こじらせプレイボーイと天然記念物級ピュア青年のリバラブ、爆誕!

愛し

kanashi

愛し
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神119
  • 萌×2110
  • 萌69
  • 中立22
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
44
得点
1264
評価数
336
平均
3.9 / 5
神率
35.4%
著者
くれの又秋 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784508

あらすじ

大学生の翔真がある晩に介抱したのは、
中学の同級生・芦田だった。
彼が男もいけることは知っていたが、
警戒心なく一晩泊まらせた翔真は、
真夜中に芦田が自分のモノをしゃぶる感覚で
目を覚ましてパニック状態!
しかも、彼氏にフラれて住むところがないという
芦田に押し切られ、そのまま同居生活がスタート...。
最初の夜以降も、からかうように距離を詰めてくる芦田に、
経験値ほぼゼロの翔真は振り回されるばかりで...!?
描き下ろし16ページ収録!!

表題作愛し

(※リバ)芦田翔,ダイニングバー店員
(※リバ)辻翔真,大学生

その他の収録作品

  • それから

レビュー投稿数44

精神的なところも含めて

くれの先生の作品は「メイジー・ラヴを綴って」が初読みだったのですが、世界観がものすごく刺さってきて。
ぜひ過去作も読んでみたいと思っていたので、シンプルながらも心掴まれるタイトルのこちらの作品を購入してみました。

リバは好きでも地雷でもないので、帯にある「BL史上最高のリバ、誕生」というのにはそれほど惹かれなかったのですが。
読んでみて、彼らの「リバ」は身体の関係だけを指しての言葉ではなかったのかなと感じました。
そういう部分も含めての「史上最高」なのだと解釈。

これまでたくさんの人と恋愛をしてきた芦田ですが、彼自身が成長できるような人とは出会えていなかったのでしょうね。
精神的に成長できないまま同じことを繰り返していた彼の日々は、翔真と気持ちを通わせた後、きっと変化していくんだと思います。

人を好きになることには理由なんてないと芦田のほうが良くわかっていたはずのに、翔真相手には衝動に身を委ねられずに臆病になってしまう。そんな芦田の人間らしい未熟さがすごく愛おしくてたまらなかったです。
そんな芦田に対して翔真はとっても大人な思考を持っていて、そんなところにも芦田は惹かれて救われたのかなと感じました。

とっても深くてグイグイ引き込まれて一気読み。
やっぱりくれの先生作品の世界観、好きだなーと再認識しました。
他の作品も読んでいこうと思います。

2

「愛し」と書いて「かなし」と読む…深い!

私なんぞに「深さ」を語るなんて不届き千万!笑止!とは思うのですがこの秀逸なタイトルに心が動いて仕方がないんですよね。
語らせて下せぇ……

この「愛し」は古文での「かなし」の意味が1番近いのではないかと思うんです。
通常の「かわいい、いとおしい」という意味より「心がひかれる、心にしみておもい」こっちの意味合いが大きい気がします。

【心にしみておもい】だからその重さが「かなし」なのかなと。

くれの先生は本当に人間が抱える様々な感情を掬い上げ、そして救い上げるのがド級にお上手!
今回は一言では片付ける事が難しいようなグチャグチャした感情を「リバ」という、ある種試すような行為を用いる事で表現させていらっしゃる。
「どこまで自分を受け入れる事が出来るの?」という芦田の「業」とも言える重い想い。そしてそれを拒否するどころか受け入れ、芦田に委ねる翔真。

これ、本当にBLとしての心情部分のストーリーがめちゃくちゃしっかり描かれてる珠玉の1冊だと思うんです。

ただ、やっぱりこの帯の【BL史上 最高のリバ誕生】は良くなかったと今でも思ってしまう…
リバというプレイでの意味合いで手に取る人も、逆に敬遠してしまう人もいたハズ。
確かに、この作品での2人のリバは最高のリバだとは思いますがそこを宣伝の全面に出すべきじゃなかったのに…と戦略には一言モノ申したい気分です。

どうか、この帯に煽られず、リバに惑わされず2人のまだ成熟し切らない青年のBLをじっくり読んで欲しい。。。
再会BLとしてもとても萌え所のある作品です。
少々糖度は少な目ですが、それもリアルさのある表現かと。
でも「それから」の「それから」とか…いつか見れたらなぁーと想い続けられる愛しい(いとしい)2人のお話しです。

3

めちゃくちゃ好きです

リバなんですがあまりリバと思わず買ってください
とっても素敵なストーリーでじわりときます
その後の2人が見たいです

2

もっと続きが読みたい

読み返し。

流されやすい翔真と、中学校の頃の同級生の芦田のお話です。
なんだろう…リバ云々と言うより、同性愛に対するお話が主体になっていて
同性愛について深く考える作品でした。
翔真はノンケなのですが、そんな翔真が芦田を好きになります。
芦田は翔真のことを考えて突き放すのですがー…。
きっと、芦田よりもっと他に良い人はいると思うんですけど、
翔真が健気で一途で応援したくなります。

終わり方が終わり方で、これからどういう風に二人の関係が変わっていくのか
もっとこの二人のこれからが読みたくなりました(*´▽`*)



すごく個人的なことになっちゃうんですけど、
この作品を買った当初、リバの意味が分からなくて
なんだろうこの帯?と思い買って読んで、最後まで読んでもリバの意味がわからなかった当時を思い出します。
私はこの作品がリバデビューで、その後リバの意味を知りました。

リバが地雷の方もいらっしゃるので、こうやってわかりやすくリバって書いてくれてると有難いだろうなぁと今なら思います。

2

少し物足りない〜

落ち着いた印象の表紙そのままに、じっくりと二人の心情が丁寧に描かれてるのは良かったです。しかし、最終的に両想いになってるのに、なぜかスッキリしない読後感でした。

翔真くんがメチャイイ子で、芦田が自分でも思ってますが、芦田には勿体無いと思ってしまいました。うーん、芦田に惹かれるのがちょっと納得し辛いかなぁ。なので萌えが不完全燃焼でした。タイトルの「愛し」から、勝手にラブラブなリバップルな話かと変な期待をしたせいかもしれませんが。

二人ともノリノリでリバってるのが本当のリバだと個人的に思っているので、この二人は行為こそリバってますが、帯でリバを謳うほどでもないのでは?

この作家さまの描かれる男子は、男らしい色気が出ててイイですね!好みです!

0

これが読みたかった

いままでリバカプに興味をもってもなかなか自分にストライクする作品がなくて、さまよっていたら出会いました。両者ともとっても可愛くて、最高に2人の愛を感じました…!!

0

ひたひた熱を帯びる

絶妙な緊張感がいい感じで、淡々と進みながら、じわじわと熱が高まっていく感覚がよかったです。

翔真が無口で余計なことを言わない、でも伝えるべきことはちゃんと言う。
流されているようで、ちゃんと考えて、自分なりに答えを出す。
ここが好感持てました。

で、芦田は受けなんかーーい!(勝手に攻めだと思っていた)と思ったら、リバるんかーーい!と2度ツッこんでしまい自分で笑ってしまいましたw(事前情報入れず、帯とか見ないようにしているので)

翔真に告白されてからの芦田のモノローグ…気持ちの揺れと行動のちぐはぐさが、言葉にして説明するのは難しい複雑なところを、独白とセリフと絵で上手く伝えているな〜と感心しました(偉そうにすみません)

ラストは正直ページ足りない?と少々残念でしたが、2人の距離感、キス、触れ方、表情などが色っぽくてよかったです。

0

リバいいね!

こちらはリバの作品です!

リバの作品をはじめて読んだのですが、リバ自体は大丈夫、というかむしろ好きだなと感じました。

攻めと受けは中学の頃の同級生で、当時そんなに関わりはなかったけれど、ひょんなことから再開するところから話がはじまります。

正直言うときゅんきゅんする感じはあまりありませんでした。現実味を帯びた恋愛という風に感じました。ただ、翔真みたいな健気すぎる子は現実にはなかなかいないと思いますが、、笑

帯に「BL史上最高のリバ」と記載されてありましたが、もっといい作品あると思うので、リバ好きの皆さん探しましょう!

0

素敵なタイトル

「愛し」と書いて「かなし」と読む。
しみじみと可愛いと思うとか、いとおしいという意味だと思うのですが、素敵です。

作者さん買いですが、リバあり、しかもBL史上最高とは…。リバ好きにとってはとても魅力的な煽り文句。
期待しかない状態で読みました。

ゴミ捨て場に落ちていた男を拾う始まり方です。
その男がかつての同級生で、バイセクシャルの芦田。
同棲していた恋人に追い出されたという芦田を翔真が泊める事になり…というストーリー。
泊めたその日、寝てる時にフェラされて意識するようになり、自慰の時にも芦田を思い出してしまったり…。
合コンに行っても楽しめないし、この時点でもうだいぶ芦田の事を好きになってます。
その上、芦田が付き合い始めた恋人とまた別れたと言って翔真とHしてしまうんですね。

翔真はどんどん芦田を好きになっていってるのに、芦田は自分が寂しい時だけ翔真に手を出しているようで、正直ちょっと不安になりました。
翔真はノンケだし、いい子だし自分となんか付き合っちゃいけないと思ってる芦田。でも翔真が受け入れてくれるから甘え続けてしまう。
自分の事を好きな相手を利用しているようで、あまりいい気はしなかったです。

付き合ったとして、芦田が翔真を長く愛せるのか、確信がもてなくて読了後もなんとなく不安。ハッピーエンドなのに少々不安がつきまとう。
多分あの結末の時点で芦田はもう翔真の事が大好きになってるんでしょうけど、大切にしてくれるよね?絶対よ?って確認したくなっちゃった。

リバに関しましては、私はそこまでリバの理想みたいなのはないので、不満ではなかったですが、最高!って感じでもなかったですね。
私は作者さんのエロ大好きなんですが、他の作品に比べて萌えが少なかった気がしました。

5

恋に奔放で臆病で

BL史上最高のリバかどうかは置いておいて。
もどかしい!踏み出せ!そこから一歩前へ!と、ついつい手に力がこもる作品です。

結構前に読んだので、他の作品と混同していたようです。
芦田が出て行って、店の女性店長とのことを辻が勘違いして、キーホルダーが…、えーと?と思っていたら、それは別の方の作品だったようで、後半に入って「あれ?あれあれ?」と思ってしまった自分がいました。
こういうときのためにも、初読でレビューを残しておくのが大事ですね。

大学生の辻がゴミ置き場で拾った汚れまくりの男。
それは高校で同級生だった芦田で、しばらく泊めることになったのだが…。

バイの芦田と、誰にでも公平に優しい辻。
高校時代に交わした会話は1度だけで、すぐに思い出せるほどの記憶にも残っていなかった存在だったのが、一緒にいるうちにこころが通い合っていくのですな。
自覚すると彼女いない歴=年齢の童貞くんの方が潔くて、高校を卒業してから男女問わず付き合って、経験だけは積んでいる芦田のような人間の方が臆病です。

芦田にとって辻は不可侵地域みたいな。
たぶんそれなりに経験をしてきて、恋愛の駆け引きを楽しめる相手なら好きになった後にすぐ冷めても、それまでにも別れを経験してきてるから大丈夫って割り切れるのでしょうか。元カレも元カノも出てこないので、芦田の好みはよく分からないけど、とりあえず純真無垢でまっさらな感じの、クラブで遊ぶとかバーに行くなんてことはしてなさそうな辻とは属してる世界が違うのは一目瞭然です。

気持ちを自覚してからの辻が真っ直ぐなのに対して、芦田がごねるごねる。
もどかしい!もう絶対好きじゃん!って思うのに、何をもだもだとー!!最後まではっきり言わんのかーい!っていう思いで頭がいっぱいになってしまって、BL史上最高らしいリバにすら意識が回りませんでした。
うーん、最高だったかな。むしろ最初に芦田が受けをしたのは心遣い。次に攻めをしたのはもう辻を好きになってたからじゃないかと。
リバってお互いに愛し愛されを楽しむCPが好むことだと思うのですが、この作品では芦田主導で、辻の方はこだわりがないって言うか、最初のときは完全に流されてただけだし、うーん。きっと今後も辻はどっちがしたいって言うよりも芦田がしたい方でっていう感じがするし…。単純に攻め受けどっちもするだけでリバって言っちゃうとプレイだけの話になってしまう気がするし、リバってもっとこう気持ち的な何かが明確にあったりとかするように思うし…。これはリバなのだろうか。リバ…。うーむ。

と、リバの定義に悩みました。
そういう意味ではBL史上最高にリバについて考えさせられた作品でした。

2

この作品が収納されている本棚

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