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あと7日で僕は死ぬ
last seven days
ファンタジーのような出来事が急に身に降りかかり愛する人の命を終わりを突き付けられたら…
思い切りネタバレですが、こういう拗らせすぎた執着愛を持っている人目線で話が進み、最終的に実は相手の方がそれ以上にものすごく拗らせたドデカ執着を持ってました、ちゃんちゃん。みたいなどんでん返しのようなストーリーとっても好きで、こちらの作品はまさに!という感じでした。
特にこの作品は徐々に感覚がなくなっていくことでより明確に死に近づいていることが実感させられて残される方がどんどん追い詰められていくというのがまた…序盤はただ独占したい、きれいな自分だけを見てほしいという自己満足的な愛だったのが、最終的には自分が死んだとしても生きていてほしいという美しい愛に昇華されていく感じがたまらなくゾワゾワしました。そして自分のせいで傷ついた攻めを恍惚の表情で喜ぶ本音を完璧に隠している受け。いや~拗らせてますね、最高。
個人的にわりとがっつりハッピーエンドなんじゃないかと思っています。大変満足度の高い拗らせ執着愛でした。
幼馴染のしおんが7日後に死なないように息吹が頑張るお話です。
しおんをイジメた奴をシメたり、しおんに近付こうとした女を振ったりと平気で人を傷付ける息吹に何の魅力も感じられませんでした。
息吹が当て馬にしおんを触らせたりフェラさせるのも好みではなかったです。
姦淫でしおんを穢すことが出来ないなら、しおんの手を血で穢してしまおうとするところは本当に受け入れられず無理でした。
最後に神様の暇つぶしだと明かされましたが、悪趣味だとしか思えません。
私にはとことん合わなかったです。
DMMは白抜き修正でした。
表紙の「あと7日で僕は死ぬ」に、ロックオン。
あらすじから、病み系と思い〜とても楽しみにしていた1冊。
電子書籍226ページで、ボリュームあって読み応えがあった。
ひつじま先生の作品〜好きで読みますが、人の苦しみを拗らせて表現するのがとても上手だね。
この作品、とても秀作!
めちゃくちゃ面白かった。
しおんの、目の前に迫る死を直前に、怒涛の1週間。
腹黒くて、「世の中ちょろい」と舐めた生き方をしていた、息吹の最初の受難。
しおんの死を目の前に、息吹が本性剥き出しになります。
そしてそれが、しおんを救う結果になりますが・・・ここは、読んで欲しい。
一方、しおんも最後に・・・
これまた、読んで欲しい。
この2人には、最初から付け入る隙なんてなかったね。
息吹もしおんも、2人だけの籠の中が1番の幸せ。
自らの命が、後7日と控え〜感覚が日に日に無くなるけど、明るいしおん。けど、耳が聴こえなくなって諦め始めた所は、本当に悲しくなったな。
神様も意地悪だねぇ〜www
お互いが気持ちを言葉で表し、幸せな致すシーンまで見たかったけど、ストーリーの流れからみたら、ラストがこれで納得でした。
いつか、短編でお願いします。
とても、面白かった。次回作も期待しています。
ある日突然「天使のこども」に選ばれたしおんは7日後にあの世に連れて行かれることになり。
それを阻止する方法を幼馴染のいぶきと共に考えて過ごす7日間のお話でした。
神様のこどもに選ばれたというのにその神様の仕打ちはとても無慈悲で
苦しんだ先にあるものが例え素晴らしい世界だったとしてもなんかすごく嫌だなと思ってしまいました。
所詮神様の暇つぶしなのか…というオチにもモヤモヤ。
しおんといぶきの歪んでいるのに均衡の保てた関係はなんだか不思議で面白かったのですが。
ふたりのお話なのにそれ以外の部分でのモヤモヤが気になってしまって純粋にその関係を楽しむことができませんでした…。
1話で神様に選ばれたシーンが趣味じゃ無さすぎて読むのやめようと思ったんですが、幼なじみの執着、日に日に五感を失ってく展開、攻めが自分のせいでこうなってしまったと責めるも欲望や嫉妬は止まらない!のにはゾクゾクしました!!
どう落ち着くのかな?面白くなってきた!と思ったら、またおちゃらけた解説にスっと冷めてしまった…いぶきの気持ちがグラグラするのや、いぶきの鬼みたいなだったり愛おしそうだったりの表情、ラストの選択は追い詰められた愛の深さが良かったんだけど、しおんに関してはなんとも言えない気持ち。可愛いだけじゃない、実は…な展開は好きなはずなのに詰めてこんできたな感。描き下ろしも含めて、したり顔な外野が趣味じゃなさすぎでした…あと結局ハッキリとは想いは伝えあってないのはメリバ感出したいからなのかしら?相思相愛すぎますけど、ぼんやり。絵はキレイで好きはそこかしこに感じるのでノリが合えば楽しめるんだろうな。
良い子すぎて受ちゃんに天使の輪っかと羽が生えちゃう!というトンでも展開から始まり、タイミングよく「姦淫は罪で堕天します」とテレビから流れたのを悪用(悪用かな?)して引きこもってヤリまくる話、のもっと情緒があるバージョン(説明が下手)
シオンくん知ってたのか!しかも裏で!というところまではまあアリだったんですが、ラスト、シオンくんのその設定必要だっかな〜?
大どんでん返し!びっくり!みたいなのを狙っているのだと思うんですが、、うーん、すでに設定つめつめでお腹いっぱいだったのでモタれてしまいました。好みの問題ですが…
正直3P見たさに買ったんですが(ストーリーについて語るなヨ)、想像以上にごちゃっとした世界観でした。ハピエンはハピエンだけどすっきりしないので萌
大学生の2人。
ある日攻めの前で神様からのお告げがあり、受けちゃんが7日後に天使になることを告げられる。
天使になったらあの世へ連れて行くといわれ、受けのことが好きな攻めは7日間犯して汚して阻止しようとするが…というあらすじ。
病みBLの部類に入るんだろうけど、私はこれすごく好きでした!
犯しても神様が言うには「姦淫に溺れるのが堕落してるって決めたのは人間だし〜」と連れて行くのをやめなくて最後はどうなることかと、バッドエンドも予期してしまうほど。
犯されている間、受けも攻めも大義名分の上にセックスをできている現状を満更でもなく感じていることに病んでいるなあと感じますが、そこはかとない背徳の香り…大好きです!
欲を言うなら普通のらぶらぶおせっせも見たかったなあ。
ちょっとだけ3Pあるので苦手な方はご注意です。
こっそり好きだった友人に天使の輪と羽が生えた。
7日後、彼は天に召されてしまう。
それをなんとか食い止めようと必死に頑張るお話。
1冊まるまるこの話なのですが、
ヤるだけで1冊まるまる埋めたのは凄い。
感情の描き方が秀逸。
突然の死の宣告。
味覚をうしない、視覚をうしない、少しずつ死に近づいていく
焦っても現状は変わらない。
天使を汚す方法とは・・・
考えた末の少しずつの進展がよきですね。
個人的には3Pは最後まで成し遂げられても面白かったかなと
思うんですよね。
大事で大事で大事な人が他人に・・とおもうとちょっと萌える。
最後がちょっとすっきりしないままなのは・・・読み手次第かな
なんとも言い難い…正直な感想ですが、もっと絶望に叩き落としてくれるかと思いきや、案外と可愛いものだったのでもやもやする。基本的にハッピーエンドが好きなのだけど、それ以上に振り切ってる作品が好きで、あんまり"振り切り"を感じ取れなかった。
しおんが"いぶきがやり過ぎた相手"に謝ってた話は絵付きで描かれてた方が生々しくてよかったとか、いぶきの消えない傷が描かれてた方が生々しくてよかったとか、そんな感想を抱いてしまう。傷もそれこそ五感のどれかを失う程の後遺症が残るぐらいまで振り切ってくれた方が好みなんです。
でもメリバになりきらない、これぐらいの優しさのある終わり方が好きという方も多いでしょうから、好みの話です!
ごめんなさい私には合わなかったです……
「五感を徐々に喪っていく」という設定にとても惹かれたのですが、作者様の描きたかったストーリーの軸は、この設定がなくても描けるものだったのかな……と思いました。逆にこの設定説明が人物説明の尺を奪って邪魔をしている感じがしました。もちろん行為へのフック&緊迫感を出すいい演出にはなっていたと思いますが…「あと7日で死ぬ」ため、日に日に弱っていくとか記憶を失うとかのコンパクトに説明できる設定で代替可能な気がしちゃって…
共依存や人のエゴに関してのストーリーも浅いかな……執着の動機がしっくりきませんでした。受けのラストの独白?も説明不足ゆえに用意周到っぷりのぞわぞわ感に欠け、奇をてらっただけに見えてしまう……(過剰にいい子を強調してたため予想はできましたが……)
この五感消滅設定ほんとにすごいアイディア!!と思って読み始めたので、各感覚がないことで起きることとか掘り下げて、もっと存分に生かして欲しかったなぁ…………
そしたら主軸からずれちゃうからダメか…
この設定に私みたいな過剰な執着がなければ楽しんで読めると思います…笑
絵がとても綺麗で読みやすかったです!!
「いい子すぎるから」という理由で「天使」になってしまった受け。
そして、その受けをこよなく愛する腹黒系の攻め。
二人は幼なじみなのですが、天使にされたうえに7日後にはお迎えがきてしまう(=死ぬ)ため、攻めは必死に受けを助けようとします。
その方法が、天使ではなくなるよう「穢す」というもので……!!!
今まで友人として優等生ぶって接していた攻めですが、これを好機!ということで、攻めをどんどんと穢していくわけです。
さらに1日ごとに五感を失う(=死に近づく)という恐怖もあいまって、エッチな緊張感も高まっていきます。
これってホントにデビューコミックス!?と思うほどに、キャラづくり、そして伏線、からの回収、ハラハラ感……。サスペンスのようなドキドキがありつつ、クライマックスエロに近づく高揚感もすごいです。
そして最後のどんでん返し!1冊で何度も美味しいBLです。
幼なじみの友情が一線を越える瞬間フェチとしては、
その過程を異常な極限状態のシチュエーションで
丁寧に粘度高めに描かれているので本当に最高でした!!!!
また、個人的には当て馬キャラの子も好きでした。
ノンケなのに巻き込まれちゃうという、退廃的な雰囲気が良いです。
そして全体にただれた雰囲気なのに、
2人の愛はある意味まっすぐで強くて、
ちゃんと気持ちがあるのも読み応えに繋がっていると思いました。
ラストの仕掛けも「おおっ」ってなりました。
漫画としての完成度も高い作品です。
天使と人間の恋かと思ったら、
全然違いました……
『世にも◯妙な物語』的な展開にビックリ!
息吹の幼い馴染み・しおんが〈神さまの子ども〉に選ばれ、
7日後に天国?に連れて行かれる……⁉︎という展開。
日に日に失っていく人間としての感覚に、
本人たちならずとも恐怖します。
いい子だから連れて行かれるしおんを汚すため、
息吹が考えついたのか淫行。
人と交わった天使は堕天でしょ?と考える息吹に、
何故かしおんの友だちの来栖も加わり3Pになったり……
いやいや、3Pはいらなかったでしょ!って、
読み終わった今でも思います。
ここは、エロ重視しちゃったのかな?
そもそも、しおんは全然いい子じゃなくて、
息吹を自分だけのものにしたい闇の深い子でした。
神様が何故、しおんを選んだのか分かりませんが、
今まで読んだことのない展開にドキドキさせられたのは間違いありません。
どういうラストにするのかと思いましたが、
そうきたか‼︎という身体を張った展開に驚き!
告白はしていないし、
息吹はしおんの愛を自覚しないまま終わってしまいますが、
絶対に離れられない二人……
という印象を強く残す終わり方は良かったです。
闇が深いが、執着心とお互いへの愛情がそれを上回る作品です。
病み展開でありながら、
二人にとってはハッピーエンドと思われるところが良かった。
メリバなら〝しゅみじゃない〟になるところでした^^;
幼稚園の頃から一緒の学校に通いつつ共に育ってきた幼馴染BL、実は閉じられた関係性の共依存カプ。
内容のレビューはもう既に詳しく書いておられる方がいるので書きません。
でも!どんなに良い人そうな人間にも裏表があることにハッと気づかされる力があるストーリーです。
さらに天使に選ばれた受けは7日後に天に召されてしまう、しかも少しずつ五感が失われていく…
そのタイムリミッター設定の仕方が、ストーリーに緊迫感とエロスを付加するところが実に巧みで!素晴らしかったです。
★エッチシーンについて
特に!最終的に触覚以外の五感を失い、目も見えず耳も聞こえなくなった受けが淫らになったシーンが最高でした!!
しかも回想シーン以外は、天使の受けを穢す為にエッチしまくりなのでエロ多めです。
修正描写は局部白抜きで見せない構図もあり、乱れる受けのエッチな顔と必死な攻めの顔が多め。
汁多めで3Pにフェラ、前技で受けのアナルを解すシーンもあってエロエロですw
攻め白川 息吹は小学生の頃から成績優秀で、大学も飛び級できてしまう秀才。
しかも人気者で同級生からの信頼も厚く女子にもモテて、ボランティアにも自ら参加する完璧な優等生。
受け沢口 しおんは神様に選ばれて天使にされてしまうほど良い子だが、お人好しで鈍くさい。
そんなポヤポヤした受け:しおんを守りたい、同時に独占もしたくて…
受けを害する奴を成敗し、受けに好意を持つ女子は排除する裏の顔を持つようになった攻め:息吹。
息吹はしおんを守ってやり、しおんが己に憧れて依存しつつも甘えてくる姿が可愛くて満足している。
もちろん!しおんの前では裏の顔などは見せず、完璧優等生としてふるまい続けている息吹。
だが完璧人間の息吹が、しおんが天使化して余命7日になって!追い詰められ、ついに崩れた…
いままで隠していた裏の顔、しおんへのドロドロした独占欲と性欲が表に出てしまう…
この攻めの見事な崩れっぷり、楽しすぎました!
受けの余命が縮まっていく日々で、段階的に必死になって本性が出る攻めの気持ちに寄り添って楽しんでください。
そして従順でまさに天使だった受け:しおんにも裏の顔が!
最後の最後に明かされるので、インパクトが大きくて攻めの気持ちになって驚きました。
個人的には、3Pシーンで当て馬になった同級生の来栖くんのスピンオフが読みたいです。
キャラデザも良かったし、流されやすいけどイイ奴だったので是非とも幸せになって欲しいですね。
表紙に一目惚れして購入しました。
コマ割りが丁寧(すぎて逆にちょっと読みずらかった気もする)な分、欲やエゴなど人間の醜い部分の対比がされているようで、軽いトーンでの天の声がよく刺さりました。実際天の声は正論ですし、人間相手に上手く立ち回るって大変だなと改めて思いました。
重めの話だと思ってはいましたが、6日目のラストには驚きました。そして、しおんくんの台詞…( ゚д゚ )
シリアス大丈夫な人にはぜひ読んで欲しい。
美しい表紙にも魅かれたのですが、なんといってもタイトルと、
「あと7日で僕は死ぬ」という帯が決め手で購入。
生死が関わる重たい作品はBLに限らずかなり好きです。
非BLですが、アニメの「デス・パレード」とか、マンガの「スカイ・ハイ」とか、「死」をきっかけに見えてくる人間ドラマや、浮彫りになるキレイな感情、汚い感情、今まで気づくことのなかった真実…的なモノに元々凄く興味があって。
こちらの作品は上記の作品とはテイストは全く異なりますが、
どんどん迫ってくる「死」によって「現状維持」だった幼馴染2人の関係が大きく動き、知らなかった真実が見えてくるという点においてはやや共通するかなと感じました。
ある日突然「とっても良い子だから」という理由で「神様の子ども」に選ばれた沢口しおん。7日後にあの世へ連れて行くと告げ、消えてしまった天の声。
しおんの背中には羽が生え、頭には天使の輪が浮いている状態に。
保育園からの幼馴染であり親友でもある息吹は、なんとかしおんを助けたいけれど、その方法がわからない。
そんな時にふとテレビから流れてきた「色欲はタブー」だという話を聞き、しおんを性的に汚せば「神様の子ども」として連れていかれないのではと思いつきます。
これはしおんを助けるためだと自分に言い聞かせ、大切に守ってきたしおんを少しずつ汚していく息吹。それなのにしおんは、一日ごとに嗅覚、味覚、視覚、聴覚と、どんどん五感を失っていきます。
汚し方が足りないからだと言いつつも、本当はずっと親友であるしおんを抱きたかった息吹は、ただ自分が「しおんを抱きたい」と心のどこかで願っていたのを神様が叶えてくれたのではないか、自分のせいでしおんはこうなってしまったのではないかと葛藤します。
もはや声すら届かない。どんどん衰弱し、触覚のみ残され、タイムリミットが迫る中、最後に息吹が選んだしおんを救う方法とは…。
お話の合間に描かれる2人のモノローグ。
表向きは優等生の息吹ですが、裏ではしおんに近づく相手に対してかなりエグいことでも平気でやって来ました。
一方しおんは息吹に憧れていますが、いつか自分が置いて行かれるのが怖い。
この2人、両片思いなのに、お互い全然気づかないところもまた切ない。
随所に描かれるエロも、しおんが本当にかわいらしくて萌えるのですが、手放しでは喜べない。
この毒を含んだ重ための作品を、あどけなくかわいらしい絵で描いているからこそ余計エグさが際立って来る、非常に深い作品でした。
でも神様はしおんの行いはしっかり見ていたのに、しおんの心の奥底までは覗けなかったのかな~という部分がちょっとひっかかったかな?
決してきゅんきゅん系の甘いお話ではありません。
時間がある時にじっくり考えながら読むのにぴったりな作品だと思います。
まずは美しい表紙に誘われて。
天使の羽を纏う美青年。でもバックは薄暗く、そこにあるものはペットボトルやスマホ、乱雑に脱ぎ捨てられた洋服たち。
このどこか不安定さを感じさせるような表紙は、作品の雰囲気を忠実に表していると思います。
この作品は、美しく歪んだ病み系ファンタジーです。
幼馴染の“息吹”と“しおん”。
ある日突然神の気まぐれにより「神の子」に選ばれ、7日間という命の期限を告げられたしおん。
そして背中にはそれを象徴するかのように「天使の羽」が生え…
密かにしおんを想う息吹は、彼を救うために、清らかで純真なしおんを、「神の子」に相応しくなくなるよう、穢していくことに。
しおんの身体に触れ、キスをし、射精させるも、しおんからは羽が消えないどころか、日に日に五感が奪われていきます。
そこからは徐々にエスカレートしていくエロが。
五感が失われるに比例して感覚が研ぎ澄まされていくしおんはとてもエロい。
でも、絵柄やストーリーから耽美な雰囲気が常に漂っているので、とても美しいエロなのです。
優等生で誰からも一目を置かれている人気者の息吹ですが、実はしおんに近づく者、しおんに害なす者はすべて冷酷に排除してきた裏の顔を持っています。
しおんを救いたいという思いの底に、しおんを抱けるチャンスが来たことへの小さな喜びもある。
そしてそんな自分の思いへの罪悪感や嫌悪感も。
そのへんのダークな心理面の描き方がとてもうまかった。
密室で繰り広げられる7日間の〔神〕と〔自分の精神〕との戦い。
ラストまでしっかりぶっ壊れてくれる2人の主人公が作品の醍醐味です。
基本ヤンデレはあまり好みではないんですが、病み同士の幼馴染となると、長年の執着とか、これまでの人生すべてをお互いに捧げてきた感がハンパないんですよね。
そこまでくると「あっぱれ」と言いたくなる。
正直、途中出てくるしおんの友人・来栖との3Pシーンなど「しゅみじゃない」展開もありました。
来栖は、密室に2人きりで繰り広げられるストーリーに動きを出したり、息吹のダークな面をあぶり出す役割として、いい働きをしているんですけどね。
でも息吹が、来栖がしおんの身体に触れることを許したのには、どうしても違和感が残ってしまいました。
挿入にはNGを出すんだけど、挿入だけがすべてじゃないと思うんだよなぁ…
上記含め気になる点がいくつかあったため、評価は一つ下げて萌2で。
ただこちら初コミックスということで、これだけ描ける作家様の今後がとても楽しみです(*^^*)
かなりぶっとんだ設定で最初は驚いたし、エッチシーンも多かったけど漫画として面白かったです!
病んでる感じだけどお互いへの思いがすれ違ってるのは純愛?にも思えます。
心理描写が多くて読んだあと色々考えさせられました。
続きがあるならイチャイチャした2人も見たいです!
キレイな表紙に惹かれましたが、ある意味、表紙詐欺です!
人外BL「comic marginal」作品だから、天使BLなんだろうなって、ファンタジー心が疼いて試読みしたら、結末が気になって本を買わずにはいられませんでした。
最初は軽めに、進めば進むほど、物語はどんどん重くなっていく…
表紙イメージとは真逆に、人間の捨てきれないエゴや欲望を描き切り「やられたーっ!」って読後感。
とてもデビュー作とは思えません!!!
息吹としおんは大学まで同じ、ずっと一緒にいる幼馴染。
息吹は何でもできるカンペキ人間で、頼りないしおんを守り、しおんは息吹に憧れている。
ある時、しおんが宙に浮いて、
「しおんくんは神さまのこどもに選ばれましたー!」
とっても良い子なのでこっちの世界に連れて行くことになりました!」
と不思議な声が聞こえてきた。
こっちの世界とはあの世のこと…
しおんの頭には天使のわっかが浮かび、背中には翼が生えている。
このままだと7日後に、しおんはあの世に連れていかれてしまう。
どうにかしなきゃと思っていた時に、TVから【七つの大罪・色欲】の話題が聞こえてきた。
そして、息吹は「俺がしっかりお前を汚してやる」と…
息吹は小っちゃい頃から、息吹に憧れてくれるしおんのことが大事で、守りたくて、しおんにはカンペキな自分しか見せたくなかった。
息吹は、しおんに対しては優しい、でもしおんを攻撃する者には陰険に復讐し、しおんに近づく者は冷酷に蹴落とす…
息吹はぜんぜんカンペキなんかじゃない。
いびつにしおんだけを求めてる執着が怖い男。
最初は味覚、次に視覚、その次は嗅覚…
しおんは一晩寝るごとに感覚を失っていく。
そこに、しおんの友人・来栖が心配してやってきた。
息吹は、来栖を追い返したくて「お前にしおんが抱けるのか?」と脅したのに来栖がノってきてしまい、二人がかりでしおんを汚すことに。
前戯ではしっかり3Pしちゃってます。
でも、しおんにキスしようとする来栖を、息吹が嫉妬丸出しで止めると、来栖から
「神さまはおまえの願い(しおんを抱きたい)を叶えてくれたんじゃねぇの?」と真理を突かれてしまった。
息吹はしおんを守りたいのに、抱きたい気持ちを否定することもできない…
初読みの時は3Pが余計に感じられたけれど、息吹の汚い願いをあぶり出すための大事なエピソードでした。
来栖を追い払った後、二人は結ばれるけれど、朝がくると、しおんは何も聞こえなくなってる…
息吹は何がダメなんだ?汚し足りないのかとしおんを激しく抱く。
しおんは触れる感覚しか残ってないから気持ち良くて、乱暴にされても相手は息吹だから安心する。
息吹は「おれがついてる」と指文字でしおんに伝える。
一緒にお風呂に入って、肌のぬくもりを確かめ合う。
あぁ、この瞬間のために、しおんに最後に残されたのが触覚だったんだなと切なくなりました。
でも、それだけじゃなかった。
触覚が残ったのは最後に大きな意味があったんです。
どうしてカンペキな息吹じゃなくて、しおんが神さまの子どもに選ばれたのか?
しおんが抱えてきた想いの切なさと、純真さとはほど遠いどす黒さ…
カンペキだと思いこんでいた息吹の傲慢さと愚かさ…
そして息吹が最後に選んだ決断…
それは作品で読むべきだと思うから詳しくは書きませんが、後半の怒涛の展開にはどうしようもなく引きこまれ、それと同時に唖然とさせられました…
甘くてかわいくてイチャっとするBLじゃありません。
人間の捨てきれないエゴや欲望にうすら寒さを感じるお話です。
それでも、それだからこそ、私はこの作品に出会えて良かった。
出会うキッカケを作ってくれた表紙詐欺にさえ感謝してます。
コマやモノローグの配置が凝っているので、キャラの心情がダイレクトに突き刺さってきます。
マンガとしての見せ方もうまい!
とてもデビュー作とは思えないこの力作、気になった方はぜひ手にとって欲しいです!
息吹としおん、二人とも自分のなかのドロドロしたものに向き合わされたのに、それは神さまが楽しむためのゲームみたい。
私は宗教美術と宗教建築は大好きですが、信仰より先に宗教の歴史(矛盾)を知ってしまったので、特定の信仰は持ちあわせていません。
(人それぞれの信仰は尊重してます。ただ私が信じられないだけです)
つまり経典や神話は、私にとっては小説同様のフィクションであり、神様は好き勝手に創造して破壊して、人間の人生を弄んで楽しんでいる利己的な存在って認識でいます。
そんな私の ”神様観” と、この物語の ”神さま観” がピッタリ合致していることも、この物語に引きこまれた理由の一つです。
幼馴染のいぶきとしおん。
いぶきの部屋で漫画を読んでいたら”良い子なので神の子に選ばれた”しおん。
「7日後に迎えに来る」と言い残して消えた、いぶきをバカにするかのような無邪気な天の声。
天使の羽が生えたしおんは外に出れず、いぶきの部屋で”神の子にならない”為に色々と考える二人。
嗅覚・味覚・視覚・聴覚・・・毎朝ひとずつ失われていくしおんの五感に焦るいぶき。
お互いがお互いを想っているけどその深さが少しずつ明らかになっていくのにめちゃくちゃ引き込まれました!
しおんが視覚を失ったくらいから、いぶきが冷静さを欠いていくのがドキドキしたし、お互いがこれは自分への罰だと思っているのが切なかったですね!!
6日目のいぶきには泣きました。
ただ、しおんの友人が参加したくだりが無い方が嬉しかったので・・・。
設定も珍しいし、話も一冊でまとまっていて面白かったです。
ただ、せっかく天使って設定で羽が生えてるならそれを生かしたシーンが見たかった。。。(よくあるのは羽の付け根が性感帯になってるとか・・・!)えちえちシーンで羽が舞ってるのは天使を汚してる感じがして好きです。
個人的には当て馬は必要なかったかな〜?ただの仲良しな世話焼きの友人で終わっていても良かったかも。
あとあと、2人が両想いになってからのイチャイチャも見たかったですっっ!