俺をイライラさせないでくれ准教授

ore wo irairasasenaidekure junkyouju

俺をイライラさせないでくれ准教授
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×212
  • 萌26
  • 中立9
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
12
得点
230
評価数
77
平均
3.2 / 5
神率
24.7%
著者
厘てく 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784832290693

あらすじ

人間(特に女!)嫌いな秦瞳は心理学を学ぶ大学生。
新しく入ったゼミの初日、担当の常盤准教授から「秦くんは、自分がどういう人間か知ってるかい?」と問いかけられる。
それから妙に興味を示してくる准教授に、人との関わりを避けてきた秦くんは苛立ちをぶつけるが、
何故かますます付きまとわれることに…。
常盤准教授へのイライラが治まらずにいた秦くんだがある夜、
夢の中に出てきた准教授に欲情してしまい!?
人間嫌いなこじらせ大学生×つかみどころの無い准教授の
噛み合わない恋の行方は――?

表題作俺をイライラさせないでくれ准教授

秦 瞳(19)、人間嫌いの大学生
常盤、心理学の准教授

その他の収録作品

  • ひみつの准教授

レビュー投稿数12

イライライライライライラ

冒頭からずーーーーっと主人公がイライライライライライラしています。
イライライライライライラしているだけじゃなくて、暴力もついてます。

ひとの善意には舌打ちと悪態。
壁は殴る、物は蹴る。謝らない。こめかみには常に血管浮き出てる。
待って。こんな主人公、愛せない。

助教授も終始にやにや。
主人公のイライラや蛮行に「ぱあぁぁ!」。
悪態つかれて「面白い」。
実に面白い…、わけがないっていう。

心理学の准教授に万年イライラくんと来れば展開は見える。
もしかしたらその過程で徐々に好きになれる、かも、しれない、なんて思っていた時期もありました。
イライラ体質の原因を知ったら、ひょっとして同情くらいはできるかも、なんて期待したこともありました。
来なかった…。そんな季節はやって来ませんでした。

作品を読むに当たって主人公の好感度って大事ですね。
万人受けじゃなくても、一部マニアにでも…。はっ!イライラマニア向け!?
そうか…。となると門外漢が文句をつける立場ではない。

主人公のイライラを見てイライラが移らない自信がある方。
不思議キャラのおじさんが「ぱあぁぁ」となったり、背景に花を撒き散らすコマ萌の方。
最後は「何か丸く収まったけど、すっきりしない…」という読後感がお好きな方。
よ、読んでみますか?

0

ジョハリの窓

ジョハリの窓をテーマにした物語。面白いテーマなのに、やたらと暴れる主人公に私は興ざめしました。暴れないで葛藤を萌えで描写できなかったのか。それが残念。
殴るけるのシーンではないのですが、言葉の暴力シーンが多いので苦手な方はイライラすると思います。
(ここを作者や編集担当が読まないと思うので、作品への要望は削除しました)

1

碧雲

ジョハリの窓(ジョハリのまど、英語: Johari window)
自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。

いつもイライラしててなんだかな

過去からの体験で女性嫌い人間嫌い常にイライラな秦くん。

一方そんな秦くんに興味を示す准教授常盤。
秦はイライラマックス。

しかし常盤が気になって夢に見たからっていきなり素股はいいのか?常盤も。
常盤を見かけると勃起するようになってしまう秦。何で?心の奥では好きになってるから?でもいきなり性欲?

常盤は秦を初めて見たときから気に止めてて。
すぐキレる秦と根気強く付き合ってくれて。
秦もやっと自分の気持ちに気付いて。

過去の女の子の夢も見なくなって。

うーん、まあ良かったね。という感じです。いつもイライラしてて狂暴な秦が主人公というのも珍しいですね。

0

ヒヤヒヤさせないで秦くん

人を選ぶ作品です。作画コストが高めでとても綺麗な絵なのですが、主役が曲者すぎます。あらすじだけ見て少しでも嫌悪感を抱きそうなら、厘てく先生が好きでもやめた方がいい。

秦(大学生 常にイライラ)×常盤(心理学准教授)
秦くんは、何かしらの病気のようにしか見えないのですが、なんやかやとおさまっていったので安心しました。
おさまるまでは正直萌えどころではなく、ヒヤヒヤしかしなかった。秦くんが落ち着いて常盤と話せるようになった辺りからやっと楽しめましたが、2人の会話は理論展開をしようとしている風で、まったく筋道だってないので理解不能。

キャラとストーリーはおいといて、絵と演出は楽しめました!

0

年の差萌

表紙で、なんかとにかくイライラしている子が出てくるのかな?とちょっと敬遠してましたが、以外にいい子でした。

秦くんはいつも切れ気味で友達がいないのですが、ゼミの先生である常磐に話しかけられ、イライラしながらも惹かれていく(無自覚)自分を止められない。何かと常磐を気にしてしまい、あまつさえ襲ってしまう。
一方の常磐はひょうひょうとしたもので、何か秦を研究対象にしている節もありつつ、素直になれず好きな子にいじわるばかりしている秦をキラキラした目で見つめてくる。

結局、自分の気持ちにやっと追いついた秦くんとハッピーエンドなのだが、ラストでまさかの年の差に、ここ一番萌えました。その差、ありです!

3

恋をすると優しくなれる…

うわー
好きな作家さんだったのですが、すごく変わった?お話でした。

いつもイライラしている秦くん。
特に女が嫌いで、「化粧臭くて吐きそう」とか面と向かって言っちゃう人。
心理学専攻の彼に近付くのは、心理学の准教授・常盤。
イライラしなからも、なぜか常盤が気になる秦…。
イライラ・ムカムカにプラスしてムラムラが押し寄せちゃった!

心理学的興味から近付いたであろう常盤だが、だんだん秦くん自身に興味を持つ。
秦くんも常盤を好きになり、徐々に変わっていく…。
変わっていくあたりはとてもよかったんだけど、なんせ引くくらいイライラしていて、理由がよくわからなくて怖かった。
ちょっとおかしいのかな?とさえ思ってしまった。
自分の知らない自分を暴かれ、恋によって優しくなれた。
要するに、自分を理解してくれる人がいなくてイラついてたのかな?
イライラを落ち着かせるために牛乳を飲んだり、心理学だってきっと、自分を知りたいから学んでいたんじゃないかな?
そういう憎めない可愛い部分もあったけど、まぁ変わった子だったなー、という印象です。
常盤もかなり変わっていたから、似た者同士だったのでしょうね。

両思いと分かってからの秦は常盤に優しくて、周りの人にも少し馴染めてきたみたい。
良かったんだけど、常盤がいなくなったらどうなるのかなー?と考えると恐ろしくなります…。

2

私の頭を混乱させないでくれ秦くん

ともかくなんでずっと秦くんがイライラしているのかがわかりませんでした。
タイトルで既に准教授に対し怒ってるけど、准教授は特別に秦くんを怒らせるようなことしたかな?
幼い頃、女の子に「下の名前ひとみっていうんだね。」とからかわれ、殴ってしまった・秦 瞳。自分の名前が女みたいなのが嫌だったんだろうし、言われ方でカチンときたのはわかる。でもなんで女は殴っちゃダメなんだという発想は良くないと思うし(身体の作りが違うからすぐ怪我しちゃうんだよ?)、それだけのことで女嫌いになったんなら、秦くんはとても器の小さい、自分のことしか考えられない、かなり幼児的な性格に見えてしまいます。なんでそんなずっとイライラしているのか?本当に理解出来ない。
例えば親が不倫して相手を家に連れ込みずっとエロい声が聞こえてきて眠れないとか、毎朝必ず頭に鳥の糞が降ってくるとか、何か『怒りの原因』があればわかるけど、無意味に怒ってる。やっぱり病的な何かかな?

感情って感染しやすいんですよ。みんな笑ってると自分まで笑ってしまう。だから、秦くんが意味もなく怒ってると、読者もイライラしてきます。
周りが嫌いな女ばっかりだって、女性が多そうな心理学を選んだから。土木科とか建築科に行けば女子少なかったと思うよ?どうしてそうしなかった?

彼がイライラしている=ちょっと変わっていることに興味を持った心理学のゼミの担当の常盤准教授。
ちょいちょい秦くんにちょっかいをかけ始めます。
それ以来毎晩夢に常盤准教授が出て来て、寝不足に。
イライラが募った秦くん、常盤准教授に無理矢理素股。
さらに秦くん症状が悪化。常盤准教授を見るだけで何故か勃ってしまう。そしてまた素股…。
准教授は准教授で、秦くんを興味深い観察対象として見ている所があり、何をされても怒りません。それどころか、「感情の抑揚に変化あり。自覚はなし。」といった秦くん観察日記的なモノをつけてます。
常盤准教授と関わっていくうちに、何度も自分を肯定され、以前よりは穏やかになっていく秦くん。
ところがここで勘違いが発覚。
秦くんは一度酔っぱらった准教授の部屋に連れ込まれ?そうになったのですが、断って逃げたことがあります。先生は拒否されたと思い込みますが、秦くんは「体だけの関係になるのが嫌だった」から逃げただけ。
さらに、先生は先生で、自分と秦くんは付き合ってると思い込んでいた。と。
………ん???
ここから先生心理学的説明を始めます。
つまり、秦くんは本人が自覚してないだけで常盤准教授に恋心を抱いている。
そして無自覚なまま過去を克服しようとする秦くんに教授はいつしか研究関係なく夢中になってしまった。
これって限りなく付き合ってるってことに近くない?と教授はおっしゃるのですが、私は理解出来なかった。
自覚してないんだから「ない」のと一緒。ごたごた言わず、「先生は秦くんが好きです。君は?」ってスッキリ言えばいい。

このあと結局両思いということで、Hになだれ込むのですが、秦くんの態度が変わり過ぎてびっくり。人ってそんなに瞬時には変われない生き物だと私は思うんですが…。そしてなぜか秦くんの顔まで変わります(笑)

変人VS変人のちょっと奇抜なBLを描きたかったのかなとも思うんですが、負の感情を全面に押し出されると、読者側もイライラしてくるということが今回すごくよくわかりました。
心理学とか、ちょっと変わった准教授とか、美味しそうな素材は揃っていたはずなのに残念な感じに仕上がってしまい本当にもったいない。

中立にするか迷ったのですが、「本」としては読み易かったし、常盤准教授のキャラは嫌いではなかったので中立寄りの萌評価で。
でも正直萌えポイントはありませんでした(笑)

4

主人公を理解できるかがカギ

主人公の秦(攻)は、感情的になりやすいうえ、感情を抑えることができません。そんな常にイラついている彼に准教授の常盤(受)が話しかけて…という始まりです。

作中にそういった表現は一切なかったですが、秦は発達障害とか脳の問題で当人の努力ではどうにもできない方なのでは…とちょっと思って読んでました。そういう子をうまく導いたのが常盤ってことなのかな?でもストーリーを読み進めているうちにそれもちょっと違うかもなぁと色々考えてしまい、初回は二人の恋愛にあまり注目できなかったです。

二人の恋愛だけに集中したら、常盤のお目めキラキラな乙女っぽいのが可愛らしかったですし、あがいている秦も初々しかったです。王道スタイルに飽きていた自分には読みごたえがあって面白かったです。

6

キャラの設定が活かせていない

 攻めの秦の周囲への苛立ちが抑えられなくてそのまま言動に出てしまうという性格は、斬新で面白かったです。ただ、それをある程度コントロールするのに、同性との性行為に走るというのはちょっと無理があり過ぎるかなぁと思いました。その時点で既に本人の無意識下で受けの常盤に対する好意が出来上がっていたのかもしれませんが、いくら何でもそこを踏み止まるくらいの理性は持ち合わせていて欲しいな、と。相手が同性だとはいえ、自分の衝動のままに行為を強要するのはほぼ犯罪者と変わらないですし、短気を通り越して危ない人間だとしか思えません。

 そして、常盤が秦より少し年上くらいの年齢ならまだ分かるのですが、実は2回りほど上かもしれないという事実を聞いて、呆れてしまいました。そんなベテランの教授が、生徒から欲情されたり好意を持たれたりしてもまったく拒否せずに軽く受け入れてしまうのが、どうしても納得いかなかったです。そこは建前でも、一旦は秦の行動をきちんと制止するべきでしょう。子供同士の恋愛なんですか?これは。心理学の教授であるという設定も、珍しい性格の秦に興味を持ったこと以外は、その設定に説得力を持たせる場面があまりなかったような気がします。終盤に常盤が秦を追いかけながら畳み掛けるように話すシーンでも、彼の秦への気持ちを後付けで一気に聞かされているような気分で、全然なるほどと思えませんでした。

1

イライラをバラまくのは周りへの甘えです!

厘てく先生の過去作品がとっても良かったので、あらすじも読まずに作家買いしたのですが、主人公の度を越した言動にくじけました…

私、大ッ嫌いなんですよ、怒りをぶちまけて空気を悪くするやつ。
それも周りが悪くないならなおさら!


大学生の秦は周りのすべてが大嫌いで、友達もいないし、いつもイライラしている。
女子だらけの教室にメイクの香りが充満してたらイラつくのはわかるよ。
でもさ、具合悪そうなのを心配してくれた人にまで「化粧くさくてゲロ吐きそう」って暴言投げつけるなんて、お前何様だよ?
うっわ、こいつ踏み潰してやりたいと思ったよね。そんな奴が主人公です…


秦に、ゼミの准教授の常盤が近づいてきた。
「自分がどういう人間か知ってるかい?」と質問して、秦からの回答をワクワク顔で待っている。
常盤は心理学が専門だから、研究対象として秦に興味を持ち、話しかけては秦をイラつかせる。

でも秦は、常盤にまたがられて「会いにきてくれないの?」と言われる夢を見て、下半身は反応して…

うーん、、、嫌いな奴から何度も話しかけられてイラつくならわかるけど、変わるキッカケもないのに、なんで突然、秦が常盤に欲情するのかがわからない???

そして、秦は「イライラしてるのはあんたのせいだ」と、常盤を壁に蹴りつけて、自分のベトベトなものを擦り付け、スマタまでしちゃうのも…
その人、あんたのゼミの准教授でしょ?いち生徒がタメ口で暴言吐きまくったあげくに、准教授にエロ暴挙はないわ。
秦がなんで常盤に惹かれてるのかもわからないから、余計にありえない展開に思えてしまう…

あとスマタされて置き去りにされた常盤はなんで嬉しそうなの?
研究対象として興味深いから?あの秦が自分に興味を示したから?


その後、秦は常盤にイライラをぶつけたくないって変化が見えてきます。
常盤も、秦が他人のために感情をコントロールしようとしているのを嬉しく思う。

好きになりはじめたら、カラダよりもその人自身を知りたくなる。そこは秦のほうがまとも。
でも常盤はカラダの関係が当たり前な態度なのが気になってはいたけど、まさか秦と付き合ってると思っていたとは…

ねぇ?なんで?、、、あなた心理学の有名な研究者なんでしょ?
秦の言動から、秦が常盤のことを好きなのはバレバレだよ?
でも秦みたいに心の声まで言葉にしちゃうストレートなタイプには、「付き合おう」って言葉の確約も大事だって思わないの?

常盤はいかにも心理学者らしく、「ジョハリの窓」に例えて、秦の ”他人は知っているが自覚のない自己=常磐への恋心” を指摘してるけど、、、

秦は好きな人ができたから変わろうとした、そして常盤も秦が変わったことで、研究対象としではなく、秦自身に惹かれていった。気持ちの変化のロジックは成立してると思います。
でも秦の気持ちの始まりと、常盤の関係性の認識の違いは、ロジックがめちゃくちゃ。
なのに最後だけ学術的にまとめようとしても、違和感しかありません。

そもそも秦はなんで心理学を学びたいって思ったの?
心の奥底では変わりたいって思ってたから?
努力もせず、周りに当たり散らしてる秦は加害者なのに、「誰が俺の味方になってくれるの?」と甘ったれた被害者意識を持ってるのが私にはゆるせませんでした。


秦ほど怒りを抑えられない人も珍しいと思いますが、怒りを露にする人が近くにいると、その矛先が自分でなくても、周囲は嫌な思いをします。
そんな人が職場や学校などのコミュニティの中でなんとかやっていけてるのは、周りが我慢してあげてるからなんだよっ(力説!)
自分が周りに甘えていることにも気付かずに、自分は特別にゆるされた人間であるかのような横柄な態度を取る人、本当に大ッ嫌いです!


期待値は高かったけど、私はキャラに魅力を感じなかったし、ストーリーも説得力が無いように思いました。

5

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