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minahada pectolite
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
勉強きっかけで繋がる高校生2人の姿が爽やかでキュンがいっぱい。恋を自覚して悩み葛藤するところも初々しくてドキドキしました^ ^
学年一位の川瀬にライバル視する栗原と、お節介で世話焼きの川瀬のライバルBL。学園生活を舞台に深まっていく、ライバルを超えた友情や親愛、情愛に、たくさん酔いしれました。
嫌いな相手を好きになっていくところ、親友だと思っていた相手を恋愛的に好きになっていくところ、高校生の甘酸っぱい空気感で爽やかに流れゆくストーリーが実に心地よかったです。
勉強を通して得ていく友情がどんどん深くなっていって、ライバルから特別な存在になっていく流れがとても自然体。自分以外の同級生と仲良くしているところを見て、モヤモヤする青臭い嫉妬心にニヤニヤしたりと、甘酸っぱい恋の芽生えに萌え心をくすぐられました。
ふいにキスをして、理性より本能が勝ってしまった優等生の苦悩もまた可愛くて、これぞBLって感じの甘いドキドキ感が最高です。勉強会をしても身に入らないそわそわした川瀬にも、いざというとき日和ってしまう川瀬の背中を押す、栗原の男前さもまた萌えどころ満載です。
優等生2人の切磋琢磨する甘酸っぱい青春ストーリーがイチオシの作品。丁寧で繊細な心理描写もとても素晴らしかったです。
学年1位の川瀬が2位の栗原を認識したところから始まります。
世話焼きな川瀬はいつもしんどそうで昼も全然食べてない栗原を放っておけず、栗原を構うようになり徐々に距離を縮めていく様子は見ていて微笑ましいです。
何気なく栗原にキスしてしまった川瀬が栗原を好きなんだと気づくところには萌えました…!
想いが通じるところは焦れったくてキュンときます。
これからもお互いを高めあっていけそうで幸せなハッピーエンドでした。
初夜はありますが、修正が必要なシーンはありません。
どこまでも優しい川瀬とどこまでもツンな栗原が良かったです。
表紙の栗原がキレイですね。
自分まだまだ内容によっては高校生ものいけると思ってたんだけど…。
栗原の成績と母の件があっさり解決したあとはもう…。
いやいや、川瀬の世話焼きのおかげでちゃんと栗原は母と向き合えて言いたいことを言えたんだけど。
川瀬も本当はこんな生活がキツくて、今度は栗原にちゃんと言えって感じになって、キスして…。
うーん、いや高校生だし家族関係濃いよね。川瀬は三兄妹で母子家庭の長男だし。
高校生ならではの世界観あるよね、委員とか学祭とか。
もう遠い昔すぎて、あと現実が辛すぎて繊細な高校生ものが曇った目では読めませんでした。トホホ。
学年1位と、2位の高校生のお話。
受けの菊は、ただ母親の嬉しい顔が見たかったんだね。その為に、何としても1位をとりたかった。これが、物凄いプレッシャーで押しつぶされていた。
攻めの川瀬は、父親の死に直面。これまた、親に迷惑をかけたくなくて、勉強を頑張っていた。
どちらも、家族思いの息子達。
菊は、母親に自分の気持ちを言えて良かったね。母も分かってくれて、1件落着。
この物語は、お互い支え合うと言う所がテーマで、とても良かった!
真面目で優しいが故に弱音を押し殺してきた2人が出会うお話。
弱っていることに気づいてくれて、弱音を受け止めてくれる相手に出会えてよかったね;;となりました。
相変わらず那悟なゆた先生の絵が好きすぎます。
とっても良い本なんですが、何かが足りないなあ、という読後感。なんだろう?と考えたところ、秀才ふたり(学年ワンツー)、愛のある家庭、どこにでもいそうな普通のダンシコーコーセー。だとしたら、将来への不安とかが、多少出てきてもいいのでは?(もちろん、そんなもの気にしなくていい世界が最高なんですけど!)
「そしたら俺が嬉しいから!」という言葉に、すごくカワセくんの人間性が詰まっていて。彼はこれからもきっと、あらゆる場面で苦労を重ねるだろうなあ。そんな時、キクくんはどうするんだろうか?彼を支えるには、ちょっと未熟かな?
でも、青春の1ページ。愛されている自覚はあるのに、なぜか独りぼっちな気持ち。相談すればいいのに、相手はいるのに、できない。そんなところが、ばっちり表現されていました
萌える!!
オカン系DKと切羽詰まり系DK、イイね!
成績で1位を取るのが当たり前だった栗原前に突如として現れた、高校入試以来ずっと1位を取り続けている川瀬。
どんなに頑張っても、睡眠時間も食事の時間も削ってすべてを勉強に当てても勝てない相手に、言いようのない苛立ちを覚えていた栗原だったが…。
栗原の態度がものっすごく悪いんですよ、登場時から。
切羽詰まり過ぎた様子から、事情は言われなくても分かる。
一方の川瀬が1位を取り続ける理由も、何となく読み取れる。
お互いに引くに引けないからどうしようもない。
だからと言って相手に当たるのは違うのに、理不尽に当られたオカン系、大人です。
ふつうであれば「栗原!ちょっとここに正座しなさい!」って言いたくなる展開なのに、常々自分の短気を持て余しているくらいなのに、栗原にイラつかずに読めたのは、すべて川瀬のおかげさまです。
この子、すごいですよ。
自分にキャンキャン噛みつく犬、もしくは毛を逆立てて威嚇してくる猫を素手でぎゅっと抱きしめちゃうような子です。
そんなふうにされたら威嚇していた方も「あれ?」ってなるし、構われて面倒なのに、構われないと気になっちゃったり。
この関係のバランスが逆に心地よく感じられました。
川瀬と知り合って仲良くなったことで、他の生徒への当たりにも変化が出てきた栗原に、川瀬が「ん?」となる辺りからは、ひたすらにやにやして読みました。
鏡があったら100%気持ち悪い自分とご対面できるくらいにやにやが止まりません。
可愛いんですよ、2人とも。
ちょっともやっとなってる自分に戸惑う川瀬も、鈍感な栗原も。
初キスも可愛いし、その後の流れもこの2人ならではって感じで可愛い。
何をしても可愛くて、結構肝が据わってる栗原も可愛いし、もじもじしてる川瀬も可愛い。ノンストップにやにやでした。
タイトルの意味が分からなかったので調べました。
「みはなだ」=水色
「ペクトライト」=鉱石の一種。ソーダ珪灰石。白と水色が混じり合った希少石。
パワーストーンとしての意味合いが「おおお」だったので、蛇足とは思いますが。
1) 外部から受けた傷やダメージを癒す効果
2) 物事の本質を見抜く
3) コミュニケーション能力を高める効果
すごくないですか?びっくりしません?タイトルに込められた意味よりも、こういうニッチな知識に驚きます。
蛇足ついでに。
ラストの順位表ですが、わざと順位が見えないようになっているニクイ演出。
わたしは「同点1位」と読みました。
みなさまはいかがですか?
あまり硬くない石
青春ですね
◾︎川瀬(試験は常に学年1位)×栗原(同じく2位)
1話読んで今は栗原を可愛いと思えないかもしれないと思いそっとじ…そこからあたためてました。
久々に読んで、よかった〜!あたため勝ちです。ツンデレが読みたい気分だったのよ!ツンツンツンツンツンデレぐらいだけど!
栗原が川瀬の前で感情を爆発させて泣く栗原のシーンのパワー!!!その後の対母との会話はあっさりでしたが、まさに「意外とそんなものだ」という落とし方なのかな。
中盤ちょっと失速しましたが終盤の告白シーン特に好き。栗原のせっかちで結論を急ぎたがる感じも、賢いのに急にIQ下がった川瀬もまとめて抱きしめたい!川瀬の鼻の穴すら愛しい笑
「めちゃくちゃすきでしかたがない」この頭弱そうなモノローグが川瀬のものだという愛しさ!
描き下ろしの図書室…青春さとエロさが濃ゆくてたまらん。
萌〜萌2
表紙の黒髪の彼が向ける眼差しが印象で、きっと大人しくて可愛らしい子だと勝手にイメージしていました。
読んでみると、彼、栗原菊は結構性格捻くれていました。とにかく学年テストの順位にこだわり、2位止まりに焦り、周囲を遮断、いつもピリピリしています。
対して学年1位の川瀬。おおらかで、世話焼きタイプ。不機嫌な栗原が心に何かをため込んで限界になっているのを察知します。
結果、栗原が自分の為じゃなく母親の為に1位になる事とか、今まで人に言えなかった事を少しずつ川瀬にだけは話せるようになります。憎まれ口もお互いに言い合える仲に。
付き合い方もごく自然でした。さらっとキスしてからの、モダモダして川瀬からの告白。お互いすでに意識し合っての事なのですが、栗原がリード取る形でした。
言いたい事言い合える仲って良いなと思いました。2人のやり取りが自然で、本当に日常にいたらいいなと思えるカップルです。
なんと言いますか、受けのキャラが好きになれなかったです。
人に懐かない猫、という設定なのかとは思うのですが、図書室で勉強している生徒にそこは俺の關だから退け、と言ったりするような人物なので、全く好きになれないし、むしろこんな人をよく世話を焼く気になるな、という非リアルな感じしかなかった。
この作家さんの他の作品が好きで作家買いしていたので、何か期待外れで残念でした。
もちろん、そんな人物がだんだんと攻めには懐いてきて、ラブラブになっていくので、そのあたり後半だけ見ればまあよいのかもしれませんが、他人に対して横柄なことは変わらなくて、それが臆病なことの裏返しではなく単に性格が悪いのでやっぱり好きになれない。