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kimi no neko ni naritai
大好きです!
当方平眞さんの大ファンなんですが、本作は受けの見た目が好みじゃなかったし、試し読みでデリカシーなさすぎ!と思ったので、買う予定は全くありませんでした。
でも去年30%引きだったので・・・買っちゃうよね~、まんまと出版社の策略にハマるわたくし。
相変わらず絵が美麗、特に攻めがめっちゃくちゃキレイです。
イケメンにも程がある、ホント見惚れる。
当て馬も同じくらいイケメンなんですよ・・・ヤなやつだけど憎めない、当て馬なのにキューピッド。
受けは冗談も真に受けてしまう視野の狭いコだけど、言い換えれば素直すぎる素直でいいやつだし、空気読めないとこに共感もできる。
私の友人は
「2006年頃から使われだした『空気を読む』って日本語が大っ嫌い。
空気なんかいつもいつも読む必要なんかないんだよ!
空気が読めないだけでダメ人間の烙印を押される今の日本は間違ってる」
って言ってたなぁ、彼のその考え方が大好きです。
そしてあぁやっぱり平眞さんです、今回もわちゃわちゃおもろい!
受けとその友人3人の友情+攻めと当て馬の友情=計6人の友情もいい!
「告白したら負け」って誰が言ったの?負けじゃないよね?っていうストーリーも最っ高でした。
オチがいい!
ツンデレな攻めのデレ成分と照れ成分が漏れ出た時の衝撃たるや!
あとがきにもあったけど、これはもうまさに「ネコになりたい」というよりは「攻め=猫、受け=ワンコ」。
ものすごくおすすめです。
はぁ~良かった!
個人的には主人公の村田のような『純真無垢を盾に結局正しいことしか口にしてないけどデリカシーの無いことをズバズバ言っちゃう能直くん』は苦手だけどそこを高坂が「ストレート⇒無遠慮」「ピュア⇒無神経」と言い放ったのがめっちゃスッキリしました!!
いや、村田は実際可愛いのがそこを自覚してるからなんですけどね!!
この作品は主人公カプ二人は普通に二人そろってピュアっピュアな可愛い恋してるけど、周りの友達3人+1人によってめちゃくちゃ面白いお話になってる気がします!かなり私的に!!!
読後は『高坂に”恋”をさせてくれるのは誰か』なんて妄想して楽しめました!!
私的にさとっさんで妄想して楽しんだけど特典リーフレットでサラリと却下されましたwww
ここは源ちゃん悠ちゃんに頑張ってもらって高坂にいっちょ前の恋をして頂きたい!
(訳:スピンオフが欲しい)
最近ハマった平眞先生の作品を∞回収中
ともかくこちらの作品も可愛い!のヒトコト
先生の描かれるキャラクターは本当性格がいい
(あ。引っ掻き回すアノ彼は性格が悪いわw)
まずは受が無敵
直情的で好きなものは好き!と言っちゃうコ
攻は一目では受?ってくらい美人で綺麗
でも性格はオトコマエだしすぐ怒るw
完璧ノンケだった受が色々と知識を得ていくさまが滑稽だったりするけど
そこに愛があるから愛おしい
ツンデレな攻も素直に好きっていえてよかったねえ←
Hは最後にちょっとだけ✨それもまた雰囲気を壊さず良い
バリタチ美形×天然わんこのかわいいお話です。
大学で美形の砂川に一目惚れした村田。
砂川は女性のように綺麗だけど、紛れもなく男性。
彼女もいたことがあるけど、自分はバイだったのか…?と戸惑う。
そんな時、砂川の友人の高坂に声をかけられ、砂川がゲイであることを知る。
それならばと直球で告白するが、「俺はバリタチだ!」と振られてしまう。
そこで村田は色々調べてタチネコを学び、自分がネコなら…?と開発を始めちゃう。
砂川は繊細で、付き合う相手と自分との関係をとても大切に考えています。
相手が男でやれればいいとは思わず、ちゃんと想い合って付き合いたいし、抱き合いたい。
だから、「男いけるから」とか「ネコやるから」という短絡的な理由では嫌なのです。
愚直なまでに砂川を想う村田、ほだされていく砂川。
高坂はそんなもどかしい二人を見て、村田に「練習しよう」と提案。ちなみに高坂はタチネコ両刀の遊び人ゲイ。
そこへ高坂の連絡を受けて砂川が乱入。ここから一気に距離が縮まります。
男同士とは?体を繋げるとは?同性でも異性でも、性行為をしないカップルもいる。
カップルだけではなく、同性しか好きにならない人、どちらも好きな人、異性愛者だったはずが、同性を好きになった人。
そんな様々なセクシュアリティを自然なものとして疑問を持たずに受け入れる村田と、悩み続けてきた砂川。真逆の二人がそれぞれの考えや想いを照らし合わせながら、少しずつ関係を構築していきます。
いわゆる当て馬になる高坂ですが、二人のよき相談相手として素晴らしい立ち回り。
彼がいなければ、砂川が靡くに靡けず話が進まなかったかもしれません。
そんな高坂、村田の友達とフラグが立っているような感じ。タチネコ両刀キャラが攻めだと色々もやもやするので、ここは一つ受け側で幸せになって欲しいと思います。
でかワンコ受けの村田ですが、エッチの時はかわいいネコちゃんです。
が、高坂に「乙女思考」とまで言われてしまう砂川はバリタチを豪語するほど攻めっぽくない。綺麗な攻め大好きですが、だからこそ紛うことなき攻め成分が欲しい。砂川はどうにも気質が受け受けしいのがちょっと残念。
華奢だけど中身は男前というのではなく、敢えて中身も乙女な攻めというのはそんなにないので、そういう観点ではなかなか楽しいとは思いました。