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オレを下僕にしてください。
gebokushigansha munenorikun
近頃、さがの先生ワールドにひとしきりはまっています。
独特の関係性とか、話のテンポが癖になるんです。
下僕。下僕とは、男の召し使い。しもべ。
まあ、そうですよね!
誰か主人がいて従属することなんですけど、宗則の選んだのは大学の同級生の久基。
彼が従属したいのは、アレコレ箱入り息子だったからみたいです。
両親の指示ありきで生きていたのに、突然大学生になったら自由に生きて良いといわれて。
宗則くんは自己の喪失なんですかね?
誰かの指示で、安穏な生活を維持していたのに拠り所がないと不安定になると言うんでしょうか。
自由になりたくて、窓ガラス割っちゃったりしないタイプです。
宗則くんが従属したくなった久基への思いは何気ないけれど案外、心の隙間にストンとはまってしまったんだろうな。
久基自身は、ゲイとして宗則が好みストライク。確かに、宗則くん黒髪短髪身体良し。で、おっとり包容力有る。
ノンケとして生きてきた宗則くんとの恋に、久基がのめり込めない様子は納得します。
2人の関係性の変化と、エロい変化が好みでした。
さがの先生の描く、攻めってえっちぃ。受けも、大変えっちでしたね。
いや~ほんとさがの先生ワールド癖になりました。
「下僕志願者むねのりくん」というタイトル、そしてさがのさんということで絶対面白いに違いない!と発売当日買って早速読んだのだけど、ピンとこず…。
ちょい寝かせて、それから日をおいて何度か読んでみたんだけどやっぱりピンとこない…。
初対面でいきなり「オレを下僕にしてください。」と言ってきた攻めの宗則。
受けの久基は「あらゆる対人関係は対等に」をモットーとしているだけあってとりあわないのだけど、その後も攻めは諦めず何かと下僕志願を口にします。
何故そこまで下僕になりたいのかというと、自分で決めるのが面倒なので誰かに隷属したいから…となかなかナチュラルクズな回答をする攻め。
自分のことを愛しているから傍にいたいのではなく、自分に隷属してれば楽チンみたいな攻めの思考回路に受けは当然拒否反応を示します。
だけど下僕志願の理由がもう一つあるんです。
昔一度会ったことがあり(受けは忘れてるけど)それからずっと忘れられなくて、その気持ちが恋愛の「好き」だと認識していた攻め。
その気持ちをどうやったら伝わるかと考えた末に「受けに自分を全部渡す=下僕」と閃いてしまったらしい。
かなり思考回路ずれてるけど、彼なりに考えてはいるんです。
ついに下僕だけではなく、下僕と彼氏の両方になりたい!と攻めが言いだします。
ゲイの久基は攻めが嫌いどころか本当はドストライクなんだけど、過去にノンケの恋人に傷つけられたことが原因で、ノンケの「好き」を信じられずにいて、あれこれ条件を出すのだけど…。
私は受けのキャラがあまり好きではなかったなぁ。
口で攻めを言い負かしちゃう強気・意地っ張りキャラです。
過去のせいで頑なな気持ちになるのもわかるし、自分好みの男が言い寄ってきて流されまい!と揺れる気持ちを諌めるために、あれこれ言うことによって自分をセーブしてる健気さもわかるのだけど…。
電子限定の描き下ろしで、お説教が好きな久基とすぐセックスしたくなっちゃう攻めとがじゃれ合いの末編み出した「説クス」。
セックスしながらも説教をしちゃう受けはどうもなぁ…って。(最終的には口がきけなくなっちゃうので、そこが萌えツボなのかもしれないけど)
どっちかというと寡黙なキャラが好きな私にはちょっとうるさく感じました。
攻めはぬぼーっとしたヘタレ大型犬って感じで、育て方次第ですっごくいい男になると思うので躾のしがいがあって、説教好きな受けとの相性はいいのかもしれません。
まさお三月さんばりの変人が登場です。
さがのさんは好きな作家さんで、コミカルななかにちょっと切ない恋愛がみえるのがよいのですが、この作品はむねのりくんの変態っぷりが終始描かれておりました。
タイトル通りなのですが、受けの久基に対して、攻めのむねのりが下僕にしてくださいと迫ってくるというお話。何不自由なく育って、自己主張というものがなく、何かに流されたい、従属したいという願望があるという設定です。
久基は特段リーダーシップがあるわけでもなく、小柄で元気だけどちょっと考えが足りない感じ。落ち着いたむねのりとはいいカップルかもしれません。
頭をからっぽにして楽しめるお話です。
でも、何かもうひとひねりあるとさらに面白かったかなあとも思います。
笑えるようなエピソードから切ない感情まで
テンポ良く展開していくのが良かったです。
さがの先生の作品はいろんな要素が詰まっているお話が多くて読み応えがあるなと感じます。
ふたりは過去に会ったことがあり、その時の久基のカッコ良さに惚れ込んで下僕にしてくれ、と申し出るという宗則の突飛な行動が面白かったです。
それを宗則自身は本当に真面目に言っているのがまた良かった。
そして人を威嚇できそうな見た目なのに中身はふにゃっとしているギャップにもやられました。
一方の久基はちょっと頭がカタい感じ。
自分の決めたルールに囚われがちで、感情のまま素直になれないところが良いところでもあり損なところでもあり…。
お互いを補い合えるという点ではとってもお似合いな2人だなと思いました。
一冊まるごと、大学生二人のお話です。
いろんなことがかみあってない二人のやり取りと、恋愛感情のパラドックス感は楽しい話でした。
ただねぇ、意地っ張り健気な受けはかわいいんだけど、攻めがあまりにもいただけない…
会って突然「下僕にしてください」と言ってきたヌボーっとした感じの宗則。
でも久基は庶民だし、下僕なんていらないって言ってるのに、宗則はしつこく下僕志願をしてくる。
久基が宗則の下僕志願に困っている理由がもう一つ。
実は久基はゲイで、しかも宗則のことがめっちゃタイプ。
久基はノンケには超えられない壁があるって身をもって知ってるから、宗則のことを好きになっちゃダメだーって一生懸命ブレーキかけようとしてるんだけど、でも好みの男にまとわりつかれたら、もしかしたら?って期待しちゃうもの…
で、久基は宗則にゲイをカミングアウトして遠ざけようとするんだけど、宗則はそれにのっかって、キスをしてきて…
すると、いつもは男前な性格な久基が、蕩けてかわいくなってる!
そりゃノンケの宗則もさ、久基のことがかわいく思えてきちゃうよね。
それで久基が幸せになるんだったら、それで良いかと思うのだけど、、、
でも、、、宗則の久基に隷属したい理由っていうのが、今まで親の言うことを聞いてきたのに、突然「自分で決めろ」と言われて戸惑い、「誰かに隷属したい」って…
それは無い!
宗則が久基を主人に選んだのは、過去に出会った時に、久基の強さと弱さを目の当たりにして気になったから。
それも一種の ”恋” で、ゲイに実感が無い宗則は気持ちに気付けなかっただけかもしれない。
久基に「過去の言いなりにならないで」って言えたことは、隷属したがり君も成長したんだなって思います。
でも、主体性は無いくせに、エッチの時は勝手になりやがって…
こんな奴に、意地っ張りだけど健気でかわいい久基を託そうと思えない。
読者としての希望ですが、ラブストーリーは二人ともに魅力を感じさせて欲しいです…
表紙の“むねのりくん”がセクシーなので気になっていた作品です。
でも読み始めるとわりとすぐに違和感が……。
ノリがもしかしたら合わない感じかもしれない…。
久基が律儀で曲がった事が大嫌いなタイプなのは非常に好ましいですし
友達とは対等でいたいというのも
ゲイだからゲイとしか付き合いたくない信念も良い事だとは思いますが
そんなに頑なにならなくてもいいのになぁ。
宗則は宗則で下僕のニュアンスからして違うのでは??と
つい真面目に考えてしまいました。
敬愛というより尊敬なのかもしれないな??
うーん、でも従属したいっていうのは礼を尽くすのとも違うのか…。
細かいところはさておき(おくな)
好きだと思ったらもうそれで良いのにと
こじらせ塩梅を楽しむよりはじれったさを感じました。
なかなか素直に認めない久基が可愛いというより
漢気が泣くぜ!!と思ってしまったのです。
初めに好きになった先生が
久基をがんじがらめにするような捨て台詞を言っちゃったからなのはわかりますが
ゲイだからノンケだから以前にやっぱり人としてどうかじゃないかな。
生理的嫌悪感とかネックなところは
あっさり宗則が越えられたんだから信じてあげなよーと言いつつ
若干ズレてるので不安要素も無くはないですがww
頭使うのは面倒だから誰かに指示された方が楽って
やっぱり下僕ではないと思うので
そこは宗則は頑張らなければね!
描き下ろしで翻弄する事に目覚めそうなので大丈夫そうで良かった。
伸びしろがあるってイイね☆
そもそも見た目はどストライクなんだから
久基はちょっと贅沢かもしれない。
ちょっと言いたい事がよくわからなくなってしまいましたが
ノリについていければ良かった…。
すみませんが中立です。