ファイブコーナーズコーヒー

five corners coffee

ファイブコーナーズコーヒー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神48
  • 萌×243
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
17
得点
462
評価数
116
平均
4.1 / 5
神率
41.4%
著者
児島かつら 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784801965157

あらすじ

駅から5回角を曲がったところにあるカフェ「FIVE CORNERS COFFEE」。
そんな自然豊かな街で、公彦は大学時代の友人・晴海とカフェを営んでいた。
二人はゲイ友でもあり、気が合う最高の相棒でもある。
カフェを持つ夢も叶い、順風満帆な日々を送っていた公彦には
ただ一つ思い通りにいかない事があった。それは、恋。

公彦自身には別の処理相手がいつつも、
長年、晴海に対しての諦めきれない恋心を秘めながら、
身動きの取れない関係に思い悩んでいた。
ある日、晴海から店の拡大の為、2店舗目進出の話が来ていると相談されるが、
依頼を出してきた相手が晴海の大学時代の元カレで———!?


誰よりも近くて遠かった恋が、動き出す!?

不器用だけど一途な男前×踏み出せない片思いミドルサーティ
大人の〝わるあがき〟な恋

表題作ファイブコーナーズコーヒー

晴海 カフェオーナー・35歳
公彦 カフェ共同経営者・35歳

同時収録作品ファイブコーナーズコーヒー

敬太 カフェのバイト
公彦 カフェ共同経営者・35歳

その他の収録作品

  • ever after(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:人物設定

レビュー投稿数17

色んな想いが交錯してる

大学時代からの付き合いでゲイ友でもあり共同経営者でもある晴海と公彦のお話です。

当て馬として晴海の元カレである雅人と公彦のセフレである敬太が登場し、四角関係のような展開になります。
敬太が公彦を抱いたり、晴海が雅人を抱いていた過去が描かれたり、雅人の自慰があるので苦手な方はご注意下さい。

晴海と公彦が35歳に見えなかったり、誰だか見分けがつかなくて戸惑ったりしましたが、色んな想いが交錯した末に晴海と公彦が両想いになる流れにはキュンときました!

敬太があまりにも可哀想だったのですが『とめどなく、シュガー』というスピンオフがあると知り、ホッとしました。読むのが楽しみです。

シーモアは白抜き修正でした。

0

30代の等身大ラブ

近所にこんなカフェがあったら通っちゃうな〜…の夢と
ゲイのリアリティっぽさがありました。

”とめどなくシュガー”からきた読者です。
BL的には”とめどなく〜”のが好きではあったんですけど、
こちらはこちらで大人のしっぽり、読み応えがありました(ずっしり)。

読者を”早く両思いになっちまいなよ〜!!”な気分で引っ張ります。
キミさんが晴海の告白に戸惑う感じがね、、30代半ば超えて、40手前の心境として、なんだかとってもエグかったですw

片思いプロフェッショナルが10年以上キープしてた”親友”という関係性を崩すのは怖いっていう気持ちが深々と伝わってきました。”共同経営者”だったからうまくいってたのかしら?だって、あんな気持ちを抱えてて何年もそばでやり過ごすってなかなかしんどいものがある気がするんですけどね〜、、、。

当て馬好きとしては、それぞれの当て馬がいい仕事してたと思うんですよ。”とめどなく〜”のケータ君はめっちゃ切ない(これは救済したくなる!)。小森はしょーもねー奴なんですがw、こっちはこっちでなんかリーマンお仕事BLの匂いがしたりして…。

かなりエロがあるにも関わらず、彼らの日常や葛藤の印象が強く残るドラマ性の高い作品だと思いました。

1

永久に共にって感じ

小森がしょーもなくて残念だった
晴海が小森のこと嫌いにすらなっていなくて、信頼する気持ちを維持していたこと、いつか恥に思って省みるといいんだけど
晴海みたいな人が自分のことを好きなことに胡座をかいて大切にされていることを履き違えてひどいことして、思っていたよりも愛されていた結果のことで被害者ぶるなんてクソすぎる
でも、自分のことちゃんと解ってないみたいなのね
仕事は向いてるんでしょ
他人をコントロールするの好きな人の感じする
小森の自慰あんなにガッツリ描かなくても良かった気もする

親友が最高で恋愛的に身動き取れなくなるお話はときどきあるけれど、この二人は割りといい年なのに時間忘れてキスしてからのしっかりセックスしといて、それでも親友のままの余地がある
それも解る
丸で意識しないってことはないし、夜の秘密を持っている同士だけの何かがないってことにはならないんだけど、友達や同僚がやれちゃうのも解るよ
しかも公彦なんか上手だしな
相手が大学生なのに晴海にバレずにやれてるくらいだもん

親友から変わるなら結婚しかない
そうかも!そうだよね
小森はきっとまた何かしらで店のこと意識して見ちゃうことあると思うから、二人が夫夫なのに気づいて悔しがれば良いんだよな

ちょっと登場人物の体格の印象が似通っているような気がする

0

すごくリアルな感じがしました

大学で出会ってお互いの夢を共有しあって35歳。長すぎた友達としての期間。今更恋心を自覚したところで、告白して振られたら今までの親友としての時間もポジションも失ってしまうと怖くて動けない。そんな攻め、受け両方の感情がとてもリアルでした。

更に受けの公彦とセフレ関係にある大学生バイトの敬太。攻めの晴海もそうだけど察しがすごく良くて、よく周りが見えていて。だから啓太と公彦が体の関係を持っていることを晴海は察してしまうし、晴海と公彦が両片思いを拗らせていてお互いに動けないことを啓太は見抜いてしまう。みんないい人達ばかりだからどの立場から見ても辛い。

どちらも動けない拗らせた2人に必要なのはやっぱり当て馬役で、敬太もいい仕事はしたんだけどどちらかと言うとサポート役だったから、晴海の元彼雅人はいい意味で嫌な奴でよかった。思えば雅人もそんなに悪いやつでもないんだけど、晴海を試したかっただけで簡単に別れを決めちゃったんだろうなぁと思うとちょっと不憫かな?

まぁリアルな世の中にはホントに嫌な奴もたまにはいるけど、実際にはこの世界みたいに悪人とか悪役とかじゃなくて上手く噛み合わない関係って沢山あるんだよなっていうことを改めて感じるような、ホントにリアルな雰囲気のお話でした。

そしてこの児島かつら先生、初めて読みましたけど絵の描き込み凄いですね!背景とかめちゃくちゃしっかり描き込まれていてどのコマを見ても素晴らしかったです!そこもこの話にリアリティを感じる要因の一つなのかも…と思わずにはいられませんでした。

0

大人だから、親友だから

スピンオフが発売されたので、この機会にと読みました。
35歳、大学生からの親友でカフェの共同経営者。
長い年月で築いてきたこの関係を壊すのが怖くて言い出せない2人の両片思いでした。
恋愛以外は上手くいってる。
そんな2人があるきっかけから踏み出せない一歩を踏み出して…っていうお話です。

一歩を踏み出してからもすぐに答えを出せなかったり、もだもだしてますがそれが大人の恋愛なのかな、と。
仕事のパートナーと恋愛関係になって、別れが来たらダメージは計り知れないものね。
そりゃ勇気要るよ。
晴海の告白はストレートで良かったし、プロポーズ?もカッコよかった!

相手には別に好きな人が居るって分かっていてセフレを続ける敬太が切なかったですね。幸せになって欲しいわー。
雅人は自業自得としか言いようがないよな。自分の気持ち確かめるために仕事を利用してるみたいになってるのもどうかと思った。

どのキャラも顔が似てて、髪型もちょっと似てて読み始めは混乱しちゃったのが唯一のマイナスポイントでした。

2

簡単にくっ付かないのが良い!

「とめどなく、シュガー」を読む前に、こちらがスピン元だと知り読むことにしました。

いい年をした大人同士で更に大学時代からの親友でありカフェの共同経営者、お互いが大事で今の関係を壊したくない。

こんな拗れた関係に若いセフレや元カレが関わる事によって、新しい風が吹いて来てお互いの間にある停滞した空気を入れ替えてくれるんです。

両片思いが長い2人なのに簡単にくっ付かないところに凄く萌えました。若いセフレは公彦が思う相手を知り恋を諦め、元カレは別れた時に晴海が無意識に選んだ相手を再確認することになります。

お互いに相手の向こうに見え隠れする存在に嫉妬して、すれ違いながらも1番大事な存在が揺らがないところが凄く良かったです。

もし、2人が大学時代から付き合ってたらこうはならなかったかもしれないし、長く友人でいたからこそこの結果に繋がったのかと思いました。

ちょっと敬太だけ可哀想かなと思ったけど、あの2人に割り込もうとした時点でこの結果は見えていたと思うので、大人になる上で必要だったのかなと思いました。

3

素敵なカフェと、、、、

大学からの付き合いで、親友であり、カフェの共同経営者であり、ずっと好きなアイツ。
でも、その気持ちは言えないままで10数年ーー。

あぁ!!!!!!!
イイ年になってしまったからと、今の居心地のイイ関係を壊したくない、だって、人の気持ちは縛れないし、わかりきれないから、、、恋愛なら尚更、その一歩を踏み出すのが難しい年頃なのがわかる!!!!!!!!!!!!

これが、もう少し若い時なら、、、
それこそ、人生最後の花咲かせな恋なら、、、
また違うのかもしれないが、このモダモダ感が妙にリアルでゾクゾクします。

スピンオフに、『とめどなく、シュガー』があります。カフェのバイトだった敬太くんのお話。

Cモアさん、修正、ライトセーバー。

3

ゲイのリアルが詰まってる気がする

表面上お互いにゲイだけど、恋愛関係になることはなく長年親友のまま。だけど密かにお互い両片思い。会話のテンポであったり、まわりの環境であったり年齢35歳というところがゲイとして生きているリアルさが描かれている気がします。最後はもちろんハッピーエンドなのですが、そこに行き着くまでの2人の気持ちの葛藤が胸に刺さります。
結婚という確かな結びつきが難しいゲイカップルが幸せになるには、そして一生一緒に側にいるにはどうしたらいいのか、、、2人で下した決断に心からエールを送りたいです。

1

どこかリアリティを感じる不思議

どこかの海辺にありそうなお店。
そして居そうな店の経営者!

途中まで、
主人公の二人は恋人としてはくっつかないのでは⁉︎
……と思ってしまうほど、
敬太くんと小森くんが印象的。
特に敬太くんは可哀想だった……大人だなぁ……
読み終えた後、
こっちの二人のそれぞれのスピンオフとかないのかなと、
ついちるちるで確認してしまいました!

私的にはとっても好きなお話しではあったのですが、
これを言うと怒られそうですが、
ちょっとえちシーンが……なんというか……
あくまでも!私には!合わなくて、
そこまでハードに描かなくても……
という気分に……
きっとね、
流れ的にとてもリアルに感じてしまったからかな。
物語的には必然の描写だと思いますしね。

でもカップルとしても本当に居そうで、
この時代、居ても全く違和感ないなと。

こんな店の常連になって、
暖かく二人を見守りたいv
そんな気分になる一冊でしたv
評価は神寄りの「萌×2」で!



1

まさに大人の恋愛

 リアル……、自分が主人公二人の年齢に近いからかもしれないけど、やけに沁みる……。
 大学からの親友でお互いゲイだけど恋人同士ではないキミ(受け)とハル(攻め)が、長年の夢であるコーヒーショップを共同経営する中で、色々ありながら恋人同士になるというお話。
 キミは大学の時にハルを好きだと気付いたけれど、“親友”という関係が馴染み過ぎて“恋愛”という感情を隠すことを選びます。ハルもいつの間にかキミを好きになっていましたが、イマイチ掴み所のないキミに恋心を打ち明けられず過ごしていました。それが敬太や雅人の介入で変わっていって……。

 20代はモラトリアム、それを過ぎて30代はなんとなく自分というものがわかってきます。
 何が出来て、何を諦めれば良いのか……。自分の気持ちの落とし所をどこに持っていけば苦しまずに済むのか……。悪く言えばズルく、よく言えば器用に生きられるようになるでしょう。
 きっとキミとハルもそんな風に生きてきたんだろうなと思います。敬太や雅人の存在が無ければ、お互いの気持ちに蓋をしたまま終わっていたのかもしれません……。
 二人が本当のパートナーになることが出来て良かった……。
 
 二人が選択した「結婚」という関係も、ただ形式的に証が欲しいということではなく、もっと精神的な結びつきを求めているようで、色々経験してきた大人の二人だからありえる選択なのだなと思いました。
 セックスの時にこうして欲しいとか素直に言えちゃうことも、二人で住むのにマンションを買うとかいう話が出来ちゃうことも、「ああ、大人な二人だなあ」と、すごくカッコいいなと思いました。見た目とかそういうことではなく、生き方が35才……児島先生、上手。

 キミのセフレだった敬太は、本当にキミのことが好きだったんすね……切ない。
 現在進行形で敬太のお話が進んでいるので、幸せになることを願ってます。

2

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