夜明けの序章

yoake no josho

夜明けの序章
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神168
  • 萌×283
  • 萌28
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
38
得点
1260
評価数
286
平均
4.4 / 5
神率
58.7%
著者
三月えみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801964433

あらすじ

【褐色フェロモン美形×やさぐれリーマン】

最愛の弟に「彼氏」ができた。
ブラコンの晃一はショックを隠せず自分も職場の上司であるアルーンと付き合っていると嘘をつく。
褐色の肌、優しい物腰、甘いマスク、仕事もできる魅力的な男・アルーンは弟に彼氏ができたそもそもの元凶。
アルーンへの腹いせも込めて始まった偽物の恋人関係だけど過去、2人には忘れられない「一夜」があって…?

ウブな男子が互いの右手でイケないことを覚えてく!?
大人気「右手」シリーズも同時主収録★

表題作夜明けの序章

アルーン・ジェイン,インド人ハーフ,晃一の上司,SE
甲斐晃一,IT企業のSE

同時収録作品三学期は他人の右手(前後編)

甲斐輝一,高校3年生
木曽新奈,大家の息子,高校3年生

その他の収録作品

  • さよなら遠くの右手(前後編)
  • 夜明けの終章(描き下ろし)
  • カバー下(あとがき)

レビュー投稿数38

表紙が最高にときめく兄弟2カプのお話

表紙のアルーン(攻)に一目惚れして購入した、こちら。
三月えみ先生の絵が本当に全編通して麗しい!最っ高…✨

なんだけど!ページをめくってみたら、表紙カプとは全然違うお話が始まりびっくり。
なんと兄弟それぞれ2カプのお話で、表紙カプは兄・晃一(受)とアルーンだったんですね。

前半〜中盤すぎくらいまで、晃一の弟・輝一× 同級生の新奈のお話で、印象的にはこちらがメインな感じがしたかな、、

個人的には、やっぱり表紙で一目惚れしたアルーンカプが断然好き!
なんですが、弟カプの両片想いもなんとも切なく甘酸っぱくて、最高でした。

特に高校時代、”好きな人の名前を壁に書く”というジンクスのある壁に書かれた名前…蓋を開けてみれば両思い、むしろ攻めの気持ちの方が強いんじゃ、という展開に萌え転がった。。

ブラコンの兄・晃一のお話は、弟に彼氏ができてショックを隠せず、自分も職場の上司であるアルーンと付き合っているんだ〜と嘘をつき、偽の恋人関係として始まったけれど、実は晃一が酔っ払って覚えていない”あの日の夜”にある出来事がありー

という内容。

もう、もう、褐色肌のアルーンの見た目と、その片想い・晃一への惚れっぷりがたまらなかった…!!!
こちらのカプだけでまるっと1冊読みたいぐらい、好みドンピシャ。

見事恋人としての地位をゲットしても、ブラコンの恋人が愛する弟君に嫉妬してるアルーンが可愛い❤︎
受け君大好きな褐色イケメン攻め…最高…✨とうっとりため息が出てしまうぐらい、好きなお話でした。

0

ネタが明かされたところに萌えがある❤︎

一見、経験値でピンとくる許容範囲な感じのストーリー展開なんだけど、読み進めていくと、まんまと騙されてたことに気付くの…
それが、誰かの切ない想いでやった密やかな企だてだったりするから、そこにグッと萌えちゃうんだよねっ!!もぅ先生天才かな。

私も、もれなく表紙の褐色男子にやられた口で、(事実人気が出て今回表紙になったそう)開いたらあれ?DKのはなし??みたいになったんですが、ちゃんと繋がってる技士❤︎

タイトルも良いです〜DKカプも大人2人の話も、読んだあとからこの素敵なネーミングがじわじわ効いてきて…シアワセ❤︎❤︎

夜明けの序章の番外編『morning lover』は、ふつうに(?)恋人2人の甘いお話だけど、やっと収まってくれた感でしあわせ気分が味わえます❤︎こちらも是非オススメ!!

2

弟カプと兄カプ、みんなちがってみんないい

何を血迷ったか[夜明けの序章]のアルーンと晃一のアフターストーリーである[morning lover]を先に読んでコチラに戻ってまいりました。
2人の未来を知りながら読むのもまた良しでしたが、この作品ってば表題作から始まらないのね?!

まずは、晃一の弟である輝一くんのお話から始まります。順番としてはこんな感じ。
各話視点が違います。
私はいろんな視点で語られる話が大好きなのでとても好みな物語の描き方でした。

三学期は他人の右手(前後編)→木曽新奈くん視点

さよなら遠くの右手(前後編)→甲斐輝一くん視点
夜明けの序章デイライト・プロローグ(前後編)→甲斐晃一視点
夜明けの終章デイライト・エピローグ→甲斐輝一視点

甲斐家は、年の離れた兄と二人暮らしでしたがある時兄 晃一がインドに転勤。弟輝一は高3の二学期、間も無く卒業就職先も決まっている状態って事でアパートの大家でもあるお隣の木曽家に居候する事に。そこには、同じクラスでカースト上位の新奈くんのお家で、今まで話したことも無かったのに急接近していく。
学校の建て直しが決まってる校舎の壁の落書きに愛の告白が書かれていて…っていうのがひとつのキーワードになっててこれが切なくて青春でいいんですよ!
あとになるとあぁ、そうだったのかと色々発覚します。
この2人のカップル可愛くてとても好感が持てる。

高校卒業後の職場の同僚クズい越後さんのお話、切なかった。自分を偽って結婚なんてしなくていいやん。それなら違う恋探せばいいのに。あの結婚式の時のメガネを外してオールバックにしてる輝一くんいつもと違ってドキッとするね、あの姿で会いに来たら新奈くんもカッコよくてドキドキしたでしょうよ。

弟達が晴れて公認カップルになり、次は兄達のお話。アルーンってサンスクリット語で[夜明け]って意味なのね。いい名前だな。
アルーン褐色なのは、インドと日本のハーフなんだね。弟離れする為に、擬似恋人役をアルーンに依頼する晃一。ノンケだと言いつつ、インドで裸で抱き合いながら寝て心地いいと思えるだなんて、割と好きな気持ちがないと出来ないことだと思うよ?
無意識下で惹かれてたんじゃないの?アルーンが晃一に惚れてしまう気持ちはわかる。あんな啖呵切られたら好きになっちゃうよ!

なんか、三月えみ先生の作品っていっぱい語ってしまうとネタバレになってしまうからとにかく読んで!面白いからさ!と言いたくなる。

シーモアで購入
白抜き修正

1

ピュアな恋と大人の恋が読める1冊

カバーイラストの褐色肌の男前に吸い寄せられたのですが、ページを開いてすぐに表題作とは異なる作品が載っていてアレっとちょっとびっくり。
ただ、この右手シリーズがものすごく良かった上に分量も多くて、何故こちらを表題作にしなかったのか疑問…

高校3年生の多感な時期。たった数ヶ月の同居生活の中に、なんとも良質なボーイズラブが描かれていました。
お互いの「右手」を借りる性的な触れ合いと共に、学校の壁に書かれたメッセージという性とは相反するあまりにもピュアな伏線が張られているんです。
全てがわかった時、なんだこの絶妙なピュアさは…!と、三月先生のストーリー展開の上手さに唸りました。
その後の2人のお話も遠距離ならではの切なさありで良かったのですけれど、私はどちらかというと輝一に気付きをくれた先輩・越後のキャラクターが気になりましたね。
こういうクズと言われる部類の人間、嫌いじゃないです。

そして、表題作である夜明けの序章。
こちらは雰囲気がガラッと変わって大人の恋愛という感じ。
トワイライトがアルーンへ。いやー、すごく好みでした。
どちらのお話も好きなのですが、やっぱり夜明けの〜をもう少し長く読みたかったかなと。
アルーンも晃一も種類の違う男前なんですよ…こんなの好き。
序盤はアルーンの色気と気持ちが通うまでは最後まで抱かない発言にウッっと悶えつつ、過去が明かされていく度に晃一のかっこ良さにやられてしまう2度美味しい親切設計。
一見、穏やかで優しいアルーンが主導権を握っているように見えて、これは晃一の懐の広さと男前さにアルーンが甘える感じになるのかもしれないななんて。

ブラコン兄弟が主役の短編2作、非常に楽しませていただきました。各CPの色が出ている後日談も良かったです。
2人とも同じくらいブラコンだったのね。

1

惜しい

2作品入ってる。
1つめは表紙の子の弟の話。
男子高校生のノリで2人で扱き合うのが始まり。お互い両片思いだったみたいでピュア?で可愛いかったけどサラッと読み終わっちゃったからもう少しなんか欲しかった。
2つめは表紙の子達メインの話。
恋人のフリから始まる。コレも萌えたし可愛いかったけどサラッと終わっちゃったな……
1冊に2作品だからそこまで細かく書けないのかもしれないけど……
やっぱBLは短編より長編でじっくり見たいな

0

2カプ兄弟オムニバス

お互いしか見えないみたいな熱烈カップルとは少し違った、大人なカップルを描かれる作家さんとして好きな三月さんです。

こちらは二つのカップルが入っていました。
1つは高校生もの。これは、お互い好きなんだけど冗談っぽい感じから入るという、言ってしまえばよくある設定。
こういうキラキラした王道なカップルはあんまり三月さんにはあわないのかなーと思いながら読みました。

もう一つは、最初のカップルの兄(ブラコン)の話で、こちらは少し大人な雰囲気。相手はインド人ですがCEOっぽい立場でアラブものに近いかな?
こちらの方が好みでした。そしてメインカプを押しのけての表紙。

わりとさらっと読めた感じです。

0

一捻りなストーリー展開

また一つ大好きな作品が増えてしまった。

高校生同士の新名と輝一のお話と、輝一の兄である晃一と、年下褐色上司アルーンのお話です。全く異なるカップル同士のお話ですが、うまーく重なり合って、謎だった部分の合致点が合わさって、実質一つの単行本として楽しめました。

特に高校生同士のお話は本当に素晴らしい。話としては決して長くはないのに早足すぎず、物足りないと感じることなく恋の行方を追えました。なんならほろりと泣いてしまいました。
セリフ一つ一つぐっとくるものがあって語りたいけども、多くの方に読んでもらいたいからネタバレなしでここらへんで止めておきます_:(´ཀ`」 ∠):

1

初々しい弟CPといやらしい兄CPの豪華二本立て!

「拒まない男」がとっても面白かったので、遡って本作を読んでみました。
結果、すごく好きだった!

「拒まない男」は話の構造的に、読み返して楽しめるように作られていたけど、
この「夜明けの序章」は各話ごとに見せ場があって、それがとっても良くて、ついつい何度も読み返してしまうって感じでした。

ザクっと言えば、両親がなくずっと二人で暮らして来た兄弟が離れ離れになり、その寂しさを埋めてくれる相手と出逢うお話。
始め4話が弟 輝一と同級生 新奈の「右手シリーズ」。
後の2話が兄 晃一と同僚 アルーンの表題作。

表題作になるだけあって、褐色マッチョイケメンアルーンの魅力、わかりますよ。
いや、だけども、右手シリーズ!
すんごい良かった!!

両片想いの二人が高校最後の思い出にと互いに色々画策し、仕掛けていく。
取り壊しの決まった校舎の壁に想いを書くといった「自己満ポエム」から始まり、次第に火事場の馬鹿力的な力技に……。
抜き合いっこ、素股、果ては合体まで!

初めてのシーン、良かった!
初々しくて可愛かったー(泣)
次々に生まれ変化する感情……驚き、期待、慄き、恋情……を反映してコロコロ変わる新奈の表情がとても丁寧に描かれていて、読み応えがありました。

もともと二人は同クラなのに話したこともないような間柄。
そこから友達になり、セフレになり。
でも恋人ではない。
卒業して離れたら終わり。
良い思い出にするつもり。
寂しさを慰めるのは「他人の右手」として右手を貸すことであって、自分という存在ではないから。

その後両想いを確認し(新幹線ホーム→車内のシーンがまた絶品!)付き合うようになっても、二人の気持ちにはどこかズレがある。

新奈は「結婚式かー… いいなー」なんて思わず口に出る程、二人の将来のことを考えたがっている。
だけど輝一は自分に自信がなくて、新奈に嫌われたくないから変わらないように努めている。
これ以上は望まず、今のままで充分だと自分に言い聞かせている。

この二人、面と向かって「好き」と伝え合っていないんですよね。
(最終的には言うだろうと期待してたけど、結局全く言わなかった…)
壁に書いた告白で伝わっちゃったからね。
付き合おうとか、恋人になろうとかも言ってなさそう。
だからズルズルと今まで来ていて、右手の関係から卒業するタイミングを逸しているのかも。

はい、そこで越後さん、いい仕事してくれましたよ。
肝心なことを伝えなければ、いつか大切な人を失ってしまうことに気付かされるのです。
そして越後さんによって髪を上げられ、コンタクトをブチ込まれ、イケメンに姿を変えた輝一はすぐに新奈に会いに行きます。で、プロポーズ!?
と思いきや、
「ほんとは遠距離とか 耐えらんない」
「毎日 一緒にいたい」
って、それだけかいっ!

でも新奈くんは流石!
「そのうち 一緒に 住も……
やくそく……」
「……そんでいつか 一緒に住んだら
今度は その先の 約束しよ……」
壁の前で立ち止まっていた二人が、ようやく歩き始めました。

これから二人は周囲や家族にカムアウトして、たぶん受け入れられ(お兄ちゃんOKは確定!輝一職場も薔薇を贈ってくれてOK?)、ってなっていくのかな?

さてさて、表題作の大人組。
お兄ちゃんは漢気あるし、アルーンは色気ダダ漏れだし。
二人ともちゃっちゃと言うこと言うし、とっととやることやるし!
モダモダなしに小気味よく読み進められました。

4

未来が見えるv

ニーナくん同様、なぜこっちが表題に⁉︎
いや、アルーンがカッコええのは充分分かりますけどね!

でも、やはり物語としてのインパクトは
『右手』の方が強い!

『右手』の方は突拍子のないお話のようでいて、
きちんと伏線ありで、読み進めていくと
つい口元がによによしてしまいます。

全く個人的好みですが、物語の後半で、
ニーナくんが実は不安だったんだと泣くところが可愛くて、
輝一同様、萌えv
ぎゅとしたくなりますわな!v

きっとこの先、山あり谷ありでしょうが、
この二人はずっと幸せでしょう!

『夜明け』の方は『右手』ありきのお話。
晃一お兄ちゃんのブラコンっぶりが微笑ましいv

欲を言うなら、
アルーンが晃一お兄ちゃんに
ゾッコンになるのは分かるのですが、
晃一お兄ちゃんがアルーンに惹かれていく過程が
もっとじっくり見たかった!

愛おしきキャラクターの勝利。
評価は神寄りの「萌×2」で、

2

もっと読みたいと思う神作品!

どうしてもっと早く読まなかったのかとても素敵な作品です!
迷わないで読んでほしいです!

『右手シリーズ』

いつも一人でいる同級生×クラスの一軍陽キャの人気者同級生のお話です。

もう二人が尊くて目が離せないエピソードばかりです。
3年生の後半に同居することになってそこから二人の関係が始まる・・・のですが最初は男子高校生が二人揃うとこうなるのかな・・・と、見守っているうちにどんどん どんどん あれ?
あれ?あれ?????!!え!コレって・・・熱いっっっ!!と、夢中になって二人のやりとりを見て悶えるようになっていました。
答え合わせが秀逸で萌えがこぼれます!

切ないと好きが溢れすぎる男子高校生〜お互いの事を考えて想い合うその後の二人が本当に尊くてとても素敵な気持ちをもらえるシリーズです。

エロはキュンが激しくて鼻血が出そうになります!いや、輝一のスペックが高い!

『夜明けの序章』

インド人ハーフのイケメン上司×弟大好きおおらか青年のお話です。

アルーンと兄がとてもよかったっっ!

兄とは『右手シリーズ』の輝一の兄の晃一です。
二人の関係性が大人で落ち着いていますがドキドキワクワクします。
会社内だというのに、まだ付き合ってないのに目くばせであんな色気がある雰囲気って!
キャラクターの表情や視線、指先の動きや台詞回しが本当に素敵で何度も読んで戻ってを繰り返しました。
とにかくアルーンの行動がカッコいいわ可愛いわで読んでいる最中はほぼきゅんきゅんしていました。

受けの晃一も負けてはいません!
おおらかに自分が放った言葉を受け入れてアルーンに向き合う姿が男前!
二人とも心身ともに男前なのです。

真っ直ぐで愛が深いアルーンとそれにしっかりと答えを出す晃一。この二人のお互いを思う気持ちがとても素敵ですっ。
なぜアルーンが求愛してくるのか。
それが分かると更に胸熱で大人の恋にとてもキュンキュンします。

エロは強めです!素敵なエロです!
アルーンの攻めに悶絶します!
二人が繰り広げるエロに興奮します!

三月先生の作画もストーリーも構図も本当に素晴らしくてこの一冊を何度も繰り返して読みました。

初々しい青春の恋と大人の落ち着いた恋の両方を一度に読むことができる作品です!

2

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