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zashikiwarashi ga deteikusoudesu
湖水きよ先生の初人外(妖怪)もの。
登場人物が全員麗しくて眼福。可愛くて時々笑えて、最後は癒されるお話です。
子供の頃から不幸体質だった安桜翠は、大学在学中にラノベ作家としてデビューした矢先、交通事故に遭い二年間意識が戻らなかった。編集者だった江成のおかげで執筆を再開できるようになった翠は、集中して創作できる環境を整えるべく、とにかく安い賃貸物件を探していたところ…
紹介されたのは条件付きの一軒家。三つの約束を守れれば入居可ということで、内見もそこそこに引っ越してきた翠。
その物件には、刑部狸の親分と、人の夢を食う獏と、座敷童子の三人(体)の妖怪が住んでいて、静かどころか干渉されまくりの超騒がしい毎日が待っていたのでした。
狸さん以外は人間の姿をしていて、キラキラ王子然とした獏は美食家の策士、見た目はしっかり大人で中身は五歳児の座敷童子は、そのギャップがとんでもなく萌えを刺激してくる大型ワンコ。
条件どおり座敷を家から出て行かせてはならないのに、毎日毎日遊び相手をせがんでくる座敷に翠は正直手を焼いていました。様子を見に来た翠の義弟、幸汰がなぜか座敷と意気投合してせっかく良い遊び相手になってくれたのに、獏のゲスい差し金で事態は混迷を深めます。
座敷の家出騒動を解決してくれるのは狸の親分。喋れないので人間に変身してみたりジェスチャーで翠に訴える姿が笑えます!だけどさすがに八百八匹の子分を従える親分、高ぶると妙な迫力がありました笑
まるっきり子供の座敷が翠に遊んでもらえないと拗ねたり、その気持ちと欲情が結びついた時に恋を知って、翠に嫌われたくないからくっつきたくても我慢するところとか、メチャクチャ可愛いです♡
番外編では座敷に意外な恋敵登場か?とオチをつけながら、ほっこり優しいエンディング。エロス濃度は低めです。
湖水先生がこういうコミカルなお話を描かれるなんて意外で、すごくツボにハマっちゃいました。楽しかったです〜♡
デカい図体の童子に爆笑。
座敷童子が、表紙通りのイカツイ顔と図体で「鬼ごっこしよー」「かくれんぼしよー」とはしゃいでくるのがむちゃんこ可愛かった!!!
中身はホント小さい子供のままで、そんな座敷童子が翠に近付きすぎないように”我慢”を覚えたり、触りたくなる”欲情”を知ったり・・・もぉとにかく可愛かった(笑)
編集の江成さんや、同居の獏がなかなか腹の読めない感じでソワソワしちゃうのも面白かったです。
何より、狸の親分が人間にジェスチャーで伝えようとしたり、なんだかんだで登場人物の中でいちばん常識がありそうなのが笑っちゃいました♪