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hatsukoi ga kiba wo muku
静かだけどじんわりきますね…
カテゴリーとしては「再会もの」。
高校時代にクラスメイトの嵯峨と家でキスしていた所を小さな弟に見られて、あらゆる意味でそこから先に進めなくなった兄・晃生が主人公です。
両親は海外での仕事のため晃生はずっと親代わりに弟・南の世話をしてきたけれど、ちょっと行きすぎてる?南に過保護で自分の事は後回し/ないがしろ。
ずっと罪悪感や負い目のようなものを抱えて。
そんな時、南がスカウトされて芸能事務所に入る事になるんだけれど、その担当者がなんと嵯峨!
晃生はすっかりオドオド。
このオドオドぶりがずっと続いて、なんだか胸が締め付けられる。
マンガの主人公としては暗すぎる…?とも思うけど、なんかリアルというか。クローゼットの人にこういう気持ちの持ちようで生きてる人がいるんだろうな…とか感じました。
嵯峨もはじめ冷たくて。
でも南のスカウトの時から思うところがあったわけだから、嵯峨はちょっと意地悪ですね。
ただ、晃生の方からきちんと経緯とその時の気持ち、謝罪と感謝を自分の言葉で言えたのが凄いことだと思う。
そうなるともう弟の前でもイチャイチャ?
まあ、お互い初恋が実って良かった良かった。
このへんの時代の作品が持っている登場人物の
人生をうかがい知ることが出来る
ちょっと切ないスパイスを足した感じで
しっとりしたお話を探してました。
1巻で綺麗にまとまっていますが足りない所など
なくゆっくり丁寧なストーリー展開が
悲しみや喜びをより一層深く感じさせてくれます。
1話と4話では何回読んでもチョロっと涙がでちゃいます。
高校の時の初恋にとらわれている2人。
何も言わずに転校されてしまい振られたと傷ついている攻めの嵯峨と、キスした恥ずかしさとサヨナラしたくない気持ちでテンパってしまい無視したままの最後を後悔している受け、家田。
10年以上経って家田の弟が所属する芸能事務所の社員と保護者という立場で再会します。
大人同士、一線を引いた気持ちでは名字呼び。
思いがあふれてしまったら一気に「家ちゃん、嵯峨くん」呼びで初恋の時に戻ってしまうのがすごーく良かったです。
攻め、受けともに自分の予想とは全く違うセリフや行動をとる箇所がいくつかあり、そちらも想定外で印象に残りました。
高校生の時に戻った過去シーンも結構ありましたが分かりやすいし、お話のリズムと雰囲気の乱れがなく集中して読めました。
何回読んでも飽きない大当たり作品に出会えてハッピーです。
多くを語らないで人物の気持ちを表現する感じがすごくよかったです。
初めは何を考えているのかわからない攻めですが、後半攻め視点になってそれが明らかになって、そうだったのか、よかった~ってなりました。
途中髪を切っただけで、なんだが受けがすごく可愛くなって、攻めのときめきがこちらにも伝わってきました。最後のシーンはキュンとしました。
はなぶさ先生の作品は何作か拝読しましたが、絵柄も素朴で派手な展開はないですが、じんわりと心に染みる作品を描く、いい作家さんだなと思います。
有點病,有點不坦率,有點懦弱,氮素很米,偶爾流露出來的那些小細節也好,氣質也好,很蠱人www攻也是我喜歡的那種強勢男(?)啊喜歡,破鏡重圓,很好
好喜歡作者這種感覺的作畫與敘事,喜歡喜歡wwww
私の神本です。人生No.1漫画です。
人とは違うセクシュアリティに
悩んでいる主人公とそれを初めて受け入れてくれた同級生との出会いと別離とさらに再会を
はなぶさ数字先生の美しい絵柄で
丁寧に描かれていているのが最高に素敵です!
目線や表情と台詞がコマを追いかけるたびに
何度も心を鷲掴みされました。
どちらかと言えば映像のドラマや映画を見ているような感覚!!
グズグスと泣きながら読みました。
はーっ良い本に出会えました。
何度も定期的に読み返しています。
初めて読んだ はなぶさ数字先生の作品です。
芸能事務所マネージャー 嵯峨 玲治と在宅プログラマー 家田 晃生のお話。
両親が海外勤務のため、晃生くんは年の離れた弟の面倒を見ています。
ある日、芸能事務所にスカウトされた弟の南が俳優になると言い出しました。
両親に頼まれた晃生は仕方なく芸能事務所に顔合わせに行くことなります。
数日後、芸能事務所を訪れた晃生くんが南の担当として顔を合わせたのは…「初恋」の人でした。
高校生の時、晃生くんは嵯峨くんとキスしているところを幼稚園から帰った南に見られてしまいました。
その出来事から、様子がおかしくなり人見知りになった南。
晃生くんは自分の責任だと感じ、嵯峨くんを避けるようになります。
しかし、親の転勤で転校した晃生くんは、ずっと「初恋」の嵯峨くんを忘れられないままでした。
幼い南には同性同士が理解できなくても、兄のいつもと違う雰囲気に不安だったのでしょう。
そして、高校生の晃生くんは弟に対する罪悪感を持ち、自分のセクシャリティに向き合う覚悟は持てなかった。
…誰も悪くないんですよ。
一方、嵯峨くんもずっと晃生くんを忘れられませんでした。
だから、晃生くんに似ている子をスカウトしたのですが、まさか晃生くんの弟なんて…人生は捨てたもんじゃないですね。
「弟」がきっかけで疎遠になり、「弟」がきっかけでまた巡り合う。
しかも、南くんは人見知りをほとんどしなくなり、俳優の夢に向かって頑張っています。
兄離れをするために1人暮らしをすると言い出して、晃生くんが考えていたより成長しているんだな~。
自分も前に進むために初恋を「終わり」にしようと思った晃生くんですが、逆に嵯峨くんの気持ちを突き動かします。
両片想いの2人だから、気持が通じたら後はもう止まりません (*ノェ`)っ))タシタシ
お互い10年以上も「初恋」の人を想い、後悔したからこそ踏み出せる一歩。
南くんも兄のセクシャリティには気が付いていたらしく、すんなりと2人を受け入れる柔軟さ。
厳しい芸能界を生きていくためには大事だね(笑)
Hシーンは、エロさはないですが晃生くんの初々しさが伝わります。
晃生くんの「やめないで」が可愛すぎた(笑)
描き下ろし『弟が家を出る』
南くんが1人暮らしするために引越しをするお話。
晃生くんは南くんに「明日も嵯峨さんも休みだってさ 頑張ってね」と応援されますが…。
はなぶさ数字先生の丁寧な絵柄と心理描写で感情移入できる作品です。
「初恋」の人と結ばれた2人。
この先はもう手を離さないで欲しい
タイトルのイメージからは想像できない純情なラブストーリー。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
切なくて胸が苦しくて、なのに甘酸っぱくて・・・本当に大好きな作品です。
物語の冒頭は嵯峨(攻め)と晃生(受け)の過去のシーン。この時点で二人の体格差に静かに悶える。
まだ幼かったみーくん(弟)の心に傷を負わせてしまったと、晃生はずっと負い目を感じて生きてきました。
共働きの両親に代わって自分のことは二の次に、みーくんの面倒を見てきてもその罪悪感を消し去ることは出来なくて。
そんなある日晃生は、引っ込み思案で内弁慶と思っていたみーくんから『俳優になる』と打ち明けられます。そして彼をスカウトした事務所の関係者としての嵯峨と、十年以上振りに再会するのです。
・・・初恋、初めての恋なんです。それだけではなく嵯峨は、同性愛者としての自分を肯定してくれて、そばに居てくれた初めての人でもある。そんなの忘れられるはずがない。お互いの初めてをゆっくりと埋めていくような穏やかだけど心がそわそわする日々の中、二人を疎遠にしてしまう出来事は起こります。
第一話~第四話が晃生視点、第五話は嵯峨のターン。
再会してからの二人がもうもどかしくて、もどかしくて。でもね「一からやり直していく」様を丁寧に追っていける喜びをこの作品は教えてくれます。
あと個人的に嵯峨が晃生のことを『家ちゃん』て呼ぶのに最大の萌を感じてしまうのです。
切ないシーンを読んでいるときの心臓の速さといったら凄まじくて、でもそれが幸せによる心臓の速さに切り替わった瞬間の快感と言ったらそれこれ凄まじくて…
そんなすれ違い乗り越えての幸せを存分に味わえる作品でした!
ある日の出来事ですれ違ってしまいそのまま関係が修復できずじまいで離れ離れ。そんな2人がひょんなことから10年以上経った今再会するお話です。
ずっと忘れなれなかった人との再会は嬉しい、でもそれは幸せな現実が待っているならの話。
受が当時の話をした途端、案の定攻は「よくその話出せるな」「やっと忘れられたと思ったのに」と、挙げ句の果てには「その話はもう出さないでくれ」と言われる始末。切ない。
そこからの2人は現実での関係を取り繕う。でもどうしたってお互い引きずってるし、お互い好きあってるし、お互い一歩踏み出したいんだろうなと…私にはめっちゃ伝わってくるのにお互いには伝わらない切なさ…すれ違いの切なさ描くのが最高で私の心臓は喜びまくりでした…!
読者には伝わってくるけど受には何を考えているか伝わらないだろうなって思える攻の描き方されていて、とてもお上手だと思いました…
でもやっぱり攻は激重執着一途攻でした!やっぱりね!受には感じさせないけどやっぱりね!偶然ではあるものの2人の再会がそんな攻の未練たらたらっぷりからきていたという現実にはまんまと喜ばされました…やっぱりね〜…!
あんなに頑張ってたのに抑えていた感情が溢れだしてしまった瞬間の攻の最高さと言ったら〜……!受のこと迎えに行ってくれてありがとう…一歩踏み出してくれてありがとう…あのとき自分がもっと理性抑えてゆっくり進められてたらって後悔をしてたこと最っ高だったし、「もう逃げないで」の切なさと言ったら……最高でした…!そこからの2人の営み最高に幸せなのに、どうしても取り戻せない現実の切なさもあって、でもそんなの今があるからやっぱり何よりも幸せなんだろうな〜ととても感じられてやっと繋がりあった2人の愛をきちんと感じられるシーンでした!
これからの2人は確実に2人で幸せのレールを歩いていくでしょうね!そんなことを感じられる終わり方で最高最高でした!
切なさの表情がとても魅力的で、ゆっくり丁寧に描かれたストーリーで読んでるこっちも同じ切なさを味わえるそんな作品でした!
切なさ乗り越えての幸せを読むのが何よりも大好きな方にはもってこいの作品だと思います!これからも読み返したい作品でした!本当に良かったです!
最高も最高でした。登場人物みんな可愛い。
◾︎嵯峨(芸能事務所社員)×家田(家ちゃん 在宅プログラマ) 高校の同級生
序盤の嵯峨と家田の探り合い、家田目線で話が進みますが、嵯峨の気持ちを考えながら読んじゃって、胸が苦しくなります。
家田の自宅でコーヒーを飲みながら「ありがとうございました」と言われた嵯峨の気持ち…家田もそうしたくないながらも、ここで区切りを付けようと決意したわけですが、嵯峨もこれで終わりにされるかと思ったら胸中穏やかではないですよね。だからこそ戻ってきた。
終盤の嵯峨目線が非常によかった。初恋は双方に爪痕をしっかり残していて、この再会がなければどうなっていたのかと震える。嵯峨の「ノーコメント」から察するに、彼氏かどうかは分からないが遊んではいたよな〜〜でも嵯峨の方が執着強めだから今後は安心です。
弟の南が外でみーくん呼びされることを嫌がらないのが可愛い。恥ずかしいからやめて!って言ってもいい年齢なのに、素直に育ったんだろうなぁ。みーくんがずっと、"恋人"作りなよってお兄ちゃんに言ってるのも優しいですよね。気付いてるから"彼女"とは言わない。
家田が抜いてる描写あったけど、DVDは普通に男女モノなのかな?家ちゃんの性格でゲイDVD置いておけると思わない。男女モノで男性のカットが多い作品とかでカモフラしてたのかな?
「みーくんにひどいことしたことある」…のくだりだけ切り取ってBL脳的に読むと、あっくん→みーくんの兄弟ものに見える。みーくんがBL脳じゃなくてよかったよホント。完全に昔イタズラしたお兄ちゃんだよこれじゃ。
描き下ろし、家田が嵯峨のシャツたたむの可愛すぎて、そらそうなる!!!
幼稚園児の弟にキスしているところを見られて
弟が喋らなくなってしまい初恋を手放さざるを得なかった高校生の晃生、
気の毒でしたね…。
自分のせいだと責任を感じてしまうのは当然だし
嵯峨くんの気持ちを考えるより転校を機に逃げてしまったのは
いたしかたない事だと思います。
でも嵯峨くんにしてみたら好きだったからずっと苦しかっただろうなぁ。
振られた方は振った方が想像するよりもっとキツイはずですから。
再会時に少し意地悪だったのも仕方ないですね。
とはいえ晃生も引きずってたからお互い様かもしれません。
それにしても嵯峨くんは高校の時も優しいし
大人になったらかっこよくなってるー!!
晃生より断然嵯峨くん贔屓になってしまったのはビジュアルが好みだったのと
5話の冒頭で嵯峨くんの心情が切なかったからです。
「家ちゃん、もう逃げないで」
この一言でわぁああ!となってしまいました。
余裕のない嵯峨くんも魅力的でした。
みーくんは昔の事が嘘のように活発な若者になって安心しました。
晃生が過保護だったのも結果的には良かったです。