手首を縛られた沢、のしかかりセックスしようとする宇津井、そこに何故か現れた葛西。

走る衝撃。
駆け出す葛西と残された二人。

そして、全ての真実が、種明かしされていきます………

…いやー、生徒たちのことを考えると、正直、初回の読後はかなりの胸糞感とやりきれなさに襲われました。でも、冷静になって改めて読み直すと、漫画としてはすごい面白かったんですよね…完全にすっかり騙されました。とにかく本当に攻めがサイコパスすぎる。

イイモ様の作品は今作が初めてでしたので、また他の作品も読んでみようと思います。

3

光と闇

表題作の「催眠術なんて信じない!!」は、リーマン×リーマンのテンポ良くハッピハッピハッピーな光BL。ちょっとくたびれてるおじさん受けであたふたしているところが可愛らしいです。同時収録の「土の中の繭」は仄暗い人間のじめっとしたところを存分に書いてくださっている作品です。個人的には、私はこちらの作品の方が好きです。メリバな感じでゾクゾクしました。表題作とは真逆の年若い受けなところも魅力的です。イイモ先生のいいところがガツンと発揮されています。意見のわかれる作品ではあると思いますが、光と闇のBLを両方読めるなんてお得ですね!!おまけまんがの控室の話が正直めちゃくちゃツボで大好きなのでした。あのノリ超好き。

2

萌える表題作+深い闇を描いた同時収録作

最近積読本が増えすぎて「早く私を読んで〜」という声が聞こえてきそうなので、新刊はあまり買わないようにしていたんです。正直チェックも怠っていました。
でも、気になるレビューが上がってくると好奇心に負けてしまう。
「恐ろし過ぎて」…なんて文句を見ると、ヤバイもん好きとしては、怖いもの見たさでつい買ってしまうんだな、これが。
作者様の名前を見て納得です。
イイモ先生ならばきっと、恐ろしいものを恐ろしいまま描き切ってくださっていることでしょう。

まず表題作。
◆催眠術なんて信じない‼︎

イケメンで仕事の出来るイケてる部下×人間関係にちょっぴり不器用な上司。
これは好きなカップリング!!!
部下から上司への強いプッシュと執着がある、というのも大変な高ポイントです♡
同僚に催眠術をかけられて?気付けばホテルで部下の杉本に抱かれていた早乙女。
イケてる杉本に懐かれ、求愛され、すっかり絆されてしまうも、これは催眠術のせいなのか!?と悩む早乙女課長。もう、可愛すぎます!
出来る年下攻めに迫られて、嬉しいけど戸惑ったり、自信がなくて悩んだりする年上受けってだーい好き!
萌えます。とても萌えました!
表紙のキーッと怖い顔をしている人物が早乙女課長なんですが、実際はとても可愛い人なんですよ♡


◆土中の繭・顔(描き下ろし)

田舎の学校を舞台にした物語。
家庭環境に問題がある生徒の葛西と、男が好きだという噂の美術部員・宇津井。
何かとぶつかり合っては揉め事を起こす葛西と宇津井の2人を仲裁する、優しく穏やかな教師の沢。
その3人を中心に展開する、サイコホラーのような、陰鬱としたおどろおどろしい作品です。
本物の病み。心理描写が巧みで恐ろしい。
ストーリー上詳しいネタバレは避けます。
真相は予想したものに近かったのですが、そこに至るまでの展開はかなり想定外で、ショッキングでした。

虐待が生み出した心の闇。
普段病み系はフィクションとして現実とはあまりリンクさせずに読むのですが、これはどこか現実にありそうだ…という思いが否定出来ない怖さがあって。
最近の社会問題なども脳裏に浮かび、親や教師、身近な大人たちが子供に対して果たさねばならない責任というものを、改めて強く感じた作品でした。

私は萌えも怖さも両方楽しめましたが(楽しむと言ったら語弊があるんですが)、たしかにこれは一冊にまとめるには、テイストが違いすぎますね。

高評価も低評価も紙一重、そんな作品だと思います。

10

chikakumaco

こんにちは☆
コメントありがとうございます。
私も先程、ゆーちん24さまのレビューが挙がっているな、と思ってて。その評価の高さに「え⁈ マジで⁈∑(゚Д゚)」と、驚いていたところなんです。レビュー読ませて頂き、納得です。そうなんです、リアルな怖さ、が迫ってくるんですよね。そして作者の「サイコパスの気持ちなんてわからない」という…。そこは何らかの想定を結論付けて欲しかった。だって怖すぎる‼︎ (T ^ T)
ええ、私がビビリー過ぎるとは思うんですけど。(>人<;)
ゆーちん24さまはヤバいもの大丈夫なのですね。
だって、だって、あの宇津井を犯していた不審者とか想定出来てましたか? 私は衝撃過ぎてビビリましたよー。描き下ろしの「顔」とか、怖過ぎる‼︎ 怖過ぎるよ‼︎ なーんて、確かにいっぱい話したくなる作品ではありますね。
レビューも読んで頂きありがとうございました。
私も表題作は可愛いくって好きです♡

2作あるが落差がヤバい

ふと気が付くとイケメンで優秀な部下に抱かれていた!から始まる。タイトルを見て酷い奴だと思ったけど、部下の杉本君メッチャいい子だった。
主人公の早乙女課長が大変可愛いかった。仕事ができて身体つきもガッシリしてて、しかも優しい。他人を好きになる自分に驚いく課長と自覚してからの課長が可愛かった。
二人で末永く幸せになって欲しい。
経理の志摩さんが、とてもいい仕事をしてくれるし優しいのでサブキャラだけど好きになった。

もう一つの話『土中の繭』は、やたら熱量を感じる作品で、よく見たら表題作よりページ数多い!イイモさん・・・またこんな業の深い作品を生み出して・・・。
表題作でホッコリした気持ちを叩き落としにかかるイイモさん素敵です。後書きを読んだら、こちらが表題作になる予定だったらしい。
学生と教師のお話。共依存が好きな人にオススメ。私は好きだ!
読み進めるほと闇が深くなっていきドキドキした。書下ろし『顔』まで読むとしっかりヤバさが伝わってくる。

3

表題作が最高に好き!

表題作がとっても好きでした^^
かわいいなぁー
もっと見ていたい!

催眠術にかかっているから部下・杉本が気になるだけだと思っている課長。
だけど、人を好きになるような術にはかかっていなくてーーというお話(笑)
杉本の笑顔が素敵で癒されました♡
そして、課長可愛すぎました。
杉本が催眠術を利用して、課長への気持ちを伝える場面もいいですね(´∀`)
優しいよ杉本。
とても素敵なお話で、大好きでした!

同時収録作は闇が深い……
作者のイイモ先生が理解できないような主人公の気持ちを、
私たち読者に丸投げしないで欲しかった(つД`)ノ
共感できないよーー
誰かを犠牲にしても貫きたい気持ちもあると思うのですが、
この作品は主人公の自分勝手な気持ちが子どもの命を奪っており、共感も許すこともできませんでした。


そんなわけで、評価は表題作に対するものであって、
同時収録作は趣味じゃないです。

2

二つの話の温度差で死ぬ(笑)

二つの話が収録されてます。
話は、明と暗がガッツリ分けられており、
表紙のおじさんに釣られて買ったら、温度差にさぞ驚かれるでしょう(笑)
注意要素としては、二つ目の話が「暗い・サスペンス・メリバ・殺し」要素があるので、苦手な人はオススメできないです。
もし私がこの本に帯つけるなら「表紙に騙されないで!大丈夫、闇要素あるよ」でしょうか。

・催眠術なんて信じない1-2
【あらすじ】
会社の飲み会後に目が覚めると、イケメン部下に挿入されて目覚めた受。
何故こんな事になったのか探ると、飲み会の際に催眠術にかけられ関係を持ってしまったようだ。
催眠術を解かせたいが、だんだんと部下に惹かれていく。
【攻】イケメンリーマン・女にモテる
【受】おじさんリーマン・恋愛めんどくさい
【感想】
なんも不安も無く楽しく読めます。
テンポが速く、BLギャグよりに感じます。
作風があまりにも違って、新天地開拓者か!?っと思う反面、コテ入れかと思ってしまいました(笑)
【エロ度:70%】
とても少ない(´;ω;`)
でも、エロい!!!!
イイモさんの両思いデロデロセッセ大好物です!!

・土中の繭 前後編
・顔
【あらすじ】
2人の男の子と教師が翻弄される話。
1人を助けると1人が傷つく、その間で全員が揺れ動きます。
更に、学校には不審ならことがあり、不穏の中話は進んで行きます。
【攻】普通の背が高い男性
【受】10代・難あり
【感想】
サスペンスなBLです。
家庭・性の事情で捻くれてしまった人々の末路を追っていき、感情の揺らぎと絶望を楽しめます。
【エロ度:30%】
エロよりストーリー重視です。
【個人的に】
これがイイモさんの1冊目の人は、温度差についていけないのでは?(笑)
そしてイイモさんの本を履修済みの人には、待ってましたー!誰がキーパーソンなんだ!って探る楽しさを感じました。

2

全部読んで!絶対に!

表題作
おお!新しい発想ですね。催眠術ときたか!
イケメン優秀部下の杉本が慕うのは、絶対に恋愛に興味なさそうな課長の早乙女。

何気ないことで杉本は一途に早乙女を想い続け。

飲み会の早乙女と杉本の会話は、それは僥倖だと思っちゃいますよね。

なのに突然早乙女が何も覚えてなくて…。

杉本の人を好きになるキラキラ感に早乙女も…。
なかなか凝ったお話ですね。

実はここでもう読むのを止めようと思ったんです。
土中の繭は絵がさらに少年マンガっぽいし、子供が出てくるし。
でも読んでみたら…。

これはネタバレ見ないで読んで!
いつまでたっても子供は大人の被害者なんだな。
怖かった〜。

2

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