Ω(オメガ)だからα(アルファ)に惹かれる、それが必然?

花がら摘み 下

hanagaratsumi

花がら摘み 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×236
  • 萌32
  • 中立13
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
20
得点
538
評価数
149
平均
3.8 / 5
神率
38.3%
著者
ツバダエキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865895544

あらすじ

眼鏡、そばかす、恋愛には疎い、Ω…それが霜月 柊(しもつき しゅう)。
学生時代にちょっとしたことから年上のα・皐月 菖蒲(さつき あやめ)に頻繁に構われるようになる。
自分勝手にちょっかいをかける菖蒲に、柊は悶々としたストレスを抱えていた。
待ちに待った卒業でようやく自由になれると喜んだのもつかの間、2人は就職先で再会する。

大嫌いだと思ってた、だけどずっと忘れられなかった。
フェロモンのせいなのか、それとも別の何かなのか――。


学生の頃に気に掛けていた相手
×
仕事でも先輩後輩の上下関係

表題作花がら摘み 下

皐月 菖蒲,大手下着メーカープランナーバディ,先輩
霜月 柊,大手下着メーカープランナーバディ,後輩

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数20

ついていけずに遭難

上巻で疑問だった部分が回想のかたちで描かれてあり、実はそんなふうに好きになったんだ…そんなに好きなんだ…とわかりました。

うーん、好きなのはやっとわかったような気がするんだけど、Ωだからαだからってのが下巻になって絡まってきて。こだわらないつもりだったけどフェロモンの前では…ってところでしょうか。

なんか途中で脱落してお話についていけなくなってきました。読んでるのにどこかわかってない気がして。
会いたくなかった→諦められなかったってわかっても、上巻のジャイアンにいじられるのび太ぶりが印象が強すぎて。

相変わらず絵がキレイですね。最後の方は新キャラがもう頭に入ってきませんでした。

0

バースに流されないお話

結局は、両思いになるものの、魂の番などではない、バースに左右されるのではなく、相手を個として好き、大切にしたい、一緒にいたい、というお話でした。

菖蒲がブレずに柊のことを好きだったのがよかったです。
菖蒲なりに柊のことを思って厳しくしたり、守ってあげようとしたり。
柊のことが好きだけど、フェロモンに流されそうになるのに抗ったり。

柊の考えと行動がイマイチよくわからなかったけど、ずっと菖蒲のことが好きだったんですね。

展開的にもギクシャク何度も、ん?どゆこと?と思うことがあり。
もうバースの細かいことは考えず、2人がくっつけばそれでいいや、という読み方になってしまいました。

絵がきれいだし、菖蒲のビジュアルとキャラが好みだし、絡みの絵やコマ割りが好みなので、その辺が読み応えがありました。

1

下巻もまた…モヤっ

上巻を読んで「???」だった感想は、結局下巻をよんでも「よーわからん」で終わってしまった感でした。
1巻の作品でこういう感想になった作品より、上下巻の作品だとなんだか損した気分になってしまいますね…。

上巻よりは、柊と菖蒲の気持ちが明らかになってきて少しは共感できたのですが、他の部分の違和感が気になりやはりハマれなかったです。
守りたいという気持ちで学生時代あんな態度をとっていたほどなのに、何故番にしないんだ…というのが1番の違和感ですかね。

仕事関係の方にも重点を置いて描かれてるような気もしましたが、柊があまり仕事できる子に見えんかった…。

あと上巻の方でも書きましたが、コマ割りのせいなのか話の流れ・時系列がよくわからなくなる部分と、セリフにセリフを重ねてくる描き方が多すぎてモヤっとしてしまいました。
こういう描き方はたまにだから効果的なのかな、と思います。

なんか文句ばかりになってしまってすみません。

2

主役2人の両親が気になる

上巻と同じ感想になりますが、相変わらず何か読み飛ばしちゃったかな?と思うところが多い作品です。楓がまぁまぁ話に関わってくるので、椿さんのフリはもっと前にしてくれた方が漫画としての読みやすさは格段に高い。先生の描きたいものが広がりすぎて収まりきってないのかな。終盤での葉月くんの登場からもそんな気持ちに。コミックス派なのでいいんだけど、柊の両親の関係性も本編で描いた方が活きるのでは。

描き下ろし部分での柊の振る舞いで彼の性格がより一層迷子に。結局どういう子なんだ君は。菖蒲の容姿と性格が好きだったけど、楓の前で泣き出したのも驚いた。

萌〜萌2

1

まさかの

番にならない終わりで拍子抜けしました。

Ωは番がいなきゃ無差別にフェロモンでαを誘惑しちゃって襲われる危険があるのに番にしないなんてどうなんでしょう?自分の恋人が万が一他人に襲われてもいいの?番にされてもいいの…?

まぁ受けの両親がαΩだけど番ではない、とチラッとあったのでこの作者さんは番関係はそこまで重要視されない方なんだろうなと思いました。

でもΩにおける番は「見知らぬ人をフェロモンで誘惑せずに済むようになる」という安心が大きいと思うので、番にせずにいるのはそれは愛じゃないんじゃないの?と思いました。

1

哲学的オメガバース物語

上下巻のまとめた感想になります。
オメガバース物(α×Ω)は特に大好きです。
ですが、なんとなく‥先に1巻完結物を読んでしまい‥今頃になってやっと読み終わった次第です(´ω`)トホホ…
上下巻は時間がある時じゃないと読めませんからね〰。
でも、腰据えて読み甲斐がありますよね(≧∇≦)

てな、事はさておき‥一言でいいますと‥すっごぉ〰く!!難しい話でした。
読み終えて‥う〰ん‥っと唸ってしまいました。
ここへきてレビューの多さにも伺えるよう、賛否両論に別れる作品だと思います。
オメガバースでありながらオメガバースでなくても成立つような設定と、
オメガバースを深く深く追求した内容。
オメガバースの良さは本能と言う理由だけですべてを成立させてしまうところ。
私達、現代社会において野生とは動物であり、常に理性を保ち生きているのが人間である、そんな無言の常識や縛りのなかで、時に本能で生きられるオメガバース世界観が羨ましく感じる。
オメガバース設定は今の自分には到底出来ぬ事、自分を忘れて理性を飛ばし本能で激しく求め合う事が出来るストーリーだからこそ惹かれるのではないかと、私は思います。

しかし、この社会性においては本能を嫌悪される。
だから運命の番を否定して、清く正しく美しく理想論を貫くこの作品の登場人物を好ましく感じる事も確かです。。

オメガバースとは、何ぞや!っと深く考える方には素晴らしい作品だと思いますし、激しく情熱的なオメガバースを読みたい方には物足りない作品でもあるかと。

オメガバース話にどちらが良いとか悪いとかではないかと思いますので、その意味で私的には中立で、
ただ非常に容姿が好みの攻め様だったので萌で‥。♡



2

続編読みたいな

結局番にしないで終わりました。
番にしなくてもお互いに一緒に居たいから居るって。
αとΩにとってフェロモンに負けない気持ちが大切だとの菖蒲の強い気持ちがあるわけですが、菖蒲がΩフェロモンに強い体質があっての設定だなと思いました。
番にするしないはいつでも選択出来ますからね。
恋人になってからはお互いに気持ちを言葉にしてのセックスは良かったです。

皐月兄弟のそれぞれ産みの母親が交替してるのがオメガバースならではだと思いました。

それから柊のお父さんがかっこよかったです。
お母さんの首に残る噛み跡は違うαが付けたものだったんですね。それもオメガバースならではのお話だと思いました。

この作者さんは初読みでしたが、他の作品も読みたくなりました。

出来るなら2人の子育ても読みたいです。

2

ママンたちがいい

伝わらないもどかしさ?
はぁ?
みたいな気持ちのまま下巻を続けて読んだわけだが、この両片思いのすれ違いカップルも、ようやくお互いに、各々自分の素直な気持ちっていうのを表に出すことができて、めでたしめでたし。
オメガバース設定も下巻では、α、Ωのフェロモンや運命の番の件だけじゃなく、同性婚だったり、どちらも子供が産めたりすることとかと、かなりしっかり反映されている。
最後にはちゃんとした甘々ラブラブエッチな描き下ろしもあって、良かったんじゃない。

2

オメガバースという枷と闘い相手を慈しみたい…攻である菖蒲が愛おしい

書店で下巻の表紙(攻である菖蒲)に目を奪われジャケ買いしてしまった為、オメガバース作品であるのは後で気づいたのですがいい意味でオメガバースらしくない…しかし非常にうまくその萌要素を有効に昇華させた作品だなというのが第一印象です。
学生時代からカースト制度のΩであるという劣等感そして発情期には苛まれるものの不用意に身の危険に晒されるような悲惨な人生を送る訳でもなく孤独である事を逆手に勉学に力を入れ一流会社に就職までした霜月柊(受)、そして彼の2つ年上の先輩で容姿家柄など何もかも恵まれたαである存在な皐月菖蒲(攻)。彼ら二人を巡る長きに渡る無自覚両片思い(実は)から始まった恋模様が描かれていてその展開に読者が焦らされて萌えさせてくれる展開になっています。

好きな子をついついイジメてしまう感覚で学生時代から柊をからかっていた菖蒲と構い倒されていた柊の関係は菖蒲が高校を卒業すると同時に縁が絶たれてしまう訳ですが就職先で二人は再会しそして前代未聞であるαとΩのバディとして仕事をする事に…。柊のいる部門に菖蒲が異動してそこから再び始まる関係には実は…菖蒲の柊に対する深く激しく強い葛藤と苦悩と愛情が隠されていた…という感じで物語が展開するのですがこの漫画の一番の見せ場が菖蒲がその気持を兄である楓に吐露したり柊を傷つけまいと己のヒートという枷と闘うあたりなのではないか…と思います。
オメガバースとしての最終局地とは別の形をこの二人は選ぶ訳ですがαとΩという性質を超えた自分の本当の気持ちに向き合って柊を尊重する菖蒲の格好良さが際立つ…とにかく攻めに萌えを感じる人にはとても向いている漫画だと思います。尚、本作ですがドラマCDにしたら芝居的に映えそうなので…どこかご検討されないでしょうか…レーベル様…笑

とにかく作品帯の「想いを上手く伝えられない攻✕自分に自信が持てない受」「気持ちと行動がから回る攻✕一生懸命な努力家の受」…この言葉に尽きます。非の打ち所がないイケメン攻なのに…後輩が好きすぎて想いが上手く伝えらずから回ってばかり…そんな哀しくも愛おしい男に萌えを感じる方は是非ご一読を。

8

オメガバースとは

上巻で評価したまま変わらずどっちつかずだなと印象で終わってしまいました。

オメガバース作品が沢山生まれた今、オメガバース世界での種とは番とはどうあるものなのかと今一度考えさせられる深い物語であったと思います。

メインカップルは魂の番でもないし、番にもなりません。
"大嫌いな先輩に、どうしようもなく惹かれるΩ"とあるぶんフェロモンで好きになったのではないのかと拍子抜けではありますが、それもオメガバースのある面しか見れていなかったなと自分の考えのなさを実感しました。

一番衝撃だったのは柊母の歯形は柊父がつけたものではないこと。
本編でも少し触れてはいますが詳しくは語られていないため、いろいろと考えてしまいます。

本能に抗えないというのが私の中でのオメガバースの根本であったため、この世界でも種に縛られずいろんな可能性があるのだと気付かされました。

そんなふかーい話がテーマであるからこそ、お仕事部分はもっと軽くで良かったのではないかと。
未熟な柊が意地悪にみえる先輩菖蒲にしごかれ成長し愛が生まれるストーリーのオメガバース設定なしでも成り立ってしまいそうなほどきちんとお仕事場面が描かれています。

王道のオメガバースならそれでも良かったのかもしれませんがこの作品はそうではありません。
種ではなく個人に惹かれるのだから多少は必要になってくるかと思いますが、それにしては主軸に食い込んできすぎかなと感じてしまいました。


が!上巻と同じでエロはエロかったです!
描き下ろしだけとは残念ですがそのぶん濃厚なエロでたいへん美味しくいただきました。

2

この作品が収納されている本棚

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