条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
tatoeba ame ga futtanara
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
人生45年 すべてを失い打ちひしがれ 最期に思い出すわ初恋の人
絶賛本棚整理中 なのですが 本棚にいい加減飽きて何となく積んでるダン箱に手をかけてみれば まさかのビニールかかったまま
シュリンクのままってどないなこったよッッッ!!!!!!! しかも2冊って!!!!!!
そして極めつけが どーみても表紙のふたりに若さなしッ
紆余曲折のない人生に枯れおじ無し ←なぜ格言風?
読みたい方向迷子で始めた本棚整理 そんなところに予期せぬ処女(発売2018年と2021年ですが)
運命 そうこれが う ん め いッ ←やかましいわッ((怒))
うううん やっと見つけ出したかつての初恋と30年越しのプラトニック再燃
そんな単純な話じゃなかったぁ~ん Orz
今は温泉街のストリップ劇場で働く彼と周囲の眼に耐えきれずできた小さな裏切り
少しのズレからできた大きな空白を再会から紡いでいく なんて訳でもなく ただ側にいて好きだった昔を懐かしむように時間だけが過ぎるのをじっとみてる感じ
別に枯れ専ではないのだけれどこんな場末だからなのか 彼らのするシガレットキスの何ともいえない物悲しさ
埋められない30年を悔いてはいても そこに積もった塵は払えない
愛に飢えて 置いてきた恋に未練がましくしがみついて 哀愁だけで終わったのだが……
すき
ちょっとめんどくさいおっさんを不器用だけど愚直に真っ直ぐに見つめるおっさん
玉砕してれば引きずることもなかっただろうふたりの恋心
ただ 個人的には充の見えそうで見えない 話してくれない30年に何があったのか知りたくてムズムズしどうしで
ううん ここはサクッと続きっぽい【例えば雪が融け合うように】にいってきます
一般BLに飽きたので、読みました
昔の美しさを老化で失い、ほうれい線が深まる黄昏世代
① 例えば雨が降ったなら 初恋の充に会う久我
② 例えば雪が融け合うように 充のもとに、久我は約束通り戻る、劇場閉鎖と充は過去の清算
誰だって、どうやったって老いていく。
でも主人公が味わうのは、老いだけじゃない、
起業仲間の裏切り。 多額の負債。
死のうと思って屋上に行くけど、飛び降りきれない。
未だ「マトモ」が残っている。
初恋の美少年を思い出し、居場所を探して尋ねると、地方の場末のストリップ。
若く美しかった恋人も、老いて、人生が上手くいっていない。
傷の舐めあいのような展開
恋は、絶望した人にも効く藥。 生き直せて良かった。
裏切らない人を得た・・二人がずっと離れなかったら 人生変わっていたかも。
一応こういうエンディングもアリかもしれませんが、この一冊で一区切りと思える読者は殆どいないんじゃないかなと思います。最初から「例えば雪が融け合うように」と前後二冊と考えた方が良いです。
枯れおじ×枯れおじ。絵柄が時代ものに合いそうな枯れ系なので、おじ感に説得力がありすぎでした。二人とも心配になるやつれおじ。全てを失ったおじとクズチンピラおじ。初恋の切なさも渋さが勝つおじっぷりでとても良かったです。
あとがきでも書かれてますが、BLとしてはここからってところで終わってます。死のうとまで考えた久我が、唯一好きになった男に会いに行くお話。
キラキラした初恋のやり直しができたとは言い難い感じでしたが、久我は充がさらに闇へと堕ちていくのを止められたのかな、と思います。充が最後の最後でやっと素直になれたところでエンドマーク。死のうとした場所と似た屋上で日が昇るシチュエーションが作られていて、とても感動的でした。
ストーリーは綺麗に終わっていないので、続きがあってほっとします。久我が全てを失う原因となった件を片付けに行くところで終わってるので。取り急ぎ続編を読みます。
哀愁ドラマ的BL。
BL?といっていいのか、この作品の主役は訳ありの45才同士。
冒頭は、1人のくたびれきった男性がビルから飛び降りようとしている場面から。
暗い…
だが、そこまで堕ちてしまった後は「初恋の男」に会う、という衝動に急に息を吹き返す。
友人の探偵に居場所を見つけてもらって訪ねると、そこは場末のストリップ劇場で…
若くてまだ自分の人生が始まってない人には、この物語、何とも辛気臭くてときめかないかも。
だけどある程度の年齢になって、失敗、後悔、失意、自棄、悲観、屈辱、etc、etc…
人生の様々なマイナス面、ネガティブ面、それらを自分ごととして体験すると、見え方もまた変わってくる。
本作は別に落伍者の傷の舐め合い話じゃない。
人生捨てたもんじゃないっていうお話なんだと思う。
特に華やかでもない小さな舞台で裸体を晒す嬢たち。彼女たちは何も不貞腐れてないよ。とってもあったかい。人生の辛さを知っている人たちが寄せてくれるあったかさ。
そこに久我も救われた、のでしょうね。
降りた先には、今まで見えなかった、見てこなかった世界が広がっているもんなんです。
それは半田も。
ただし、半田は久我の思いがけない登場で思いっきり波立つわけですが。
途中チンピラの嫌がらせを発端として、半田とヤクザの関係が浮かび上がってきたりもしますが、ここは一般的に非日常な「ヤクザとの関わり」を絡ませずにとことん日常の中で進めた方が私の好みだったかも。
BL的に言えば、久我と半田のエロはありません。あくまで「初恋」の純情が勝った展開。
45才同士、ノンケと元ビッチの純情か…そこがいいんです。
さて、本作はまだ続きます。続編と合わさって完結へと向かいます。
オジ×オジなカップルはちょっと苦手なので避けるところがあるのですが、表紙の素敵さにやられて手に取りました。
雨上がりに寄り添うふたり。爽やかさと切なさが入り交じる、こちらの作品のイメージ通りだなと思いました。
人生を終わらせようと思っていた久我。
最後に思い浮かんだ半田の元へ向かった選択は正しかったと思います。
鍼沢が言う「紆余曲折」の内容も聞かず住所だけ持って…
ふたりの時間は30年も前に止まったままで、相当勇気の要ることだったろうに
そんなところに久我の決意を感じました。
BLというよりももっと深い人間ドラマをみた感じです。
続きがあるようなのでそちらも楽しみです。
45歳で高校一年の時の同級生との再会のお話です。
二人とも落ちる所まで落ちてしまい…。
久我は死ぬ前に初恋の相手充に会いたい!と自殺を中断。大学時代の探偵をしている友人に頼んで充を探してもらうことに。
そしたら充は…。
とてもいいお話でした。人生いろいろ、男もいろいろな感じで。
二人が最後には再会を約束して充も久我を受け入れてくれたようでいい終わり方でした。
あんなに頑なに久我を拒んだり体を張って守ったり。
これはBLでいいんだろうか?
なんとなくBLのイメージはファンタジーで美しい男性が出てきて素敵な恋をして愛し合う感じでした。
こちらは昔は相当な美少年だった充がおじさんになってから昔嵌めた男に再会して、充が雇われ支配人をしているストリップ劇場に手を出さない代わりに抱かれるという。
あまり描写がなかったので衝撃もまだ少なかったですが45歳のおじさんでもこのお話は本当におじさんくさくて。リアルさが悪い方に衝撃的で。
30年経っても大切な初恋の人。いいですね。
昭和に取り残されたような温泉街のストリップ小屋で繰り広げられる、おじさん達の哀愁ドラマティック・ラブ。
良作です!
これも余裕でドラマ化いけると思うなぁ!
「この作品がBLアワードにノミネートされなきゃ、死ぬ。」でヒロシ社長が推してたのは分かる気がする。女性以上に、アラフィフ辺りのまだまだ働き盛りなんだけど花盛りは確実に過ぎつつあるおじさん層に刺さりそうだ。
もう少しとっておいて、五月雨の時期に読むのも乙だったかもしれない。
中年の哀愁を描かせたらこの人の右に出る者はいまい、と思うカサイウカさん。
30代半ばくらいまではきっとそれなりに人生上手くいっていたのだろうと思わせる面影を残した“中年のくたびれ感”を出すのが巧い!
本作はそれがぶっちぎりに出ていて、主役達だけでなく当て馬のおじさんからも目を離せなくてね。
切ないんだよおじさん達がみんな。
勝ち組として残れていないおじさん達の漂わせる物悲しさというのかな。
彼等を客観的に見ている若者達の視点が、さらに哀愁を誘うんですよね。
丹崎(当て馬)と充のセックスシーンなんか特に見てて物悲しいったらない。
お前邪魔すんな!!って思うよりも先に、このおじさん(当て馬)にも救いをやってくれ〜〜!って思わされてしまいました。
ナンバリング形式ではないけど、本作には「例えば雪が融け合うように」というタイトルでまだ続きが用意されているとのこと。
本作だけでもストーリー的な区切りは付いているので先に読んでしまって大丈夫かなと思いますが、2人の人生はこれからがリスタートというところですし、おじさん二人がキス止まりじゃおじさん好きとしては物足りませぬ!!
だってカサイウカさんの描くおじさん同士のセックスめっちゃ色っぽいし、おじさん同士のいちゃいちゃはめちゃ萌えだもん。そこはしっかり読ませてもらわなきゃ!
続きを楽しみに待ちます!
それにしても素敵な表紙だなぁ。読み終わった後に眺めると萌えが広がります。
【電子】ebj版:修正白抜き、カバー下○、裏表紙×
カサイウカさんだけあって、おじさんの恋。
今作は、人生に行き詰まって自殺しようとしたとき、高校生のとき一目惚れしたきれいな青年のことが思い出され、死ぬ前に人目あおうとするしがないおじさんが主人公。
主人公は九我。知り合いの探偵に頼んで、同級生だった充を探し出してみると、なんとストリップ劇場の支配人になっていた。体も含めて身をもちくずしているようだが、充は九我をみた瞬間動揺、その後突き放そうとするも、充の心を開こうと居座る九我と、次第に対話するようになる。
当て馬のヤクザさんなども登場しますが、基本的にはハッピーエンド。そういえばHなかったですが、これはこれでよかった。
しかし、今ひとつ萌えなかったのでこの評価です。
45歳で全てを失い、ビルから飛び降りるつもりで向かった屋上。
そこで思い出したのは「初恋の男」
色んな制約がなくなって、吹っ切れて、浮かび上がってきたという感じがいいです。
何十年経っても忘れられない初恋のきらめきと、45歳のリアルとの対比がいい感じでしたが、きらめきだけではなく、後悔と苦さがあったからこそ会わずにはいられなかったんだろうなぁと。
何だろうなぁ……もっと心に沁みいるかと思ったけどなんかしっくりこなかった……。
あの半田が「いい歳して誰かに愛されることを捨てきれないような男だ」と自分で自分の気持ちを語ってしまったところで、ガクンと冷めてしまったんです……。
泣きそうな笑顔で「寝たくないし愛されたくない」と言ってた半田が、本当の気持ちを正直に打ち明けるというクライマックスではあるけれど、45歳のおっさん、しかも半田というキャラがこんな舞台役者みたいな大仰な台詞死んだって言わないだろうとしか思えなくて、陳腐に感じてしまった。
なんというかそういう気持ちは、キャラに自己説明させるよりも、態度とかモノローグで透けて見えるほうが好みだし、セリフはシンプルで飾り気ない言葉のほうが心に響くと思う。