精液採取から始まる恋♡

天国 in the HELL

tengoku in the HELL

天国 in the HELL
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神99
  • 萌×256
  • 萌17
  • 中立7
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
20
得点
777
評価数
188
平均
4.2 / 5
神率
52.7%
著者
虫歯 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784834264197

あらすじ

プロデュース業に勤しむユタカは、その傍ら、出張ホストとしても働いている。ある日、指名され待ち合わせ場所に行くと、<自分より長身で超強面の男>が客だった! その客・ツカサと言葉を交わすうち、不器用ながらも可愛い一面に興味をそそられるユタカ。誘いに乗り、いざセックスをしようとしたところ、ツカサが<見習い中のサキュバス>であることを知ってしまう!! 異常事態にも関わらず、大興奮のユタカがツカサに告げる。
「君には才能と素質がある」
「俺と一緒にナンバーワン風俗嬢を目指そう!!」
ストーリーテラー・虫歯の新境地♡ スーパージェットコースターラブコメディここに登場!

表題作天国 in the HELL

天国ユタカ(25・プロデュース業・出張ホスト)
ツカサ(18・サキュバス・大学生)

その他の収録作品

  • その後の In the HELL
  • 電子限定描き下ろし

レビュー投稿数20

最高過ぎてどう書いていいかわからなくなってる

表紙と作者さんのお名前はずっと前から見掛けていて気になってました。インパクトある。
虫歯先生初読みでしたが、他のも絶対読もうと思いました。めちゃくちゃ面白かったし良かった。

サキュバス修行中のツカサくんと自分に才能がないから才能ある人を発掘して特別感を得たいユタカくん。そう言いつつ、商才はあるから出張ホスト、雑貨屋・レコードレーベル・ライブハウス経営と手広く仕事してる。
次はアイドル発掘したいと思ってる時に出会ったツカサくんとのアレやこれやのお話ですが、全然予想をしない展開なので一度読んでみて欲しい。
そして、ツカサくんの可愛さを感じて欲しい。
一見強面で愛想がなさそうなのですが、照れ顔がいいし、甘いモノバカみたいに大量に食べちゃうし、謙虚だし、気持ちよくなっちゃうとツノと尻尾と羽が出ちゃうし、やっぱギャップ萌えって狡いけどいいんですよね。

サキュバスのツカサくん精子摂取すると異能力が色々使えるようになるんだけどその能力がユニークすぎるっ!
最初に出てきたのが、イメージを具体的に映像で見せる能力なのだけど、その画像がなんと[いらすとやさん]なのですよw商業漫画の中に[いらすとや]の例の絵が出てくるの斬新!ちょっと笑ってしまいました。ちゃんと作中でも[いらすとや]についてはツッコミが入ってます。
それ以外にも虹を見せたかったのに失敗して頭上にずっと雨が降ってしまったり、ユタカさんに気に入られたくて女体化したり。

悪魔なツカサくんは、誰よりもいたいけで健気ユタカさんへの恋心を隠してユタカさんの望む自分になろうとしてる。
これ、ユタカさんの自分発見成長物語でもある。
自分で発掘した素晴らしい人材を世界に広めたい、そこで自己顕示欲満たしたいって思ってツカサくんの素晴らしさをどう活かそうか考えてサキュバス修行としての精子収集も兼ねてデリヘルボーイさせるんだけど(一見悪どい男にも思えるな)モヤモヤしちゃってる。ツカサくんに性サービスさせる事にモヤモヤするなんて好きな気持ちあるからに決まってるのに、ユタカさん全然気付かないもんだから割と拗れちゃう。

最後の最後、なんか映画のワンシーンみたいなカット割りでとても印象的です。
読んだ後すごい作品に出会ってしまった感が二日くらい抜けなかったです。

シーモアだけど白線修正
ありがたい事に見えてます。

1

エロさとピュアさと可愛さと

 受けがとにかく可愛い! 表紙を飾るサキュバスであるツカサを皆で愛でる作品と言っても過言ではないかもしれません。短髪黒髪強面、という個人的に大好物の3点セットが揃っている時点でかなり好みだったのですが、そこに素直、努力家、人の善意に誠実、という思わず応援したくなるような性格が加わって、読み終わる頃にはツカサにめろめろになっていて、彼の今後の日常も読みたいなぁと思わずにはいられませんでした。

 人間であるユタカもどことなく陰を感じさせる人物ではあるのですが、ツカサに対しては本気で可愛いと思っているのが伝わってきたので、不安は感じませんでした。一緒に良い仕事ができる人へのこだわりは持ちつつも、別に恋愛ができない人、恋人が欲しくない人というわけではないのでしょう。この人だ、と心に決めた人ができたら、その相手とは仕事を抜きにして接することもできる。これからはツカサを独占して可愛がって欲しいですね。感じると翼やツノが出てしまったり、魔法を使おうとして自分の頭上にだけ雨を降らせてしまったり、嬉しくなると花を出してしまったりもするツカサの可愛さに悶えてしまいました。

1

いじらしい健気受け最高です。。

まず表紙が好きです。
メルヘンチックな装飾とアンマッチな表情の男の子。
そして「天国 in the HELL」という興味をそそられるタイトルとで
読む前から掴みバッチリですごい。

虫歯先生の作品は『不死身の命日』も既読で大好きな作品なんですが、
キャラづくりがお上手というか、他の作品にあんまりいない設定のキャラクターが出てくるので面白いです。
共通しているのはマイペースで自由なキャラクターがお好きなのかなぁという印象です。
この作品も、興味の赴くままに生きている攻めがでてきます。

表紙の受けは見た目いかついけど中身は控えめで小心者な見習い淫魔で、
興味を惹かれた攻めによって風俗嬢にされてしまうのですが、
それでもひたすら健気に攻めを隠れて想う姿が良きでした。。。

攻めが自分のことを好いてくれていると知った受けちゃん、
泣いたりするのかと思いきや、まさかの
嬉しすぎて魔力で虹を架けちゃうという、、
もう可愛すぎんか!!??って感じでした。
最高の健気受けでした。ありがとうございました。。。

2

おもしろい上に読ませる

虫歯先生初読み。ずっと積んでてやっと読みました。

おもしろい!
トンデモ設定ドタバタコメディなので、テンションだけで乗り切られる系だったら好みじゃないかも〜なんて思いましたが違いました。
展開に無理を感じることがそれほどなく、自然にさくさく読めました(私にとってはこれ重要)

ストーリーとギャグの組み立ての上手さを感じました。
ただ、ふざけているわけではない。根底に誠実さがあってのユーモアだから響くんですよね。

最初は顔が怖かったツカサがどんどんかわいくなって、うれしい時お花がぽんぽん咲くの、めちゃかわでした。

個人的には、まさかのツカサ受けでしたけどもw

ヒロト(脇役)が恋バナ大好きでオネエみたいになるとこは声出して笑いましたw

あとがきもよかったです。
マーク・トウェインの「天国にユーモアはない」という言葉がお好きで、BLもユーモアであり地獄の中の天国のような存在だと。
全くの同感です!!とうれしくなりました。

「天国にユーモアはない」いい言葉です。
私もただポジティブやハッピーなだけではおもしろさはなかなか生まれないと思っていまして。
毒や偏見、後ろめたさ愚かさ、ネガティブがあるからこそ生まれる笑いが好きです。

1

純朴サキュバス

サキュバスというと人間の姿のときでもほんのりエロくて"いかにも"な感じが多いイメージでしたがツカサはエロいのエの字もない純朴さ!
おまけに健気。もうすっかり虜です。好き。
そんなツカサが恋をした相手、ユタカもなかなかにクセがある人。
色んなことに興味があり、ビジネスの才能もあり、そして憎めない性格。
悪い大人な感じはしなかったけど、女の子の告白の断り方に性格とこれまでの恋愛観が表れているようで、拗らせてるなぁと思ってしまった。

でもユタカもツカサの気持ちを聞いて、自分の想いも自覚して
ほわんとした雰囲気のラストがすごく良かったです。
女の子に変身してまでユタカに愛されたかったツカサが可愛すぎて最高でした。

1

ツカサが可愛すぎてユタカと一緒に大興奮

淫魔もの?サキュバスもの?はあまり読んだことがなく心配でしたが、思ったほど設定に縛られてなくて楽しく読めました。

ツカサの一途で健気で可愛くて真面目でもう言葉が足りません。よくできた受けです。

ユタカが仕事人間で淫魔のツカサも面白がってアイドルや風俗嬢にしようとしたり。
ツカサはユタカが好きなのにあくまでプロデュースの対象としてしか見てもらえず。
でもユタカは本心ではツカサが可愛くて客に嫉妬してるのに。

お仕事を頑張って自分に自信をつけたツカサがユタカにとうとう。あーいじらしい!

その後 in the HELL
ご褒美か?な可愛い攻撃で萌えの連射でしたが最後になんとユタカが!まだそんなことするの?

ユタカの人物描写もありどうしてこうなったかも自然な流れで今に繋がり深みを感じました。

はぁ、ツカサ良かったね!

1

独特で、好きなのだけれど……

連載時より読ませて頂いておりましたが、この独特な作風にどうしても惹かれてしまうのです……

「か、可愛いっ!!」という感じではなく、じわりじわりと可愛さが伝わってくる感覚ですね。

最終場面の丸々4Pを贅沢に使用した表現が、最高です。

ただ……
「BLとして萌えることが出来るのか」という点で考えると「何かが違うなぁ」という感じで。

サキュバスという非現実的要素にハマることが出来ていないのか、それぞれのキャラクターの良さを理解出来ていないのか……
自分でも分からなくて、もどかしいです。

2

キャラが濃ゆい!

いつも通り、キャラクターが個性的!
脇役のヒロキさん何気お気に入り笑

サキュバスものって、人間の受けがサキュバスに攻められて…っていうのが多いけど、これは逆かなあ。
どっちかというとサキュバスが人間に振り回されてる。

ユタカさんの周りには人が常に集まるけど、ひとりでずんずん生きていけるような、「何考えてるのか分からないっていいな なんかすごい才能ある奴みたい」とか少し冷めた感じもして、だからこそ突拍子もないセリフが多いけどギャグにはならないみたいな、魅力的なキャラクター。

ツカサくんも、ユタカさんの為に頑張って(でも雨降らせちゃったり)花まき散らかしたりしてるのが可愛いかったです。

最後、ユタカさんが誰かをフィルターなしでちゃんと好きになったんだなぁと思うと良かったねってなりました。最後の告白シーンのコマなし見開きで4ページの使い方はすごいなぁと思ったけど、それだけ全てはこのページの為にあったってかんじがして好きです。

0

個性と個性のぶつかり合い

pixivで描きおろし以外は読めたのですが、あとがきと描きおろし、加えて電子限定おまけも大変良いので買うべき1冊です。
虫歯先生最高なんだな〜〜

◾︎ユタカ(なんか色々バイタリティがすごい人)×ツカサ(サキュバス)
相変わらずの突飛な設定なのに、心を捉えて離さないままラストまで連れて行ってくれます。身を委ねるしかない…むしろ委ねたい…心地よいゆりかご
全然レビューになってない、すみません。表現力の死

電子限定おまけ、聞き捨てならない情報があるので、未読の方は是非。え?…え?!

虫歯先生のあとがきの文章が大変好きで、この文章を書かれる人が描いてる漫画なんだなぁと感じます。

0

人生楽しくなっちゃうぜ!

目を突き刺すようなピンクの表紙に『精液採取』、出てくるワードはサキュバス・風俗嬢・ジェットコースターBL…と、いかにもアホエロワードが目に入ってくる作品であるかもしれませんが、そこは流石の虫歯先生、そんな単純な作品として終わらせるはずもありません。

タイトルに込められた思い、きちんとテーマである「変化」と言う物を考えられて、目一杯楽しく表現されている所が本当に素晴らしい!!笑えるところでは思いっきり笑えるし、萌えるところは悶えるぐらいに萌えられます。

攻…ユタカ
常に面白いこと追い求めており、鬼のようなプロデュース力を発揮しては様々なビジネスで成功する傍ら出張デリへ…ホストなども行ってい最高の顔面を持つ攻。人の才能を自分の手柄にしたいと言う欲望と超マクロな物の考え方をする甘めサイコパス。

受…ツカサ
一見顔が超絶怖い、人間の姿をしたサキュバス。一人前になるために精液採取の修行中。商業BLらしからぬ強面に黒髪短髪の受け…なのに読んでるうちにとてつもなく可愛くて愛おしくてもう堪らなくなって来る魅力があるまさに魔性の受。

敏腕プロデューサーの傍出張ホストを行なっているユタカが、客として出会った強烈強面のツカサにただならぬ才能を感じ取り、アイドルを目指そうと持ちかけたり、いやはや、やっぱり風俗嬢を目指そうと持ちかけたりと、始終攻めのテンションが高くドタバタ感も楽しめます。

まず読み進むうちに変わるツカサくんに対する印象で、最初の「変化」を体験することでしょう!
雷が落ちるほどの強面だったツカサがあこうも可愛くなるのか!
作者様曰くツカサは「絶対にお前を抱きたい」と言う強い気持ちで描かれたとのことですが、まさにその通り。読み進めるうちに、この子を絶対に抱きたいと思わない人はいないのではないか!?とさえ思えてくる健気で可愛い受けなのです。

そして物語のオチで見るユタカさんの変化…。
凄い才能に会うと鼻血が出てしまう体質の目利きのユタカさんですが、興味のある事を全て仕事に結びつけてしまうので実は自分の気持ちには気付けない鈍いところもあります。仕事は仕事ときっちり線引きをするタイプで、仕事のためなら容赦はしない。笑顔のまま人を傷つける事も出来てしまう冷酷な部分も見え、個人的にこう言うタイプの人間は一番恐怖に感じるのですが、そんなユタカの人生が変わる瞬間を圧巻の最終4ページで見届けてください。

・・・人の常識が変わるところを見るのって面白いですね!!(引用)

私個人としては、第2話にてツカサをスカウトしているユタカのセリフ
「派手な手のひら返し見てみたいじゃん! だって誰かの当たり前が変わるんだ 君のおかげと俺のせいで。そんなの面白すぎるだろ 人生楽しくなっちゃうぜ!」
があってからの最終話でのツカサのセリフ
「少しだけ自分に自信が持てるようになりました。ユタカさんと会ってからずっと楽しい。ユタカさんのおかげだし ユタカさんに惹かれちゃった俺のせいです」
…この回収ぶりにどっぷりとやられてしまいました。

嬉しさのあまり大空に掛かる虹と咲き乱れる花々など、今回も先生特有の漫画と言う手法をふんだんに使った比喩的表現もきちんと取り入れられています。…本当に毎回演出がお上手!!!!

また、セリフのない小さなコマ内でのやり取りやモブキャラの性格など、細かいところに至るまで魅力たっぷりです。

虫歯先生ならではの、最後のあとがきもまた味わい深いです。
一見コメディ全開の作品に見えつつも、実はこれだけ考えてお話を作られているんだなと感心させられっぱなしです。

BLに萌えや癒しといった、一時の天国を感じている方はきっと共感できるはず。

私の拙い文では到底良さを全て表せない、虫歯先生の渾身のこの世(地獄)の中の天国(BL)を思い切り堪能できる作品です。

是非、先生の他の作品も知った上で、読んでみてほしいです。
きっと違う発見があり、あなたの常識も変わるかもしれませんよ!

8

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