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koimonogatari
佐倉の存在によって妙な方向に動き出すのかと思いきや、彼もまた苦しい思いを抱えていたのを知ってその印象が変わって良かったなー。
…なんて、呑気に思っている場合ではないほどに色んなことが起こっていく2巻。
ぐちゃぐちゃに心がかき乱されました…何がなんだかわからないほどに。
ゲイであること、他と違うこと。それが弾かれたりからかわれたりする理由になっていいはずがないのに。
狭いコミュニティの中では必ずしも自由に生きられるとは限らないことを思い知らされる、本当にツラい展開でした。
大和の苦しさも唯司の苛立ちもリアルに伝わってくるので、読んでいても息が詰まるほど。
どうなってしまうのかハラハラしっぱなしでしたが、この出来事によって大和は成長し前を向くことができるようになるのが素晴らしい。
逃げ道を探すだけじゃなく目を逸らさず向き合ったら、未来が少し明るく見えることに気が付いたのでしょうね。
痛みを知って強くなった大和は本当に格好良かったです。
そして。とにかく土井に腹が立っていたので唯司が殴ってくれて本当にスッとしました。
土井がアレコレしたことによって考えさせられる部分はたくさんあったけど、あまりにも嫌なヤツすぎるのでこの先何があろうと絶対に許したくない人No.1に決定です(笑)
…と、ここまできてもまだBLにはなっておらず、後輩くんの告白で何やら動きがありそう?というところで終わっている2巻。この続き…どうなるんだろう?
いつか完結してくれること心から願って、その日を楽しみに待ちたいと思います。
のみしばでは萌えキュンBLで人気の
田倉先生ですがこちら全くBがLしてません。
なんか嫌なやつ出てきたりきつい巻、、
うじうじめんどくさくて全く趣味じゃないんだけど
2巻まで読んだらどう展開していくのか
先が気になる。
なんだろ全然BLでもなくて
ゲイに悩む自己肯定感の低いイケメンの
青春悩みモラトリアム?成長物語?みたいな?
イケメン主人公2人にフラグが
早く立たないか待っていますが
まだはっきりは立ちませんね。
最後に少し気配が出てきましたが。
彼女とのからみの割合も多いし結構読んでて
あんまりない感じ?異色に感じましたね。
セールで買ってみたんですが
今読むとちょっと古く感じるかもしれない。
こんなに高校生がホモきもいキモい言うんかね?
サッカー部イケメンってカースト上位だし
こんなになるのかね?
ほんと小学生?って胸糞メガネには社会的にもっとダメージを。
3巻発売がいつになるのでしょう?
もう本誌では20話超えてるようなので何か
大人の事情でもあるのでしょうか??
1巻の穏やかさ何だったのかと思うくらい、2巻は波乱の連続でした。
イイやつばかりだった反動?か嫌なやつ続出します。
まぁマイノリティを取り巻く現実はそう甘くないということなのでしょう。
理解者を装う無神経な佐倉の従兄弟。
兄の方の言い分はわかる。セクシャリティ関係なく生理的な嫌悪ってあると思うし。ただ、言い方!
弟の方は地獄に落ちてヨシ。
大和のクラスメイトの土井、何がしたいんだお前は。
つまらない日常を人のせいにして生きてるような人間は何処にでもいますよね。
そんなつまらない奴が流した噂でも、ジワジワ広がり平穏は一瞬にして崩れさるところが怖い。
だけど味方になってくれる友人が沢山ではないけど、確かに居てそれだけで救われました。
大和にとっては辛い展開の巻でしたが、なんとなく一皮剥けた気がします。
そして恋愛の方も少しだけ形になりそうな予感がしました。
3巻、いつまでもお待ちしています。
1巻で2人の(特に大和の)気持ち的に恋愛の土台が出来たのかな、2巻で「こいものがたり」が始まるのですよね、と思ったら違ったw
この巻は「大和が自分がゲイであることを受け入れていくものがたり」だった。
唯司の彼女との話もあったけど、そこはノーコメントでw
大和のぐるぐる思考がまだ続くのね〜と思ったら、とんだ嫌がらせまでされて。
女子の怖い部分もあったり。
キラキラ青春友情モノかと思いきや、がっつり嫌な奴が出てきますね。
佐倉の従兄弟もそうだったか。
ま、キラキラだけではふわふわするだけだし、人間それだけじゃないよ、というのはわかります。
それに、嫌な奴がいて嫌な目にあって初めて、それまで想像でしかなかったことも体感して身に沁みて気づくこともあるわけで。
大和はもちろん、唯司も土井を殴っちゃったりね。
それにしても、もうそろそろ2人がお互いを意識し始めるのかな、と思ったら、最後の方にようやく…でしたね。
それまでもスキンシップとか、ドキッとしそうな場面はあったのに、思いっきり友だちのままでw
ドキドキしていたのは、唯司は大和にほっぺちゅうされた時、大和は勉強中に唯司が居眠りしている時か。
1巻のあとがきにもありましたが、やはり3巻で完結予定なんですね。
この様子でいくと両思いになったところで、めでたしめでたし、となるのでしょうか。
とても丁寧な描写で良い作品だと思いますが、いかんせんLが始まらない。やはりBのLが見たくて読んでいるので萌えどころがなく…1巻に続き申し訳ないですが中立とさせて頂きます。
1点気になったのは、大和をかばおうとしてみんなの前で唯司が大和のほっぺにちゅうしたの、その後誰も話題にしなかったのかな、と。
友だち同士だとしても、きゃあ!とか女子は騒ぎそうだし、男子も、何だあれ?!とか言わないのかなと思いました。
本作2巻読み終え、自分の中で圧倒的にLが足りないのでw この後、のみ×しばを読みます。こちらはLありますよね!と期待して。
「のみ✕しば」が好きでこの作者様の本をもっと読みたい!と思って、本作を手に取ると、ちょっとびっくりするかも。私がそうでした。
あの明るいノリをイメージすると、ギャップがすごい。こっちはだいぶシリアスなトーン。
次の3巻が最終巻だそうだが、非常にゆっくり丁寧にキャラを掘り下げた青春群像劇という感じ。1巻と、この2巻もBLらしいシーンがなく、タイトルから、表紙の二人の関係が恋になる過程を大事に描きたいんだろうなあという、書き手の意図はしっかり伝わってくる。
が、それにしても…展開がちょっとスローすぎやしませんか…。私は早く、1話でも早く、表紙の二人がイチャイチャ、チュッチュするのが見たいんだよ……!
BLとしては女子の登場シーンが多い(しかもいい子で可愛い)、というのはちょっと読む人を選ぶかな?
私自身はBLには女子はいらない派。共学校なので、話に絡まない方が不自然というのはわかるんだけど。
何よりこの2巻、いじめの描写が読んでいて苦しく、ちょっと気軽には読み返せない感じ。
そして、表紙の二人が…とは書いたけども、私の推しは大和くんの親友の関くん!
田倉先生、ワンチャン、関くんルートなんてないですかね?(無理か)
なにはともあれ、大和くんが幸せになれるエンディングを首を長〜くして、楽しみにしております。
私の中で1番好きと言って良いレベルで好きな作品。
本当にもっと色んな方に読んでいただきたい。色々考えさせられる作品。
BLなんだけどBLじゃないんですよ。
ただ主人公の2人が周りの色んな人の影響を受けながら、友情や愛情を積み重ねていく作品です。
唯司の「なんかいいなが積み重なって人はいつのまにか恋に落ちてる」って言葉をそのまま描いているような作品。
ゲイな自分が嫌いで、自分の事を好きになろうとしてなかった大和が、唯司の色んな言葉に背中を押されて、救われて、自分を好きになろうとしていってるのを見ると、たまらなく愛おしくなってきます。
これまた唯司が大和を救い上げるのが上手くて。前世でも大和救った?ってレベルです。
本当に大和周りは良い子ばかりで、でも世の中良い子ばかりじゃないから、ただの気まぐれや暇つぶしで人を傷付ける人も出てきたり。土井とかね。
でも唯司が殴ってくれてスッキリしたんだけど。あのシーン本当に好き…「完全に俺の気が済まないだけだ」とか言ってたけど、友達の為にそこまでできる唯司が凄いなって。
大和が強くなったのは全部唯司のおかげだよ。関やなっちゃんとかの存在もあるだろうけど、1番大きいのは唯司の存在だよ。
1巻、2巻は大和が成長するのがメインのお話でしたが、これからは唯司の番みたいなので、唯司がどう成長していくのか…
「こいものがたり」になるらしいですし…
本誌追わせてもらってますが、どんな形であれ、大和と唯司がそれぞれ出す答えをちゃんと見届けたいなと思います。
いや~田倉トヲル先生の描く高校生から目が離せなくなってしまいました。
前の話から引き続き、吉永と長谷川が軸にお話が進みます。
かなり、展開がシビアになりました!
うう…佐倉との関係から吉永がゲイだと噂されてしまったり。ギスギスした描写に気持ちが、ぎゅっと縮こまる…
ここへ来て、吉永の気持ちの強さがすごく良かった!ゲイだけど、高校生の狭い世界では生きづらい。偽らなきゃならないけど、苦しい。
とにかく、とにかく吉永にとって苦しい展開が有りまして。
でも、ちゃんと頑張る子には味方がいるんです。長谷川繋がりの友達も、長谷川も吉永の不当な扱いには断固として立ち向かうんです。
吉永の親友の関くんも、良い子!
友情って良いよ。
こういう場面で、ほんと救われる。
みんな成長している。長谷川と吉永も凛としていて良い。
吉永が、自分を理解してくれる人以外には突き通そうとした「嘘」。間違っていない。
いいんだよ!
その代わり、彼は信じられる人には誠実でいますから。
読んでいて、気持ちが熱くなってしまいました。
しかし…まだまだ続くのね!
吉永を取り巻く人間関係に新たな人物が登場したラスト!
うう…気になる。早くいろいろ知りたい。
ともあれ、吉永も長谷川もちゃんと本人たちが納得する幸せにたどり着くと良いと思いました。
2018年発行のコミックで私的トップ5に入る物語。
一人でも多くの人に手にとってもらいたい素晴らしい一冊です。
なんと1巻発売から3年の時を経ての待望の2巻!
3巻で完結予定とのことですが、いちファンとしては時間がかかっても構わないのでどうか無事最終巻を読めますように!と願うのみ。
そんな2巻はかなりの大ボリューム。
とても丁寧にストーリーが進んでいくので読み手の私もじっくりと作品に向き合って読み進め、通常より読了に時間が掛かりました。
非常に濃い読書時間を過ごすことができて幸せです。
2巻もBLというよりはアイデンティティーを確立する紆余曲折の物語が展開されています。
一応恋心も描かれていますが、それはとてもささやかで欲の伴っていない淡い気持ち。
そもそもその恋心も主人公二人(大和と唯司)の間の出来事ですらなく。
今後おそらく「こいものがたり」が始まるであろう二人のうち大和になんとなく恋の予兆・気づきが生まれたかな?くらいの進展ぶりで3巻へ続きます。
2巻時点でなんの欲も恋心への気づきもないので当然、性的接触など皆無。
あるのはいっそ尊いほどの友情のみ。友情のハグと友情の頬にキス。
個人的には、カップル不成立でこのまま友情物として完結でもよいかも、と思わされるくらい素敵な作品です。
高校2年生。
吉永大和(ゲイであることを自覚)と長谷川唯司(彼女もち)をメインに、クラスメイトの関、本郷(大和がほのかな恋心を抱く相手)、奈津実(大和の理解者)、他校生の佐倉(ゲイ)や秋山といった登場人物たちがバカ話をしたり、遊んだり、時に互いを思いやったり助けたりという高校生の持つキラキラさ、または時に閉塞感のある“ふつう”な日常を過ごしています。
マイノリティであることの恐れや生き難さ。
それはきっと10代という年齢と、ある意味残酷で同調圧力が強い学校においてはより顕著に感じられるのだろうな、と想像しては読んでいて息苦しい思いに駆られます。
学校という巨大な箱のなかにある教室という小さな箱に同年代がひしめいたら軋轢があり、いつ何が起こっても不思議ではない。それは、マジョリティであっても同じだけれど・・・。
そして今回、土井というクラスメイトが大和がゲイであることをクラスで大々的に悪意をもってバラすという出来事があり、この辺りは読んでいて本当に辛くなります。
何より嫌な気持ちになるのは、土井レベルの人間は現実世界にも存在しているということで・・・。
無責任な悪意ほど質の悪いものはない。
けれど、大きな救いは大和の周りには友人(理解者)がいて、土井と対峙する力を与えてくれること。
この物語を読んでいると「ファンタジーとしてのBL」を楽しむ側面とは別に、現実世界でも起こっているであろうことに思いを巡らせずにはいられません。
まっすぐで一生懸命で、不器用。
少しずつ成長していく姿は逞しく、この先どうか優しい「こいものがたり」が紡がれることを切に祈るのみです。
3巻が発売される日を楽しみに待ち続けます!
あー、あのクソ眼鏡め!
私がもっとぶん殴りたかったよ!で、イジメて学校来られなくしてやる!
そんな、私のような悪人が主人公やその友達に居ないのが、この作品です。
物語はじっくりじっくりと進んで行きます。
じれったいくらいに。読み手が置いてかれるってことが無いくらいに丁寧です。だから、大和と唯司のお互いの中に恋心は今のところ全然無いし、これって誰かとカップルになるかとか全然分からないです。今のところね。でもまぁ、大和と唯司なんだろうけど。期待も込めて。終わりでサッカー部の後輩が大和に告白してたけど、あんな後出しジャンケンみたいなやり方で大和が後輩の方を向くとは思えない。真逆な性格が好みなのに。あれでいて良いところがあるのかな?
待ちに待った二巻です。
電子書籍で295Pというかなりのボリューム。
そして青春群像劇とでも言うべきキャラの多さで、かつそれぞれの心情が丁寧に綴られているので、非常に読み応えがありました。
同性愛者がこの世にいるというのは漠然とは知ってはいるけど、まさかの身近にいる事を知りそのスタンスがそれぞれ明確に浮き彫りになる様子が、当事者の大和の葛藤を絡めつつ綴られています。
一巻では、大和がゲイだと知って、偏見はないと思ってたけど、実際に知ると正直関わりたくないと思ってしまった唯司の姿が最初に描かれていました。
やがて大和と唯司は少しずつ仲良くなっていって、親友にすら打ち明ける事ができずに悩んだり、成就なんかしないと判りつつも恋を終わらせることもできない大和の苦しさを知った唯司。
恋の協力はしないけれどその悩みに寄り添い、大和の幸せを祈るようになる姿が描かれていました。
さて、待ちに待った二巻の後半では、ついに大和が恐れていたような事態が起きてしまいます。
大和にとって初めてできたゲイ友である佐倉が軽い気持ちで彼の頰にキスをした様子を、クラスメイトの土井に目撃され写真を撮られてしまった事から、大和が苦しい局面に立たされるんです。
特別ホモファビアでも明確な悪意を持ってるわけではないけれど、イケメンで女子にも人気が高い大和の事を何となく面白くないから、ホモ疑惑を流して孤立させてやろうというクズな土井。
ずっとゲイである事をひたすらに隠してきた大和が、突然、不用意な形で学校中の生徒の好奇心に晒され、噂のネタとなってしまう…。
下世話な好奇心や戸惑い、本人にとっては励ましているつもりでも実際は大和の心を抉るような言動、そして目的を持たない悪意に晒され続ける大和。
そこが本当に腹が立つし、読んでて苦しくなります。
追い詰められた大和が、「ふいにすれ違った女の子に一目ぼれできたなら、それだけで ぜんぶぜんぶ解放されるのになぁ‥‥‥」と思うシーン。
本当にかわいそうだった。
それが出来ないのを充分わかっていて、それでもつい思ってしまう大和………。
それにしても、佐倉の無神経なクズ従兄弟(去勢を願う!)といい、土井といい……
このクズ二人がこのうえなく不幸せになりますように!!
一生誰からも愛されずにめっちゃくちゃ寂しい人生を送りますようにっ!!!と願ってしまったけど、こういう輩は現実にもたくさんたくさん潜んでいるんだろうなぁ…って悲しくなる。
同性愛者が身近にいないと思ってるから、露わになっていないだけで……。
もがいて苦しんで、逃げたいと思ったけれど、結局逃げずに向き合わなくてはいけないのは、土井などではなく、自分自身だという事に大和は気付きます。
自分のことを嫌いだと言う大和に対して「ゲイのお前しか知らないけど、それでもふつうに好きになったし、いつかお前も自分を好きになれるといいね。」という唯司の言葉が大和の心に響くシーン。
ここがとっても好き。
それによって、自分は決してぼっちではなく、確かな良心を持った人たちが自分の周りにはいて、支えてくれているんだという新たな気づきを得て、少しずつ少しずつ自分を取り戻すと同時に少し吹っ切れて成長した感のある大和。
そして二巻の最後の最後には、ようやくホモ騒動が収束した大和の前に、ゲイだという後輩が現われて告白されて、三巻に続く〜〜となってます。
BがLしてウフフの話ではないけど、大和は友達に恋をしている子なのでBL要素もあるっちゃある。
大和が、好きな相手に冗談の形を借りて「好きだよ」と言うシーン。
「本郷に言える最初で最後の好きはここまでなんだと思う」ってところが、めっっちゃ切なかった……。
そしてあとがきによると、三巻は唯司のターンでタイトル通りの「こいものがたり」が綴られるようなので、完結を心待ちにしています!
だからといって性急にくっつかず、丁寧に丁寧に編み込まれてきたこのお話が、美しく一つの形を成すような三巻でありますように。