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kekkonsurukamoshirenai otoko
BLコミックスとして…腐女男子の方々から
色んな意見がかなりはっきり別れるであろう作品であると共に、ゲイの方がこれを読んだら(独りがいいという方は別にしてw)彼等の本音が描かれているんじゃないか?と思う作品。
老若男女関係なく人間【独り】というのは寂しい。
人間関係は煩わしいから独りがいいとは言っても
齢を重ねれば重ねるほどに【独り】→【孤独】と名称を変え自らにのしかかって来る。
若ければ行動力も、需要もあるだろうが…10年、20年後…
同じ生活をしていたとして、若い頃と同じ様に友達や知り合い、恋人がいるかと言えばゲイに限らず疑問だ。
20歳で道行く人にひっきりなしに声を掛けられまくった人でも、30年後の50歳のその人に 果たして用もないのに声が掛かるだろうか?
答えは恐らくNOだ。
歳月というものはそういうものだ。
だから主人公の涼介は遠い将来をしっかり見据えた上で、ゲイでありながらも生涯のパートナーを探す為、ゲイの婚活パーティーに出る。
その心情は男女のソレと変わらず結婚を目標に婚活する人達と全く同じか ともすれば彼等より真剣ではないだろうか。
何人かの方が述べているように涼介とペアになった俊の事を将来的に信じられない風に書かれているのも拝見した。
…が、しかし果たしてそうだろうか?
確かに彼自身自分がノンケかバイか…そういうセクシャリティ的なものには疎いかもしれない。
だからといって俊の(これから)を…(涼介への想い)を否定する事にはならないのではないか?
誰しも自分のセクシャリティを理解してから恋をする訳じゃない。きっかけは様々だ。
俊にとって《男同士の結婚式》を目の当たりにし、
そういうこともあるのだと…つまり相手を異性に限る必要などないのだと言う事に気付いたに過ぎない。それが将来の俊の裏切りに直結するかのような考えは安直過ぎる気がする。
女性には分かりづらいかもしれないが、男の身体は正直だ。相手や状況に興奮すれば勃ち ダメならうんともすんともいわない。
ましてやノンケなら男相手にどんなに溜まろうと
兆しすら見えないだろう。
正直、男同士のHは女性相手の時よりハードルが高い。それは性器が完勃ちであるか 受け側がかなりの経験豊富かでなければ無理な事が多いからだ。
俊は涼介と出会い「後悔してない」と断言した後、自らの意志を身をもって証明する為にラブホへ向かう。そして不安を抱えていた涼介にしっかりと安心を与えているではないか。
この時点でこれ以上の何を望むと言うのか。
恋愛観は人それぞれだ。
この作品をBLと軽く呼びたくない自分がいる。
だが作者が「いつか同性婚がBL界においても普通のテーマになればいいよね」と言っているように
バイだから浮気をするんじゃないか?等の事案が誤解である事も普通に理解される日が来ることを願わずにはいられない。
何っじゃこりゃ!
めちゃくちゃ良い作品じゃないですか!
読後感がすごく良い。幸せな気持ち。
攻が受に惹かれていく過程。
受が攻に惹かれていく過程。
けして長いお話じゃないのに、とても丁寧に描かれてます。
何だろ、余分なことは省いて、大切なことをきちんと丁寧に描いてある作品ですね。
受の同僚のおばちゃんの台詞「きっかけはどうであれ好きになれるかどうか」が大切。
二人は婚活で知り合ったけど、きちんと少しずつ相手を好きになって、愛が育ってる感じですね。
そういう相手と知り合えること自体、奇跡みたいなものだと考えると。
この二人はもう、運命の相手同士なんだなと思います。
とても些細なこと、何気ないことを通して「これから二人、こうやって過ごしていくのかな」と受が感じるシーン。
そう思える相手に出会えたなんだな。いいなぁ…と羨ましくなりました。
この二人が送る未来は、優しさと暖かさに満ちてそうな感じがします。
二人のラブラブな日常をもっと読んでみたい作品ですね。
Hが読みたいとかではなく、淡々と日常を読みたい。
ただ日々の生活を淡々と描く。
それだけの技量がこの作家さんにはあるし、まさにそういう空気を楽しめる作品だと思います。
藤谷先生、今回はしっとり穏やかな艶っぽいお話でした。2人が少しずつ惹かれあって行く様子がとても心地良かったです。
読み返す度に暖かい気持ちになれて、文句無しの神評価でした!
出合えて良かったと心から思える作品です。
この作品は「婚活」をテーマに描かれています。
なので、最初から人生のパートナーを探しているというところでは少し他の作品とは違っています。
だからこその、お互いの歩み寄りの難しさなどが丁寧に描写されています。
番外編での俊の心のモノローグには、ぐっとくるものがありました。
本編が涼介視点で進んでいくので、俊の気持ちがよくわからなかったからこそあれは反則です。
心が疲れているときにおすすめします。
何度読み返したかわかりません。
誰かと生きていくことを選んで、実際にそうなるためにはどうすれば良いんだろう?
ゲイ婚活のお話です。
幸せに、自分を理解してくれて、相手を理解して一緒に生きる。なかなか難しい。
恋愛ありきじゃなくて、まずは条件確認なんですよね。そこから、選択したり、妥協したりしてパートナーになっていく。
バイの元カレと別れてから、とにかく幸せにパートナーと暮らしたい涼介。
家族が欲しくて、婚活を続ける俊。
初めから、ふっと惹かれ合う2人なんですが。俊自体は、ゲイじゃなかったんですよね。
だけど、涼介と過ごして互いに居心地良くなっていく関係が出来ていく。
2人が、互いを理解していくエピソードが自然です。ゲイカップルのキリト達と一緒に行った温泉、3回目のデートの海辺。
何も失いたくない涼介。何も持っていなくて
これから涼介と手に入れたい俊。
俊の率直な気持ちが、涼介を動かしてくれました。
初めてのセックスも、自然でとても良いんです。パートナーとして、同棲し始めてからのお話も良い。
俊の風邪ひきエピソード。看病してもらって、夜中にふと目覚めると涼介が側に居てホッと安心して甘えるって感じです。俊の過去を知ると納得しますし、互いにパートナーと暮らすって意味を実感していく良いエピソードです!
じっくり読んでいただきたいお話です。私は、何度か読み返してしまいました。
この作品は、リアルさに溢れている中でもキュンキュンする、そんなストーリーでした!
あらすじにもある通り、婚活から物語は始まっていくのですが、結婚までのリアルな面がひとつひとつ丁寧に描かれており、結婚ってこういうことかと、将来を真面目に考えさせられるような物語でした。
しかし、ただ現実的なだけでは終わらないのがこの作品!
読み終えると、「恋って本当に素敵だな」と思えて、ほっこりした気持ちになれました。
キュンキュンする要素も盛り込まれているので、ただ厳しい現実なだけでは終わらない所が、この作品の魅力だなぁと感じました。
あと、最後に。
セリフが長すぎたりしないので、1コマ1コマわかりやすく、個人的にとても読みやすかったです。
是非みなさんも読んでみてください!
本作のテーマは「婚活」。
…といっても現実の時間軸でのお話ですので「同性婚」ではなくて実際には「養子縁組」をゴールとするお相手探しです。
主人公の涼介は、前カレがバイで女性と二股かけられ、挙句女性との結婚を選ぶのでお別れとなり、今度はたとえセックスレスでも一生一緒にいるパートナーを探そうとしている。
ゲイ婚活パーティでマッチングしたのは、口数の少ない俊。
十分イケメンですが、この恋はイケメンを理由にはしないよ。
本作での「ゲイ婚活」は、いわゆる女性の現実婚活みたいに、年収や身長や親との同居やらの条件的なモノは一切出てきません。逆に純粋なのかシビアなのか。
第一印象は悪くない。なら何回か会って、好きになれそうな部分を探って、少しづつ…
(でも婚活パーティ主催者の男男既婚のキリトは、すぐ結婚結婚言ってくるんですよね。)
ところが、俊には涼介に言ってなかった事実があって…
それは涼介に対しては大変な裏切りな訳です。私もビックリしてしまった!
でも大丈夫。俊は寂しさを知っている優しい男だったから。涼介は悲しい思いをしませんよ。
チャペルで結婚式を見て、それが男同士でそういう事もあるのかと知って、一生を生きていくのに性別は関係ないと思った…
柔軟すぎるでしょ、それ。
でもその通りだと思うの。
同性だろうが異性だろうが、これから先はアレコレ出てくる。でも本作に関しては、公務員という中立性(作内でも言及されてたけど、心でどう思ってても現実差別できない。)、職場でのカムアウト済み、お互いの相性や思いやり度なんかが理想的なので、優しいハッピーエンドで読後感良し。
私が疑問に思っている、BLにおけるゲイ男性の女性に対する卑屈な感情…
…ノンケやバイは絶対女を選ぶ、やっぱり彼は女の方が良かったんじゃないか、のグルグル…
そんな設定に対しての新しい視点な気がして、そこも面白く感じました。
寂しい男たちが、家族が欲しくて、幸せになりたくて、一歩を踏み出そうとする。
気持ちに瞬間的に火がつくような激しさはありませんが、心の中の悲しみを静かに語り、一緒に未来へ踏み出そうとする、やさしくて、心にゆっくりと、沁みてくるストーリーです。
カフェマスター・キリトが、ゲイお見合いパーティを主催。
涼介は結婚したばかりのキリトが「生涯家族なんだぜ」と幸せそうにしているのがうらやましくて、自分も一生一緒に生きる人が欲しいと願う。
お見合いパーティーで涼介は、寡黙だけど誠実そうでまっすぐした瞳の俊と出会い、”結婚するかもしれない” と意識しながらデートを重ねていく。
涼介は早いうちからゲイであることを自覚して、大っぴらには差別されないだろう公務員を選んだ。
そして元カレが二股していた女を選んで振られたことがら、今度こそゲイの相手を探している。
俊と一緒の時間はおだやかで心地良くて、涼介はその先の未来を意識しはじめる。
俊は血のつながった家族がいない孤独な男。
でも周りの人によくしてもらえたから、自分もそんな家族を作りたい、目の前にいる人を大事にしたいと。
実は俊はノンケで、ノンケにトラウマがある涼介は怖くて一度は引こうとするけれど、俊の思いと言葉を信じることにして…
俊の言葉は、たとえノンケであったとしても、涼介と一緒にいたいと心から思っているのが伝わってきます。
そして二人は、一緒にいるだけじゃなくて、カラダでも繋がろうと…
俊は男と寝るのは初めて、涼介もノンケと寝るのは初めてで、二人の緊張が伝わってきて、読んでる私も緊張します…
だからこそ、裸を見せて、抱き合って繋がるのは、お互いを受入れあった証しのようで、なんだか感動的しました。
本編は涼介視点、番外編は俊視点で一緒に暮らす二人のその後が語られます。
孤児だった俊が、生まれてはじめて自分のものだと思えた瞬間、この番外編も幸せが滲んでいてジーンとします。
初読みの時は、もうちょっと二人の気持ちが高ぶってるところが見たいなーと思ったのですが、何度も読み返すうちに、どんどん味わい深くなって感動が増していくんです。
静かだから、穏やかだからこそ、ゆっくりと心に沁みてくる。
これからも疲れてひと休みしたい時に、読み返していく気がします。
マサキとキリトの脇カップルは、一緒に温泉に行ってエッチな声を聞かせたり、本編二人の良きキューピット&スパイスになってました。
マサトは普段はやさしげなくせに、妻(夫?)のキリトにだけはSっ気を垣間見せる、とっても私の好み!
私は本編がこの脇カップルのスピンオフだと思ったんですけど?
この脇カップルの話はないのかな?もっとマサキが見たいです。
今までの婚活では全滅で、偶然通りかかったゲイの結婚式見て幸せそうで同性同士も有りなんだって、ゲイの婚活に参加するって無理があると思う。しかも相手の涼介はバイの彼氏に二股かけられて、次はゲイの相手と一生添い遂げたいと参加してるのに。施設育ちだから自分からは捨てるはずが無いって?どうにも安易に感じました。担当さんからのお題が「ゲイ婚」だったらしいですが、違うアプローチでも良かった気がします。お話は2人の気持ちが静かに固まって来るのが分かって良かったです。俊は真面目だから初めて自分だけの物になった涼介は大事にすると思うけど、職場の人がお節介して女の人を紹介して来そうで不安です。
流石ベテラン作家、藤谷先生の作品、作画もキャラ設定も安定しており最後まで安心して読む事が出来ます。
最初はゲイ婚活(・・?!なにそれ!ってびっくりしたんですげど、登場人物がみんないい人なので好感が持てます。
大人のしっとりとしたお話ですね。
特に衝撃的な出来事があるわけではないですが、全くの初対面の二人が結婚を前提にお付き合いを始め…やがてかけがいのないパートナーになっていくまでの心情、同性愛者であるが故の心のトラウマや生い立ちからの孤独とせつなさ…などが細やかに描かれ、流れるようにストーリーがすすんでいきます。
藤谷さんのさわやか系の画風からか、暗い内容も決して重くならず綺麗な展開ですらすらと読む事が出来ます。
こういう人って本当にいるんじゃないかなってすごく身近に感じて幸せになれるといいなあっ…て思いながら読んでました。
やっぱり人間は一人では生きていけない。
支え合う人がいることは奇跡的に幸せな事なんだと思います。
お友達で少しぶっ飛んだ子が出てきます。
でもこの子も傷つき苦しんでやっとかけがいのないパートナーを見つけたんだな~って思うととても可愛らしいです。
静かなお話が好きな方は、読んで後悔しないお薦め作品だと想います。