ゼロの世界で花と踊る

zero no sekai de hana to odoru

ゼロの世界で花と踊る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×28
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
78
評価数
20
平均
4 / 5
神率
30%
著者
町田とまと 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784864424868

あらすじ

入野子爵邸前に捨てられていた朝陽は、子爵令息の透理と兄弟同様に育った。
本当に弟のように接してくれる透理が朝陽の世界の中心だった。
美しく立派に成長した透理は幼い頃と変わらず気さくに朝陽に接してくれた。
ある時、とある華族のパーティに参加した透理が媚薬を盛られ、帰ってきた。
透理の熱い呼気と朝陽を呼ぶ声に「自分が触れていい人ではない」とわかりながらも、その欲望に抗えなくて――。
華族社会を舞台にした裏の顔をもつ従者×美人子爵令息の主従ロマンBL!

表題作ゼロの世界で花と踊る

朝陽、入野家の使用人
入野透理、子爵令息、学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし:君の好きなところ

レビュー投稿数7

重さはないけど薄くもないので肩肘張らずにスッと読めちゃう♡作品の個性を評価したい1冊 (ღˇ◡ˇ*)

先ずは時代設定的な所に萌える人は楽しめるポイントあります♡
華族制度のある時代感が感じられる服装や馬車、調度品、そして「家」に縛られる考え方などがちゃんとガイドラインとしてあるので、徹底した創り込み感とまではいかないかもですが、雰囲気があって世界観には入り易いです

そこに来て主従関係で攻め受けは逆転です♪
各章の目次見出しも「第壱幕」「第弐幕」…といった具合に進むのも雰囲気に合ってますね

攻めは子爵家に拾われ、以来ずっと育てられ今は使用人として仕える朝陽
朝陽の昼の服装はサスペンダー着用がデフォルト、尚朝陽には夜の坊っちゃんが知らない顔もあるのです…

子爵家の一人息子の透理は朝陽を弟の様に想い、兄の様に接して来ており朝陽を可愛がり、そして彼の側に居たいと思っています
学生服に学帽、外套が麗しい黒髪美人さんです

割と分かり易く透理から朝陽へのアプローチが序盤からあります
しかし朝陽は「触れてはいけない」と一線は越えません
主従であるからこそではあるのですが、単に「恩があるから」という主従関係や身分差故の踏み止まりではない、というのがこの作品ならではの朝陽の苦悩・葛藤が隠れています

お話しとキャラのおススメとしては今作は攻めの朝陽より受けの透理のマインドと行動力です
攻めの朝陽の方が設定的には複雑なのですが、私的には一見美人な懐っこい坊っちゃんがちゃんとずっと朝陽のお兄ちゃんである所に強さが感じられて大変好みの受けさんでした♡
この2人の幼少期が少し出て来ますがどっちもめちゃカワなのも大変美味しゅうございます(ღ˘͈︶˘͈ღ)

軸で流れる朝陽が一線を越えない理由などの展開を通し2人を知っていく過程はとても楽しかったですしドラマを感じれます♪
ただ、折角拘っていた葛藤を飛び越えていくのが早かったかな(2人にとったらイイことなんですけどね♡)とか、その他の気になる設定(朝陽の見た目に潜んだ過去とか許嫁設定とか…?)がなくはないです
が、、、1冊でまとめるのはこの辺は突き詰めずとも、、、という程度で理解も納得も出来る感じにキレイにまとまってはいます

スト重ではないですが、ただただ2人の甘やかさを楽しむだけでもなく、しっかり世界観を壊さない作品個性のストーリーもちゃんとあって楽しめる1冊ではありますので、時間を掛けずに時代感のある世界に誘われたい時には肩肘を張らずに読むのにとても最適です

そして多くはないですが濡れ場もキレイです ((*♡ω♡*))
修正が高修正なのも印象的♡
兜合わせはこの修正で全作品お願いしたい!!と心から思います♪

評価はちょっと甘いかな~?とは思いますが、時代物だとどうしても気合いを入れて読みがちなのでそういう敷居の高さがない1冊としての手に取り易さは評価したいな♡と思えたのと、ショタ時代の2人の可愛さにプラスです( ´3`)~♡
先生が表紙袖で「好きなものしか描いていない」と仰っているのもいいですよね、楽しんで先生が描かれた作品って愛情を感じます
あ!あと、修正も、勿論プラス評価しちゃいます

修正|ほぼ無いと言ってもいい位の細い白短冊で先生の元画を楽しめます♪
カリ、筋ありで挿入時のtnkさんの興奮具合が分かる断面図描写は良かったです♡(紙本)

4

【おやおやおや?主従関係の2人が幸せになれるのか・・・ハラハラですね】

エロス度★★★★★★

朝陽と透理が紡ぐ恋物語・・・開幕♡

華族社会を舞台にした作品。
兄弟のように育った主従、従者攻め、両片想いといった萌え要素が素晴らしい。

ラブになる前から2人の距離感の近さにエモさを感じてしまいますね。

朝陽を溺愛する透理やお互いに愛の焔をひた隠しにする焦ったいもどかしさがたまらないです。

特に透理に婚約者がいたり、身分差故の周囲に知られてはいけない緊張感や穢れた手で主人の清らかな身体・心に触れられない朝陽の葛藤、裏を担う朝陽を何があっても護りたい透理の想いが刺さりました・・・。

濡場では、薬を盛られた主人を従者が介抱するシチュエーションや主従の一線を越える背徳、戒めが解かれただお互いを求め合う2人が最高で、朝陽に貫かれて悦がる透理の色気が神っていました。

1

身分差主従関係に萌えるのなら

初読みの作家様です。
事前知識もありませんでしたが明治?大正?時代の主従ものはわたしを含めお好きなかた多いんじゃないでしょうか。

子爵家の前に捨てられていた子が後継ぎの息子と兄弟同様に育ちそれぞれが両片想い。
チラッとしか書かれていないけれどおそらく西洋人の血が流れている捨て子ではないかと思われます。
なかなか美味しい設定です。
攻めの捨て子が子爵の手先となり人殺しまでやってのける理由はただひたすら子爵の息子を守るため。
結局受けの息子の決断により子爵自身は罪に問われるけれどもお家は存続。
息子の代となり攻めはその執事となり2人はいつまでもシアワセに暮らしましたとさ♡
攻めの罪はうやむやにされてというかその華族パワーでなかったことにされているのか軽く触れられてもいません。
まあ1冊でジ・エンドのBL主従ものなんてこんなもんですよね。
あまあま、いちゃいちゃなシーンは多いし全然OKです!
初めての先生でしたが絵柄はakabeko先生をより繊細に仕上げたような気もしました。
イケメンを描いて頂けます。
積極的に涙袋を描くかたですがわたしは気にならなかったです。
ライト気味な身分差悲恋ものではありますが、あまり大げさに悩んでいない、セリフがくどくないところは逆にわたし好みでした。(最近大仰な時代悲恋ものを読んだので)

あ、紙ですが修正は少なめでした。

5

しっとりと、穏やかに

舞台は華族制度が存在していた時代の日本で、子爵家の息子と使用人との恋を描いたお話でした。
ガッツリの"時代物"という感じではないので、身分違いの恋によくあるような切なくて苦しくて…みたいな場面が無くてすごく読みやすい印象でした。

世間的には主従関係にあるふたりですが、幼い頃からずっと一緒にいたことや透理の性格もあって彼らの間にはそれほど壁はなく。
朝陽も自分自身の立場をわかって行動してはいるけれど、ふたりの間に漂うとても柔らかい雰囲気から心を開きあっていることが伝わってきたのがすごく素敵でした。

そしてところどころで挟まれるふたりの絡みのエロさに驚き!
ストーリーはわりとしっとりめで静かに進んでいく感じでしたが、セックスの描写が本当にエロい…!
甘めな修正のおかげもあってエロさをしっかり堪能させてもらいました。

お互いにしっかりと気持ちを伝え合い、ともに生きていくことを決めたふたり。
そんな風に綺麗にまとまったところまでを見ることができて嬉しかったです。

2

主従ものは良い

華族制度時代の主従もの~
年下使用人✖年上子爵の息子

一番近くで触れたいのに、触れられない
使用人だからという身分差以外にも朝陽には隠していることがあって…

なんですが、悲壮感やシリアス度、身分差による苦しみみたいのはほとんどなく、
さくさくっと、恋する透理の可愛さと、お兄ちゃんとしての透理を楽しめました。

シーモア白抜きのせいかドエロさはあまり感じなかったけど
tnkが主張するアングルが多かったのでRentaにしとけばよかったです。

0

主人受け

主従関係BL。
攻めの方は受けに従順なものの話途中までは受けの父親に従っていたことで、色々と後ろめたいことから受けを受け入れられず。こんな自分では汚いと攻めが葛藤するシーンが印象的でした。どちらかというと今まで、その逆はわりと見てきたので余計に新鮮な気持ちになったのかもしれません。
えちシーンはわりとほどよくある感じで後半の方でれっきとした肉体関係も待っていきます。それでもやはり攻めが抱く感情は自身では解決出来ず。最後に受けがそれを解決してくれるのですが、とても内容重視な作品にも捉え楽しめました。

0

あっさりなのが気になった

主従もの・爵位持ち・幼馴染。
好きなワードが揃っていて、これはわくわくせざるを得ないぞと購入。

結果、楽しめたことには楽しめたのですが…
もうちょっと重ためのお話を想像していたのと、好きな要素と共に物足りなさも感じて、2.5寄りのこちらの評価になりました。
服装も雰囲気もとっても好みだったのですけれど。

身分差のある幼馴染2人の特別感と言いますか、しっとり香る両片想いと執着は良かったのです。
ただ、どれもエピソードがやや薄めに感じられるのがもったいない。
もうひと押し強いエピソードがほしかったです。
朝陽がずっと手を汚していたことも、透理の父親の件も結構大きな出来事だと思うんですよね。
しかしながらこれもまたとんとんとあっさり進んでいってしまいます…
背景や服装からも時代ものの雰囲気は感じますが、透理の口調が現代ものとあまり変わらないところも気になりました。

そこまで重たくないトーンで、1冊の中で切なさも甘さも時代ものも味わいたい!という方にはちょうど良いバランスかなと思います。
お互いがお互いのことを本当に大切に思っている姿は好みだっただけに、もっと踏み込んだ重ためのストーリーの方がうれしかったかもといった印象です。
時代背景+華族が登場するお話にシリアスさをどこまで求めるかによりますね。

1

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